DISPLAY TCPIP,,OMPROUTE
DISPLAY TCPIP,,OMPROUTE コマンドは、OMPROUTE の構成および状態の情報を表示するために使用します。
フォーマット
>>-Display --TCPIP--,--+----------+--,OMProute------------------> '-procname-' >--+-,OSPF-| OSPF options |-----------------------------------------------+->< +-,RIP-| RIP options |-------------------------------------------------+ +-,GENERIC-| GENERIC options |-----------------------------------------+ +-,RTTABLE-+-----------------------+-+---------------+-----------------+ | '-,PRtable=--+-ALL----+-' +-,DEST=ip_addr-+ | | '-prname-' '-,DELETED------' | +-,IPV6OSPF-| IPv6 OSPF options |--------------------------------------+ +-,IPV6RIP-| IPv6RIP options |-----------------------------------------+ +-,GENERIC6-| GENERIC6 options |---------------------------------------+ +-,RT6TABLE-+-----------------------+-+------------------------------+-+ | '-,PRtable=--+-ALL----+-' +-,DEST=-+-ip_addr-----------+-+ | | '-prname-' | '-ip_addr/prefixlen-' | | | '-,DELETED---------------------' | '-,OPTIONS-------------------------------------------------------------' OSPF options |--+-,LIST--+-,ALL--------+---------+---------------------------| | +-,AREAS------+ | | +-,InterFaceS-+ | | +-,NBMA-------+ | | +-,NeighBoRS--+ | | '-,VLINKS-----' | +-| LSA command |----------------+ +-,AREASUM-----------------------+ +-,EXTERNAL----------------------+ +-,DATABASE--+-----------------+-+ | '-,AREAID=area_id-' | +-,DBSIZE------------------------+ +-,InterFace--+---------------+--+ | '-,NAME=if_name-' | +-,NeighBoR--+-----------------+-+ | '-,IPADDR=ip_addr-' | +-,ROUTERS-----------------------+ '-,STATiStics--------------------' LSA command |--,LSA--,LSTYPE=ls_type--,LSID=lsid--,ORIGinator=ad_router-----> >--+-----------------+------------------------------------------| '-,AREAID=area_id-' RIP options |--+-,LIST--+-,ALL--------+--------+----------------------------| | +-,InterFaceS-+ | | '-,ACCEPTED---' | +-,InterFace--+---------------+-+ | '-,NAME=if_name-' | '-FILTERS-----------------------' GENERIC options |--+-,LIST--+-,ALL--------+-+-----------------------------------| | '-,InterFaceS-' | '-,InterFace-------------' IPv6 OSPF options |--+-,ALL---------------------------------------------+---------| +-,AREASUM-----------------------------------------+ +-,InterFace--+---------------+--------------------+ | +-,NAME=if_name-+ | | '-,ID=if_id-----' | +-,VLINK--+------------------+---------------------+ | '-,ENDPT=router-id-' | +-,NeighBoR--+-----------------------------------+-+ | '-,ID=router-id-+-----------------+-' | | '-,IFNAME=if_name-' | +-,DBSIZE------------------------------------------+ +-| IPv6 LSA command |-----------------------------+ +-,EXTERNAL----------------------------------------+ +-,DATABASE--+-----------------+-------------------+ | '-,AREAID=area_id-' | +-,ROUTERS-----------------------------------------+ '-,STATiStics--------------------------------------' IPv6 LSA command |--,LSA--,LSTYPE=ls_type--,LSID=lsid--,ORIGinator=ad_router-----> >--+-----------------+--+-----------------+---------------------| '-,AREAID=area_id-' '-,IFNAME=if_name-' IPv6RIP options |--+-,ALL--------------------------+----------------------------| +-,ACCEPTED---------------------+ +-,InterFace--+---------------+-+ | '-,NAME=if_name-' | '-,FILTERS----------------------' GENERIC6 options |--+-,ALL--------------------------+----------------------------| '-,InterFace--+---------------+-' '-,NAME=if_name-'
パラメーター
- procname
- 関連 TCP/IP スタックを開始するために使用したプロシージャー・ライブラリー内のメンバーの名前です。
- OPTIONS
- グローバル構成オプション情報を表示するように指定します。
- OSPF
- OSPF 情報を表示するように指定します。
- LIST
- OSPF 情報を OMPROUTE 構成ファイルの定義どおりに表示するように指定します。
- ALL
- すべての構成情報に関する包括的なリストを表示します。
- AREAS
- 構成された OSPF エリアとそのエリアに関するすべての情報を表示します。
- InterFaceS
- OMPROUTE 構成ファイルに指定されている IP アドレスと構成されたパラメーターを、 それぞれの OSPF インターフェースごとに表示します。
- NBMA
- 非ブロードキャストのマルチアクセス・ネットワークに接続されたインターフェースに 関連するインターフェース・アドレスおよびポーリング間隔を表示します。
- NeighBoRS
- 非ブロードキャスト・ネットワーク上で構成された近隣を表示します。
- VLINKS
- このルーターをエンドポイントとして構成された、すべての仮想リンクを表示します。
- LSA
- OSPF データベースに含まれている単一のリンク状態公示の内容が表示されます。リンク状態公示は、以下のものによって定義されます。
- リンク状態タイプ (LSTYPE=ls_type)
- リンク状態 ID (LSID=lsid)
- 公示ルーター (ORIGinator=ad_router)
また、それぞれの OSPF エリアごとに、別々のリンク状態データベースもあります。コマンド行の AREAID=area_id は、検索したいデータベースをソフトウェアに指示します。検索するエリアを指定しないと、バックボーン (0.0.0.0) エリアが検索されます。公示の種類は、リンク状態タイプとして指定した値に応じて以下のようになります。- ルーター・リンク (LSTYPE=1)
- ルーターに接続されたインターフェースのセットを記述します。
- ネットワーク・リンク (LSTYPE=2)
- ネットワークに接続されたルーターのセットを記述します。
- 要約リンク、IP ネットワーク (LSTYPE=3)
- ネットワークへのエリア間経路を記述します。
- 要約リンク、ASBR (LSTYPE=4)
- AS 境界ルーターへのエリア間経路を記述します。
- AS 外部リンク (LSTYPE=5)
- 自立走行式システムの外部の宛先への経路を記述します。
注: ORIGINATOR 値は、リンク状態タイプ 3、4、および 5 のみに指定します。AREAID 値は、リンク状態タイプ 1 から 4 に指定します。リンク状態 ID、発信元 (ルーター ID によって指定される)、および エリア ID は、IP アドレスと同じ形式です。例えば、バックボーン・エリアは 0.0.0.0 と指定することができます。
- AREASUM
- ルーターに接続されているすべての OSPF エリアに関する統計とパラメーターを表示します。
- EXTERNAL
- ルーティング・ドメインに属する AS 外部公示を表示します。それぞれの公示ごとに 1 行ずつ 出力されます。
- DATABASE,AREAID=area_id
- 特定の OSPF エリア・リンク状態データベースの内容の記述が表示されます。AS 外部公示は、この表示から除外されます。 それぞれの公示ごとに 1 行ずつ出力されます。AREAID 値を指定しないと、エリア 0.0.0.0 からのデータベースが表示されます。
- DBSIZE
- 現在リンク状態データベースに入っているリンク状態公示の数を、タイプ別に分類して表示します。
- InterFace,NAME=if_name
- OSPF インターフェースに関連する現行のランタイム統計およびパラメーターを表示します。NAME=if_name パラメーターを省略した場合は、それぞれのインターフェースを要約した 1 行が印刷されます。NAME=if_name パラメーターを指定すると、そのインターフェースの詳細な統計が表示されます。
- NeighBoR,IPADDR=ip_addr
- OSPF 近隣に関連する統計およびパラメーターを表示します。IPADDR=ip_addr パラメーターを省略した場合は、それぞれの近隣を要約した 1 行が印刷されます。IPADDR=ip_addr パラメーターが与えられている場合は、 その近隣の詳細な統計を表示します。
- ROUTERS
- OSPF によって計算されていて、現在、ルーティング・テーブルに含まれている、 エリア・ボーダー・ルーターおよび自立走行式システム境界ルーターへのすべての経路を表示します。
- STATiStics
- OSPF ルーティング・プロトコルにより生成された統計を表示します。この統計は、メモリー およびネットワークの使用率を含め、実装がどのようなパフォーマンスで稼働して いるのかを表します。表示されるフィールドの多くは、OSPF 構成の確認です。
- RIP
- RIP 情報を表示するように指定します。
- LIST
- RIP 情報を OMPROUTE 構成ファイルの定義どおりに表示するように指定します。
- ALL
- すべての RIP 関連の情報を表示します。
- InterFaceS
- それぞれの RIP インターフェースごとに、IP アドレスおよび構成されたパラメーターのリストが表示されます。
- ACCEPTED
- ACCEPT_RIP_ROUTE ステートメントで構成された通りに無条件で受け入れられる 経路を表示します。
- InterFace,NAME=if_name
- RIP インターフェースに関連する統計およびパラメーターを表示します。NAME=if_name パラメーターを省略した場合は、それぞれのインターフェースを要約した 1 行が印刷されます。NAME=if_name パラメーターを指定した場合は、 指定したインターフェース (if_name) の詳細な統計が表示されます。
- FILTERS
- グローバル RIP フィルターを表示します。
- GENERIC
- 特定のルーティング・プロトコルに関連しない IPv4 情報を表示するように指定します。
- LIST
- 情報を OMPROUTE 構成ファイルの定義どおりに表示するように指定します。
- ALL
- 特定のルーティング・プロトコルに関連しない IPv4 情報をすべて表示するように指定します。
- InterFaceS
- INTERFACE ステートメントを使用して、OMPROUTE に対して定義された IPv4 汎用インターフェースをすべてリストします。
- InterFace
- TCP/IP で既知の IPv4 汎用インターフェースに関連した統計およびパラメーターを表示します。
- RTTABLE
-
OMPROUTE IPv4 ルーティング・テーブル内の経路を表示します。DISPLAY TCPIP,,OMPROUTE コマンドを PRtable オプションなしで発行した場合は、メイン・ルーティング・テーブルからの経路が表示されます。
- DEST=ip_addr
- 特定の宛先への経路を表示します。複数の等価コスト経路が存在する場合には、このオプションを使用してネクスト・ホップのリストを入手します。このオプションは、DELETED オプションと一緒に使用することはできません。
- PRtable=ALL
- すべての OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル内の経路を表示します。テーブルのポリシー・エージェントに対して構成された動的ルーティング・パラメーターがそのテーブルの経路に続いて表示されます。
- PRtable=prname
- 指定された OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル内の経路を表示します。テーブルのポリシー・エージェントに対して構成された動的ルーティング・パラメーターがそのテーブルの経路に続いて表示されます。
- DELETED
- OMPROUTE ルーティング・テーブルから削除されて、置き換えられなかった経路に関する情報を表示します。このオプションは、DEST=ip_addr オプションと一緒に使用することはできません。
結果:- RIP プロトコルが実行されている場合、削除された経路はその削除から 3 分間のみは表示可能です。3 分が経過すると、これらの経路は表示されなくなります。
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルがポリシー・エージェントに対して動的ルーティング・パラメーターを指定しないで構成されている場合、OMPROUTE はそのルーティング・テーブルを認識しません。そのルーティング・テーブルは、OMPROUTE ルーティング・テーブルの表示内にはありません。
- アクティブなポリシー・ベース・ルーティング・テーブルのみが、OMPROUTE ルーティング・テーブルの表示内にあります。ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルは、アクティブなルーティング規則とその関連アクションにより参照されている場合にアクティブになります。
- RTTABLE パラメーターで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの内容です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
- IPV6OSPF
- IPv6 OSPF 情報を表示するように指定します。
- ALL
- IPv6 OSPF 情報に関する包括的なリストを表示します。
- AREASUM
- ルーターに接続されているすべての IPv6 OSPF エリアに関する統計およびパラメーターを表示します。
- InterFace,NAME=if_name または InterFace,ID=if_id
- IPv6 OSPF インターフェースに関連する現行のランタイム統計およびパラメーターを表示します。NAME= と ID= パラメーターを省略した場合は、それぞれのインターフェースを要約した 1 行が印刷されます。NAME= または ID= パラメーターを指定すると、そのインターフェースの詳細な統計が表示されます。
- VLINK,ENDPT=router-id
- IPv6 OSPF 仮想リンクに関連する現行のランタイム統計およびパラメーターを表示します。ENDPT= パラメーターを省略した場合は、それぞれの仮想リンクを要約した 1 行が印刷されます。ENDPT= パラメーターを指定すると、その仮想リンクの詳細な統計が表示されます。
- NeighBoR,ID=router-id,IFNAME=if_name
- IPv6 OSPF 近隣に関連する統計およびパラメーターを表示します。
- ID= パラメーターを省略した場合は、それぞれの近隣を要約した 1 行が印刷されます。
- ID= パラメーターを指定した場合は、その近隣の詳細な統計が表示されます。
- ID= パラメーターで指定される近隣に OMPROUTE との近隣関係が複数ある (例えば、複数の IPv6 OSPF リンクがそれらと接続している) 場合、IFNAME= パラメーターを使用して、調査するリンクの隣接を指定できます (仮想リンクによる隣接の場合は IFNAME=* を指定)。
- DBSIZE
- 現在 IPv6 OSPF リンク状態データベースに入っているリンク状態公示の数を、タイプ別に分類して表示します。
- LSA
- IPv6 OSPF データベースに含まれている単一のリンク状態公示の内容が表示されます。リンク状態公示は、以下の情報によって定義されます。
- リンク状態のタイプ (LSTYPE=ls_type。ここで ls_type はリストされているリンク状態タイプの 16 進値のいずれか)。
- リンク状態 ID (LSID=lsid)
- 公示ルーター (ORIGinator=ad_router)
それぞれのインターフェースには、固有のリンク LSA (LSTYPE=0008) の設定があります。 コマンド行の IFNAME=interface_name は、表示したいリンクの LSA を表します。
また、それぞれの IPv6 OSPF エリアごとに、別々のリンク状態データベースもあります。コマンド行の AREAID=area_id は、検索したいデータベースを表します。検索するエリアを指定しないと、バックボーン (0.0.0.0) エリアが検索されます。以下のリストでは、リンク状態タイプとして指定した値に応じた、さまざまな種類の公示を示しています。
- ルーター LSA (LSTYPE=2001)
- 完全なコレクションは、このエリアへのルーターのインターフェースの状態とコストを表します。あるエリアにおいて、それぞれのルーターは 1 つ以上のルーター LSA を発信します。
- ネットワーク LSA (LSTYPE=2002)
- 複数のルーターをサポートするエリアでの各マルチアクセス・リンク (LAN など) の指定されたルーターによって発信されます。指定されたルーターを含む、リンクに接続されたルーターの集合を表します。
- エリア間プレフィックス LSA (LSTYPE=2003)
- エリア・ボーダー・ルーターによって発信されます。 別のエリアに属する IPv6 アドレス・プレフィックスへの経路を表します。
- エリア間ルーター LSA (LSTYPE=2004)
- エリア・ボーダー・ルーターによって発信されます。 別のエリアに属する AS 境界ルーターへの経路を表します。
- AS 外部 LSA (LSTYPE=4005)
- AS 境界ルーターによって発信されます。 IPv6 OSPF 自立走行式システムの外部の宛先への経路を表します。
- リンク LSA (LSTYPE=0008)
- ルーターが接続されているそれぞれのリンクごとに、 ルーターによって発信されます。 ルーターのリンクでのローカル・アドレス、リンクの IPv6 アドレス・プレフィックスを提供し、リンクに対して発信されるネットワーク LSA のオプションのセットを代入します。
- エリア内プレフィックス LSA (LSTYPE=2009)
- ルーターによって発信され、ルーターそのもの、接続されたネットワーク・セグメントのスタブ部分、または接続された通過ネットワーク・セグメントに関連する 1 つ以上の IPv6 アドレス・プレフィックスを公示します。
要件:- AS 外部 LSA 以外のすべてのリンク状態タイプに対して AREAID を指定します。
注: AREAID 値を指定しないと、バックボーン・エリアのデフォルト値 (0.0.0.0) が使用されます。
- リンク LSA (LSTYPE=0008) の IFNAME 値を指定します。
- 発信元 (それらのルーター ID によって指定される) およびエリア ID が小数点付き 10 進数形式で指定されます。 例えば、バックボーン・エリアは 0.0.0.0 と指定します。
- EXTERNAL
- IPv6 OSPF ルーティング・ドメインに属する AS 外部 LSA を表示します。それぞれの公示ごとに 1 行ずつ出力されます。
- DATABASE,AREAID=area_id
- 特定の IPv6 OSPF エリア・リンク状態データベースの内容が表示されます。AS 外部公示は、この表示から除外されます。 それぞれの公示ごとに 1 行ずつ出力されます。AREAID 値を指定しないと、エリア 0.0.0.0 からのデータベースが表示されます。
- ROUTERS
- IPv6 OSPF によって計算されてルーティング・テーブルに現在含まれている、他のルーターへの すべての経路を表示します。
- STATISTICS
- IPv6 OSPF ルーティング・プロトコルにより生成された統計を表示します。この統計は、メモリー およびネットワークの使用率を含め、実装がどのようなパフォーマンスで稼働して いるのかを表します。
- IPV6RIP
- IPv6 RIP 情報を表示するように指定します。
- ALL
- すべての IPv6 RIP 関連の情報を表示します。
- ACCEPTED
- IPV6_ACCEPT_RIP_ROUTE ステートメントで構成されたとおりに、無条件で受け入れられる経路を表示します。
- InterFace,NAME=if_name
- IPv6 RIP インターフェースに関連する統計およびパラメーターを表示します。NAME=if_name パラメーターを省略した場合は、それぞれのインターフェースを要約した 1 行が印刷されます。NAME=if_name パラメーターを指定した場合は、 指定したインターフェース (if_name) の詳細な統計が表示されます。
- FILTERS
- グローバル IPv6 RIP フィルターを表示します。
- GENERIC6
- 特定の動的ルーティング・プロトコルに関連しない IPv6 情報を表示するように指定します。
- ALL
- 特定のルーティング・プロトコルに関連しない IPv6 情報をすべて表示します。
- InterFace,NAME=if_name
- TCP/IP で既知であるか、 あるいは IPV6_INTERFACE ステートメントによって OMPROUTE に対して定義された IPv6 汎用インターフェースに関連した統計およびパラメーターを表示します。NAME=if_name パラメーターを省略した場合は、それぞれのインターフェースを要約した 1 行が印刷されます。NAME=if_name パラメーターを指定した場合は、 指定したインターフェース (if_name) の詳細な統計が表示されます。
- RT6TABLE
-
OMPROUTE IPv6 ルーティング・テーブル内のすべての経路を表示します。DISPLAY TCPIP,,OMPROUTE コマンドを PRtable オプションなしで発行した場合は、メイン・ルーティング・テーブルからの経路が表示されます。
- DEST=ip_addr/prefixlen
- 特定の経路に関する情報を表示します。複数の等価コスト経路が存在する場合には、このオプションを使用してネクスト・ホップのリストを入手します。このオプションは、DELETED オプションと一緒に使用することはできません。
- PRtable=ALL
- すべての OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル内の経路を表示します。テーブルのポリシー・エージェントに対して構成された動的ルーティング・パラメーターがそのテーブルの経路に続いて表示されます。
- PRtable=prname
- 指定された OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル内の経路を表示します。テーブルのポリシー・エージェントに対して構成された動的ルーティング・パラメーターがそのテーブルの経路に続いて表示されます。
- DELETED
- OMPROUTE ルーティング・テーブルから削除されて、置き換えられなかった IPv6 経路に関する情報を表示します。このオプションは、DEST=ip_addr/prefixlen オプションと一緒に使用することはできません。
結果:- IPv6 RIP プロトコルが実行されている場合、削除された経路はその削除から 3 分間のみは表示可能です。3 分が経過すると、これらの経路は表示されなくなります。
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルがポリシー・エージェントに対して動的ルーティング・パラメーターを指定しないで構成されている場合、OMPROUTE はそのルーティング・テーブルを認識しません。そのルーティング・テーブルは、OMPROUTE ルーティング・テーブルの表示には含められません。
- アクティブなポリシー・ベース・ルーティング・テーブルのみが、OMPROUTE ルーティング・テーブルの表示内に含まれます。 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルは、アクティブなルーティング規則とその関連アクションがポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを参照する場合にアクティブになります。
- RT6TABLE パラメーターで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの内容です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
例
例えば、OMPROUTE 構成でインターフェースまたはパラメーターが未定義であるか、あるいは MODIFY OMPROUTE,RECONFIG コマンドを使用した動的再構成の順序に誤りがあるために、結果として実際の情報が更新されないことがあります。ワイルドカード・インターフェースで定義された情報は、LIST コマンドでは表示されません。このような情報は、ワイルドカード情報が実際の物理インターフェースに対して解決されたときにのみ、対応する nonLIST コマンドで表示されます。
OPTIONS コマンドの使用例
EZZ8172I GLOBAL OPTIONS
IGNORE UNDEFINED INTERFACES: YES
- IGNORE UNDEFINED INTERFACES
- 未定義のインターフェースの処理を無視するかどうかを示します。
OSPF コマンドの使用例
続くいくつかのセクションでは、OSPF コマンドの使用例を示しています。
すべての OSPF 構成情報
EZZ7831I GLOBAL CONFIGURATION 967
TRACE: 2, DEBUG: 4, SADEBUG LEVEL: 0
STACK AFFINITY: TCPCS6
OSPF PROTOCOL: ENABLED
EXTERNAL COMPARISON: TYPE 1
AS BOUNDARY CAPABILITY: ENABLED
IMPORT EXTERNAL ROUTES: RIP SUB
ORIG. DEFAULT ROUTE: ALWAYS
DEFAULT ROUTE COST: (1, TYPE 2)
DEFAULT FORWARD. ADDR: 9.167.100.17
LEARN HIGHER COST DFLT: NO
DEMAND CIRCUITS: ENABLED
DR MAX ADJ ATTEMPT: 10
EZZ7832I AREA CONFIGURATION
AREA ID AUTYPE STUB? DEFAULT-COST IMPORT-SUMMARIES?
0.0.0.0 0=NONE NO N/A N/A
2.2.2.2 0=NONE NO N/A N/A
--AREA RANGES--
AREA ID ADDRESS MASK ADVERTISE?
2.2.2.2 9.167.200.0 255.255.255.0 YES
2.2.2.2 9.167.100.0 255.255.255.0 YES
EZZ7833I INTERFACE CONFIGURATION
IP ADDRESS AREA COST RTRNS TRDLY PRI HELLO DEAD DB_EX
9.169.100.1 0.0.0.0 1 N/A N/A N/A N/A N/A N/A
9.168.100.3 0.0.0.0 1 10 1 1 20 80 256
9.167.100.13 2.2.2.2 1 10 1 1 20 80 320
DEMAND CIRCUIT PARAMETERS
IP ADDRESS DONOTAGE HELLO SUPPRESSION POLL INTERVAL
9.168.100.3 OFF N/A N/A
9.167.100.13 OFF REQUEST 60
SUBNET ADVERTISEMENT PARAMETERS
9.168.100.3 9.167.100.13
ADVERTISED VIPA ROUTES
9.169.100.0 /255.255.255.0 9.169.100.1 /255.255.255.255
EZZ7836I VIRTUAL LINK CONFIGURATION
VIRTUAL ENDPOINT TRANSIT AREA RTRNS TRNSDLY HELLO DEAD DB_EX
9.67.100.8 2.2.2.2 20 5 40 160 480
EZZ7835I NBMA CONFIGURATION
INTERFACE ADDR POLL INTERVAL
9.168.100.3 120
EZZ7834I NEIGHBOR CONFIGURATION
NEIGHBOR ADDR INTERFACE ADDRESS DR ELIGIBLE?
9.168.100.56 9.168.100.3 YES
9.168.100.70 9.168.100.3 NO
- TRACE
- 現在 OMPROUTE が初期化および IPv4 ルーティング・プロトコル用に使用しているトレースのレベルを表示します。
- DEBUG
- 現在 OMPROUTE が初期化および IPv4 ルーティング・プロトコル用に使用しているデバッグのレベルを表示します。
- SADEBUG LEVEL
- 現在 OMPROUTE の OSPF SNMP サブエージェントが使用しているデバッグのレベルを表示します。
- STACK AFFINITY
- OMPROUTE が実行されているスタックの名前を表示します。
- OSPF PROTOCOL
- OSPF が使用可能になっているか、使用不可になっているかを示します。
- EXTERNAL COMPARISON
- 外部情報を OSPF ドメインにインポートするとき、および OSPF 外部経路と RIP 経路を比較するときに OSPF によって使用される外部経路タイプを表示します。
- AS BOUNDARY CAPABILITY
- ルーターが外部経路を OSPF ドメインにインポートするかどうかを表します。
- IMPORT EXTERNAL ROUTES
- OSPF ドメインにインポートされる外部経路のタイプを表します。AS 境界機能が使用可能になっているときにだけ表示されます。
- ORIG DEFAULT ROUTE
- ルーターがデフォルト経路を OSPF ドメインに 作り出すかどうかを表します。Originate DEFAULT ROUTE は、AS 境界機能が 使用可能になっているときにだけ表示されます。
- DEFAULT ROUTE COST
- デフォルト経路のコストおよびタイプを表示します (公示されている場合)。デフォルト経路のコストは、AS 境界機能が使用可能で、Orig Default Route 値が Always になっているときにのみ表示されます。
- DEFAULT FORWARD ADDR
- デフォルト経路で指定されている転送先アドレスを表示します (公示されている場合)。デフォルト転送先アドレスは、AS 境界機能が使用可能で、Orig Default Route 値が Always になっているときにのみ表示されます。
- LEARN HIGHER COST DFLT
- AS_BOUNDARY_ROUTING 構成ステートメントの LEARN_DEFAULT_ROUTE パラメーターの値を表します。このパラメーターは、AS 境界機能が使用可能で、Orig Default Route が Always になっているときにのみ表示されます。
- DEMAND CIRCUITS
- OSPF インターフェースに関して回線要求サポートが使用可能であるかどうかを表します。
- DR MAX ADJ ATTEMPT
- 近隣の指定ルーターに対して隣接関係の試行を行う最大数のしきい値を指定します。この値は無駄な近隣状態ループのレポートと制御に使用されます。「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の無駄な近隣状態ループに関する情報を参照してください。
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,OSPF,LIST,ALL 出力の残りの部分については、以下で説明します。
構成された OSPF エリアおよび範囲
EZZ7832I AREA CONFIGURATION 115
AREA ID AUTYPE STUB? DEFAULT-COST IMPORT-SUMMARIES?
0.0.0.0 0=NONE NO N/A N/A
2.2.2.2 0=NONE NO N/A N/A
--AREA RANGES--
AREA ID ADDRESS MASK ADVERTISE?
2.2.2.2 9.167.200.0 255.255.255.0 YES
2.2.2.2 9.167.100.0 255.255.255.0 YES
- AREA ID
- エリア ID を表示します。
- AUTYPE
- エリア認証に使用されている方式を表示します。Simple-pass は、エリア認証に単純パスワード方式が使用されていることを意味します。MD5 方式は、MD5 ハッシュが認証に使用されていることを表します。
- STUB?
- このエリアがスタブ・エリアであるかどうかを表します。
- DEFAULT COST
- スタブ・エリアとして構成されているデフォルト経路のコストを表示します。
- IMPORT SUMMARIES?
- 要約公示がスタブ・エリアにインポートされるかどうかを表します。注: 要約のインポートが許可されないスタブ・エリアは、完全スタブ・エリア (totally stubby area) と呼ばれることがあります。
- ADDRESS
- エリア内の特定範囲に関するネットワーク・アドレスを表示します。
- MASK
- エリア内の特定範囲に関するサブネット・マスクを表示します。
- ADVERTISE?
- エリア内の特定範囲を他のエリア内に公示するかどうかを表します。
構成された OSPF インターフェース
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,OSPF,LIST,INTERFACES コマンドは、それぞれの OSPF インターフェースごとに、OMPROUTE 構成ファイルでコーディングされた IP アドレスと構成済みパラメーターをリストします。(キーワード INTERFACES の代わりに IFS を使用することができます。) 出力例と項目の説明を次に示します。
EZZ7833I INTERFACE CONFIGURATION
IP ADDRESS AREA COST RTRNS TRDLY PRI HELLO DEAD DB_EX
9.168.100.3 0.0.0.0 1 10 1 1 20 80 256
9.167.100.13 2.2.2.2 1 10 1 1 20 80 320
9.169.100.1 0.0.0.0 1 N/A N/A N/A N/A N/A N/A
DEMAND CIRCUIT PARAMETERS
IP ADDRESS DONOTAGE HELLO SUPPRESSION POLL INTERVAL
9.168.100.3 OFF N/A N/A
9.167.100.13 OFF REQUEST 60
SUBNET ADVERTISEMENT PARAMETERS
9.168.100.3 9.167.100.13
ADVERTISED VIPA ROUTES
9.169.100.0 /255.255.255.0 9.169.100.1 /255.255.255.255
- IP ADDRESS
- インターフェースの IP アドレスを表します。
- AREA
- このインターフェースが接続される OSPF エリアを表します。
- COST
- このインターフェースに関連した ToS 0 のコスト (またはメトリック) を表します。
- RTRNS
- 再送間隔を表します。これは、応答がなかったルーティング情報 を再送する間隔を秒数で表したものです。
- TRDLY
- 伝送の遅延を表します。これは、インターフェースを介してルーティング情報を送信するのに必要な秒数 を見積もった値です。
- PRI
- インターフェース・ルーターの優先順位を表します。これは、指定された ルーターを選択するときに使用されます。
- HELLO
- インターフェースから送信されるハロー・パケットの間隔を秒数で表します。
- DEAD
- OSPF ハロー・パケットを受信しなくなってから、その近隣がダウンしていると宣言するまでの秒数を表します。
- DB_EX
- データベース交換を完了できるようにするための秒数を表します。
- DONOTAGE
- インターフェースを回線要求として構成するかどうかを表します。
- HELLO SUPPRESSION
- インターフェースをハロー抑止として構成するかどうかを表します。
- POLL INTERVAL
- 近隣との関係に障害が生じたが、インターフェースは使用可能である場合に、 近隣との接触を試行する際の間隔を秒数で示します。
- SUBNET ADVERTISEMENT PARAMETERS
- 「No」以外の値を含む Subnet パラメーターで構成されたインターフェースをリストします。VIPA インターフェースでは、これはサブネットの公示またはコントロールされているホスト経路を表します。実際のインターフェースでは、これは SUBNET=YES がコーディングされたことを表します。
- ADVERTISED VIPA ROUTES
- OMPROUTE がローカルに所有された VIPA のために公示する経路の宛先をリストします。 これらの公示は、Advertise_VIPA_Routes または OSPF_INTERFACE ステートメントの Subnet パラメーターによってコントロールされます。
構成された OSPF 非ブロードキャスト、マルチアクセス・ネットワーク
EZZ7835I NBMA CONFIGURATION 191
INTERFACE ADDR POLL INTERVAL
9.168.100.3 120
- INTERFACE ADDR
- インターフェース IP アドレス。
- POLL INTERVAL
- 現行のポーリング間隔値を表示します。
構成された OSPF 近隣
EZZ7834I NEIGHBOR CONFIGURATION 205
NEIGHBOR ADDR INTERFACE ADDRESS DR ELIGIBLE?
9.168.100.56 9.168.100.3 YES
9.168.100.70 9.168.100.3 NO
- NEIGHBOR ADDR
- 近隣ルーターの IP アドレスを表します。
- INTERFACE ADDRESS
- 近隣ルーターが構成されるインターフェースの IP アドレスを表します。
- DR ELIGIBLE?
- 近隣ルーターがリンク上の指定ルーターとして適格であるかどうかを表します。
構成された OSPF 仮想リンク
EZZ7836I VIRTUAL LINK CONFIGURATION
VIRTUAL ENDPOINT TRANSIT AREA RTRNS TRNSDLY HELLO DEAD DB_EX
9.67.100.8 2.2.2.2 20 5 40 160 480
- VIRTUAL ENDPOINT
- 他のエンドポイントの OSPF ルーター ID を表します。
- TRANSIT AREA
- 構成されている仮想リンクが経由する非バックボーン・エリアを表します。 仮想リンクは、OSPF プロトコルによって Point-to-Point ネットワークと同じように扱われます。
- RTRNS
- 再送間隔を表します。これは、応答がなかったルーティング情報 を再送する間隔を秒数で表したものです。
- TRNSDLY
- 伝送の遅延を表します。これは、インターフェースを介してルーティング情報を送信するのに必要な秒数 を見積もった値です。
- HELLO
- インターフェースから送信されるハロー・パケットの間隔を秒数で表します。
- DEAD
- OSPF ハロー・パケットを受信しなくなってから、その近隣がダウンしていると宣言するまでの秒数を表します。
- DB_EX
- データベース交換を完了できるようにするための秒数を表します。
OSPF リンク状態公示
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,OSPF,LSA,LSTYPE=ls-type,LSID=lsid,ORIG=ad-router,AREAID
=area-id
- OSPF データベース内のすべての非外部公示の要約を表示させるには、次のコマンドを使用してください。
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,OSPF,DATABASE,AREAID=area-id
- OSPF データベース内のすべての外部公示の要約を表示させるには、次のコマンドを使用してください。
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,OSPF,EXTERNAL
EZZ7880I LSA DETAILS 220
LS AGE: 292
LS OPTIONS: E,DC (0X22)
LS TYPE: 1
LS DESTINATION (ID): 9.167.100.13
LS ORIGINATOR: 9.167.100.13
LS SEQUENCE NO: 0X80000009
LS CHECKSUM: 0X8F78
LS LENGTH: 36
ROUTER TYPE: ABR,V (0X05)
# ROUTER IFCS: 1
LINK ID: 9.67.100.8
LINK DATA: 9.167.100.13
INTERFACE TYPE: 4
NO. OF METRICS: 0
TOS 0 METRIC: 2 (2)
- LS AGE
- 公示の経過時間を秒数で表します。経過時間の横に表示される アスタリスク (*) は、発信元がデマンド・サーキットをサポートしていることを表し、LSA は エージングを行ってはいけないことを表しています。
- LS OPTIONS
- 公示を発信したルーターによってサポートされるオプションの OSPF 機能を表します。(括弧内に表示される値は LSA で受信される 16 進値のオプション値です。)
これらの機能は、次のように示されます。
LS OPTION OSPF 機能 E タイプ 5 外部リンクを処理します。これが設定されていない場 合、公示が属しているエリアはスタブとして構成されています。 T ToS を基にして送付できます。 MC RFC 1584 (Multicast Extensions to OSPF) がサポートされます。 この値は、OMPROUTE によっては決して設定されませんが、 他のルーターからは受信できます。 DC RFC 1793 (Extending OSPF to Support Demand Circuits) がサポートされます。 - LS TYPE
- 公示の分類とその内容の表示を行います。
LS TYPE 公示 1 ルーター・リンク公示 2 ネットワーク・リンク公示 3 要約リンク公示 4 要約 ASBR 公示 5 AS 外部リンク - LS DESTINATION
- 公示によって記述されている内容を識別します。内容は、公示タイプによって異なります。 ルーター・リンクおよび ASBR 要約の場合、これは OSPF ルーター ID です。 ネットワーク・リンクの場合には、ネットワーク指定ルーターの IP アドレスです。 要約リンクおよび AS 外部リンクの場合には、ネットワーク/サブネット番号です。
- LS ORIGINATOR
- 発信元ルーターの OSPF ルーター ID を表します。
- LS SEQUENCE NUMBER
- 同一公示の別インスタンスを区別するために使用されます。符号付き 32 ビット整数と 見なすべきです。0x80000001 から開始され、公示が更新されるたびに 1 ずつ増分します。
- LS CHECKSUM
- データ破壊を検出するために使用される、公示内容のチェックサム。
- LS LENGTH
- バイト単位の公示サイズ。
- ROUTER TYPE
- 公示を行うルーターの機能レベルを
表します。
(括弧内に表示される値は LSA で受信される 16 進値のルーター・タイプ値です。)
ROUTER TYPE 関数レベル ASBR ルーターが AS 境界ルーターです。 ABR ルーターがエリア・ボーダー・ルーターです。 V ルーターが、記述されているエリアを通過エリアとして使用しているアクティブな仮想リンクのエンドポイントです。 - # ROUTER IFCS
- 公示で記述されているルーター・インターフェースの数。
- LINK ID
- インターフェースの接続先を表します。インターフェース・タイプによって異なります。ルーターへのインターフェース (つまり、Point-to-Point リンク) の場合、 リンク ID は近隣ルーターのルーター ID です。 通過ネットワークへのインターフェースの場合には、ネットワーク指定ルーターの IP アドレスです。スタブ・ネットワークへのインターフェースの場合には、 ネットワーク/サブネット番号です。
- LINK DATA
- リンクに関する追加情報を 4 バイトで表します。これは、イン ターフェースの IP アドレス (Point-to-Point ネットワークおよび通 過ネットワークへのインターフェースの場合)、またはサブネット・マ スク (スタブ・ネットワークへのインターフェースの場合) のいずれかです。
- INTERFACE TYPE
- 以下の値のいずれかになります。
INTERFACE TYPE 詳細 1 別のルーターへの Point-to-Point 接続 2 通過ネットワークへの接続 3 スタブ・ネットワークへの接続 4 仮想リンク - NO. OF METRICS
- このインターフェースに関するメトリックが提供されるゼロ以外の ToS 値の数。z/OS® 実装の場合、この値は常に 0 になります。
- TOS 0 METRIC
- インターフェースのコスト。
OSPF エリア統計およびパラメーター
EZZ7848I AREA SUMMARY 222
AREA ID AUTHENTICATION #IFCS #NETS #RTRS #BRDRS DEMAND
0.0.0.0 NONE 2 0 2 2 ON
2.2.2.2 NONE 1 0 3 2 ON
- AREA ID
- エリアの ID を表します。
- AUTHENTICATION
- エリアのデフォルト認証方式を表します。
- # IFCS
- 特定のエリアに接続されたルーター・インターフェースの数を表します。 これらのインターフェースは、必ずしも機能しているとは限りません。
- # NETS
- このエリアの SPF ツリー計算を行っているときに検出された通過ネットワークの数を表します。
- # RTRS
- このエリアの SPF ツリー計算を行っているときに検出されたルーターの数を表します。
- # BRDRS
- このエリアの SPF ツリー計算を行っているときに検出されたエリア・ボ ーダー・ルーターの数を表します。
- DEMAND
- このエリアで回線要求がサポートされるかどうかを表します。
OSPF 外部公示
- リンク状態タイプ (AS 外部公示の場合には常に 5)
- リンク状態 ID (LS 宛先と呼ばれます)
- 公示を行うルーター (LS 発信元と呼ばれます)
EZZ7853I AREA LINK STATE DATABASE 269
TYPE LS DESTINATION LS ORIGINATOR SEQNO AGE XSUM
5 @9.67.100.0 9.67.100.8 0X80000001 4 0X408
5 @9.169.100.0 9.67.100.8 0X80000001 4 0X73E
5 @9.169.100.14 9.67.100.8 0X80000001 4 0XE66
5 @192.8.8.0 9.67.100.8 0X80000001 4 0XAAF
5 @192.8.8.8 9.67.100.8 0X80000001 4 0X5A4
# ADVERTISEMENTS: 5
CHECKSUM TOTAL: 0X2A026
- TYPE
- AS 外部公示の場合、常に 5 です。タイプ値に続くアスタリスク (*) は、MC オプションが公示中であることを表します。 MC オプションは、発信元のルーターが RFC 1584 (Multicast Extensions to OSPF) を実装したことを表します。タイプ値の後のアットマーク (@) は、DC オプションが公示中であることを表します。 DC オプションは、発信元のルーターが RFC 1793 (Extending OSPF to Support Demand Circuits) を実装したことを表します。
- LS DESTINATION
- IP 宛先 (ネットワーク、サブネット、またはホスト) を表します。この宛先は、別の自立走行式システムに属するものです。
- LS ORIGINATOR
- 公示を発信したルーターを表します。
- SEQNO、AGE、および XSUM
- ある公示の複数のインスタンスが、OSPF ルーティング・ドメイン内に同 時に存在することがあります。ただし、OSPF リンク状態データベースに保持さ れるのは (したがってまた、このコマンドで出力されるのは)、最新のインスタ ンスだけです。LS シーケンス番号 (SEQNO)、LS 経過時間 (AGE)、およ び LS チェックサム (XSUM) フィールドを比較することにより、どのイ ンスタンスが最も新しいのかが分かります。LS 経過時間フィールドは、 秒単位で表されます。その最大値は 3600 です。経過時間の横に表示される アスタリスク (*) は、DONOTAGE ビットがオンになっていることを表します。
この表示の終わりに、AS 外部公示の合計数、およびそれらのすべての内容のチ ェックサム合計が出力されます。チェックサム合計は、個々の公示の LS チェッ クサム・フィールドの単純な 32 ビット合計 (桁上がりは廃棄) です。 この情報を使用すると、2 つの OSPF ルーターのデータベースが同期しているか どうかを、すぐに判別することができます。
OSPF エリア・リンク状態データベース
- リンク状態タイプ (タイプと呼ばれます)
- リンク状態 ID (LS 宛先と呼ばれます)
- 公示を行うルーター (LS 発信元と呼ばれます)
EZZ7853I AREA LINK STATE DATABASE 352
TYPE LS DESTINATION LS ORIGINATOR SEQNO AGE XSUM
1 @9.67.100.7 9.67.100.7 0X80000016 113 0X5D8D
1 @9.67.100.8 9.67.100.8 0X80000014 88 0XC0AE
1 @9.167.100.13 9.167.100.13 0X80000013 100 0X4483
3 @9.167.100.13 9.167.100.13 0X80000001 760 0XF103
# ADVERTISEMENTS: 4
CHECKSUM TOTAL: 0X253C1
- TYPE
- それぞれの LS タイプを数値で表示します。
TYPE 説明 Type 1 ルーター・リンク公示 Type 2 ネットワーク・リンク公示 Type 3 ネットワーク・サマリー Type 4 AS 境界ルーター・サマリー タイプ値に続くアスタリスク (*) は、MC オプションが公示中であることを表します。 MC オプションは、発信元のルーターが RFC 1584 (Multicast Extensions to OSPF) を実装したことを表します。タイプ値の後のアットマーク (@) は、DC オプションが公示中であることを表します。 DC オプションは、発信元のルーターが RFC 1793 (Extending OSPF to Support Demand Circuits) を実装したことを表します。
- LS DESTINATION
- 公示によって記述されている内容を表します。
- LS ORIGINATOR
- 公示を発信したルーターを表します。
- SEQNO、AGE、および XSUM
- ある公示の複数のインスタンスが、OSPF ルーティング・ドメイン内に同 時に存在することがあります。ただし、OSPF リンク状態データベースに保持さ れるのは (したがってまた、このコマンドで出力されるのは)、最新のインスタ ンスだけです。LS シーケンス番号 (SEQNO)、LS 経過時間 (AGE)、およ び LS チェックサム (XSUM) フィールドを比較することにより、どのイ ンスタンスが最も新しいのかが分かります。LS 経過時間フィールドは、 秒単位で表されます。その最大値は 3600 です。経過時間の横に表示される アスタリスク (*) は、DONOTAGE ビットがオンになっていることを表します。
この表示の終わりに、エリア・データベース内の公示の合計数、およびそれらの すべての内容のチェックサム合計が出力されます。チェックサム合計は、個々の公示の LS チェッ クサム・フィールドの単純な 32 ビット合計 (桁上がりは廃棄) です。 この情報を使用すると、2 つの OSPF ルーターのデータベースが同期しているか どうかを、すぐに判別することができます。
OSPF エリア・リンク状態データベース統計
EZZ7854I LINK STATE DATABASE SIZE 364
# ROUTER-LSAS: 5
# NETWORK-LSAS: 0
# SUMMARY-LSAS: 7
# SUMMARY ROUTER-LSAS: 1
# AS EXTERNAL-LSAS: 5
# INTRA-AREA ROUTES: 4
# INTER-AREA ROUTES: 0
# TYPE 1 EXTERNAL ROUTES: 5
# TYPE 2 EXTERNAL ROUTES: 0
OSPF インターフェースの統計およびパラメーター
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,OSPF,INTERFACE,NAME=if-name コマンドは、OSPF インターフェースに関連する現在のランタイム統計とパラメーターを表示します。(キーワード INTERFACE の代わりに IF を使用することができます。) NAME= パラメーターを指定しない場合 (例 1 を参照)、各インターフェースごとにそれを要約する単一行が出力されます。NAME= パラメーターを指定すると (例 2 を参照)、そのインターフェースの詳細な統計が表示されます。出力例と項目の説明を次に示します。
---- Example 1 ----
EZZ7849I INTERFACES 354
IFC ADDRESS PHYS ASSOC. AREA TYPE STATE #NBRS #ADJS
9.168.100.3 CTC1 0.0.0.0 P-P 16 0 0
9.167.100.13 CTC2 2.2.2.2 P-P 16 1 1
10.1.1.1 OSAGBE1 3.3.3.3 BRDCST 32 4 2
10.1.1.2 OSAGBE2 3.3.3.3 BRDCST 2 0 0
0.0.0.0 VL/0 0.0.0.0 VLINK 16 1 1
- IFC ADDRESS
- インターフェース IP アドレス。
- PHYS
- インターフェース名を表示します。
- ASSOC AREA
- 接続されたエリア ID。
- TYPE
- インターフェース・タイプ。BRDCST (ブロードキャスト・インターフェース)、P-P (Point-to-Point インターフェース)、P-2-MP (point-to-multipoint インターフェース)、MULTI (ATM などの非ブロードキャスト、マルチアクセス・インターフェース)、VLINK (OSPF 仮想リンク)、 または VIPA (仮想 IP アドレスのリンク) を指定できます。
- STATE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
これらの値の詳細については、RFC 1583 を参照してください (OSPF バージョン 2)。
STATE 説明 1 Down 1* Suspend この状態についての説明は RFC 2328 に記載されていません。 インターフェースは中断状態です。これは MODIFY コマンドが発行されたか、または無駄な近隣状態ループのしきい値 (DR_Max_Adj_Attempt) を超えた後に近隣の指定ルーターとの隣接関係を確立できなかったためです。無駄な近隣状態ループについては、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の『無駄な近隣状態ループ』に記載されている情報を参照してください。
2 Backup 4 Looped back 8 Waiting 16 Point-to-point 32 DR other 64 Backup DR 128 Designated router - #NBRS
- 近隣ルーターの数。これは、ハローが受信されているルーターと構成されているルーター の合計数です。
- #ADJS
- 隣接ルーターの数。これは、Exchange またはそれ以上の状態になっている近隣ルーターの 数です。 これらは、ルーターが同期しているか、あるいは同期化の途中である近隣ルーターの数です。
---- Example 2 ----
non-VIPA interface:
EZZ7850I INTERFACE DETAILS 356
INTERFACE ADDRESS: 9.168.100.3
ATTACHED AREA: 0.0.0.0
PHYSICAL INTERFACE: CTC1
INTERFACE MASK: 255.255.255.0
INTERFACE TYPE: P-P
STATE: 16
DESIGNATED ROUTER: N/A
BACKUP DR: N/A
DR PRIORITY: N/A HELLO INTERVAL: 20 RXMT INTERVAL: 10
DEAD INTERVAL: 80 TX DELAY: 1 POLL INTERVAL: 0
DEMAND CIRCUIT: OFF HELLO SUPPRESS: OFF SUPPRESS REQ: OFF
MAX PKT SIZE: 556 TOS 0 COST: 1 DB_EX INTERVAL: 256
AUTH TYPE: CRYPTO-MD5
# NEIGHBORS: 0 # ADJACENCIES: 0 # FULL ADJS.: 0
# MCAST FLOODS: 0 # MCAST ACKS: 0 # MAX ADJ. RESETS: 0
# ERR PKTS RCVD: 0
NETWORK CAPABILITIES:
POINT-TO-POINT
VIPA Interface:
EZZ7850I INTERFACE DETAILS 154
INTERFACE ADDRESS: 9.67.110.6
ATTACHED AREA: 2.2.2.2
PHYSICAL INTERFACE: VIPAIF
INTERFACE MASK: 255.255.255.0
INTERFACE TYPE: VIPA
STATE: 32
TOS 0 COST: 1
- INTERFACE ADDRESS
- インターフェース IP アドレス。
- ATTACHED AREA
- 接続されたエリア ID。
- PHYSICAL INTERFACE
- インターフェース名を表示します。
- INTERFACE MASK
- インターフェース・サブネット・マスクを表示します。
- INTERFACE TYPE
- BRDCST (ブロードキャスト・インターフェース)、P-P (Point-to-Point インターフェース)、P-2-MP (point-to-multipoint インターフェース)、MULTI (ATM などの非ブロードキャスト、マルチアクセス・インターフェース)、VLINK (OSPF 仮想リンク)、 または VIPA (仮想 IP アドレスのリンク) を指定できます。
- STATE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
これらの値の詳細については、RFC 1583 を参照してください (OSPF バージョン 2)。
STATE 説明 1 Down 1* Suspend この状態についての説明は RFC 2328 に記載されていません。 インターフェースは中断状態です。これは MODIFY コマンドが発行されたか、または無駄な近隣状態ループのしきい値 (DR_Max_Adj_Attempt) を超えた後に近隣の指定ルーターとの隣接関係を確立できなかったためです。無駄な近隣状態ループについては、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の『無駄な近隣状態ループ』に記載されている情報を参照してください。
2 Backup 4 Looped back 8 Waiting 16 Point-to-point 32 DR other 64 Backup DR 128 Designated router - DESIGNATED ROUTER
- 指定ルーターの IP アドレス。
- BACKUP DR
- バックアップ指定ルーターの IP アドレス。
- DR PRIORITY
- 指定されたルーターを選択するときに使用される、インターフェース・ルーターの優先順位を表示します。大きな値は、この OMPROUTE が指定されたルーターになる可能性が高いことを表します。 値 0 は、OMPROUTE が指定されたルーターに決してならないことを表します。
- HELLO INTERVAL
- 現行のハロー間隔値を表示します。
- RXMT INTERVAL
- 現行の再送間隔値を表示します。
- DEAD INTERVAL
- 現行の非活動間隔値を表示します。
- TX DELAY
- 現行の伝送遅延値を表示します。
- POLL INTERVAL
- 現行のポーリング間隔値を表示します。
- DEMAND CIRCUIT
- 現行の回線要求状況を表示します。
- HELLO SUPPRESS
- ハローの抑止が現在オンになっているのかオフになっているのかを表示します。
ヒント: ハロー抑止が可能になっている point-to-multipoint インターフェース (表示されるインターフェース・タイプは P-2-MP) の場合には、 アスタリスク (*) が表示される場合があります。アスタリスク (*) が表示されている場合は、そのインターフェースに関連したそれぞれの OSPF 近隣の表示を調べて、 その近隣とネゴシエーションされたハローの抑止の状態を判別してください。
- SUPPRESS REQ
- ハローの抑止が要求されたかどうかを表示します。
- MAX PKT SIZE
- このインターフェースから送り出された OSPF パケットの最大サイズを表示します。
- TOS 0 COST
- インターフェース ToS 0 のコストを表示します。
- DB_EX INTERVAL
- データベース交換を完了できるようにするための秒数を表します。
- AUTH TYPE
- 認証タイプの値は、以下のいずれかです。
- なし
- 認証は使用されません。
- Password
- 簡単なパスワード認証です。
- MD5
- Crypto-MD5 タイプの認証です。
- # NEIGHBORS
- 近隣ルーターの数。これは、ハローが受信されているルーターと構成されているルーター の合計数です。
- # ADJACENCIES
- 隣接ルーターの数。これは、Exchange またはそれ以上の状態になっている近隣ルーターの 数です。
- # FULL ADJS
- フル隣接ルーターの数。これは、状態が Full になっている (したがってまた、ルーターがデータベースを同期させている) 近隣ルーターの数です。
- # MAX ADJ. RESETS
- 近隣の指定ルーターとの隣接関係の試行 (DR MAX ADJ ATTEMPT フィールドを参照) に使用された最大しきい値がリセットされた回数の合計数。N/A の値は近隣ルーターに到達するために使用するインターフェース・タイプに基づいて、このフィールドが該当インターフェースに適用されないことを示します。 OSPF に対して無駄な近隣状態ループの検出をサポートするインターフェースのタイプの詳細については、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」の無駄な近隣状態ループに関する情報を参照してください。
- # MCAST FLOODS
- このインターフェースに送出されたリンク状態更新の数 (再送はカウントされません)。
- # MCAST ACKS
- このインターフェースに送出されたリンク状態確認応答の数 (再送はカウントされません)。
- # ERR PKTS RCVD
- インターフェースで受け取った、エラーが含まれたパケットの数。 これらのエラーには、不正なパケット・タイプ、不正な長さ、不正なチェックサム、または他のエラーが含まれます。
- NETWORK CAPABILITIES
- インターフェースの能力を表示します。
OSPF 近隣ルーターの統計およびパラメーター
---- Example 1 ----
EZZ7851I NEIGHBOR SUMMARY 358
NEIGHBOR ADDR NEIGHBOR ID STATE LSRXL DBSUM LSREQ HSUP IFC
9.167.100.17 9.67.100.7 128 0 0 0 OFF CTC2
VL/0 9.67.100.8 128 0 0 0 OFF *
- NEIGHBOR ADDR
- 近隣インターフェースの IP アドレスを表示します。
- NEIGHBOR ID
- 近隣 OSPF ルーター ID を表示します。
- STATE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
これらの値の詳細については、RFC 1583 を参照してください (OSPF バージョン 2)。
STATE 説明 1 Down 2 Attempt 4 Init 8 2–Way 16 ExStart 32 Exchange 64 Loading 128 Full - LSRXL
- この近隣ルーターに関する現行のリンク状態再送リストのサイズを表示します。
- DBSUM
- 近隣ルーターへの送信を待っているデータベース要約リストのサイズを表示します。
- LSREQ
- 近隣ルーターから要求されている、リンク状態の公示の数を表示します。
- HSUP
- 近隣ルーターでハローの抑止がアクティブになっているかどうかを表示します。
- IFC
- この近隣ルーターとの間に関係が設定されたインターフェースの名前を表示します。
---- Example 2 ----
EZZ7852I NEIGHBOR DETAILS 360
NEIGHBOR IP ADDRESS: 9.167.100.17
OSPF ROUTER ID: 9.67.100.7
NEIGHBOR STATE: 128
PHYSICAL INTERFACE: CTC2
DR CHOICE: 0.0.0.0
BACKUP CHOICE: 0.0.0.0
DR PRIORITY: 1
NBR OPTIONS: E,DC (0X22)
DB SUMM QLEN: 0 LS RXMT QLEN: 0 LS REQ QLEN: 0
LAST HELLO: 1 NO HELLO: OFF
# LS RXMITS: 1 # DIRECT ACKS: 2 # DUP LS RCVD: 2
# OLD LS RCVD: 0 # DUP ACKS RCVD: 0 # NBR LOSSES: 0
# ADJ. RESETS: 2 # ERR LS RCVD: 0
- NEIGHBOR IP ADDRESS
- 近隣インターフェースの IP アドレスを表示します。
- OSPF ROUTER ID
- 近隣 OSPF ルーター ID。
- NEIGHBOR STATE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
- 1 (Down)
- 2 (Attempt)
- 4 (Init)
- 8 (2-Way)
- 16 (ExStart)
- 32 (Exchange)
- 64 (Loading)
- 128 (Full)
- PHYSICAL INTERFACE
- この近隣ルーターとの間に関係が設定されたインターフェースの名前を表示します。
- DR CHOICE, BACKUP CHOICE, DR PRIORITY
- 近隣ルーターから受信した最後のハロー・メッセージで表示された値を表します。
- NBR OPTIONS
- 近隣ルーターによってサポートされるオプションの OSPF 機能を表します。
(括弧内に表示される値は近隣ルーター から受信される 16 進値のオプション値です。)
これらの機能は、次のように示されます。
- E (タイプ 5 外部リンクを処理します。これが設定されていない場 合、その共通ネットワークが属しているエリアはスタブとして構成されています)
- T (ToS に基づいてルーティングできます)
- MC (IP マルチキャスト・データグラムを転送できます)
- DC (回線要求をサポートできます)
- DB SUMM QLEN
- データベース記述パケットで要約されるのを待っている公示の数を表します。これは、近隣ルーターの状態が Exchange になっている場合以外はゼロになっているはずです。
- LS RXMT QLEN
- 近隣ルーターに送出されたものの、まだ確認されていない公示の数を表します。
- LS REQ QLEN
- Loading 状態の近隣ルーターから要求されている公示の数を表します。
- LAST HELLO
- 近隣ルーターからハロー・メッセージを受信してからの秒数を表します。TCP/IP スタックがストレージ不足の状態に入った場合、不足状態から解放されると、この値は 0 にリセットされます。
- NO HELLO
- 近隣ルーターでハローの抑止がアクティブになっているかどうかを表します。
- # LS RXMITS
- フラッディング (全ポートにパケットを送出) 中に起こった再送の回数を表します。
- # DIRECT ACKS
- 重複したリンク状態公示への応答数を表します。
- # DUP LS RCVD
- フラッディング中に起こった重複再送の回数を表します。
- # OLD LS RCVD
- フラッディング中に受信された古い公示の数を表します。
- # DUP ACKS RCVD
- 受信された重複する肯定応答の数を表します。
- # NBR LOSSES
- 近隣ルーターが Down 状態になった回数を表します。
- # ADJ. RESETS
- より高位の状態から ExStart 状態への遷移のカウントを表します。
- ERR LS RCVD
- 予期しない近隣またはエラーを含む近隣から受け取ったリンク状態公示の数。 これらのエラーには、不正な公示タイプ、不正な長さ、不正なチェックサム、または他のエラーが含まれます。
OSPF ルーターの経路
EZZ7855I OSPF ROUTERS 362
DTYPE RTYPE DESTINATION AREA COST NEXT HOP(S)
BR SPF 9.67.100.8 2.2.2.2 2 9.167.100.17
BR SPF 9.67.100.8 0.0.0.0 2 9.67.100.8
ASBR SPF 9.67.100.8 2.2.2.2 2 9.167.100.17
- DTYPE
- 宛先タイプを表します。
- ASBR
- 宛先が AS 境界ルーターであることを表します。
- ABR
- 宛先がエリア・ボーダー・ルーターであることを表します。
- FADD
- 転送先アドレスを表します (外部経路の場合)。
- RTYPE
- 経路タイプおよびその経路が取られた方法を表します。
- SPF
- この経路が (Dijkstra 計算によって得られた) エリア内経路であることを表します。
- SPIA
- これが (要約リンク公示を考慮して得られた) エリア間経路であることを表します。
- DESTINATION
- 宛先ルーターの OSPF ルーター ID を表します。
- AREA
- 宛先ルーターが属する OSPF エリアを表示します。
- COST
- ルーターに到達するためのコストを表示します。
- NEXT HOP(S)
- 宛先ホストへのパス上にある次のルーターのアドレスを表します。この列の終わりにある括弧内の数は、宛先までの等価経路の数を表しています。
OSPF ルーティング・プロトコルの統計
EZZ7856I OSPF STATISTICS 380
OSPF ROUTER ID: 9.167.100.13 (ETH1)
EXTERNAL COMPARISON: TYPE 1
AS BOUNDARY CAPABILITY: YES
IMPORT EXTERNAL ROUTES: RIP SUB
ORIG. DEFAULT ROUTE: ALWAYS
DEFAULT ROUTE COST: (1, TYPE2)
DEFAULT FORWARD. ADDR.: 9.167.100.17
LEARN HIGHER COST DFLT: NO
ATTACHED AREAS: 2 OSPF PACKETS RCVD: 194
OSPF PACKETS RCVD W/ERRS: 1 TRANSIT NODES ALLOCATED: 82
TRANSIT NODES FREED: 77 LS ADV. ALLOCATED: 53
LS ADV. FREED: 40 QUEUE HEADERS ALLOC: 32
QUEUE HEADERS AVAIL: 32 MAXIMUM LSA SIZE: 512
# DIJKSTRA RUNS: 25 INCREMENTAL SUMM. UPDATES: 0
INCREMENTAL VL UPDATES: 0 MULTICAST PKTS SENT: 227
UNICAST PKTS SENT: 36 LS ADV. AGED OUT: 0
LS ADV. FLUSHED: 10 PTRS TO INVALID LS ADV: 0
INCREMENTAL EXT. UPDATES: 19
- OSPF ROUTER ID
- ルーターの OSPF ルーター ID とその構成ソースを表示します。可能なソースは以下のとおりです。
- RouterID パラメーターが指定された OMPROUTE 構成ステートメント (接頭部にアスタリスク「*」を付けて示される)。
- ROUTERID
- OSPF
- ルーター ID の設定のために OMPROUTE によって使用された IPv4 インターフェースの名前。この情報は、OMPROUTE 構成ステートメント上でルーター ID を構成しない場合に表示されます。この場合、ルーター ID は、IPv4 インターフェースに割り当てられた IP アドレスを使用して、OMPROUTE によって設定されています。
- RouterID パラメーターが指定された OMPROUTE 構成ステートメント (接頭部にアスタリスク「*」を付けて示される)。
- EXTERNAL COMPARISON
- 外部情報を OSPF ドメインにインポートするとき、および OSPF 外部経路 と RIP 経路を比較するときに OSPF によって使用される外部経路タイプを表示します。
- AS BOUNDARY CAPABILITY
- 外部経路がインポートされるかどうかを表示します。
- IMPORT EXTERNAL ROUTES
- インポートされる外部経路を表示します。AS 境界機能が使用可能になっているときにだけ表示されます。
- ORIG. DEFAULT ROUTE
- ルーターが OSPF デフォルト経路を公示するかどうかを表示します。AS 境界機能が使用可能になっているときにだけ表示されます。
- DEFAULT ROUTE COST
- デフォルト経路のコストおよびタイプを表示します (公示されている場合)。これは、AS 境界機能が使用可能で、Orig Default Route が ALWAYS になっているときにのみ表示されます。
- DEFAULT FORWARD ADDR
- デフォルト経路で指定されている転送先アドレスを表示します (公示されている場合)。これは、AS 境界機能が使用可能で、Orig Default Route が ALWAYS になっているときにのみ表示されます。
- LEARN HIGHER COST DFLT
- AS_BOUNDARY_ROUTING 構成ステートメントの LEARN_DEFAULT_ROUTE パラメーターの値を表します。これは、AS 境界機能が使用可能で、Orig Default Route が ALWAYS になっているときにのみ表示されます。
- ATTACHED AREAS
- ルーターとの間にアクティブのインターフェースがあるエリアの数を表します。
- OSPF PACKETS RCVD
- すべてのタイプの OSPF プロトコル・パケットをカバーします。
- OSPF PACKETS RCVD W/ERRS
- 受信された OSPF パケットのうち、エラーが含まれていると判別されたものの数を表します。
- TRANSIT NODES
- ルーター・リンクおよびネットワーク・リンクの公示を保管するために割り振られています。
- LS ADV
- 要約リンクおよび AS 外部リンクの公示を保管するために割り振られています。
- QUEUE HEADERS
- リンク状態公示のリストを作成します。これらのリストは、 フラッディングおよびデータベース交換プロセスで使用されます。割り振られたキュー・ヘッダーの数が使用可能なキュー・ヘッダーの数と異なる場合には、 近隣ルーターとのデータベース同期が進行中です。
- MAXIMUM LSA SIZE
- 送信可能なリンク状態公示の最大サイズ。
- # DIJKSTRA RUNS
- OSPF ルーティング・テーブルが何回、最初から計算されたのかを表します。
- INCREMENTAL SUMM UPDATES、INCREMENTAL VL UPDATES
- 新しい要約リンク公示によってルーティング・テーブルの一部が再構築されたことを表します。
- MULTICAST PKTS SENT
- OSPF ハロー・パケットと、フラッディング・プロシージャー中に送信されたパケットが含まれます。
- UNICAST PKTS SENT
- OSPF パケット再送およびデータベース交換プロシージャーが含まれます。
- LS ADV. AGED OUT
- 60 分に達した公示の数を表します。リンク状態公示は、60 分経過すると失効します。 公示は通常、この時間が経過する前にリフレッシュされます。
- LS ADV. FLUSHED
- リンク状態データベースから (置き換えられないで) 削除された公示の数を表します。
- INCREMENTAL EXT. UPDATES
- ルーティング・テーブルに増分インストールされた外部宛先に対する変更の数を表示します。
RIP コマンドの使用例
RIP 構成情報
EZZ7843I RIP CONFIGURATION 447
TRACE: 1, DEBUG: 0, SADEBUG LEVEL: 0
STACK AFFINITY: TCPCS6
RIP: ENABLED
RIP DEFAULT ORIGINATION: ALWAYS, COST = 1
PER-INTERFACE ADDRESS FLAGS:
CTC2 9.167.100.13 RIP VERSION 1
SEND NET AND SUBNET ROUTES
RECEIVE NO DYNAMIC HOST ROUTES
RIP INTERFACE INPUT METRIC: 1
RIP INTERFACE OUTPUT METRIC: 0
RIP RECEIVE CONTROL: ANY
CTC1 9.168.100.3 RIP VERSION 1
SEND NET AND SUBNET ROUTES
RECEIVE NO DYNAMIC HOST ROUTES
RIP INTERFACE INPUT METRIC: 1
RIP INTERFACE OUTPUT METRIC: 0
RIP RECEIVE CONTROL: ANY
EZZ7844I RIP ROUTE ACCEPTANCE
ACCEPT RIP UPDATES ALWAYS FOR:
9.167.100.79 9.167.100.59
IGNORE RIP UPDATES FROM:
NONE
- TRACE
- 現在 OMPROUTE が、 初期化および IPv4 ルーティング・プロトコル用に使用しているトレースのレベルを表示します。
- DEBUG
- 現在 OMPROUTE が、 初期化および IPv4 ルーティング・プロトコル用に使用しているデバッグ・レベルを表示します。
- SADEBUG LEVEL
- 現在 OMPROUTE の OSPF SNMP サブエージェントが使用しているデバッグ・レベルを表示します。
- STACK AFFINITY
- OMPROUTE が実行されているスタックの名前を表示します。
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RIP,LIST,ALL 出力の残りの部分については、以下のセクションで説明します。
構成された RIP インターフェース
EZZ7843I RIP CONFIGURATION 447
TRACE: 1, DEBUG: 0, SADEBUG LEVEL: 0
STACK AFFINITY: TCPCS6
RIP: ENABLED
RIP DEFAULT ORIGINATION: ALWAYS, COST = 1
PER-INTERFACE ADDRESS FLAGS:
CTC2 9.167.100.13 RIP VERSION 1
SEND NET AND SUBNET ROUTES
RECEIVE NO DYNAMIC HOST ROUTES
RIP INTERFACE INPUT METRIC: 1
RIP INTERFACE OUTPUT METRIC: 0
RIP RECEIVE CONTROL: ANY
CTC1 9.168.100.3 RIP VERSION 1
SEND NET AND SUBNET ROUTES
RECEIVE NO DYNAMIC HOST ROUTES
RIP INTERFACE INPUT METRIC: 1
RIP INTERFACE OUTPUT METRIC: 0
RIP RECEIVE CONTROL: ANY
- RIP
- RIP 通信が使用可能になっているかどうかを表します。
- RIP DEFAULT ORIGINATION
- RIP がデフォルトの経路生成をサポートするための条件、およびそのデフォルト経路の公示されたコストを表します。
- PER-INTERFACE ADDRESS FLAGS
- あるインターフェースに関する情報を指定します。
- RIP VERSION
- このインターフェースを介して通信されているパケットが RIP バージョン 1 または RIP バージョン 2 のいずれであるかを指定します。
- SEND
- このインターフェースで送信される RIP 応答に、どのタイプの経路が含まれるのかを指定します。
- RECEIVE
- このインターフェースで受信される RIP 応答で、どのタイプの経路が受け入れられるのかを指定します。
- RIP INTERFACE INPUT METRIC
- このインターフェースを介して受信された RIP 経路に追加するメトリックの値を指定します。
- RIP INTERFACE OUTPUT METRIC
- このインターフェース上で公示された RIP 経路に追加するメトリックの値を指定します。
- RIP RECEIVE CONTROL
- イン
ターフェースを介して受信可能な RIP の更新レベルを表します。指定できる値は、次のとおりです。
- ANY
- RIP1 と RIP2 の更新を受信できます。
- 不可
- RIP の更新を受信できません。
- RIP1
- RIP1 の更新のみを受信できます。
- RIP2
- RIP2 の更新のみを受信できます。
受け入れられる RIP 経路
EZZ7844I RIP ROUTE ACCEPTANCE
ACCEPT RIP UPDATES ALWAYS FOR:
9.167.100.79 9.167.100.59
- ACCEPT RIP UPDATES ALWAYS FOR
- 更新が常に受け入れられるネットワーク、サブネット、およびホストを表示します。
RIP インターフェースの統計およびパラメーター
---- Example 1 ----
EZZ78591 RIP INTERFACES 464
IFC ADDRESS IFC NAME SUBNET MASK MTU DESTINATION
9.167.100.13 CTC2 255.255.0.0 576 9.167.100.17
- IFC ADDRESS
- インターフェース IP アドレスを表します。
- IFC NAME
- インターフェース名を表します。
- SUBNET MASK
- サブネット・マスクを表します。
- MTU
- 最大伝送単位の値を表します。
- DESTINATION
- このインターフェースが Point-to-Point インターフェースである場合に、宛先ルーターの RIP 識別を表します。
---- Example 2 ----
EZZ7860I RIP INTERFACE DETAILS 066
INTERFACE ADDRESS: 9.167.100.13
INTERFACE NAME: CTC2
SUBNET MASK: 255.255.0.0
MTU 576
DESTINATION ADDRESS: 9.167.100.17
RIP VERSION: 1 SEND POIS. REV. ROUTES: YES
IN METRIC: 1 OUT METRIC: 0
RECEIVE NET ROUTES: YES RECEIVE SUBNET ROUTES: YES
RECEIVE HOST ROUTES: NO SEND DEFAULT ROUTES: NO
SEND NET ROUTES: YES SEND SUBNET ROUTES: YES
SEND STATIC ROUTES: NO SEND HOST ROUTES: NO
SEND ONLY: VIRTUAL, DEFAULT
FILTERS: SEND 9.67.100.0 255.255.255.0
RECEIVE 9.67.101.0 255.255.255.0
RIP RECEIVE CONTROL: ANY
- INTERFACE ADDRESS
- インターフェース IP アドレスを表します。
- INTERFACE NAME
- インターフェース名を表します。
- SUBNET MASK
- サブネット・マスクを表します。
- MTU
- 最大伝送単位の値を表します。
- DESTINATION ADDRESS
- このインターフェースが Point-to-Point インターフェースである場合に、宛先ルーターの RIP 識別を表します。
- RIP VERSION
- このインターフェースを介して通信されているパケットが RIP バージョン 1 または RIP バージョン 2 のいずれであるかを指定します。
- SEND POIS. REV. ROUTES
- このインターフェースを介して送信される RIP 応答で、poisoned reverse 経路が公示されるかどうかを表します。poisoned reverse 経路とは、無限のメトリック (メトリック 16) を持つ経路です。
- IN METRIC
- このインターフェースを介して受信された RIP 経路に追加するメトリックの値を指定します。
- OUT METRIC
- このインターフェース上で公示された RIP 経路に追加するメトリックの値を指定します。
- RECEIVE NET ROUTES
- このインターフェースを介して受信された RIP 応答で、ネットワーク経路が受け入れられるかどうかを表します。
- RECEIVE SUBNET ROUTES
- このインターフェースを介して受信された RIP 応答で、サブネット経路が受け入れられるかどうかを表します。
- RECEIVE HOST ROUTES
- このインターフェースを介して受信された RIP 応答で、ホスト経路が受け入れられるかどうかを表します。
- SEND DEFAULT ROUTES
- デフォルト経路が使用可能な場合に、このインターフェースを介して送信される RIP 応答でその経路が公示されるかどうかを表します。
- SEND NET ROUTES
- このインターフェースを介して送信される RIP 応答で、ネットワーク経路が公示されるかどうかを表します。
- SEND SUBNET ROUTES
- このインターフェースを介して送信される RIP 応答で、サブネット経路が公示されるかどうかを表します。
- SEND STATIC ROUTES
- このインターフェースを介して送信される RIP 応答で、静的経路が公示されるかどうかを表します。
- SEND HOST ROUTES
- このインターフェースを介して送信される RIP 応答で、ホスト経路が公示されるかどうかを表します。
- SEND ONLY
- このインターフェースに関する、RIP ブロードキャストでの経路タイプの制限を表します。
- FILTERS
- このインターフェースに関する、送信および受信フィルターを表します。
- RIP RECEIVE CONTROL
- このインターフェースを介して受信される RIP パケットのタイプを表します。RIP1、RIP2、ANY (RIP1 および RIP2 の両方)、または NONE のいずれかです。
グローバル RIP フィルター
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RIP,FILTERS コマンドを使用すると、グローバル RIP フィルターが表示されます。出力例と項目の説明を次に示します。
EZZ8016I GLOBAL RIP FILTERS
SEND ONLY: VIRTUAL, DEFAULT
IGNORE RIP UPDATES FROM:
9.67.103.10 9.67.103.9
FILTERS: NOSEND 10.1.1.0 255.255.255.0
NORECEIVE 9.67.101.0 255.255.255.0
- SEND ONLY
- すべての RIP インターフェースに適用される、RIP ブロードキャストでのグローバル経路タイプの制限を表します。
- IGNORE RIP UPDATES FROM
- このゲートウェイからの RIP ルーティング・テーブル・ブロードキャスト を無視するように指定します。このオプションは、RIP 入力フィルターとして機能します。
- FILTERS
- すべての RIP インターフェースに適用される、グローバルの送信および受信フィルターを表します。
GENERIC コマンドの使用例
IPv4 のすべての一般情報
EZZ8053I IPV4 GENERIC CONFIGURATION
TRACE: 2, DEBUG: 3, SADEBUG LEVEL: 0
IPV4 TRACE DESTINATION: /TMP/AMPROUT3.DBG
STACK AFFINITY: TCPCS3
EZZ8056I IPV4 GEN INT CONFIGURATION
IFC NAME IFC ADDRESS SUBNET MASK MTU DESTADDR
NSQDIO3L 9.67.120.3 255.255.255.0 576 N/A
CTC3TO4 9.67.101.3 255.255.255.0 10000 9.67.101.4
- TRACE
- 現在 OMPROUTE が、 初期化および IPv4 ルーティング・プロトコルに使用しているトレースのレベルを表示します。
- DEBUG
- 現在 OMPROUTE が、 初期化および IPv4 ルーティング・プロトコルに使用しているデバッグ・レベルを表示します。
- SADEBUG LEVEL
- 現在 OMPROUTE の OSPF SNMP サブエージェントが使用しているデバッグ・レベルを表示します。
- IPV4 TRACE DESTINATION
- IPv4 トレースの宛先のファイル名を表すか、宛先が OMPROUTE CTRACE である場合は、OMPCTRC を表します。
制約事項:コンソールでは、ファイル名は、実際のファイル名の大文字小文字が区別されず、大文字で表示されます。
- STACK AFFINITY
- OMPROUTE が実行されているスタックの名前を表示します。
- IPV4 GENERIC INTERFACES
- 構成済み IPv4 汎用インターフェースで説明されている DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,GENERIC,LIST,INTERFACES と同じ出力を表示します。
構成済み IPv4 汎用インターフェース
EZZ8056I IPV4 GEN INT CONFIGURATION
IFC NAME IFC ADDRESS SUBNET MASK MTU DESTADDR
NSQDIO3L 9.67.120.3 255.255.255.0 576 N/A
CTC3TO4 9.67.101.3 255.255.255.0 10000 9.67.101.4
- IFC NAME
- INTERFACE ステートメントで、NAME パラメーターを使用して定義されるインターフェースのリンク名。
- IFC ADDRESS
- INTERFACE ステートメントで、IP_ADDRESS パラメーターを使用して定義されるインターフェースのホーム・アドレス。
- SUBNET MASK
- INTERFACE ステートメントで、SUBNET_MASK パラメーターを使用して定義されるインターフェースのサブネット・マスク。
- MTU
- INTERFACE ステートメントで、MTU パラメーターを使用して定義されるインターフェースの MTU サイズ。
- DESTADDR
- インターフェースが Point-to-Point インターフェースであることがわかっていて、OMPROUTE 構成ファイル内に DESTINATION_ADDR パラメーターがコーディングされている場合、DESTADDR は、 そのインターフェースの DESTINATION_ADDR パラメーターの値です。そうでない場合は、N/A が表示されます。
IPv4 汎用インターフェース
EZZ8060I IPV4 GENERIC INTERFACES
IFC NAME IFC ADDRESS SUBNET MASK MTU CFG IGN
NSQDIO3L 9.67.120.3 255.255.255.0 576 YES NO
CTC3TO1 130.200.1.3 N/A N/A NO YES
VIPA03 3.3.3.103 N/A N/A NO YES
CTC3TO4 9.67.101.3 255.255.255.0 10000 YES NO
- IFC NAME
- インターフェースのリンク名。
- IFC ADDRESS
- インターフェースのホーム・アドレス。
- SUBNET MASK
- インターフェース・サブネット・マスク。インターフェースが OMPROUTE に無視される場合は、N/A が表示されます。
- MTU
- インターフェースの MTU サイズ。インターフェースが OMPROUTE に無視される場合は、N/A が表示されます。
- CFG
- インターフェースが OMPROUTE に構成されるかどうかを表します。
- IGN
- インターフェースが OMPROUTE に無視されるかどうかを表します (このフィールドは CFG=NO の場合のみ YES で、GLOBAL_OPTIONS IGNORE_UNDEFINED_INTERFACES は YES に構成されます)。
RTTABLE コマンドの使用例
OMPROUTE IPv4 メイン・ルーティング・テーブル
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RTTABLE コマンドは、OMPROUTE IPv4 メイン・ルーティング・テーブル内のすべての経路を表示します。出力例と項目の説明を次に示します。
結果: このコマンドで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの内容です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
EZZ7847I ROUTING TABLE 796
TYPE DEST NET MASK COST AGE NEXT HOP(S)
SBNT 2.0.0.0 FF000000 1 1368 NONE
SPF 2.2.2.0 FFFFFFFC 3 1380 9.67.106.4
SPF 2.2.2.2 FFFFFFFF 3 1380 9.67.106.4
SBNT 3.0.0.0 FF000000 1 1549 NONE
SPF 3.3.3.0 FFFFFFFC 2 1561 9.67.102.3
SPF 3.3.3.3 FFFFFFFF 2 1561 9.67.102.3
SBNT 4.0.0.0 FF000000 1 1549 NONE
SPF 4.4.4.4 FFFFFFFC 2 1561 9.67.106.4
SPF 4.4.4.4 FFFFFFFF 2 1561 9.67.106.4
SBNT 5.0.0.0 FF000000 1 1549 NONE
SPF 5.5.5.4 FFFFFFFC 2 1567 9.67.107.5
SPF 5.5.5.5 FFFFFFFF 2 1567 9.67.107.5
SBNT 6.0.0.0 FF000000 1 1549 NONE
RIP 6.6.6.4 FFFFFFFC 2 30 9.67.103.6
SBNT 7.0.0.0 FF000000 1 1368 NONE
SPIA* 7.7.7.4 FFFFFFFC 3 1380 9.67.106.4
DIR* 7.7.7.7 FFFFFFFF 1 1574 VIPA1A
SBNT 8.0.0.0 FF000000 1 1549 NONE
SPF 8.8.8.8 FFFFFFFC 2 1545 9.67.100.8
SPF 8.8.8.8 FFFFFFFF 2 1545 9.67.100.8
SBNT 9.0.0.0 FF000000 1 1368 NONE
DIR* 9.67.100.0 FFFFFF00 1 1576 9.67.100.7
SPF 9.67.100.7 FFFFFFFF 2 1545 CTC7TO8
SPF 9.67.100.8 FFFFFFFF 1 1572 9.67.100.8
SPF 9.67.101.3 FFFFFFFF 2 1561 9.67.106.4
SPF 9.67.101.4 FFFFFFFF 2 1561 9.67.102.3
DIR* 9.67.102.0 FFFFFF00 1 1575 9.67.102.7
SPF 9.67.102.3 FFFFFFFF 1 1566 9.67.102.3
SPF 9.67.102.7 FFFFFFFF 2 1561 CTC7TO3
DIR* 9.67.103.0 FFFFFF00 1 1575 9.67.103.7
RIP 9.67.103.6 FFFFFFFF 1 30 9.67.103.6
SPF 9.67.105.4 FFFFFFFF 2 1545 9.67.100.8
SPF 9.67.105.8 FFFFFFFF 2 1561 9.67.106.4
DIR* 9.67.106.0 FFFFFF00 1 1576 9.67.106.7
SPF 9.67.106.4 FFFFFFFF 1 1566 9.67.106.4
SPF 9.67.106.7 FFFFFFFF 2 1561 CTC7TO4
DIR* 9.67.107.0 FFFFFF00 1 1577 9.67.107.7
SPF 9.67.107.5 FFFFFFFF 1 1574 9.67.107.5
SPF 9.67.107.7 FFFFFFFF 2 1566 CTC7TO5
SPF 9.67.108.2 FFFFFFFF 2 1380 9.67.106.4
SPF 9.67.108.4 FFFFFFFF 3 1380 9.67.106.4
SBNT 10.0.0.0 FF000000 1 1368 NONE
SPE2 10.1.1.0 FFFFFF00 0 1379 9.67.106.4
SPE2 10.1.1.1 FFFFFFFF 0 1379 9.67.106.4
SBNT 20.0.0.0 FF000000 1 1549 NONE
SPE2 20.1.1.0 FFFFFF00 0 1379 9.67.107.5
SPE2 20.1.1.1 FFFFFFFF 0 1379 9.67.107.5
RIP 30.0.0.0 FF000000 2 30 9.67.103.6
RIP 30.1.1.0 FFFFFF00 2 30 9.67.103.6
RIP % 30.1.1.4 FFFFFFFF 2 30 9.67.103.6
RIP % 30.1.1.8 FFFFFFFF 2 30 9.67.103.6
SPE2 130.200.0.0 FFFF0000 0 1379 9.67.100.8 (2)
SPE2 130.200.1.1 FFFFFFFF 0 1379 9.67.102.3
SPE2 130.200.1.18 FFFFFFFF 0 1379 9.67.100.8
SPE2 130.201.0.0 FFFF0000 0 1379 9.67.100.8 (2)
SPE2 130.202.0.0 FFFF0000 0 1379 9.67.100.8 (2)
0 NETS DELETED, 4 NETS INACTIVE
- TYPE
- その経路が取られた方法を表します。
- DFLT
- OMPROUTE 構成ファイルの DEFAULT_ROUTE 構成ステートメントを 使用して定義された経路を表します。
- SBNT
- ネットワークがサブネット化されたことを表します。この項目はプレースホルダーにすぎません。
- DIR
- 直接に接続されたネットワーク、サブネット、またはホストを表します。
- RIP
- RIP プロトコルを介して認識された経路を表します。
- DEL
- この経路が削除されたことを表します。
制約事項: RIP がアクティブで、RIP が近隣のルーターにそれらが削除されたことを公示する必要がある場合に限って、削除された経路がこの画面に表示されます。削除された経路は、詳細経路画面には表示されません。
- STAT
- 静的に構成された置き換え不能な経路を表します。
- SPF
- この経路が OSPF エリア内経路であることを表します。
- SPIA
- この経路が OSPF エリア間経路であることを表します。
- SPE1
- OSPF 外部経路 (タイプ 1) を表します。
- SPE2
- OSPF 外部経路 (タイプ 2) を表します。
- RNGE
- アクティブな OSPF エリア・アドレス範囲であって転送パケット内で使用されない 経路タイプを表します。
- RSTA
- 置き換え可能として定義された 静的経路を表します。
経路タイプの後のアスタリスク (*) は、この経路に、直接接続されたバックアップがあることを表します。経路タイプの後のパーセント記号 (%) は、この宛先については常に RIP 更新が受け入れられることを表します。
- DEST NET
- IP 宛先を表します。
- MASK
- IP 宛先のサブネット・マスクを表します。
- COST
- 経路コストを表します。
表 1. OMPROUTE IPv4 経路タイプとコスト値のマッピング 経路タイプ コスト値 SPF または SPIA 経路の OSPF コスト。 SPE1 AS 境界ルーターに到達するための OSPF コスト、または宛先に到達するために使用する転送アドレスにかかる OSPF コストに外部コストを加えた値。 SPE2 外部コスト。 RIP RIP メトリック。 STAT または RSTA - 直接経路の場合は 0。
- 間接経路の場合は 1。
DIR または SBNT 1 RNGE 範囲の OSPF コスト。 DFLT 0 - AGE
- ルーティング・テーブル項目が最後に更新されてからの経過時間を表します。経路タイプが DEL または RIP の経路の場合、この値は 10 秒ごとに 10 の倍数で期間が増えます。TCP/IP スタックがストレージ不足の状態に入った場合、不足状態から解放されると、経路タイプが DEL または RIP のすべての経路はリフレッシュされます。
- NEXT HOP(S)
- 宛先へのパス上にある次のルーターの IP アドレスを表します。この列の終わりにある括弧内の数は、宛先までの等価経路の数を表しています。DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RTTABLE,DEST=ip-addr コマンドを使用すると、ネクスト・ホップのリストが得られます。
- NETS DELETED
- OMPROUTE ルーティング・テーブルから削除されて、置き換えられなかった経路の数を示します。D TCPIP,,OMPROUTE,RTTABLE,DELETED コマンドを使用すると、これらの経路がリストされます。
- NETS INACTIVE
- 内部のデバッグ目的のみに使用します。
OMPROUTE IPv4 メイン・ルーティング・テーブルの経路拡張情報
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RTTABLE,DEST=ip-addr コマンドを使用すると、OMPROUTE IPv4 メイン・ルーティング・テーブル内の特定の経路に関する情報が得られます。複数の等価コスト経路が存在する場合には、このコマンドを使用してネクスト・ホップのリストを入手します。出力例と項目の説明を次に示します。
結果: このコマンドで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの情報です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
EZZ7874I ROUTE EXPANSION 370
DESTINATION: 9.68.101.0
MASK: 255.255.255.0
ROUTE TYPE: SPF
DISTANCE: 6
AGE: 1344
NEXT HOP(S): 9.167.100.17 (CTC2)
9.168.100.4 (CTC1)
- DESTINATION
- IP 宛先を表します。
- MASK
- IP 宛先のサブネット・マスクを表します。
- ROUTE TYPE
- その経路が取られた方法を表します。
- DFLT
- OMPROUTE 構成ファイルの DEFAULT_ROUTE 構成ステートメントを 使用して定義された経路を表します。
- SBNT
- ネットワークがサブネット化されたことを表します。この項目はプレースホルダーにすぎません。
- DIR
- 直接に接続されたネットワーク、サブネット、またはホストを表します。
- RIP
- RIP プロトコルを介して認識された経路を表します。
- STAT
- 静的に構成された置き換え不能な経路を表します。
- SPF
- この経路が OSPF エリア内経路であることを表します。
- SPIA
- この経路が OSPF エリア間経路であることを表します。
- SPE1
- OSPF 外部経路 (タイプ 1) を表します。
- SPE2
- OSPF 外部経路 (タイプ 2) を表します。
- RNGE
- アクティブな OSPF エリア・アドレス範囲であって転送パケット内で使用されない 経路タイプを表します。
- RSTA
- 置き換え可能として定義された 静的経路を表します。
経路タイプの後のアスタリスク (*) は、この経路に、直接接続されたバックアップがあることを表します。経路タイプの後のパーセント記号 (%) は、この宛先については常に RIP 更新が受け入れられることを表します。
- DISTANCE
- 経路コストを表します。
表 2. OMPROUTE IPv4 経路タイプと DISTANCE 値のマッピング 経路タイプ 値 SPF または SPIA 経路の OSPF コスト。 SPE1 AS 境界ルーターに到達するための OSPF コスト、または宛先に到達するために使用する転送アドレスにかかる OSPF コストに外部コストを加えた値。 SPE2 外部コスト。 RIP RIP メトリック。 STAT または RSTA - 直接経路の場合は 0。
- 間接経路の場合は 1。
DIR または SBNT 1 RNGE 範囲の OSPF コスト。 DFLT 0 - AGE
- ルーティング・テーブル項目が最後に更新されてからの経過時間を表します。経路タイプが DEL または RIP の経路の場合、この値は 10 秒ごとに 10 の倍数で期間が増えます。TCP/IP スタックがストレージ不足の状態に入った場合、不足状態から解放されると、経路タイプが DEL または RIP のすべての経路はリフレッシュされます。
- NEXT HOP(S)
- 宛先へのそれぞれのパスごとに、次のルーターの IP アドレス、およびそのルーターに到達するために使用されるインターフェースを表します。
すべての OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RTTABLE,PRTABLE=ALL コマンドは、すべての OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル内のすべての経路を表示します。各テーブルのポリシー・エージェントに対して構成された動的ルーティング・パラメーターがそのテーブルの経路に続いて表示されます。出力例と項目の説明を次に示します。
- このコマンドで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの内容です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルが IPv4 動的ルーティング・パラメーターを指定しないで構成されている場合、OMPROUTE は IPv4 用のそのルーティング・テーブルを認識しません。 そのルーティング・テーブルは、OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベースのルーティング・テーブルの表示には含められません。
EZZ7847I ROUTING TABLE 796
TABLE NAME: SECLOW1
TYPE DEST NET MASK COST AGE NEXT HOP(S)
SBNT 3.0.0.0 FF000000 1 1549 NONE
SPF 3.3.3.0 FFFFFFFC 2 1561 9.67.102.3
SPF 3.3.3.3 FFFFFFFF 2 1561 9.67.102.3
SPF 9.67.101.4 FFFFFFFF 2 1561 9.67.102.3
DIR* 9.67.102.0 FFFFFF00 1 1575 9.67.102.7
SPF 9.67.102.3 FFFFFFFF 1 1566 9.67.102.3
SPF 9.67.102.7 FFFFFFFF 2 1561 CTC7TO3
SPE2 130.200.1.1 FFFFFFFF 0 1379 9.67.102.3
0 NETS DELETED
DYNAMIC ROUTING PARAMETERS:
INTERFACE: CTC7TO3 NEXT HOP: 9.67.102.3
TABLE NAME: SECLOW2
TYPE DEST NET MASK COST AGE NEXT HOP(S)
SBNT 8.0.0.0 FF000000 1 1549 NONE
SPF 8.8.8.8 FFFFFFFC 2 1545 9.67.100.8
SPF 8.8.8.8 FFFFFFFF 2 1545 9.67.100.8
SBNT 9.0.0.0 FF000000 1 1368 NONE
DIR* 9.67.100.0 FFFFFF00 1 1576 9.67.100.7
SPF 9.67.100.7 FFFFFFFF 2 1545 CTC7TO8
SPF 9.67.100.8 FFFFFFFF 1 1572 9.67.100.8
SPF 9.67.105.4 FFFFFFFF 2 1545 9.67.100.8
SPE2 130.200.0.0 FFFF0000 0 1379 9.67.100.8 (2)
SPE2 130.200.1.18 FFFFFFFF 0 1379 9.67.100.8
SPE2 130.201.0.0 FFFF0000 0 1379 9.67.100.8 (2)
SPE2 130.202.0.0 FFFF0000 0 1379 9.67.100.8 (2)
0 NETS DELETED
DYNAMIC ROUTING PARAMETERS:
INTERFACE: CTC7TO8 NEXT HOP: 9.67.100.8
INTERFACE: CTC7TO8 NEXT HOP: 9.67.100.15
INTERFACE: *CTC7TO9 NEXT HOP: 9.67.201.53
- TABLE NAME
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの名前を表します。
- INTERFACE
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに対する動的ルーティング・パラメーターで指定されたインターフェースの名前を表します。インターフェースが現在 IPv4 インターフェースとして TCP/IP スタックに定義されていないか、またはインターフェースが TCP/IP スタックで非アクティブの場合、その名前の先頭にアスタリスク (*) が付きます。
- NEXT HOP
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに対する動的ルーティング・パラメーターで指定されたネクスト・ホップのルーター IP アドレスを表します。動的ルーティング・パラメーターにネクスト・ホップのルーター IP アドレスが指定されていない場合は、ANY の値が表示されます。
フィールドの詳細については、OMPROUTE IPv4 メイン・ルーティング・テーブルを参照してください。
OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RTTABLE,PRTABLE=prname コマンドは、1 つの OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル内のすべての経路を表示します。テーブルのポリシー・エージェントに対して構成された動的ルーティング・パラメーターがそのテーブルの経路に続いて表示されます。出力例と項目の説明を次に示します。
- このコマンドで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの内容です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルが IPv4 動的ルーティング・パラメーターを指定しないで構成されている場合、OMPROUTE は IPv4 用のそのルーティング・テーブルを認識しません。 そのルーティング・テーブルは、このコマンドと一緒に使用することはできません。
EZZ7847I ROUTING TABLE 796
TABLE NAME: SECLOW2
TYPE DEST NET MASK COST AGE NEXT HOP(S)
SBNT 8.0.0.0 FF000000 1 1549 NONE
SPF 8.8.8.8 FFFFFFFC 2 1545 9.67.100.8
SPF 8.8.8.8 FFFFFFFF 2 1545 9.67.100.8
SBNT 9.0.0.0 FF000000 1 1368 NONE
DIR* 9.67.100.0 FFFFFF00 1 1576 9.67.100.7
SPF 9.67.100.7 FFFFFFFF 2 1545 CTC7TO8
SPF 9.67.100.8 FFFFFFFF 1 1572 9.67.100.8
SPF 9.67.105.4 FFFFFFFF 2 1545 9.67.100.8
SPE2 130.200.0.0 FFFF0000 0 1379 9.67.100.8 (2)
SPE2 130.200.1.18 FFFFFFFF 0 1379 9.67.100.8
SPE2 130.201.0.0 FFFF0000 0 1379 9.67.100.8 (2)
SPE2 130.202.0.0 FFFF0000 0 1379 9.67.100.8 (2)
0 NETS DELETED, 0 NETS INACTIVE
DYNAMIC ROUTING PARAMETERS:
INTERFACE: CTC7TO8 NEXT HOP: 9.67.100.8
INTERFACE: CTC7TO8 NEXT HOP: 9.67.100.15
INTERFACE: *CTC7TO9 NEXT HOP: 9.67.201.53
フィールドの説明については、すべての OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを参照してください。
OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの経路拡張情報
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RTTABLE,PRTABLE=prname,DEST=ip-addr コマンドを使用すると、OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル内の特定の経路に関する情報が得られます。複数の等価コスト経路が存在する場合には、このコマンドを使用してネクスト・ホップのリストを入手します。出力例と項目の説明を次に示します。
- このコマンドで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの情報です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルが IPv4 動的ルーティング・パラメーターを指定しないで構成されている場合、OMPROUTE は IPv4 用のそのルーティング・テーブルを認識しません。 そのルーティング・テーブルは、このコマンドと一緒に使用することはできません。
EZZ7874I ROUTE EXPANSION 370
TABLE NAME: SECHIGH
DESTINATION: 9.68.101.0
MASK: 255.255.255.0
ROUTE TYPE: SPF
DISTANCE: 6
AGE: 1344
NEXT HOP(S): 9.167.100.17 (CTC2)
9.168.100.4 (CTC1)
- TABLE NAME
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの名前を表します。
フィールドの詳細については、OMPROUTE IPv4 メイン・ルーティング・テーブルの経路拡張情報を参照してください。
すべての OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの経路拡張情報
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RTTABLE,PRTABLE=ALL,DEST=ip-addr コマンドを使用すると、すべての OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの特定の経路に関する情報が得られます。テーブルに複数の等価コスト経路が存在する場合には、このコマンドを使用してネクスト・ホップのリストを入手します。出力例と項目の説明を次に示します。
- このコマンドで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの情報です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルが IPv4 動的ルーティング・パラメーターを指定しないで構成されている場合、OMPROUTE は IPv4 用のそのルーティング・テーブルを認識しません。 そのルーティング・テーブルは、OMPROUTE IPv4 ルーティング・テーブルの表示内にはありません。
EZZ7874I ROUTE EXPANSION 370
TABLE NAME: SECHIGH
DESTINATION: 9.68.101.0
MASK: 255.255.255.0
ROUTE TYPE: SPF
DISTANCE: 6
AGE: 1344
NEXT HOP(S): 9.167.100.17 (CTC2)
9.168.100.4 (CTC1)
TABLE NAME: SECLOW
DESTINATION: 9.68.101.0
MASK: 255.255.255.0
ROUTE TYPE: SPF
DISTANCE: 9
AGE: 2854
NEXT HOP(S): 9.169.102.1 (CTC3)
- TABLE NAME
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの名前を表します。
フィールドの詳細については、OMPROUTE IPv4 メイン・ルーティング・テーブルの経路拡張情報を参照してください。
削除された OMPROUTE IPv4 経路
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RTTABLE,DELETED コマンドを使用すると、OMPROUTE IPv4 メイン・ルーティング・テーブルから削除されて、ガーベッジ・コレクションで置き換えまたはリサイクルされなかった経路が表示されます (ガーベッジ・コレクションが行われるのは、RIP が実行されている場合のみです)。出力例を次に示します。項目の説明は、DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RTTABLE コマンドの場合と同じです (OMPROUTE IPv4 メイン・ルーティング・テーブルを参照)。
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RTTABLE,PRTABLE=prname,DELETED コマンドを使用すると、OMPROUTE IPv4 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルから削除されて、ガーベッジ・コレクションで置き換えまたはリサイクルされなかった経路が表示されます。
D TCPIP,TCPCS6,OMPROUTE,RTTABLE,DELETED
EZZxxxxI IPV4 DELETED ROUTES
TYPE DEST NET MASK COST AGE NEXT HOP(S)
DEL 1.2.3.4 FFFFFFFF 16 12 NONE
1 NETS DELETED, 1 NETS INACTIVE
IPV6OSPF コマンドの使用例
すべての IPv6 OSPF 情報
EZZ7970I IPV6 OSPF INFORMATION 322
TRACE6: 0, DEBUG6: 0
STACK AFFINITY TCPCS67
IPV6 OSPF PROTOCOL: ENABLED
IPV6 OSPF ROUTER ID: 67.67.67.67 (*IPV6_OSPF)
DFLT IPV6 OSPF INST ID: 0
EXTERNAL COMPARISON: TYPE 2
AS BOUNDARY CAPABILITY: ENABLED
IMPORT EXTERNAL ROUTES: RIP
ORIG. DEFAULT ROUTE: NO
DEMAND CIRCUITS: ENABLED
DR MAX ADJ ATTEMPT: 10
EZZ7973I IPV6 OSPF AREAS
AREA ID STUB DFLT-COST IMPORT-PREF DEMAND IFCS NETS RTRS ABRS
6.6.6.6 NO N/A N/A OFF 2 1 4 2
0.0.0.0 NO N/A N/A OFF 2 0 4 2
--AREA RANGES--
AREA ID ADVERTISE PREFIX
6.6.6.6 NO 2001:DB8:0:101::/64
EZZ7958I IPV6 OSPF INTERFACES
NAME AREA TYPE STATE COST HELLO DEAD NBRS ADJS
VIPA1A6 6.6.6.6 VIPA N/A 1 N/A N/A N/A N/A
MPCPTP7TO5 0.0.0.0 P-2-MP 16 1 10 40 1 1
NSQDIO1L6 6.6.6.6 BRDCST 32 1 10 40 3 2
VL/0 0.0.0.0 VLINK 16 1 30 180 1 1
EZZ7972I IPV6 OSPF VIRTUAL LINKS
ENDPOINT TRANSIT AREA STATE COST HELLO DEAD NBRS ADJS
64.64.64.64 6.6.6.6 16 1 30 180 1 1
EZZ8129I IPV6 OSPF NEIGHBORS
ROUTER ID STATE LSRXL DBSUM LSREQ HSUP RTR-PRI IFC
65.65.65.65 128 0 0 0 OFF 1 MPCPTP7TO5
64.64.64.64 128 0 0 0 OFF 1 NSQDIO1L6
63.63.63.63 128 0 0 0 OFF 1 NSQDIO1L6
68.68.68.68 128 0 0 0 OFF 1 NSQDIO1L6
64.64.64.64 128 0 0 0 OFF 1 *
- TRACE6
- 現在 OMPROUTE の IPv6 ルーティング・プロトコルに使用されているトレースのレベルを表示します。
- DEBUG6
- 現在 OMPROUTE の IPv6 ルーティング・プロトコルに使用されているデバッグ・レベルを表示します。
- STACK AFFINITY
- OMPROUTE が実行されているスタックの名前を表示します。
- IPV6 OSPF PROTOCOL
- IPv6 OSPF が使用可能になっているか、使用不可になっているかを表示します。
- IPV6 OSPF ROUTER ID
- IPv6 OSPF OSPF ルーター ID とその構成ソースを表示します。可能なソースは以下のとおりです。
- RouterID パラメーターが指定された OMPROUTE 構成ステートメント (接頭部にアスタリスク「*」を付けて示される)。
- IPV6_OSPF
- ROUTERID (IPv6 ルーター ID が、IPv4 に指定されたルーター ID から継承された場合)
- OSPF (IPv6 ルーター ID が、IPv4 に指定されたルーター ID から継承された場合)
- ルーター ID の設定のために OMPROUTE によって使用された IPv4 インターフェースの名前。これは、IPv6 ルーター ID を指定しなかったため、IPv6 ルーター ID が IPv4 ルーター ID から継承されたことを意味します (IPv4 ルーター ID は、OMPROUTE によって、IPv4 インターフェースに割り当てられた IP アドレスにデフォルトで設定されています)。
- RouterID パラメーターが指定された OMPROUTE 構成ステートメント (接頭部にアスタリスク「*」を付けて示される)。
- DFLT IPV6 OSPF INST ID
- IPV6_OSPF_INTERFACE の OSPF プロトコル・インスタンス ID のデフォルト値を表示します。
- EXTERNAL COMPARISON
- 外部情報を IPv6 OSPF ドメインにインポートするとき、および IPv6 OSPF 外部経路 と IPv6 RIP 経路を比較するときに IPv6 OSPF によって使用される外部経路タイプを表示します。
- AS BOUNDARY CAPABILITY
- IPv6 OSPF ドメインに外部経路がインポートされる かどうかを表します。
- IMPORT EXTERNAL ROUTES
- IPv6 OSPF ドメインにインポートされる外部経路のタイプを表します。AS 境界機能が使用可能になっているときにだけ表示されます。
- ORIG DEFAULT ROUTE
- デフォルトの経路が IPv6 OSPF ドメインに作り出されるかどうかを表します。 Orig Default Route は、AS 境界機能が使用可能になっているときにのみ表示されます。
- DEFAULT ROUTE COST
- デフォルト経路のコストおよびタイプを表示します (発信されている場合)。DEFAULT ROUTE COST は、AS 境界機能が使用可能で、Orig Default Route が Always になっているときにのみ表示されます。
- DEFAULT FORWARD ADDR
- デフォルト経路で指定されている転送先アドレスを表示します (発信されている場合)。Default 転送先アドレスは、AS 境界機能が使用可能で、Orig Default Route が Always になっているときにのみ表示されます。
- LEARN HIGHER COST DFLT
- IPv6 OSPF がインバウンド・パケットからのデフォルトの経路を、このホストから発信されるデフォルトの経路よりもそれらのコストがかかる場合に、確認するかどうかを表します。 このパラメーターは、AS 境界機能が使用可能で、Orig Default Route が Always になっているときにのみ表示されます。
- DEMAND CIRCUITS
- IPv6 OSPF インターフェースに関して回線要求サポートが使用可能であるかどうかを表します。
- DR MAX ADJ ATTEMPT
- 近隣の指定ルーターに対して隣接関係の試行を行う最大数のしきい値を設定します。この値は無駄な近隣状態ループのレポートと制御に使用されます。無駄な近隣状態ループについては、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の『無駄な近隣状態ループ』に記載されている情報を参照してください。
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,IPV6OSPF,ALL 出力の残りの部分については、以下のセクションで説明します。
IPv6 OSPF エリア統計およびパラメーター
EZZ7973I IPV6 OSPF AREAS 536
AREA ID STUB DFLT-COST IMPORT-PREF DEMAND IFCS NETS RTRS ABRS
6.6.6.6 NO N/A N/A OFF 2 1 4 2
0.0.0.0 NO N/A N/A OFF 2 0 4 2
--AREA RANGES--
AREA ID ADVERTISE PREFIX
6.6.6.6 NO 2001:DB8:0:101::/64
- AREA ID
- エリアの ID を表します。
- STUB
- このエリアがスタブ・エリアであるかどうかを表します。
- DFLT-COST
- スタブ・エリアとして構成されているデフォルト経路のコストを表示します。
- IMPORT-PREF
- エリア間プレフィックス LSA がスタブ・エリアにインポートされるか どうかを表します。
- DEMAND
- このエリアで回線要求がサポートされるかどうかを表します。このエリアのすべてのルーターがデマンド・サーキットをサポートする場合、これは ON で、そうでない場合は OFF に なります。
- IFCS
- 特定のエリアに接続されたルーター・インターフェースの数を表します。 これらのインターフェースは、必ずしも機能しているとは限りません。
- NETS
- このエリアの SPF ツリー計算を行っているときに検出された通過ネットワークの数を表します。
- RTRS
- このエリアの SPF ツリー計算を行っているときに検出されたルーターの数を表します。
- ABRS
- このエリアの SPF ツリー計算を行っているときに検出されたエリア・ボ ーダー・ルーターの数を表します。
- AREA RANGES
- このエリアで構成された範囲に関する情報が続くことを表します。
- ADVERTISE
- エリア内の特定範囲を他のエリア内に公示するかどうかを表します。
- PREFIX
- エリア内の特定範囲に関するプレフィックスとプレフィックスの長さを表示します。
IPv6 OSPF インターフェースの統計およびパラメーター
----Example 1 ----
EZZ7958I IPV6 OSPF INTERFACES 575
NAME AREA TYPE STATE COST HELLO DEAD NBRS ADJS
VIPA1A6 6.6.6.6 VIPA N/A 1 N/A N/A N/A N/A
MPCPTP7TO5 0.0.0.0 P-2-MP 16 1 10 40 1 1
NSQDIO1L6 6.6.6.6 BRDCST 32 1 10 40 3 2
OSAGBE1 3.3.3.3 BRDCST 32 1 10 40 4 2
OSAGBE2 3.3.3.3 BRDCST 2 1 10 40 0 0
VL/0 0.0.0.0 VLINK 16 1 30 180 1 1
- NAME
- インターフェース名を表示します。
- AREA
- 接続されたエリア ID。
- TYPE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
TYPE 説明 BRDCST ブロードキャスト・インターフェース P-2-MP Point-to-Multipoint インターフェース VLINK OSPF 仮想リンク VIPA 仮想 IP アドレス・リンク - STATE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
これらの値の詳細については、RFC 1583 を参照してください (OSPF バージョン 2)。
STATE 説明 1 Down 1* Suspend - この状態についての説明は RFC 2328 に記載されていません。 インターフェースは中断状態です。これは MODIFY コマンドによるか、または無駄な近隣状態ループのしきい値 (DR_Max_Adj_Attempt) を超えた後に近隣の指定ルーターとの隣接関係を確立できなかったためです。無駄な近隣状態ループについては、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の『無駄な近隣状態ループ』に記載されている情報を参照してください。 2 Backup 4 Looped back 8 Waiting 16 Point-to-point 32 DR other 64 Backup DR 128 Designated router - COST
- このインターフェースに関連したコスト (またはメトリック) を表します。
- HELLO
- インターフェースから送信されるハロー・パケットの間隔を秒数で表します。
- DEAD
- OSPF ハロー・パケットを受信しなくなってから、その近隣がダウンしていると宣言するまでの秒数を表します。
- NBRS
- 近隣ルーターの数。これは、ハローが受信されているルーターの数です。
- ADJS
- 隣接ルーターの数。これは、Exchange またはそれ以上の状態になっている近隣ルーターの 数です。 これらは、ルーターが同期しているか、あるいは同期化の途中である近隣ルーターの数です。
----Example 2 ----
EZZ7959I IPV6 OSPF INTERFACE DETAIL 677
INTERFACE NAME: NSQDIO1L6
INTERFACE ID: 20
INSTANCE ID: 0
INTERFACE ADDRESS: FE80::7
2001:DB8:0:120::7
INTERFACE PREFIX: STAT 2001:DB8:0:120::/64
ATTACHED AREA: 6.6.6.6
INTERFACE TYPE: BRDCST
STATE: 32
DESIGNATED ROUTER: 68.68.68.68
BACKUP DR: 64.64.64.64
DR PRIORITY: 1 HELLO INTERVAL: 10 RXMT INTERVAL: 5
DEAD INTERVAL: 40 TX DELAY: 1 POLL INTERVAL: N/A
DEMAND CIRCUIT: OFF HELLO SUPPRESS: N/A SUPPRESS REQ: N/A
MTU: 9000 COST: 1 DB_EX INTERVAL: 40
# NEIGHBORS: 3 # ADJACENCIES: 2 # FULL ADJS.: 2
# MCAST FLOODS: 7 # MCAST ACKS: 9 # MAX ADJ. RESETS: 0
# ERR PKTS RCVD: 0
NETWORK CAPABILITIES:
BROADCAST
DEMAND-CIRCUITS
MULTICAST
- INTERFACE NAME
- インターフェース名を表示します。
- INTERFACE ID
- この TCP/IP スタック上で、すべての OSPF インターフェースの集合の中で、一意的にインターフェースを識別する番号。
- INSTANCE ID
- このインターフェース用の IPv6 OSPF インスタンス ID。
- INTERFACE ADDRESS
- インターフェースの TCP/IP スタックから確認された IP アドレスを表します。
- INTERFACE PREFIX
- インターフェースのプレフィックスをリストします。RADV は、IPv6 ルーター・ディスカバリーによってプレフィックスが確認されたことを表します。STAT は、プレフィックスが、IPV6_OSPF_INTERFACE ステートメントで PREFIX パラメーターによって、 このインターフェースに対して静的に定義されたことを表します。 OSPF は、OSPF プロトコルを使用して確認されたことを表します。
- ATTACHED AREA
- 接続されたエリア ID。
- INTERFACE TYPE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
INTERFACE TYPE 説明 BRDCST ブロードキャスト・インターフェース P-2-MP Point-to-Multipoint インターフェース VLINK OSPF 仮想リンク VIPA 仮想 IP アドレス・リンク - STATE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
これらの値の詳細については、RFC 1583 を参照してください (OSPF バージョン 2)。
STATE 説明 1 Down 1* Suspend - この状態についての説明は RFC 2328 に記載されていません。 インターフェースは中断状態です。これは MODIFY コマンドによるか、または無駄な近隣状態ループのしきい値 (DR_Max_Adj_Attempt) を超えた後に近隣の指定ルーターとの隣接関係を確立できなかったためです。無駄な近隣状態ループについては、「z/OS Communications Server: IP 構成ガイド」の『無駄な近隣状態ループ』に記載されている情報を参照してください。 2 Backup 4 Looped back 8 Waiting 16 Point-to-point 32 DR other 64 Backup DR 128 Designated router - DESIGNATED ROUTER
- 指定ルーターのルーター ID。
- BACKUP DR
- バックアップ指定ルーターのルーター ID。
- DR PRIORITY
- 指定されたルーターを選択するときに使用される、インターフェース・ルーターの優先順位を表示します。大きな値は、この OMPROUTE が指定されたルーターになる可能性が高いことを表します。0 の値は、OMPROUTE が指定のルーターにならないことを示します。
- HELLO INTERVAL
- インターフェースから送信されるハロー・パケットの間隔を秒数で表します。
- RXMT INTERVAL
- リンク状態更新パケット、リンク状態要求パケット、 およびデータベース記述パケットを再送する頻度 (秒単位) を表示します。
- DEAD INTERVAL
- OSPF ハロー・パケットを受信しなくなってから、その近隣がダウンしていると宣言するまでの秒数を表します。
- TX DELAY
- 伝送遅延値 (秒単位) を表示します。それぞれのリンク状態の公示は、 このインターフェースを介して送り出されるため、この値でエージングが行われます。
- POLL INTERVAL
- ポーリング間隔値を表示します。
- DEMAND CIRCUIT
- 現行の回線要求状況を表示します。
- HELLO SUPPRESS
- ハローの抑止が現在オンになっているのかオフになっているのかを表示します。
- SUPPRESS REQ
- このインターフェースに関する、ハローの抑止が要求されたかどうかを表示します。
- MTU
- 最大伝送単位の値を表します。
- COST
- このインターフェースに関連したコスト (またはメトリック) を表します。
- DB_EX INTERVAL
- データベース交換を完了できるようにするための秒数を表します。
- # NEIGHBORS
- 近隣ルーターの数。これは、ハローが受信されているルーターの数です。
- # ADJACENCIES
- 隣接ルーターの数。これは、Exchange またはそれ以上の状態になっている近隣ルーターの 数です。 これらは、ルーターが同期しているか、あるいは同期化の途中である近隣ルーターの数です。
- # FULL ADJS
- フル隣接ルーターの数。これは、状態が Full になっている (したがってまた、ルーターがデータベースを同期させている) 近隣ルーターの数です。
- # MAX ADJ. RESETS
- 近隣の指定ルーターとの隣接関係の試行 (DR MAX ADJ ATTEMPT フィールドを参照) に使用された最大しきい値がリセットされた回数の合計数。N/A の値は近隣ルーターに到達するために使用するインターフェース・タイプに基づいて、このフィールドが該当インターフェースに適用されないことを示します。OSPF に対して無駄な近隣状態ループの検出をサポートするインターフェースのタイプについては、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」の OMPROUTE によってサポートされるインターフェースのタイプについての情報を参照してください。
- # MCAST FLOODS
- このインターフェースに送出されたリンク状態更新の数 (再送はカウントされません)。
- # MCAST ACKS
- このインターフェースに送出されたリンク状態確認応答の数 (再送はカウントされません)。
- # ERR PKTS RCVD
- インターフェースで受け取った、エラーを含むパケットの数。 これらのエラーには、不正なパケット・タイプ、不正な長さ、不正なチェックサム、または他のエラーが含まれます。
- NETWORK CAPABILITIES
- インターフェースの能力を表示します。
IPv6 OSPF 仮想リンク統計およびパラメーター
----Example 1 ----
EZZ7972I IPV6 OSPF VIRTUAL LINKS 703
ENDPOINT TRANSIT AREA STATE COST HELLO DEAD NBRS ADJS
64.64.64.64 6.6.6.6 16 1 30 180 1 1
- ENDPOINT
- 仮想近隣 (他のエンドポイント) のルーター ID を表します。
- TRANSIT AREA
- 非バックボーン・エリア、非スタブ・エリアを表し、それを経由して仮想リンクは構成されます。
- STATE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
STATE 説明 1 Down 16 Point-to-point これらの値の詳細については、RFC 1583 を参照してください (OSPF バージョン 2)。
- COST
- この仮想リンクに関連したコスト (またはメトリック) を表します。
- HELLO
- 仮想リンクから送信されるハロー・パケットの間隔を秒数で表します。
- DEAD
- OSPF ハロー・パケットを受信しなくなってから、その近隣がダウンしていると宣言するまでの秒数を表します。
- NBRS
- 近隣ルーターの数。これは、ハローが受信されているルーターの数です。
- ADJS
- 隣接ルーターの数。これは、Exchange またはそれ以上の状態になっている近隣ルーターの 数です。 これらは、ルーターが同期しているか、あるいは同期化の途中である近隣ルーターの数です。
----Example 2 ----
EZZ7971I IPV6 VIRTUAL LINK DETAILS 713
VIRTUAL LINK ENDPOINT: 64.64.64.64
PHYSICAL INTERFACE NAME: NSQDIO1L6
VL TRANSIT AREA: 6.6.6.6
STATE: 16
HELLO INTERVAL: 30 DEAD INTERVAL: 180 DB_EX INTERVAL: 180
RXMT INTERVAL: 10 TX DELAY: 5 COST: 1
DEMAND CIRCUIT: ON HELLO SUPPRESS: OFF SUPPRESS REQ: ON
# NEIGHBORS: 1 # ADJACENCIES: 1 # FULL ADJS.: 1
- VIRTUAL LINK ENDPOINT
- 仮想近隣 (他のエンドポイント) のルーター ID を表します。
- PHYSICAL INTERFACE NAME
- 仮想リンクが使用している物理インターフェースの名前を表します。
- VL TRANSIT AREA
- 非バックボーン・エリア、非スタブ・エリアを表し、それを経由して仮想リンクは構成されます。
- STATE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
これらの値の詳細については、RFC 1583 を参照してください (OSPF バージョン 2)。
STATE 説明 1 Down 16 Point-to-point - HELLO INTERVAL
- 仮想リンクから送信されるハロー・パケットの間隔を秒数で表します。
- DEAD INTERVAL
- OSPF ハロー・パケットを受信しなくなってから、その近隣がダウンしていると宣言するまでの秒数を表します。
- DB_EX INTERVAL
- データベース交換を完了できるようにするための秒数を表します。
- RXMT INTERVAL
- リンク状態更新パケット、リンク状態要求パケット、 およびデータベース記述パケットを再送する頻度 (秒単位) を表示します。
- TX DELAY
- 伝送遅延値 (秒単位) を表示します。それぞれのリンク状態の公示は、 このインターフェースを介して送り出されるため、この値でエージングが行われます。
- COST
- この仮想リンクに関連したコスト (またはメトリック) を表します。
- DEMAND CIRCUIT
- 現行の回線要求状況を表示します。
- HELLO SUPPRESS
- ハローの抑止が現在オンになっているのかオフになっているのかを表示します。
- SUPPRESS REQ
- このインターフェースに関する、ハローの抑止が要求されたかどうかを表示します。
- # NEIGHBORS
- 近隣ルーターの数。これは、ハローが受信されているルーターの数です。
- # ADJACENCIES
- 隣接ルーターの数。これは、Exchange またはそれ以上の状態になっている近隣ルーターの 数です。 これらは、ルーターが同期しているか、あるいは同期化の途中である近隣ルーターの数です。
- # FULL ADJS
- フル隣接ルーターの数。これは、状態が Full になっている (したがってまた、ルーターがデータベースを同期させている) 近隣ルーターの数です。
IPv6 OSPF 近隣ルーターの統計およびパラメーター
- ID= パラメーターを指定しない場合 (例 1 を参照)、各近隣ルーターごとにそれを 要約する単一行が出力されます。
- ID= パラメーターを指定すると (例 2 を参照)、 その近隣ルーターの詳細な統計が表示されます。
- ID= パラメーターで指定される近隣に OMPROUTE との近隣関係が複数ある (例えば、複数の IPv6 OSPF リンクがそれらと接続している) 場合、IFNAME= パラメーターを使用して、調査するリンクの隣接を指定できます (仮想リンクによる隣接の場合は IFNAME=* を指定)。
----Example 1 ----
EZZ8129I IPV6 OSPF NEIGHBORS 715
ROUTER ID STATE LSRXL DBSUM LSREQ HSUP RTR-PRI IFC
65.65.65.65 128 0 0 0 OFF 1 MPCPTP7TO5
63.63.63.63 8 0 0 0 OFF 1 NSQDIO1L6
64.64.64.64 128 0 0 0 OFF 1 NSQDIO1L6
68.68.68.68 128 0 0 0 OFF 1 NSQDIO1L6
64.64.64.64 128 0 0 0 OFF 1 *
- ROUTER ID
- 近隣の OSPF ルーター ID を表示します。
- STATE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
これらの値の詳細については、RFC 1583 を参照してください (OSPF バージョン 2)。
STATE 説明 1 Down 2 Attempt 4 Init 8 2–Way 16 ExStart 32 Exchange 64 Loading 128 Full - LSRXL
- この近隣ルーターに関する現行のリンク状態再送リストのサイズを表示します。
- DBSUM
- 近隣ルーターへの送信を待っているデータベース要約リストのサイズを表示します。
- LSREQ
- 近隣ルーターから要求されている、リンク状態の公示の数を表示します。
- HSUP
- 近隣ルーターでハローの抑止がアクティブになっているかどうかを表示します。
- RTR-PRI
- 近隣のルーター優先順位を表示します。 ルーター優先順位が高いほど、指定されたルーターになる可能性が高いことを表します。 ルーター優先順位 0 は、その近隣ルーターは指定されたルーターとして適格でないことを表します。 N/A は近隣ルーターがマルチアクセス・リンクではないことを表します。したがって、指定ルーターは必要ありません。
- IFC
- この近隣ルーターとの間に関係が設定されたインターフェースの名前を表示します。このカラムに表示されるアスタリスク (*) は、 近隣との関係が仮想リンク上で確立されたことを表します。
----Example 2 ----
EZZ8130I IPV6 OSPF NEIGHBOR DETAILS 737
NEIGHBOR IP ADDRESS: FE80::4
OSPF ROUTER ID: 64.64.64.64
NEIGHBOR STATE: 128
PHYSICAL INTERFACE: NSQDIO1L6
DR CHOICE: 68.68.68.68
BACKUP CHOICE: 64.64.64.64
DR PRIORITY: 1
NBR OPTIONS: V6,E,R (0X0013)
DB SUMM QLEN: 0 LS RXMT QLEN: 0 LS REQ QLEN: 0
LAST HELLO: 5 NO HELLO: OFF
# LS RXMITS: 1 # DIRECT ACKS: 5 # DUP LS RCVD: 4
# OLD LS RCVD: 0 # DUP ACKS RCVD: 3 # ADJ. RESETS: 1
# ERR LS RCVD: 0
- NEIGHBOR IP ADDRESS
- 近隣ルーターの共通リンクへのインターフェースのリンク・ローカル IP アドレスを表します。
- OSPF ROUTER ID
- 近隣の OSPF ルーター ID を表示します。
- NEIGHBOR STATE
- 以下の値のいずれか 1 つになります。
これらの値の詳細については、RFC 1583 を参照してください (OSPF バージョン 2)。
NEIGHBOR STATE 説明 1 Down 2 Attempt 4 Init 8 2–Way 16 ExStart 32 Exchange 64 Loading 128 Full - PHYSICAL INTERFACE
- この近隣ルーターとの間に関係が設定されたインターフェースの名前を表示します。
- DR CHOICE, BACKUP CHOICE, DR PRIORITY
- 近隣ルーターから受信した最後のハロー・メッセージで表示された値を表します。N/A は近隣ルーターがマルチアクセス・リンクではないことを表します。したがって、指定ルーターは必要ありません。
- NBR OPTIONS
- 近隣ルーターによってサポートされるオプションの OSPF 機能を表します。これらの機能は、次のように示されます。このフィールドは、状態が Exchange またはそれ以上になっている近隣ルーターについてのみ有効です。
NBR OPTIONS 説明 V6 IPv6 ルーティングの計算にルーターを使用できます。 E AS 外部 LSA を処理します。 これが設定されていない場 合、その共通ネットワークが属しているエリアはスタブとして構成されています。 MC RFC 1584 (Multicast Extensions to OSPF) がサポートされます。 この値は、OMPROUTE によっては決して設定されませんが、 他のルーターからは受信できます。 N タイプ 7 LSA - マルチキャスト OSPF の取り扱いについて記述します。 この値は、OMPROUTE によっては決して設定されませんが、 他のルーターからは受信できます。 R アクティブなルーターです。近隣ルーターを通過する経路が計算できます。 DC RFC 1793 (Extending OSPF to Support Demand Circuits) がサポートされます。 - DB SUMM QLEN
- データベース記述パケットで要約されるのを待っている公示の数を表します。これは、近隣ルーターの状態が Exchange になっている場合以外はゼロになっているはずです。
- LS RXMT QLEN
- 近隣ルーターに送出されたものの、まだ確認されていない公示の数を表します。
- LS REQ QLEN
- Loading 状態の近隣ルーターから要求されている公示の数を表します。
- LAST HELLO
- 近隣ルーターからハロー・メッセージを受信してからの秒数を表します。TCP/IP スタックがストレージ不足の状態に入った場合、不足状態から解放されると、この値は 0 にリセットされます。
- NO HELLO
- 近隣ルーターでハローの抑止がアクティブになっているかどうかを表します。
- # LS RXMITS
- フラッディング (全ポートにパケットを送出) 中に起こった再送の回数を表します。
- # DIRECT ACKS
- 重複リンク状態の公示の応答で送信された確認通知の数を表します。
- # DUP LS RCVD
- フラッディング中に起こった重複再送の回数を表します。
- # OLD LS RCVD
- フラッディング中に受信された古い公示の数を表します。
- # DUP ACKS RCVD
- 受信された重複する肯定応答の数を表します。
- # ADJ. RESETS
- 近隣ルーターがダウンして ExStart 状態になった回数を表します。
- # ERR LS RVCD
- 予期しない近隣またはエラーを含む近隣から受け取ったリンク状態公示の数。 これらのエラーには、不正な公示タイプ、不正な長さ、不正なチェックサム、または他のエラーが含まれます。
IPv6 OSPF エリア・リンク状態データベース統計
EZZ8128I IPV6 OSPF LS DATABASE SIZE 841
# ROUTER-LSAS: 8
# NETWORK-LSAS: 1
# INTER-AREA PREFIX LSAS: 50
# INTER-AREA ROUTER LSAS: 6
# AS EXTERNAL-LSAS: 6
# LINK LSAS: 6
# INTRA-AREA PREFIX LSAS: 21
# UNKNOWN LSAS: 0
# INTRA-AREA ROUTES: 24
# INTER-AREA ROUTES: 0
# TYPE 1 EXTERNAL ROUTES: 0
# TYPE 2 EXTERNAL ROUTES: 0
IPv6 OSPF リンク状態公示
次のコマンドを使用すると、IPv6 OSPF データベースに含まれている単一のリンク状 態公示の内容が表示されます。
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,IPV6OSPF,LSA,LSTYPE=ls-type,LSID=lsid,ORIG=ad-router,AREAID=area-id ,IFNAME=if_name
IPv6 OSPF データベース内のすべての非外部公示の要約を表示するには、DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,IPV6OSPF,DATABASE,AREAID=area-id コマンドを使用します。
IPv6 OSPF データベース内のすべての外部公示の要約を表示するには、DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,IPV6OSPF,EXTERNAL コマンドを使用します。
EZZ7880I LSA DETAILS 834
LS AGE: 61
LS TYPE: 0X2001 (ROUTER LSA)
LS ID: 0
LS ORIGINATOR: 64.64.64.64
LS SEQUENCE NO: 0X8000000F
LS CHECKSUM: 0X3886
LS LENGTH: 40
ROUTER TYPE: (0X01) ABR
LS OPTIONS: (0X000033) V6,E,R,DC
INTERFACES:
TYPE METRIC INTERFACE ID NBR INTERFACE ID NBR ROUTER ID
2 1 16 14 68.68.68.68
- LS AGE
- LSA が発信されてからの秒単位の時間です。経過時間の横に表示される アスタリスク (*) は、発信元がデマンド・サーキットをサポートしていること、およびこの LSA はエージングを行ってはいけないことを指示していることを表しています。
- LS TYPE
- 公示の分類とその内容の表示を行います。LS Type 値は 16 進値です。
LS TYPE 説明 0x2001 エリア・スコープがあるルーター LSA です。 0x2002 エリア・スコープがあるネットワーク LSA です。 0x2003 エリア・スコープがあるエリア間プレフィックス LSA です。 0x2004 エリア・スコープがあるエリア間のルーター LSA です。 0x4005 外部 LSA として、IPv6 OSPF 自立走行式システムを通じてグローバル有効範囲があります。 0x0008 リンク・スコープがあるリンク LSA です。 0x2009 エリア・スコープがあるエリア内プレフィックス LSA です。 - LS ID
- LS Type および LS Originator とともに、リンク状態データベースにある LSA を一意的に識別します。
- LS ORIGINATOR
- LSA を発信したルーターのルーター ID。
- LS SEQUENCE NO
- 古いかまたは重複している LSA を検出するために使用されます。 連続する LSA のインスタンスは、所定の 連続する LS シーケンス番号です。
- LS CHECKSUM
- LSA の完全な内容の Fletcher チェックサムで、LSA ヘッダーは含みますが、LS チェック存続期間フィールドは除外します。
- LS LENGTH
- LSA のバイト単位の長さで、20 バイトの LSA ヘッダーを含みます。
- ROUTER TYPE
- 公示ルーターの機能レベルを示します。タイプは以下のいずれかです。
ROUTER TYPE 説明 ASBR ルーターが AS 境界ルーターです。 ABR ルーターがエリア・ボーダー・ルーターです。 V ルーターは、記述されているエリアを通過エリアとして使用している、より十分に隣接した仮想リンクのエンドポイントの 1 つです。 W ルーターがワイルドカード・マルチキャストの受信局です (OMPROUTE は、W オプションを自分のルーター LSA に決して設定しません。) - LS OPTIONS
- 公示によって記述されたルーティング・ドメインによってサポートされるオプションの OSPF 機能を表します。
LS OPTIONS 説明 V6 IPv6 ルーティングの計算に LSA にある情報を使用できます。 E AS 外部 LSA を処理します。 これが設定されていない場 合、公示が属しているエリアはスタブとして構成されています。 MC RFC 1584 (Multicast Extensions to OSPF) がサポートされます。 この値は、OMPROUTE によっては決して設定されませんが、 他のルーターからは受信できます。 N タイプ 7 LSA - マルチキャスト OSPF の取り扱いについて記述します。 この値は、OMPROUTE によっては決して設定されませんが、 他のルーターからは受信できます。 R 公示ノードを通過する経路を計算できます。 DC RFC 1793 (Extending OSPF to Support Demand Circuits) がサポートされます。 - INTERFACES
- このルーター LSA で公示されるインターフェースに関する情報が続くことを示すサブヘッダーです。
- TYPE
- 記述されているインターフェースの種類。
TYPE 説明 1 別のルーターへの Point-to-Point 接続 2 通過ネットワークへの接続 4 仮想リンク - METRIC
- このアウトバウンド・トラフィックのルーター・インターフェースを使用するコスト。
- INTERFACE ID
- 記述されているインターフェースに対して割り当てられたインターフェース ID。
- NBR INTERFACE ID
- 近隣ルーター (または、タイプ 2 インターフェースの場合は、 そのリンクが指定するルーター) が、リンク上で送信しているハロー・パケットで 公示しているインターフェース ID。
- NBR ROUTER ID
- 近隣ルーターのルーター ID、または、タイプ 2 インターフェースの場合は、そのリンクが指定するルーター。
EZZ7880I LSA DETAILS 877
LS AGE: 268
LS TYPE: 0X2002 (NETWORK LSA)
LS ID: 14
LS ORIGINATOR: 68.68.68.68
LS SEQUENCE NO: 0X80000003
LS CHECKSUM: 0X774C
LS LENGTH: 40
LS OPTIONS: (0X000033) V6,E,R,DC
ATTACHED ROUTERS:
68.68.68.68 67.67.67.67 64.64.64.64 63.63.63.63
- LS AGE, LS TYPE, LS ID, LS ORIGINATOR, LS SEQUENCE NO, LS CHECKSUM, LS LENGTH, LS OPTIONS
- IPv6 OSPF リンク状態公示のルーター LSA サンプルにあるこれらの値の説明を参照してください。
- ATTACHED ROUTERS
- リンクに接続しているそれぞれのルーターのルーター ID。指定されたルーター、および指定されたルーターに完全に隣接するすべてのルーターを含みます。
EZZ7880I LSA DETAILS 881
LS AGE: 58
LS TYPE: 0X2003 (INTER-AREA PREFIX LSA)
LS ID: 23
LS ORIGINATOR: 64.64.64.64
LS SEQUENCE NO: 0X80000002
LS CHECKSUM: 0X1C69
LS LENGTH: 44
PREFIX: 2001:DB8:0:120::7/128
PREFIX-OPTIONS: (0X00)
METRIC: 1
- LS AGE, LS TYPE, LS ID, LS ORIGINATOR, LS SEQUENCE NO, LS CHECKSUM, LS LENGTH
- IPv6 OSPF リンク状態公示のルーター LSA サンプルにあるこれらの値の説明を参照してください。
- PREFIX
- LSA で記述されているプレフィックス。
- PREFIX OPTIONS
- 接頭部のオプション機能。以下のいずれかの値で示します。
PREFIX OPTIONS 説明 NU プレフィックスは、IPv6 ユニキャストの計算から除外しなければなりません。 LA プレフィックスは、実際は、公示しているルーターの IPv6 インターフェース・アドレスです。 MC プレフィックスは、IPv6 マルチキャスト・ルーティングの 計算に含めなければなりません。 P NSSA エリア・プレフィックスに関して、 プレフィックスは NSSA のエリア・ボーダーで再公示しなければなりません。 OMPROUTE は、NSSA エリア・ルーターにはなれません。 - METRIC
- LSA 発信元から LSA で記述されているプレフィックスへの経路のコスト。
EZZ7880I LSA DETAILS 933
LS AGE: *8
LS TYPE: 0X2004 (INTER-AREA ROUTER LSA)
LS ID: 2
LS ORIGINATOR: 64.64.64.64
LS SEQUENCE NO: 0X80000001
LS CHECKSUM: 0X9859
LS LENGTH: 32
LS OPTIONS: (0X000033) V6,E,R,DC
ROUTER ID: 68.68.68.68
METRIC: 1
- LS AGE, LS TYPE, LS ID, LS ORIGINATOR, LS SEQUENCE NO, LS CHECKSUM, LS LENGTH, LS OPTIONS
- IPv6 OSPF リンク状態公示のルーター LSA サンプルにあるこれらの値の説明を参照してください。
- ROUTER ID
- LSA で記述されているルーターのルーター ID。
- METRIC
- LSA 発信元から LSA で記述されているルーターへの経路のコスト。
EZZ7880I LSA DETAILS 207
LS AGE: 33
LS TYPE: 0X4005 (AS EXTERNAL LSA)
LS ID: 4
LS ORIGINATOR: 67.67.67.67
LS SEQUENCE NO: 0X80000001
LS CHECKSUM: 0X4D64
LS LENGTH: 36
METRIC: 2
METRIC TYPE: 2
PREFIX-OPTIONS: (0X00)
PREFIX: 2001:DB8:0:A1B::/64
- LS AGE, LS TYPE, LS ID, LS ORIGINATOR, LS SEQUENCE NO, LS CHECKSUM, LS LENGTH
- IPv6 OSPF リンク状態公示のルーター LSA サンプルにあるこれらの値の説明を参照してください。
- METRIC
- LSA 発信元から LSA で記述されているプレフィックスへの経路のコスト。
- METRIC TYPE
- 指定したメトリックがタイプ 1 またはタイプ 2 の外部メトリックのどちらであるか。
- PREFIX OPTIONS
- 接頭部のオプション機能。以下のいずれかの値で示します。
PREFIX OPTIONS 説明 NU プレフィックスは、IPv6 ユニキャストの計算から除外しなければなりません。 LA プレフィックスは、実際は、公示しているルーターの IPv6 インターフェース・アドレスです。 MC プレフィックスは、IPv6 マルチキャスト・ルーティングの 計算に含めなければなりません。 P NSSA エリア・プレフィックスに関して、 プレフィックスは NSSA のエリア・ボーダーで再公示しなければなりません。 OMPROUTE は、NSSA エリア・ルーターにはなれません。 - PREFIX
- LSA で記述されているプレフィックス。
- FORWARD ADDR
- オプションのフィールド。含まれている場合は、公示された宛先のためのデータ・トラフィックは、 このアドレスに転送されなければなりません。
- ROUTE TAG
- オプションのフィールド。含まれている場合は、AS 境界ルーター間で追加情報を通信します。
- REF TYPE,REF LS ID
- オプションのフィールド。これを含む場合は、LS タイプが REF TYPE、リンク状態 ID が REF LS ID、および LS 発信元がこの LSA に指定されているのと同じである LSA で、公示された外部経路に関する追加情報が見つかります。
EZZ7880I LSA DETAILS 911
LS AGE: 2
LS TYPE: 0X0008 (LINK LSA)
LS ID: 34
LS ORIGINATOR: 63.63.63.63
LS SEQUENCE NO: 0X80000003
LS CHECKSUM: 0X34E8
LS LENGTH: 56
LS OPTIONS: (0X000033) V6,E,R,DC
LINK LOCAL ADDR: FE80::3
ROUTER PRIORITY: 1
# PREFIXES: 1
PREFIX-OPTIONS PREFIX
(0X00) 2001:DB8:0:120::/64
- LS AGE, LS TYPE, LS ID, LS ORIGINATOR, LS SEQUENCE NO, LS CHECKSUM, LS LENGTH, LS OPTIONS
- IPv6 OSPF リンク状態公示のルーター LSA サンプルにあるこれらの値の説明を参照してください。
- LINK LOCAL ADDR
- 発信しているルーターのリンク上のリンク・ローカル・アドレス。
- ROUTER PRIORITY
- 発信しているルーターをリンクに接続する、インターフェースのルーター優先順位。 指定されたルーターを選出するのに使用されます。
- # PREFIXES
- LSA に含まれる IPv6 アドレス・プレフィックスの数。
- PREFIX OPTIONS
- プレフィックスのオプションの機能。
PREFIX OPTIONS 説明 NU プレフィックスは、IPv6 ユニキャストの計算から除外しなければなりません。 LA プレフィックスは、実際は、公示しているルーターの IPv6 インターフェース・アドレスです。 MC プレフィックスは、IPv6 マルチキャスト・ルーティングの 計算に含めなければなりません。 P NSSA エリア・プレフィックスに関して、 プレフィックスは NSSA のエリア・ボーダーで再公示しなければなりません。 OMPROUTE は、NSSA エリア・ルーターにはなれません。 - PREFIX
- リンクに関連する IPv6 プレフィックス。
EZZ7880I LSA DETAILS 913
LS AGE: 32
LS TYPE: 0X2009 (INTRA-AREA PREFIX LSA)
LS ID: 14
LS ORIGINATOR: 68.68.68.68
LS SEQUENCE NO: 0X80000004
LS CHECKSUM: 0X6ECA
LS LENGTH: 52
# PREFIXES: 1
REF LS TYPE: 0X2001
REF LS ID: 0
REF ORIG: 68.68.68.68
METRIC PREFIX-OPTIONS PREFIX
0 (0X02) LA 2001:DB8:0:120::8/128
- LS AGE, LS TYPE, LS ID, LS ORIGINATOR, LS SEQUENCE NO, LS CHECKSUM, LS LENGTH
- IPv6 OSPF リンク状態公示のルーター LSA サンプルにあるこれらの値の説明を参照してください。
- # PREFIXES
- LSA に含まれる IPv6 アドレス・プレフィックスの数。
- REF LS TYPE,REF LS ID,REF ORIG
- IPv6 アドレス・プレフィックスを関連づけなければならないルーター LSA またはネットワーク LSA を識別します。
- METRIC
- LSA 発信元から記述されているそれぞれのプレフィックスへの経路のコスト。
- PREFIX OPTIONS
- 記述されているそれぞれのプレフィックスのオプション機能。
PREFIX OPTIONS 説明 NU プレフィックスは、IPv6 ユニキャストの計算から除外しなければなりません。 LA プレフィックスは、実際は、公示しているルーターの IPv6 インターフェース・アドレスです。 MC プレフィックスは、IPv6 マルチキャスト・ルーティングの 計算に含めなければなりません。 P NSSA エリア・プレフィックスに関して、 プレフィックスは NSSA のエリア・ボーダーで再公示しなければなりません。 OMPROUTE は、NSSA エリア・ルーターにはなれません。 - PREFIX
- 記述されているプレフィックスのリスト。
IPv6 OSPF 外部公示
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,IPV6OSPF,EXTERNAL コマンドは、IPv6 OSPF ルーティング・ドメインに属する AS 外部公示をリストします。 それぞれの公示ごとに 1 行ずつ出力されます。それぞれの公示は、以 下の 3 つのパラメーターによって定義されます。
- リンク状態タイプ (AS 外部公示の場合には常に 4005)
- リンク状態 ID
- 公示を行うルーター (LS 発信元と呼ばれます)
EZZ8127I IPV6 OSPF AS EXTERNAL LSDB 555
AS EXTERNAL LSAS (LS TYPE=4005)
LS ORIGINATOR LS ID SEQNO AGE PREFIX
67.67.67.67 5 0X80000001 565 6:6:6:6:6:6:6:6/128
67.67.67.67 6 0X80000001 561 2001:DB8:0:A1C::6/128
67.67.67.67 7 0X80000001 558 2001:DB8:0:103::6/128
67.67.67.67 8 0X80000001 222 2001:DB8:0:A10::/60
67.67.67.67 9 0X80000001 222 2001:DB8:0:A1B::/64
67.67.67.67 10 0X80000001 222 2001:DB8:0:A1C::/64
# ADVERTISEMENTS: 6 CHECKSUM TOTAL: 0X000271C6
- LS ORIGINATOR
- 公示を発信したルーターのルーター ID。
- LS ID
- 同じルーターによって発信される、複数の外部 LSA を一意的に識別します。
- SEQNO, AGE
- ある公示の複数のインスタンスが、IPv6 OSPF ルーティング・ドメイン内に同 時に存在することがあります。ただし、IPv6 OSPF リンク状態データベースに保持さ れるのは (したがってまた、このコマンドで出力されるのは)、最新のインスタ ンスだけです。LS シーケンス番号 (SEQNO) および LS 経過時間 (AGE) フィールドを比較することにより、どのイ ンスタンスが最も新しいのかが分かります。LS 経過時間フィールドは、 秒単位で表されます。その最大値は 3600 です。経過時間の横に表示される アスタリスク (*) は、DONOTAGE ビットがオンになっていることを表します。
- PREFIX
- LSA で記述されているプレフィックス。
この表示の終わりに、AS 外部公示の合計数、およびそれらのすべての内容のチ ェックサム合計が出力されます。チェックサム合計は、個々の公示の LS チェッ クサム・フィールドの単純な 32 ビット合計 (桁上がりは廃棄) です。 この情報を使用すると、2 つの IPv6 OSPF ルーターのデータベースが同期しているか どうかを、すぐに判別することができます。
IPv6 OSPF エリア・リンク状態データベース
- リンク状態タイプ (タイプと呼ばれます)
- 公示を行うルーター (LS 発信元と呼ばれます)
- リンク状態 ID
EZZ8126I IPV6 OSPF AREA LS DATABASE 829
ROUTER LSAS (LS TYPE=2001)
LS ORIGINATOR LS ID SEQNO AGE LINKS RTR-TYPE
63.63.63.63 0 0X80000001 376 1
64.64.64.64 0 0X80000002 321 1 ABR,V
67.67.67.67 0 0X80000004 320 1 ABR,ASBR,V
68.68.68.68 0 0X80000002 595 1
# ADVERTISEMENTS: 4 CHECKSUM TOTAL: 0X0001D024
NETWORK LSAS (LS TYPE=2002)
LS ORIGINATOR LS ID SEQNO AGE ROUTERS
68.68.68.68 14 0X80000004 375 4
# ADVERTISEMENTS: 1 CHECKSUM TOTAL: 0X0000F5CC
INTER-AREA PREFIX LSAS (LS TYPE=2003)
LS ORIGINATOR LS ID SEQNO AGE PREFIX
64.64.64.64 4 0X80000002 395 2001:DB8:0:108::4/128
64.64.64.64 8 0X80000001 395 2001:DB8:0:108::2/128
64.64.64.64 9 0X80000001 395 2001:DB8:0:10::2/128
64.64.64.64 10 0X80000001 395 2001:DB8:0:10::/64
64.64.64.64 11 0X80000001 395 2:2:2:2:2:2:2:2/128
64.64.64.64 22 0X80000001 375 2001:DB8:0:120::4/128
64.64.64.64 26 0X80000001 321 2001:DB8:0:107::7/128
64.64.64.64 27 0X80000001 321 2001:DB8:0:120::7/128
64.64.64.64 28 0X80000001 321 2001:DB8:0:107::5/128
64.64.64.64 29 0X80000001 321 2001:DB8:0:20::5/128
64.64.64.64 30 0X80000001 321 2001:DB8:0:20::/64
67.67.67.67 15 0X80000002 358 2001:DB8:0:107::7/128
67.67.67.67 16 0X80000001 358 2:2:2:2:2:2:2:2/128
67.67.67.67 19 0X80000001 358 2001:DB8:0:107::5/128
67.67.67.67 20 0X80000001 358 2001:DB8:0:20::5/128
67.67.67.67 21 0X80000001 358 2001:DB8:0:20::/64
67.67.67.67 25 0X80000001 356 2001:DB8:0:120::7/128
67.67.67.67 26 0X80000001 317 2001:DB8:0:108::4/128
67.67.67.67 27 0X80000001 317 2001:DB8:0:108::2/128
67.67.67.67 28 0X80000001 317 2001:DB8:0:10::2/128
67.67.67.67 29 0X80000001 317 2001:DB8:0:10::/64
67.67.67.67 30 0X80000001 317 2001:DB8:0:120::4/128
# ADVERTISEMENTS: 22 CHECKSUM TOTAL: 0X000E7320
INTER-AREA ROUTER LSAS (LS TYPE=2004)
LS ORIGINATOR LS ID SEQNO AGE DEST ROUTERID
64.64.64.64 3 0X80000001 8 62.62.62
67.67.67.67 2 0X80000001 9 62.62.62
# ADVERTISEMENTS: 2 CHECKSUM TOTAL: 0X00007D88
LINK LSAS (LS TYPE=0008)
LS ORIGINATOR LS ID SEQNO AGE INTERFACE
63.63.63.63 34 0X80000001 387 NSQDIO1L6
64.64.64.64 16 0X80000001 402 NSQDIO1L6
67.67.67.67 20 0X80000002 640 NSQDIO1L6
68.68.68.68 14 0X80000002 638 NSQDIO1L6
# ADVERTISEMENTS: 4 CHECKSUM TOTAL: 0X000295E4
INTRA-AREA PREFIX LSAS (LS TYPE=2009)
LS ORIGINATOR LS ID SEQNO AGE REF-LSTYPE REF-LSID
63.63.63.63 34 0X80000001 387 0X2001 0
63.63.63.63 36 0X80000001 387 0X2001 0
63.63.63.63 38 0X80000001 387 0X2001 0
64.64.64.64 16 0X80000001 402 0X2001 0
64.64.64.64 20 0X80000001 402 0X2001 0
67.67.67.67 20 0X80000002 639 0X2001 0
67.67.67.67 26 0X80000002 639 0X2001 0
68.68.68.68 14 0X80000003 595 0X2001 0
68.68.68.68 16 0X80000001 1738 0X2001 0
68.68.68.68 18 0X80000002 638 0X2001 0
68.68.68.68 65550 0X80000004 375 0X2002 14
# ADVERTISEMENTS: 11 CHECKSUM TOTAL: 0X00068473
- LS ORIGINATOR
- 公示を発信したルーターのルーター ID。
- LS ID
- 同じルーターによって発信される、 同じタイプの複数の LSA を一意的に識別します。
- SEQNO, AGE
- ある公示の複数のインスタンスが、IPv6 OSPF ルーティング・ドメイン内に同 時に存在することがあります。ただし、IPv6 OSPF リンク状態データベースに保持さ れるのは (したがってまた、このコマンドで出力されるのは)、最新のインスタ ンスだけです。LS シーケンス番号 (SEQNO) および LS 経過時間 (AGE) フィールドを比較することにより、どのイ ンスタンスが最も新しいのかが分かります。LS 経過時間フィールドは、 秒単位で表されます。その最大値は 3600 です。経過時間の横に表示される アスタリスク (*) は、DONOTAGE ビットがオンになっていることを表します。
- LINKS
- LSA で記述されているリンク数。
- ROUTER TYPE
- 公示を行うルーターの機能レベルを
表します。
ROUTER TYPE 説明 ASBR ルーターが AS 境界ルーターです。 ABR ルーターがエリア・ボーダー・ルーターです。 V ルーターは、記述されているエリアを通過エリアとして使用している、より十分に隣接した仮想リンクのエンドポイントの 1 つです。 W ルーターがワイルドカード・マルチキャストの受信局です (OMPROUTE は、W オプションを自分のルーター LSA に決して設定しません。) - ROUTERS
- LSA によって記述されているリンクに接続されているルーターの数。
- PREFIX
- LSA で記述されているプレフィックス。
- INTERFACE
- 関連するインターフェース。
- REF LS-TYPE,REF-LS ID
- 参照されたルーター LSA またはネットワーク LSA を識別します。
IPv6 OSPF ルーターの経路
EZZ8125I IPV6 OSPF ROUTERS 820
DEST: 68.68.68.68
NEXT HOP: FE80::8
DTYPE: RTR RTYPE: SPF COST: 1 AREA: 6.6.6.6
DEST: 64.64.64.64
NEXT HOP: FE80::4
DTYPE: BR RTYPE: SPF COST: 1 AREA: 6.6.6.6
DEST: 65.65.65.65
NEXT HOP: FE80::5:7
DTYPE: RTR RTYPE: SPF COST: 1 AREA: 0.0.0.0
DEST: 63.63.63.63
NEXT HOP: FE80::3
DTYPE: RTR RTYPE: SPF COST: 1 AREA: 6.6.6.6
DEST: 62.62.62.62
NEXT HOP: FE80::4
DTYPE: RTR RTYPE: SPF COST: 2 AREA: 0.0.0.0
DEST: 64.64.64.64
NEXT HOP: FE80::4
DTYPE: BR RTYPE: SPF COST: 1 AREA: 0.0.0.0
- DEST
- 宛先ルーターの OSPF ルーター ID を表します。
- NEXT HOP
- 宛先ホストへのパス上にある次のルーターのアドレスを表します。このアドレスの終わりにある括弧内の数は、宛先までの等価経路の数を表しています。
- DTYPE
- 宛先タイプを表します。
- ASBR
- 宛先が AS 境界ルーターであることを表します。
- BR
- 宛先がエリア・ボーダー・ルーターであることを表します。
- FADD
- 転送先アドレスを表します (外部経路の場合)。
- RTR
- 宛先がルーターであることを表します。
- RTYPE
- 経路タイプおよびその経路が取られた方法を表します。
- SPF
- この経路が (Dijkstra 計算によって得られた) エリア内経路であることを表します。
- SPIA
- これが (エリア間ルーター公示を考慮して得られた) エリア間経路であることを表します。
- COST
- ルーターに到達するためのコストを表示します。
- AREA
- 宛先ルーターが属する OSPF エリアを表示します。
IPv6 OSPF ルーティング・プロトコルの統計
EZZ8124I IPV6 OSPF STATISTICS 839
ATTACHED AREAS: 2 # DIJKSTRA RUNS: 12
OSPF PACKETS RCVD: 619 OSPF PACKETS RCVD W/ERRS: 0
TRANSIT NODES ALLOCATED: 26 TRANSIT NODES FREED: 17
LS ADV. ALLOCATED: 275 LS ADV. FREED: 175
QUEUE HEADERS ALLOC: 64 QUEUE HEADERS AVAIL: 64
INCREMENTAL SUMM. UPDATES: 5 INCREMENTAL VL UPDATES: 0
INCREMENTAL EXT. UPDATES: 27 PTRS TO INVALID LS ADV: 0
MULTICAST PKTS SENT: 421 UNICAST PKTS SENT: 40
LS ADV. AGED OUT: 0 LS ADV. FLUSHED: 41
- ATTACHED AREAS
- ルーターとの間にアクティブのインターフェースがあるエリアの数を表します。
- # DIJKSTRA RUNS
- IPv6 OSPF ルーティング・テーブルが何回、最初から計算されたのかを表します。
- OSPF PACKETS RCVD
- すべてのタイプの IPv6 OSPF プロトコル・パケットをカバーします。
- OSPF PACKETS RCVD W/ERRS
- 受信された IPv6 OSPF パケットのうち、エラーが含まれていると判別されたものの数を表します。
- TRANSIT NODES
- ルーター LSA およびネットワーク LSA を保管するために割り振られています。
- LS ADV
- エリア間プレフィックス、エリア間ルーター、AS 外部、リンク、およびエリア内プレフィックス LSA を保管するために割り当てられます。
- QUEUE HEADERS
- リンク状態公示のリストを作成します。これらのリストは、フラッディングおよびデータベース交換プロセスで使用されます。割り振られたキュー・ヘッダーの数が使用可能なキュー・ヘッダーの数と異なる場合には、 近隣ルーターとのデータベース同期が進行中です。
- INCREMENTAL SUMM UPDATES、INCREMENTAL VL UPDATES
- 新しいエリア間プレフィックスまたはエリア間ルーター LSA が、ルーティング・テーブルを何回部分的に再ビルドしたかを表します。
- INCREMENTAL EXT. UPDATES
- ルーティング・テーブルに増分インストールされた外部宛先に対する変更の数を表示します。
- MULTICAST PKTS SENT
- IPv6 OSPF ハロー・パケットと、フラッディング・プロシージャー中に送信されたパケットが含まれます。
- UNICAST PKTS SENT
- IPv6 OSPF パケット再送およびデータベース交換プロシージャーが含まれます。
- LS ADV. AGED OUT
- 60 分に達した公示の数を表します。リンク状態公示は、60 分経過すると失効します。 公示は通常、この時間が経過する前にリフレッシュされます。
- LS ADV. FLUSHED
- リンク状態データベースから (置き換えられないで) 削除された公示の数を表します。
IPV6RIP コマンドの使用例
すべての IPv6 RIP 情報
EZZ8030I IPV6 RIP CONFIGURATION
TRACE6: 1, DEBUG6: 0
STACK AFFINITY: TCPCS6
IPV6 RIP: ENABLED
IPV6 RIP DEFAULT ORIGINATION: ALWAYS, COST = 1
EZZ8027I IPV6 RIP INTERFACES
---------SEND----------- --RCV--
NAME MTU STATE IN OUT PRF HST STA DEF RADV PSN PRF HST
NSQDIO3L6 9000 UP 1 0 NO YES YES YES NO NO YES YES
LOSAFE3 4000 N/A 1 0 YES NO YES NO YES YES YES NO
EZZ8031I IPV6 RIP ROUTE ACCEPTANCE
ACCEPT IPV6 RIP UPDATES ALWAYS FOR:
2001:DB8::1:9:67:115:66
2001:DB8:0:0:A1B::
EZZ8029I GLOBAL IPV6 RIP FILTERS
SEND ONLY: VIRTUAL, DEFAULT
IGNORE IPV6 RIP UPDATES FROM:
FE80::1:2:3:4
FILTERS: NOSEND 2001:DB8::1:8:E2:43:28/128
NORECEIVE 2001:DB8:0:0:A1E::/64
- TRACE6
- 現在 OMPROUTE の IPv6 ルーティング・プロトコルに使用されているトレースのレベルを表示します。
- DEBUG6
- 現在 OMPROUTE の IPv6 ルーティング・プロトコルに使用されているデバッグ・レベルを表示します。
- STACK AFFINITY
- OMPROUTE が実行されているスタックの名前を表示します。
- IPV6 RIP DEFAULT ORIGINATION
- IPv6 RIP がデフォルトの経路生成をサポートするための条件、およびそのデフォルト経路の公示されたコストを表します。
その他の TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,IPV6RIP,ALL 出力については、 次のセクションで説明します。
受け入れられる IPv6 RIP 経路
EZZ8030I IPV6 RIP ROUTE ACCEPTANCE
ACCEPT IPV6 RIP UPDATES ALWAYS FOR:
2001:DB8::1:0009:0067:0115:0066
2001:DB8::A1B::
- ACCEPT IPV6 RIP UPDATES ALWAYS FOR
- 更新が常に受け入れられるプレフィックスおよびホストを表示します。
IPv6 RIP インターフェースの統計およびパラメーター
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,IPV6RIP,INTERFACE,NAME=if_name コマンドは、IPv6 RIP インターフェースに関連する統計とパラメーターを表示します。(キーワード INTERFACE の代わりに IF を使用することができます。) NAME= パラメーターを指定しないと (DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,IPV6RIP,INTERFACE)、それぞれのインターフェースを要約した 1 行が印刷されます。(例 1 を参照。) NAME= パラメーターを指定すると、そのインターフェースの詳細な統計が表示されます。(例 2 を参照。)
---- Example 1 ----
EZZ8027I IPV6 RIP INTERFACES
---------SEND----------- --RCV--
NAME MTU STATE IN OUT PRF HST STA DEF RADV PSN PRF HST
NSQDIO3L6 9000 UP 1 0 NO YES YES YES NO NO YES YES
LOSAFE3 4000 N/A 1 0 YES NO YES NO YES YES YES NO
- NAME
- IPv6 RIP インターフェースの名前を表します。
- MTU
- インターフェースの TCP/IP スタックから確認された最大伝送単位の値を表します。
- STATE
- インターフェースの状況を表します。指定できる値は、次のとおりです。
- UP
- インターフェースが作動中です。
- DOWN
- インターフェースは TCP/IP で既知ですが、作動していません。
- N/A
- インターフェースは OMPROUTE に対して定義済みですが、 それがインストールされていることが TCP/IP スタックから OMPROUTE に通知されていません。インターフェース状況情報の詳細を表示するには、DISPLAY TCPIP,procname,NETSTAT,DEVLINKS コマンドを使用してください。
- IN
- このインターフェースを介して受信された IPv6 RIP 経路に追加するメトリックの値を指定します。
- OUT
- このインターフェース上で公示された IPv6 RIP 経路に追加するメトリックの値を指定します。
- SEND
-
- PRF
- このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答で、プレフィックス経路が公示されるかどうかを表します。
- HST
- このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答で、ホスト経路が公示されるかどうかを表します。
- STA
- このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答で、静的経路が公示されるかどうかを表します。
- DEF
- デフォルト経路が使用可能な場合に、このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答でその経路が公示されるかどうかを表します。
- RADV
- このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答で、 ルーター公示経路が公示されるかどうかを表します。
- PSN
- このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答で、poisoned reverse 経路が公示されるかどうかを表します。poisoned reverse 経路とは、無限のメトリック (メトリック 16) を持つ経路です。
- RECEIVE
-
- PRF
- このインターフェースを介して受信された IPv6 RIP 応答で、プレフィックス経路が受け入れられるかどうかを表します。
- HST
- このインターフェースを介して受信された IPv6 RIP 応答で、ホスト経路が受け入れられるかどうかを表します。
---- Example 2 ----
EZZ8028I IPV6 RIP INTERFACE DETAILS
INTERFACE NAME: LOSAFE6
INTERFACE ADDRESS: FE80::1:2:3:1
2001:DB8::1:2:3:1
NTERFACE PREFIX: RADV 12AB::/16
STAT 9800:1234::/32
MTU: 2000 STATE: UP
IN METRIC: 1 OUT METRIC: 0
SEND PREFIX ROUTES: YES SEND HOST ROUTES: NO
SEND STATIC ROUTES: NO SEND DEFAULT ROUTES: NO
SEND RTR. ADV. ROUTES: YES SEND POIS. REV. ROUTES: NO
RECEIVE PREFIX ROUTES: YES RECEIVE HOST ROUTES: YES
SEND ONLY: VIRTUAL, DEFAULT
FILTERS: SEND 2001:DB8::1:8:E2:43:28/128
NORECEIVE 2001:DB8::A1E::/64
- INTERFACE NAME
- インターフェース名を表します。
- INTERFACE ADDRESS
- インターフェースの TCP/IP スタックから確認された IP アドレスを表します。
- INTERFACE PREFIX
- インターフェースのプレフィックスをリストします。RADV は、IPv6 ルーター・ディスカバリーによってプレフィックスが確認されたことを表します。STAT は、プレフィックスが、IPV6_RIP_INTERFACE ステートメントで PREFIX パラメーターによって、 このインターフェースに対して静的に定義されたことを表します。
- MTU
- インターフェースの TCP/IP スタックから確認された最大伝送単位の値を表します。
- STATE
- インターフェースの状況を表します。指定できる値は、次のとおりです。
- UP
- インターフェースが作動中です。
- DOWN
- インターフェースは TCP/IP で既知ですが、作動していません。
- N/A
- インターフェースは OMPROUTE に対して定義済みですが、 それがインストールされていることが TCP/IP スタックから OMPROUTE に通知されていません。インターフェース状況情報の詳細を表示するには、DISPLAY TCPIP,procname,NETSTAT,DEVLINKS コマンドを使用してください。
- IGNORED
- インターフェースは TCP/IP で既知ですが、OMPROUTE では無視されます。
- IN METRIC
- このインターフェースを介して受信された IPv6 RIP 経路に追加するメトリックの値を指定します。
- OUT METRIC
- このインターフェース上で公示された IPv6 RIP 経路に追加するメトリックの値を指定します。
- SEND PREFIX ROUTES
- このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答で、プレフィックス経路が公示されるかどうかを表します。
- SEND HOST ROUTES
- このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答で、ホスト経路が公示されるかどうかを表します。
- SEND STATIC ROUTES
- このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答で、静的経路が公示されるかどうかを表します。
- SEND DEFAULT ROUTES
- デフォルト経路が使用可能な場合に、このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答でその経路が公示されるかどうかを表します。
- SEND RTR. ADV. ROUTES
- このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答で、 ルーター公示経路が公示されるかどうかを表します。
- SEND POIS. REV. ROUTES
- このインターフェースを介して送信される IPv6 RIP 応答で、poisoned reverse 経路が公示されるかどうかを表します。poisoned reverse 経路とは、無限のメトリック (メトリック 16) を持つ経路です。
- RECEIVE PREFIX ROUTES
- このインターフェースを介して受信された IPv6 RIP 応答で、プレフィックス経路が受け入れられるかどうかを表します。
- RECEIVE HOST ROUTES
- このインターフェースを介して受信された IPv6 RIP 応答で、ホスト経路が受け入れられるかどうかを表します。
- SEND ONLY
- このインターフェースに関する、IPv6 RIP 送信での経路タイプの制限を表します。
- FILTERS
- このインターフェースに関する、送信および受信フィルターを表します。
グローバル IPv6 RIP フィルター
EZZ8029I GLOBAL IPV6 RIP FILTERS
SEND ONLY: VIRTUAL, DEFAULT
IGNORE IPV6 RIP UPDATES FROM:
FE80::1:2:3:4
FILTERS: NOSEND 2001:DB8::1:8:E2:43:28/128
NORECEIVE 2001:DB8::A1E::/64
- SEND ONLY
- すべての IPv6 RIP インターフェースに適用される、IPv6 RIP 送信のグローバル経路タイプの制限を表します。
- IGNORE IPV6 RIP UPDATES FROM
- 受け入れないことにする公示の送信元 IPv6 RIP ルーターを表します。
- FILTERS
- すべての IPv6 RIP インターフェースに適用される、グローバルの送信および受信フィルターを表します。
GENERIC6 コマンドの使用例
IPv6 のすべての一般情報
EZZ8053I IPV6 GENERIC CONFIGURATION 067
TRACE6: 2, DEBUG6: 3
IPV6 TRACE DESTINATION: /TMP/6MPROUT3.DBG
STACK AFFINITY: TCPCS3
EZZ8060I IPV6 GENERIC INTERFACES
NAME MTU STATE CONFIGURED
MPCPTPV66 65535 UP NO
GENERIC_INTF 1280 N/A YES
- TRACE6
- 現在 OMPROUTE の IPv6 ルーティング・プロトコルに使用されているトレースのレベルを表示します。
- DEBUG6
- 現在 OMPROUTE の IPv6 ルーティング・プロトコルに使用されているデバッグ・レベルを表示します。
- IPV6 TRACE DESTINATION
- IPv6 トレースの宛先のファイル名を表示するか、宛先が OMPROUTE CTRACE である場合は、OMPCTRC を表示します。
制約事項: トレース宛先が z/OS UNIX ファイルである場合、その宛先は実際のファイル名の大文字小文字が区別されず、大文字でコンソールに表示されます。
- STACK AFFINITY
- OMPROUTE が実行されているスタックの名前を表示します。
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,GENERIC6,ALL 出力の残りの部分については、以下のセクションで説明します。
IPv6 汎用インターフェースの統計およびパラメーター
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,GENERIC6,INTERFACE,NAME=if-name コマンドは、IPv6 汎用インターフェースに関連する統計とパラメーターを表示します。(キーワード INTERFACE の代わりに IF を使用することができます。) NAME= パラメーターを指定しないと (DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,GENERIC6,INTERFACE)、それぞれのインターフェースを要約した 1 行が印刷されます。(例 1 を参照。) NAME= パラメーターを指定すると、そのインターフェースの詳細な統計が表示されます。(例 2 を参照。)
---- Example 1 ----
EZZ8060I IPV6 GENERIC INTERFACES
NAME MTU STATE CONFIGURED
MPCPTPV66 65535 UP NO
GENERIC_INTF 1280 N/A YES
- NAME
- IPv6 汎用インターフェースの名前を表します。
- MTU
- インターフェースの TCP/IP スタックから確認された最大伝送単位の値を表します。
- STATE
- インターフェースの状況を表します。指定できる値は、次のとおりです。
- UP
- インターフェースが作動中です。
- DOWN
- インターフェースは TCP/IP で既知ですが、作動していません。
- N/A
- インターフェースは OMPROUTE に対して定義済みですが、 それがインストールされていることが TCP/IP スタックから OMPROUTE に通知されていません。インターフェース状況情報の詳細を表示するには、DISPLAY TCPIP,procname,NETSTAT,DEVLINKS コマンドを使用してください。
- IGNR
- インターフェースは TCP/IP で既知ですが、OMPROUTE では無視されます。
- CONFIGURED
- インターフェースが OMPROUTE に構成されるかどうかを表します。
---- Example 2 ----
EZZ8065I IPV6 GENERIC INTERFACE DETAILS
INTERFACE NAME: LOSAFE6
INTERFACE ADDRESS: FE80::9:9:9:8
2001:DB8::9:9:9:8
INTERFACE PREFIX: RADV 1201::/16
STAT 9801:4321::/32
MTU: 2000
STATE: UP
CONFIGURED: YES
- INTERFACE NAME
- インターフェース名を表します。
- INTERFACE ADDRESS
- インターフェースの TCP/IP スタックから確認された IP アドレスを表します。
- INTERFACE PREFIX
- インターフェースのプレフィックスをリストします。RADV は、 プレフィックスが IPv6 ルーター・ディスカバリーによって確認されたことを表します。STAT は、プレフィックスが、IPV6_INTERFACE ステートメントで PREFIX パラメーターによって、 このインターフェースに対して静的に定義されたことを表します。
- MTU
- インターフェースの TCP/IP スタックから確認された最大伝送単位の値を表します。
- STATE
- インターフェースの状況を表します。指定できる値は、次のとおりです。
- UP
- インターフェースが作動中です。
- DOWN
- インターフェースは TCP/IP で既知ですが、作動していません。
- N/A
- インターフェースは OMPROUTE に対して定義済みですが、 それがインストールされていることが TCP/IP スタックから OMPROUTE に通知されていません。インターフェース状況情報の詳細を表示するには、DISPLAY TCPIP,procname,NETSTAT,DEVLINKS コマンドを使用してください。
- IGNR
- インターフェースは TCP/IP で既知ですが、OMPROUTE では無視されます。
- CONFIGURED
- インターフェースが OMPROUTE に構成されるかどうかを表します。
RT6TABLE コマンドの使用例
続くいくつかのセクションでは、RT6TABLE コマンドの使用例を示しています。
OMPROUTE IPv6 メイン・ルーティング・テーブル
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RT6TABLE コマンドは、OMPROUTE IPv6 メイン・ルーティング・テーブル内のすべての経路を表示します。出力例と項目の説明を次に示します。
EZZ7979I IPV6 ROUTING TABLE 641
DESTINATION: 4:4:4:4:4:4:4:4/128
NEXT HOP: FE80::4
TYPE: SPF COST: 1 AGE: 2170
DESTINATION: 6:6:6:6:6:6:6:6/128
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 0
DESTINATION: 7:7:7:7:7:7:7:7/128
NEXT HOP: ::
TYPE: SPF * COST: 0 AGE: 59
DESTINATION: 2001:DB8:0:10::/64
NEXT HOP: FE80::4
TYPE: SPF COST: 3 AGE: 32
DESTINATION: 2001:DB8:0:103::6/128
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 0
DESTINATION: 2001:DB8:0:103::7/128
NEXT HOP: ::
TYPE: DIR * COST: 1 AGE: 2209
DESTINATION: 2001:DB8:0:108::2/128
NEXT HOP: FE80::4
TYPE: SPF COST: 2 AGE: 32
DESTINATION: 2001:DB8:0:108::4/128
NEXT HOP: FE80::4
TYPE: SPF COST: 1 AGE: 32
DESTINATION: 2001:DB8:0:120::/64
NEXT HOP: ::
TYPE: SPF * COST: 1 AGE: 2172
DESTINATION: 2001:DB8:0:120::4/128
NEXT HOP: FE80::4
TYPE: SPF COST: 1 AGE: 2170
DESTINATION: 2001:DB8:0:120::7/128
NEXT HOP: ::
TYPE: SPF * COST: 0 AGE: 2172
DESTINATION: 2001:DB8:0:A10::/60
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 0
DESTINATION: 2001:DB8:0:A1B::/64
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 0
DESTINATION: 2001:DB8:0:A1C::/64
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 0
0 NETS DELETED, 5 NETS INACTIVE
- DESTINATION
- IP 宛先とそのプレフィックスの長さを表します。
- NEXT HOP
- 宛先へのパス上にある次のルーターの IP アドレスを表します。この列の終わりにある括弧内の数は、宛先までの等価経路の数を表しています。DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RT6TABLE,DEST=ip_addr コマンドを使用すると、ネクスト・ホップのリストが得られます。
- TYPE
- その経路が取られた方法を表します。
- DFLT
- OMPROUTE 構成ファイルの IPV6_DEFAULT_ROUTE 構成ステートメントを 使用して定義された経路を表します。
- DIR
- 直接に接続されたプレフィックスまたはホストを表します。
- RIP
- IPv6 RIP プロトコルを介して確認された経路を表します。
- DEL
- この経路が削除されたことを表します。
制約事項: 削除された経路が表示されるのは、RIP がアクティブで、RIP が近隣のルーターにそれらが削除されたことを公示する必要がある場合のみです。
- STAT
- 静的に構成された置き換え不能な経路を表します。
- SPF
- この経路が IPv6 OSPF エリア内経路であることを表します。
- SPIA
- この経路が IPv6 OSPF エリア間経路であることを表します。
- SPE1
- IPv6 OSPF 外部経路 (タイプ 1) を表します。
- SPE2
- IPv6 OSPF 外部経路 (タイプ 2) を表します。
- RANGE
- アクティブな IPv6 OSPF エリア・アドレス範囲であって転送パケット内で使用されない 経路タイプを表します。
- RSTA
- 置き換え可能として定義された 静的経路を表します。
- RADV
- IPv6 ルーター・ディスカバリー・プロトコルを介して TCP/IP スタックによって確認された経路を表します。
- COST
- 経路コストを表します。
表 3. OMPROUTE IPv6 経路タイプとコスト値のマッピング 経路タイプ コスト値 SPF または SPIA 経路の OSPF コスト。 SPE1 AS 境界ルーターに到達するための OSPF コスト、または宛先に到達するために使用する転送アドレスにかかる OSPF コストに外部コストを加えた値。 SPE2 外部コスト。 RIP RIP メトリック STAT または RSTA - 直接経路の場合は 0。
- 間接経路の場合は 1。
DIR または SBNT 1 RNGE 範囲の OSPF コスト。 DFLT 0 RADV - ルーター公示が高の優先権を示した場合は 1。
- ルーター公示が中の優先権を示した場合は 2。
- ルーター公示が低の優先権を示した場合は 3。
- AGE
- ルーティング・テーブル項目が最後に更新されてからの経過時間を表します。経路タイプが DEL または RIP の経路の場合、この値は 10 秒ごとに 10 の倍数で期間が増えます。TCP/IP スタックがストレージ不足の状態に入った場合、不足状態から解放されると、経路タイプが DEL または RIP のすべての経路はリフレッシュされます。
- NETS DELETED
- OMPROUTE ルーティング・テーブルから削除されて、置き換えられなかった経路の数を示します。DTCPIP,,OMPROUTE,RT6TABLE,DELETED コマンドを使用すると、これらの経路がリストされます。
- NETS INACTIVE
- 内部のデバッグ目的のみに使用します。
OMPROUTE IPv6 メイン・ルーティング・テーブルの経路拡張情報
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RT6TABLE,DEST=ip_addr コマンドを使用すると、OMPROUTE IPv6 メイン・ルーティング・テーブル内の特定の経路に関する情報が得られます。 複数の等価コスト経路が存在する場合には、このコマンドを使用してネクスト・ホップのリストを入手します。出力例と項目の説明を次に示します。
EZZ7980I IPV6 ROUTE EXPANSION
DESTINATION: 2001:DB8::9:67:115:13/128
ROUTE TYPE: RIP
COST: 5
AGE: 231
NEXT HOP(S): FE80::7:7:7:7 (LOSAFE6)
FE80::8:8:8:8 (LOSAFE6)
FE80::9:9:9:9 (LOSAFE3)
- DESTINATION
- IP 宛先とそのプレフィックスの長さを表します。
- ROUTE TYPE
- その経路が取られた方法を表します。
- DFLT
- OMPROUTE 構成ファイルの IPV6_DEFAULT_ROUTE 構成ステートメントを 使用して定義された経路を表します。
- DIR
- 直接に接続されたプレフィックスまたはホストを表します。
- RIP
- IPv6 RIP プロトコルを介して確認された経路を表します。
- STAT
- 静的に構成された置き換え不能な経路を表します。
- SPF
- この経路が IPv6 OSPF エリア内経路であることを表します。
- SPIA
- この経路が IPv6 OSPF エリア間経路であることを表します。
- SPE1
- IPv6 OSPF 外部経路 (タイプ 1) を表します。
- SPE2
- IPv6 OSPF 外部経路 (タイプ 2) を表します。
- RANGE
- アクティブな IPv6 OSPF エリア・アドレス範囲であって転送パケット内で使用されない 経路タイプを表します。
- RSTA
- 置き換え可能として定義された 静的経路を表します。
- RADV
- IPv6 ルーター・ディスカバリー・プロトコルを介して TCP/IP スタックによって確認された経路を表します。
- COST
- 経路コストを表します。
表 4. IPv6 経路タイプとコスト値のマッピング 経路タイプ コスト値 SPF または SPIA 経路の OSPF コスト。 SPE1 AS 境界ルーターに到達するための OSPF コスト、または宛先に到達するために使用する転送アドレスにかかる OSPF コストに外部コストを加えた値。 SPE2 外部コスト。 RIP RIP メトリック。 STAT または RSTA - 直接経路の場合は 0
- 間接経路の場合は 1
DIR または SBNT 1 RNGE 範囲の OSPF コスト。 DFLT 0 RADV - ルーター公示が高の優先権を示した場合は 1。
- ルーター公示が中の優先権を示した場合は 2。
- ルーター公示が低の優先権を示した場合は 3。
- AGE
- ルーティング・テーブル項目が最後に更新されてからの経過時間を表します。経路タイプが DEL または RIP の経路の場合、この値は 10 秒ごとに 10 の倍数で期間が増えます。TCP/IP スタックがストレージ不足の状態に入った場合、不足状態から解放されると、経路タイプが DEL または RIP のすべての経路はリフレッシュされます。
- NEXT HOP(S)
- 宛先へのそれぞれのパスごとに、次のルーターの IP アドレス、およびそのルーターに到達するために使用されるインターフェースを表します。
すべての OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RT6TABLE,PRTABLE=ALL コマンドは、すべての OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル内のすべての経路を表示します。各テーブルのポリシー・エージェントに対して構成された動的ルーティング・パラメーターがそのテーブルの経路に続いて表示されます。出力例と項目の説明を次に示します。
- このコマンドで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの内容です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルが IPv6 動的ルーティング・パラメーターを指定しないで構成されている場合、OMPROUTE は IPv6 用のそのルーティング・テーブルを認識しません。 そのルーティング・テーブルは、OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベースのルーティング・テーブルの表示には含められません。
EZZ7979I IPV6 ROUTING TABLE 214
TABLE NAME: SECLOW2
DESTINATION: 6:6:6:6:6:6:6:6/128
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
DESTINATION: 2001:DB8:0:103::6/128
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
DESTINATION: 2001:DB8:0:103::7/128
NEXT HOP: ::
TYPE: DIR* COST: 1 AGE: 66
DESTINATION: 2001:DB8:0:A10::/60
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
DESTINATION: 2001:DB8:0:A1B::/64
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
DESTINATION: 2001:DB8:0:A1C::/64
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
DESTINATION: 2001:DB8:0:C1C::/64
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
0 NETS DELETED
DYNAMIC ROUTING PARAMETERS
INTERFACE: MPCPTP7TO6 NEXT HOP: ANY
TABLE NAME: SECLOW1
DESTINATION: 4:4:4:4:4:4:4:4/128
NEXT HOP: FE80::4 (2)
TYPE: SPF COST: 1 AGE: 65
DESTINATION: 2001:DB8:0:10::/64
NEXT HOP: FE80::4 (2)
TYPE: SPF COST: 3 AGE: 65
DESTINATION: 2001:DB8:0:108::2/128
NEXT HOP: FE80::4 (2)
TYPE: SPF COST: 2 AGE: 65
DESTINATION: 2001:DB8:0:108::4/128
NEXT HOP: FE80::4 (2)
TYPE: SPF COST: 1 AGE: 65
DESTINATION: 2001:DB8:0:120::/64
NEXT HOP: ::
TYPE: SPF* COST: 1 AGE: 65
DESTINATION: 2001:DB8:0:120::4/128
NEXT HOP: FE80::4 (2)
TYPE: SPF COST: 1 AGE: 65
DESTINATION: 2001:DB8:0:120::7/128
NEXT HOP: ::
TYPE: SPF* COST: 0 AGE: 65
DESTINATION: 2001:DB8:0:C1C::/64
NEXT HOP: FE80::4 (2)
TYPE: SPF COST: 3 AGE: 65
0 NETS DELETED
DYNAMIC ROUTING PARAMETERS
INTERFACE: NSQDIO1L6 NEXT HOP: FE80::4
- TABLE NAME
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの名前を表します。
- INTERFACE
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに対する動的ルーティング・パラメーターで指定されたインターフェースの名前を表します。インターフェースが現在 IPv6 インターフェースとして TCP/IP スタックに定義されていないか、またはインターフェースが TCP/IP スタックで非アクティブの場合、その名前の先頭にアスタリスク (*) が付きます。
- NEXT HOP
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルに対する動的ルーティング・パラメーターで指定されたネクスト・ホップのルーター IP アドレスを表します。動的ルーティング・パラメーターにネクスト・ホップのルーター IP アドレスが指定されていない場合は、ANY の値が表示されます。
フィールドの詳細については、OMPROUTE IPv6 メイン・ルーティング・テーブルを参照してください。
OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RT6TABLE,PRTABLE=prname コマンドは、1 つの OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル内のすべての経路を表示します。テーブルのポリシー・エージェントに対して構成された動的ルーティング・パラメーターがそのテーブルの経路に続いて表示されます。出力例と項目の説明を次に示します。
- このコマンドで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの内容です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルが IPv6 動的ルーティング・パラメーターを指定しないで構成されている場合、OMPROUTE は IPv6 用のそのルーティング・テーブルを認識しません。 そのルーティング・テーブルは、このコマンドと一緒に使用することはできません。
EZZ7979I IPV6 ROUTING TABLE 214
TABLE NAME: SECLOW2
DESTINATION: 6:6:6:6:6:6:6:6/128
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
DESTINATION: 2001:DB8:0:103::6/128
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
DESTINATION: 2001:DB8:0:103::7/128
NEXT HOP: ::
TYPE: DIR* COST: 1 AGE: 66
DESTINATION: 2001:DB8:0:A10::/60
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
DESTINATION: 2001:DB8:0:A1B::/64
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
DESTINATION: 2001:DB8:0:A1C::/64
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
DESTINATION: 2001:DB8:0:C1C::/64
NEXT HOP: FE80::6:7
TYPE: RIP COST: 2 AGE: 10
0 NETS DELETED
DYNAMIC ROUTING PARAMETERS
INTERFACE: MPCPTP7TO6 NEXT HOP: ANY
フィールドの説明については、すべての OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルを参照してください。
OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの経路拡張情報
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RT6TABLE,PRTABLE=prname,DEST=ip-addr コマンドを使用すると、OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブル内の特定の経路に関する情報が得られます。複数の等価コスト経路が存在する場合には、このコマンドを使用してネクスト・ホップのリストを入手します。出力例と項目の説明を次に示します。
- このコマンドで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの情報です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルが IPv6 動的ルーティング・パラメーターを指定しないで構成されている場合、OMPROUTE は IPv6 用のそのルーティング・テーブルを認識しません。 そのルーティング・テーブルは、このコマンドと一緒に使用することはできません。
EZZ7980I IPV6 ROUTE EXPANSION 384
TABLE NAME: SECLOW1
DESTINATION: 4:4:4:4:4:4:4:4/128
ROUTE TYPE: SPF
COST: 1
AGE: 963
NEXT HOP(S): FE80::4 (NSQDIO1L6)
FE80::9:67:4:4 (EZ6SAMEMVS)
- TABLE NAME
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの名前を表します。
フィールドの詳細については、OMPROUTE IPv6 メイン・ルーティング・テーブルの経路拡張情報を参照してください。
すべての OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの経路拡張情報
DISPLAY TCPIP,tcpipjobname,OMPROUTE,RT6TABLE,PRTABLE=ALL,DEST=ip-addr コマンドを使用すると、すべての OMPROUTE IPv6 ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの特定の経路に関する情報が得られます。テーブルに複数の等価コスト経路が存在する場合には、このコマンドを使用してネクスト・ホップのリストを入手します。出力例と項目の説明を次に示します。
- このコマンドで表示されるのは、TCP/IP ルーティング・テーブルではなく、OMPROUTE が使用する作業テーブルの情報です。OMPROUTE ルーティング・テーブルに含まれている情報は、TCP/IP ルーティング・テーブルに含まれている情報とは異なる場合があります。 TCP/IP ルーティング・テーブルの内容の表示に関する詳細については、DISPLAY TCPIP,,NETSTATを参照してください。
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルが IPv6 動的ルーティング・パラメーターを指定しないで構成されている場合、OMPROUTE は IPv6 用のそのルーティング・テーブルを認識しません。 そのルーティング・テーブルは、OMPROUTE IPv6 ルーティング・テーブルの表示内にはありません。
EZZ7980I IPV6 ROUTE EXPANSION 384
TABLE NAME: SECLOW1
DESTINATION: 4:4:4:4:4:4:4:4/128
ROUTE TYPE: SPF
COST: 1
AGE: 963
NEXT HOP(S): FE80::4 (NSQDIO1L6)
FE80::9:67:4:4 (EZ6SAMEMVS)
- TABLE NAME
- ポリシー・ベース・ルーティング・テーブルの名前を表します。
フィールドの詳細については、OMPROUTE IPv6 メイン・ルーティング・テーブルの経路拡張情報を参照してください。
削除された OMPROUTE IPv6 経路
D TCPIP,TCPCS6,OMPROUTE,RT6TABLE,DELETED
EZZ7979I IPV6 DELETED ROUTES 593
DESTINATION: 2001:DB8:10::11:2:1/128
NEXT HOP: ::
TYPE: DEL COST: 1 AGE: 76484
DESTINATION: 2001:DB8:10::12:2:1/128
NEXT HOP: ::
TYPE: DEL COST: 1 AGE: 76484
DESTINATION: 2001:DB8:10::81:1:1/128
NEXT HOP: ::
TYPE: DEL COST: 1 AGE: 76506
DESTINATION: 2001:DB8:10::87:1:1/128
NEXT HOP: ::
TYPE: DEL COST: 1 AGE: 76506
DESTINATION: 2001:DB8:10::91:1:1/128
NEXT HOP: ::
TYPE: DEL COST: 1 AGE: 76506