線型回帰のオプション

使用可能なオプションは次のとおりです。

ステップ法の基準: このオプションは、変数選択の方法として、変数増加法、変数減少法、ステップワイズ法のいずれかが指定されている場合に適用されます。F 値の有意確率または F 値自身のいずれかに応じて、変数をモデルに投入するか、モデルから除去することができます。

  • Use Probability of F (ステップワイズのための F 値確率). F 値の有意水準が「投入」の値より小さい場合に変数をモデルに投入し、 有意水準が「削除」の値より大きい場合に変数を除去します。「投入」は「削除」より小さくなければならず、 いずれの値も正でなければなりません。さらに多くの変数をモデルに投入するには、 「投入」の値を上げてください。さらに多くの変数をモデルから除去するには、 「除去」の値を下げてください。
  • Use F Value (ステップワイズのための F 値). F 値が「投入」の値より大きい場合に変数をモデルに投入し、 「削除」の値より小さい場合に変数を除去します。「投入」は「削除」より大きくなければならず、 いずれの値も正でなければなりません。さらに多くの変数をモデルに投入するには、 「投入」の値を下げてください。さらに多くの変数をモデルから除去するには、 「除去」の値を上げてください。

回帰式に定数項を含む: 回帰モデルには、デフォルトで定数項が含まれます。このオプションを選択解除すると、原点を通る回帰が適用されますが、これが実行されることはほとんどありません。原点を通る回帰の結果は、定数を含む回帰の結果に相当しない場合があります。例えば、R 2 を通常の方法で解釈することはできません。

欠損値: 以下のいずれかを選択することができます。

  • リストごとに除外: すべての変数に対して有効な値を持っているケースだけが分析で使用されます。
  • ペアごとに除外: 相関する変数のペアに対して完全なデータを持つケースを使用して、回帰分析の基礎となる相関係数が計算されます。自由度は、ペア単位の最小数 N が基礎になります。
  • 平均値で置換: 欠損観測値を変数の平均値で置き換えて、すべてのケースが計算に使用されます。

線型回帰のオプションを指定するには

この機能には Statistics Base オプションが必要です。

  1. メニューから次の項目を選択します。

    「分析」 > 「回帰」 > 「線型...」

  2. 「線型回帰」ダイアログ・ボックスで、「オプション」をクリックします。
  3. 必要なオプションを選択します。