MQSC コマンドで起こった問題の解決

MQSC コマンドを実行できない場合は、このトピックにある情報を使用して、共通問題に該当するものがないか確認してください。 コマンドが生成するエラーを読んでも、問題は必ずしも明らかにはなりません。

runmqsc コマンドを使用するとき、次の点に注意してください。
  • < オペレーターを使用して、ファイルからの入力をリダイレクトします。 この演算子を省略すると、キュー・マネージャーはそのファイル名をキュー・マネージャー名として解釈し、次のエラー・メッセージを発行します。
    
    AMQ8118E: IBM MQ queue manager does not exist.
    
  • 出力をファイルにリダイレクトする場合には、> リダイレクト演算子を使用します。 デフォルトでは、ファイルは runmqsc が呼び出される時点で現行の作業ディレクトリーに入れられます。 出力を特定のファイルおよびディレクトリーに送るには、完全修飾ファイル名を指定してください。
  • 以下のコマンドを使用して、すべてのキュー・マネージャーを表示し、コマンドを実行するキュー・マネージャーが作成されているかどうか確認します。
    
    dspmq
    
  • キュー・マネージャーが実行中でなければなりません。 開始されていない場合は、開始します ( キュー・マネージャーの開始 を参照)。 既に実行されているキュー・マネージャーを開始しようとする場合、エラー・メッセージを受け取ります。
  • デフォルト・キュー・マネージャーが定義されていない場合、runmqsc コマンドにキュー・マネージャー名を指定します。これを定義しなければ、次のようなエラー・メッセージが出されます。
    
    AMQ8146E: IBM MQ queue manager not available.
    
  • MQSC コマンドを runmqsc コマンドのパラメーターとして指定することはできません。 例えば、次のものは無効です。
    
    runmqsc DEFINE QLOCAL(FRED)
    
  • runmqsc コマンドを発行する前に、MQSC コマンドを入力することはできません。
  • runmqsc から制御コマンドを実行することはできません。 例えば、MQSC コマンドを対話式で実行している間は、strmqm コマンドを発行してキュー・マネージャーを開始することはできません。 開始する場合、以下のものと類似したエラー・メッセージを受け取ります。
    
    runmqsc
    .
    .
    Starting MQSC for queue manager jupiter.queue.manager.
    
    1 : strmqm saturn.queue.manager
    AMQ8405: Syntax error detected at or near end of cmd segment below:-s
    
    AMQ8426: Valid MQSC commands are:
    ALTER
    CLEAR
    DEFINE
    DELETE
    DISPLAY
    END
    PING
    REFRESH
    RESET
    RESOLVE
    RESUME
    START
    STOP
    SUSPEND
    2 : end