バー ファイル内の構成可能プロパティーの編集

管理者は、構成可能プロパティーを使用して、ソリューションに関連した、キュー名、キュー・マネージャー名、およびデータベース接続などのターゲットに依存するプロパティーを更新できます。

始める前に

バー ファイルを作成し、そのファイルにリソースを追加します。 詳しくは、 BAR ファイルの作成 および BAR ファイルへのリソースの追加を参照してください。

このタスクの概要

構成可能プロパティーを変更することにより、メッセージ・フローまたはメッセージ・フローが使用するリソース (メッセージ・マッピング、ESQL コード、Java™ コードなど) を編集して再作成することなく、新しい統合ノード (テスト・システムなど) の バー ファイルをカスタマイズできます。 例えば、アプリケーションを選択した場合、そのアプリケーションの開始モードを設定したり、Java 分離を有効または無効にしたりすることができます。 メッセージ・フローを選択した場合、ポリシー・セット、モニター、およびセキュリティー・プロファイルのプロパティーを変更できます。 メッセージ・フローを展開して、そのフロー内のノードのプロパティーを設定することもできます。 設定できる構成可能プロパティーについては、 BAR ファイル内の構成可能プロパティーを参照してください。

定義されるプロパティーは、デプロイメント記述子ファイル (META-INF/broker.xml) 内に入れられます。 デプロイメント記述子は、 バー ファイルのデプロイ時に解析されます。

IBM Integration Toolkit を使用した構成可能プロパティーの編集

このタスクの概要

IBM® Integration Toolkitを使用してプロパティーを編集するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. バー ファイルを開きます。
    バー ファイル内のリソースは、 管理 タブにリストされます。
  2. オプション: メッセージ・フローおよびサブフロー用に構成できるプロパティーを表示するには、 フィルター基準 リストから 構成可能なビルド済みリソース を選択します。
  3. オプション: バー ファイルを前のバージョンからマイグレーションした場合は、コンテンツを最新表示して、使用可能なすべてのプロパティーを表示して構成できるようにします。 詳しくは、 BAR ファイルの内容の最新表示を参照してください。
  4. 構成するリソースを選択します。
    リソースを展開して、個々のメッセージ・フロー・ノードを表示することができます。
    選択したリソースに対して構成可能な値が、「プロパティー」ビュー内の「構成」タブおよび「ワークロード管理」タブに表示されます。
  5. プロパティー ビューで適切な値を更新します。 BAR ファイル内の構成可能プロパティーを参照してください。
  6. バー ファイルを保存します。

次のタスク

実稼働環境への統合ソリューションのデプロイの説明に従って、 バー ファイルをデプロイします。

mqsiapplybaroverride コマンドを使用した構成可能プロパティーの編集

このタスクの概要

mqsiapplybaroverride コマンドを使用してプロパティーを編集するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. ご使用の環境に合わせて構成したコマンド・ウィンドウを開きます。
  2. mqsireadbar コマンドを実行して、構成できるプロパティーを確認します。 mqsireadbar コマンドを参照してください。
    例えば、次のコマンドはファイルを読み取ります。c:\myBarFile.barファイル内のすべてのアプリケーションおよびライブラリー (アプリケーション内のライブラリーを含む) のプロパティーをリストします。
    mqsireadbar -b c:\myBarFile.bar -r
  3. テキスト・ファイルを作成し、変更するプロパティーを以下の形式でリストします。
    property=newValue
    例えば、以下のテキスト・ファイルは、メッセージ・フロー sampleFlow 内のノード MQ の入力queueName プロパティーの値を NEW_INPUT_QUEUE に設定し、サブフロー sampleSubflow1 上の queueName プロパティーの値をクリアします。
    # override.properties file
    sampleFlow#MQ Input.queueName=NEW_INPUT_QUEUE
    sampleSubflow1#queueName
  4. mqsiapplybaroverride コマンドを実行し、 バー ファイルの場所と、変更するプロパティーをリストするテキスト・ファイルを指定します。
    例えば、以下のコマンドは、 バー ファイル c:¥ myBarFile.barを読み取り、 c: ¥ override.properties ファイルを使用して c:¥ myBarFile.bar に設定されたプロパティー値を変更し、新しいプロパティーを使用するように構成されたリソースで新しい バー ファイル c:¥ myNewBarFile.barを作成します。
    mqsiapplybaroverride -b c:\myBarFile.bar -p c:\override.properties -o c:\myNewBarFile.bar
    mqsiapplybaroverride コマンドについて詳しくは、 mqsiapplybaroverride コマンドを参照してください。

次のタスク

実稼働環境への統合ソリューションのデプロイの説明に従って、 バー ファイルをデプロイします。