システムおよびデフォルト・オブジェクト

crtmqm により作成されるシステム・オブジェクトおよびデフォルト・オブジェクトをリストします。

crtmqm 制御コマンドを使用してキュー・マネージャーを作成する場合、システム・オブジェクトおよびデフォルト・オブジェクトが自動的に作成されます。
  • システム・オブジェクトは、キュー・マネージャーまたはチャネルを操作するために必要な IBM® MQ オブジェクトです。
  • デフォルト・オブジェクトは、オブジェクトのすべての属性を定義します。 ローカル・キューなどのオブジェクトを作成する場合、明示的に指定していない属性はすべてデフォルト・オブジェクトから継承されます。
次の表は、crtmqm により作成されるシステム・オブジェクトとデフォルト・オブジェクトを示しています。
  • 表 1 に、システム・キュー・オブジェクトとデフォルト・キュー・オブジェクトをリストします。
  • 表 2 に、システムおよびデフォルトのトピック・オブジェクトをリストします。
  • 表 3 に、システム・チャネル・オブジェクトとデフォルト・チャネル・オブジェクトをリストします。
  • 表 4 に、システムおよびデフォルトの認証情報オブジェクトをリストします。
  • 表 5 に、システム・オブジェクトとデフォルト・リスナー・オブジェクトをリストします。
  • 表 6 に、システムおよびデフォルトの名前リスト・オブジェクトをリストします。
  • 表 7 に、システム・プロセス・オブジェクトとデフォルト・プロセス・オブジェクトをリストします。
  • 表 8 に、システム・オブジェクトとデフォルト・サービス・オブジェクトをリストします。
表 1. システムおよびデフォルト・オブジェクト: キュー
オブジェクト名 説明
SYSTEM.ADMIN.ACCOUNTING.QUEUE アカウンティング・モニター・データを保持するキュー。
SYSTEM.ADMIN.ACTIVITY.QUEUE 戻されたアクティビティー報告書を保持するキュー。
SYSTEM.ADMIN.CHANNEL.EVENT チャネルのためのイベント・キュー
SYSTEM.ADMIN.COMMAND.EVENT コマンド・イベントのイベント・キュー
SYSTEM.ADMIN.COMMAND.QUEUE 管理者コマンド・キュー。 リモート MQSC コマンドおよび PCF コマンドに使用されます。
SYSTEM.ADMIN.CONFIG.EVENT 構成イベントのイベント・キュー
SYSTEM.ADMIN.PERFM.EVENT パフォーマンス・イベントのイベント・キュー
SYSTEM.ADMIN.PUBSUB.EVENT システムのパブリッシュ/サブスクライブに関連したイベント・キュー
SYSTEM.ADMIN.QMGR.EVENT キュー・マネージャー・イベントのイベント・キュー
SYSTEM.ADMIN.STATISTICS.QUEUE 統計モニター・データを保持するキュー。
SYSTEM.ADMIN.TRACE.ACTIVITY.QUEUE トレース・アクティビティーを表示するキュー。
SYSTEM.ADMIN.TRACE.ROUTE.QUEUE 戻されたトレース経路応答メッセージを保持するキュー。
SYSTEM.AUTH.DATA.QUEUE キュー・マネージャー用のアクセス制御リストを保持するキュー
SYSTEM.CHANNEL.INITQ チャネル開始キュー
SYSTEM.CHANNEL.SYNCQ チャネルの同期データを保持するキュー
SYSTEM.CHLAUTH.DATA.QUEUE IBM MQ チャネル認証データ・キュー
SYSTEM.CICS.INITIATION.QUEUE デフォルトの CICS® 開始キュー。
SYSTEM.CLUSTER.COMMAND.QUEUE リポジトリー・キュー・マネージャーにメッセージを転送するために使用されるキュー
SYSTEM.CLUSTER.HISTORY.QUEUE キューは、サービス目的でクラスター状態情報の履歴を保管するために使用されます。
SYSTEM.CLUSTER.TRANSMIT.MODEL.QUEUE このキューを使用して、各クラスター送信側チャネルの個々の送信キューを作成します。
SYSTEM.CLUSTER.REPOSITORY.QUEUE すべてのリポジトリー情報を保管するために使用されるキュー
SYSTEM.CLUSTER.TRANSMIT.QUEUE すべてのクラスターに対するすべてのメッセージのための伝送キュー
SYSTEM.DEAD.LETTER.QUEUE 送達不能 (未配布メッセージ) キュー
SYSTEM.DEFAULT.ALIAS.QUEUE デフォルト別名キュー
SYSTEM.DEFAULT.INITIATION.QUEUE デフォルト開始キュー
SYSTEM.DEFAULT.LOCAL.QUEUE デフォルト・ローカル・キュー
SYSTEM.DEFAULT.MODEL.QUEUE デフォルト・モデル・キュー
SYSTEM.DEFAULT.REMOTE.QUEUE デフォルト・リモート・キュー
SYSTEM.JMS.TEMPQ.MODEL JMS 一時キューのモデル
SYSTEM.MQEXPLORER.REPLY.MODEL IBM MQ Explorer 応答先 (reply-to) キュー。 これは、 IBM MQ Explorerへの応答のための一時動的キューを作成するモデル・キューです。
SYSTEM.MQSC.REPLY.QUEUE MQSC コマンド応答先キュー。 これは、リモート MQSC コマンドに応答するための一時動的キューを作成するモデル・キューです。
SYSTEM.PENDING.DATA.QUEUE JMSで据え置きメッセージをサポートします。
表 2. システムおよびデフォルト・オブジェクト : トピック
オブジェクト名 説明
SYSTEM.BASE.TOPIC ASPARENT を解決する基本トピック。 特定のトピックに親管理トピック・オブジェクトがない場合、またはこれらの親オブジェクトに ASPARENT もある場合は、残りのどの ASPARENT 属性もこのオブジェクトから継承されます。
SYSTEM.DEFAULT.TOPIC デフォルトのトピック定義
表 3. システムおよびデフォルト・オブジェクト: チャネル
オブジェクト名 説明
SYSTEM.AUTO.RECEIVER 動的受信側チャネル
SYSTEM.AUTO.SVRCONN 動的サーバー接続チャネル
SYSTEM.DEF.CLUSRCVR クラスターのためのデフォルト受信側チャネル。 クラスター内のキュー・マネージャー上に CLUSRCVR チャネルを作成するときに指定しなかった属性のデフォルト値を提供するために使用されます。
SYSTEM.DEF.CLUSSDR クラスターのためのデフォルト送信側チャネル。 クラスター内のキュー・マネージャー上に CLUSSDR チャネルを作成するときに指定しなかった属性のデフォルト値を提供するために使用されます。
SYSTEM.DEF.RECEIVER デフォルト受信側チャネル
SYSTEM.DEF.REQUESTER デフォルト要求側チャネル
SYSTEM.DEF.SENDER デフォルト送信側チャネル
SYSTEM.DEF.SERVER デフォルト・サーバー・チャネル
SYSTEM.DEF.SVRCONN デフォルト・サーバー接続チャネル
SYSTEM.DEF.CLNTCONN デフォルト・クライアント接続チャネル
[V9.0.0.0 2016 年 6 月]SYSTEM.DEF.AMQP [V9.0.0.0 2016 年 6 月]デフォルト AMQP チャネル。
表 4。 システムおよびデフォルト・オブジェクト: 認証情報オブジェクト
オブジェクト名 説明
SYSTEM.DEFAULT.AUTHINFO.CRLLDAP CRLLDAP タイプの認証情報オブジェクトを定義するためのデフォルト認証情報オブジェクト。
SYSTEM.DEFAULT.AUTHINFO.OCSP OCSP タイプの認証情報オブジェクトを定義するためのデフォルト認証情報オブジェクト。
表 5. システムおよびデフォルト・オブジェクト: リスナー
オブジェクト名 説明
SYSTEM.DEFAULT.LISTENER.TCP デフォルトの TCP リスナー。
SYSTEM.DEFAULT.LISTENER.LU62 1 デフォルトの LU62 リスナー。
SYSTEM.DEFAULT.LISTENER.NETBIOS 1 デフォルトの NETBIOS リスナー。
SYSTEM.DEFAULT.LISTENER.SPX 1 デフォルトの SPX リスナー。
  1. Windows のみ
表 6. システムおよびデフォルト・オブジェクト: 名前リスト
オブジェクト名 説明
SYSTEM.DEFAULT.NAMELIST デフォルト名前リスト
表 7. システムおよびデフォルト・オブジェクト: プロセス
オブジェクト名 説明
SYSTEM.DEFAULT.PROCESS デフォルトのプロセス定義
表 8。 システムおよびデフォルト・オブジェクト: サービス
オブジェクト名 説明
SYSTEM.DEFAULT.SERVICE デフォルト・サービス
SYSTEM.BROKER パブリッシュ/サブスクライブ・ブローカー