線型回帰の統計

以下の統計を使用することができます。

回帰係数: 「推定値」には、回帰係数 BB の標準誤差、標準化係数ベータ、Bt 値、t の両側有意確率が表示されます。「信頼区間」には、回帰係数ごと、または共分散行列に指定された信頼度レベルでの信頼区間が表示されます。「共分散行列」には、回帰係数の共分散行列が、共分散は対角線外に、分散は対角線上に表示されます。また、相関行列も表示されます。

モデルの適合度: モデルに投入された変数とモデルから削除された変数がリストされ、適合度統計量として、多重 RR 2、調整済み R 2、推定値の標準誤差、分散分析表が表示されます。

R 2 乗の変化量: 独立変数の追加や削除によって生じる R 2 統計量の変化量です。変数に関連する R 2 の変化量が大きければ、その変数は従属変数の適切な予測変数であるということになります。

記述統計: 分析の各変数に対する有効なケース数、平均値、標準偏差を表示します。また、各相関係数に対する片側有意確率とケース数を示す相関行列も表示されます。

Partial Correlation (偏相関). 2 つの変数の間から他の変数との相互関係による相関を取り除いた後に それら 2 つの変数の間に残る相関。モデル内の他の独立変数の線型効果を従属変数と独立変数の両方から取り除いた後の、 従属変数と独立変数の間の相関。

Part Correlation (部分相関. モデル内の他の独立変数の線型効果を独立変数から取り除いた後の、 従属変数と独立変数の間の相関。変数を式に追加するときの R 2 乗の変化に関連します。半偏相関とも呼びます。

共線性の診断: 共線性 (または多重共線性) は、独立変数の 1 つが他の独立変数の線型関数であることを示す、望ましくない状況です。尺度化および非中心化された積和行列の固有値、条件指標、分散分解の比率が、変動インフレーション因子 (VIF) と個々の変数の許容度とともに表示されます。

残差: 残差の系列相関に対する Durbin-Watson の検定と、選択基準を満たすケースに対するケースごとの診断 (標準偏差 n 倍以上の外れ値) を表示します。

線型回帰で統計を要求するには

この機能には Statistics Base オプションが必要です。

  1. メニューから次の項目を選択します。

    「分析」 > 「回帰」 > 「線型...」

  2. 「線型回帰」ダイアログ・ボックスで、「統計」をクリックします。
  3. 必要な統計を選択します。