ASCII ホストと接続するために、パーソナル・コミュニケーションズは、VT340、VT100、および VT52 の各端末 に対して VT エミュレーターを提供しています。ASCII ホストでは、これらの端末の制御シーケンスをセッション表示の標準として共通に 使用しており、多くの ASCII ホスト・アプリケーション・プログラムが VT 互換の端末を 想定しています。VT エミュレーションにより、使用しているパーソナル・コンピューターまたは ワークステーションを VT 端末であるかのように操作することができます。VT340、VT100、または VT52 端末を操作するよう設計されたソフトウェア は、パーソナル・コミュニケーションズ VT エミュレーターを使用して正しく作動するはずです。
VT 端末のキーボードのレイアウトは、 パーソナル・コンピューターのものと類似していますが、 いくつか異なるところがあります。 VT エミュレーションの場合のデフォルトのキー・マッピングについては、VT エミュレーター・レイアウトのデフォルトのキー機能を参照してください。
XMODEM および YMODEM プロトコルを使用した ASCII ホストとの間でのファイル転送について は、XMODEM および YMODEM の使用を参照してください。
適切な通信装置があれば、IBM® zSeries® など の非 ASCII ホストへの VT 接続も可能です。
「通信の構成 -> ASCII ホスト」パネルを使用 して、ASCII ホスト・セッションを定義するパラメーターの値を選択します。 「セッション」、および「リンク」という 2 つのタイプのパラメーターがあります。
「セッション・パラメーター - ASCII ホスト」ウィンドウが開きます。
「VT 非同期接続タイプ」ウィンドウが開きます。
これでカスタマイズは完了です。
「通信の構成」ウィンドウが開きます。
使用可能な接続が表示されます。
「セッション・パラメーター - ASCII ホスト」ウィンドウが開きます。
「TelnetASCII」ウィンドウが開きます。
これでカスタマイズは完了です。
以下のパラメーターは、VT340 端末上でのセットアップの選択項目に対応しています。
ホストがキーボードでタイプした文字を表示にエコーする場合 には、「エコー」を選択してください。 VT エミュレーターは、文字をホストから戻されたときにのみ表示します。
文字が 2 重に表示される場合には、「文字」で なく「エコー」を選択する必要があります。 エコーがデフォルトです。
以下のパラメーターは、VT340 端末上でのセットアップの選択項目に対応しています。
「拡張」ボタンを押すと、「拡張 ASCII ホスト」ダイアログが表示されます。 拡張オプション・ダイアログには、VT340 エミュレーションのローカル編集機能に必要な、 すべての構成オプションが含まれています。 以下のリストでこれらの構成オプションを定義します。デフォルトの設定値は 太字で示されます。
「リンク・パラメーター」ボタンを押すと、 ASCII ホスト・コンピューターとの 接続の詳細を構成するためのパネルが表示されます。 表示されるパネルは、ASCII ホスト用に選択した接続タイプによって異なります。以下の 2 つのタイプがあります。
非同期接続の VT では、通常の電話回線または直接接続を使用して、 プロトコル・コンバーターを通して ASCII ホストに接続されます。
非同期接続の VT では、以下の項目を定義する必要があります。
14,400 ボーまたは 28,800 ボーのモデムを使用している場合、V.42bis の圧縮技術によって、 システムがサポートする最高速度で利用することができます。14,400 ボーのモデムでは 57,600 以下の回線速度を選択 し、28,800 ボーのモデムでは 115,200 以下の回線速度を選択してください。
この速度で正常に作動しない場合、もっと遅い回線速度を選択する必要が あります。たとえば、COM ポートに FIFO バッファーがない場合、もっと遅い回線速度を 選択する必要がある場合があります。接続の試行に失敗するか、または、より速い速度で信頼性がない場合は、 もっと遅い速度で試してください。
デフォルトの速度は 9600 bps です。
使用可能な最大速度は、プロセッサーまたは通信ポートの能力によって決まります。接続に失敗した場合は、もっと遅い速度で試みてください。
8250 UART を使用している場合、回線速度を 19,200 bps より速くすべきではありません。
リモート・システムで使用されるものと同じパリティーを選択してください。
デフォルトは「なし」です。
以下の拡張構成パラメーターが使用可能です。
このボタンをクリックすると、モデム構成の詳細を調整することができます。
自動ダイヤル機能を使用するためには、ファイルの中にダイヤル情報、 電話番号、通信回線情報、およびモデム制御情報を 保管しておかなければなりません。詳細については、オンライン・ヘルプを参照してください。ダイヤル構成ファイルの作成と変更を可能にするために、以下の機能が提供されています。
「自動ダイヤル・ユーティリティー」ウィンドウは、 「通信」メニュー (セッション・ウィンドウのメニュー・バーにあります) の 「自動ダイヤル・ユーティリティーの表示」を選択し、 自動ダイヤル・ファシリティーが開始されると開きます。
Telnet 接続の VT は、TCP/IP (伝送制御プロトコル/インターネット・プロトコル) を 使用するアプリケーションであり、ASCII ホストへのリモート・ログオンを可能にします。TCP/IP は、 ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) と広域ネットワーク (WAN) の両方に 接続機能を提供し、複数の LAN と複数の WAN の間の情報の経路を定める機能を備えています。 主要な TCP/IP ネットワーク (インターネット) では、IP アドレスを固有なものとし、 企業間の通信を可能にするために、標準化されたアドレッシング方式を使用しています。
パーソナル・コミュニケーションズでの Telnet 接続の VT で は、Windows Sockets バージョン 1.1 のインターフェースをサポート する TCP/IP スタックが必要です。 スタック・プログラムのためのインターフェースを 提供し、Windows Sockets V1.1 インターフェースをサポートする ために、WSOCK32.DLL が Windows システム・ディレクトリーまたは現行パスに 入っていなければなりません。
Telnet 接続の VT では、以下の接続パラメーターを定義する必要があります。
マシン・モード | デフォルトの端末 ID |
---|---|
VT340 | DEC-VT220 |
VT100 | DEC-VT100 |
VT52 | DEC-VT52 |
ANSI | ansi |
デフォルトでは選択されません。
パーソナル・コミュニケーションズ VT セッションは、あたかも VT340、VT100、または VT52 端末を使用しているかのように 作動します。メインフレーム VT、iSeries®、eServer™ i5、または System i5® 接続の場合は、プロトコル変換装置で F1 または PA1 など の VT キーボード・シーケンスを定義しています。
以下の表が提供されています。
パーソナル・コミュニケーションズ VT エミュレーターで使用されているような、 VT340 キーボードから PC キーボードへのデフォルトのマッピングについては、「管理者ガイドおよび解説書」を参照してください。
VT エミュレーターは、画面上に特殊文字を生成するための VT340 複合キーを サポートしています。複合キーを使用するためには、 その前にそれを表すキーの組み合わせを定義する必要があります。
複合キーを使用するには、以下の 3 つの別個のアクションを行います。
表で、示されたとおりの順序で入力しなければならないことが指定されている場合を 除き、最初の文字と 2 番目の文字はどのような順序でタイプしてもかまいません。
表 33 は、それぞれの特殊文字の外観と名前、文字を生成するための文字のペア、 および文字を入力する順序に意味があるかどうかの指示を示しています。
生成される文字 | 複合キーと一緒に押す文字のペア | |||
---|---|---|---|---|
外観 | 説明 | 最初 | 2 番目 | 順序 |
Á | A 揚音 | A | ' | 任意の順序 |
á | a 揚音 | a | ' | 任意の順序 |
 | A 曲折 | A | ^ | 任意の順序 |
â | a 曲折 | a | ^ | 任意の順序 |
À | A 抑音 | A | ` | 任意の順序 |
à | a 抑音 | a | ` | 任意の順序 |
Å | A リング | A | * | 任意の順序 |
A | ° | 任意の順序 | ||
å | a リング | a | * | 任意の順序 |
a | ° | 任意の順序 | ||
à | A ティルド | A | ~ | 任意の順序 |
ã | a ティルド | a | ~ | 任意の順序 |
Ä | A ウムラウト | A | " | 任意の順序 |
ä | a ウムラウト | a | " | 任意の順序 |
Æ | AE リガチャー | A | E | 示された順序 |
æ | ae リガチャー | a | e | 示された順序 |
´ | アポストロフィ | ' | スペース | 任意の順序 |
@ | アットマーク | a | a | 任意の順序 |
A | A | 任意の順序 | ||
\ | バックスラッシュ | / | / | 任意の順序 |
\ | バックスラッシュ | / | < | 任意の順序 |
Ç | C セディーユ | C | , | 任意の順序 |
ç | c セディーユ | c | , | 任意の順序 |
¢ | セント記号 | c | / | 任意の順序 |
C | / | 任意の順序 | ||
c | | | 任意の順序 | ||
C | | | 任意の順序 | ||
^ | 曲折アクセント | ^ | スペース | 任意の順序 |
} | 右中括弧 | ) | - | 任意の順序 |
] | 右大括弧 | ) | ) | 任意の順序 |
» | 右フランス式引用符 | > | > | 任意の順序 |
@ | アットマーク | a | a | 任意の順序 |
A | A | 任意の順序 | ||
© | 著作権マーク | c | o | 任意の順序 |
C | O | 任意の順序 | ||
c | 0 | 任意の順序 | ||
C | 0 | 任意の順序 | ||
° | 度記号 | 0 | ^ | 任意の順序 |
° | スペース | 任意の順序 | ||
# | スペース | 任意の順序 | ||
É | E 揚音 | E | ' | 任意の順序 |
é | e 揚音 | e | ' | 任意の順序 |
Ê | E 曲折 | E | ^ | 任意の順序 |
ê | e 曲折 | e | ^ | 任意の順序 |
È | E 抑音 | E | ` | 任意の順序 |
è | e 抑音 | e | ` | 任意の順序 |
Ë | E ウムラウト | E | " | 任意の順序 |
ë | e ウムラウト | e | " | 任意の順序 |
a | 女性序数標識 | a | _ | 任意の順序 |
A | _ | 任意の順序 | ||
½ | 分数 2 分の 1 | 1 | 2 | 示された順序 |
¼ | 分数 4 分の 1 | 1 | 4 | 示された順序 |
ß | ドイツ語 ess-tset | s | s | 任意の順序 |
|
ミュー | / | u | 示された順序 |
/ | U | 示された順序 | ||
» | ギュメ、右フランス式引用符 | > | > | 任意の順序 |
« | ギュメ、左フランス式引用符 | < | < | 任意の順序 |
Í | I 揚音 | I | ' | 任意の順序 |
í | i 揚音 | i | ' | 任意の順序 |
Î | I 曲折 | I | ^ | 任意の順序 |
î | i 曲折 | i | ^ | 任意の順序 |
Ì | I 抑音 | I | ` | 任意の順序 |
ì | i 抑音 | i | ` | 任意の順序 |
Ï | I ウムラウト | I | " | 任意の順序 |
ï | i ウムラウト | i | " | 任意の順序 |
¡ | 逆感嘆符 | ! | ! | 任意の順序 |
|
逆疑問符 | ? | ? | 任意の順序 |
o | 男性序数標識 | o | _ | 任意の順序 |
O | _ | 任意の順序 | ||
|
ミクロ記号 | / | u | 示された順序 |
/ | U | 示された順序 | ||
|
中点 | . | ^ | 任意の順序 |
Ñ | N ティルド | N | ~ | 任意の順序 |
ñ | n ティルド | n | ~ | 任意の順序 |
# | 番号記号 | + | + | 任意の順序 |
Ó | O 揚音 | O | ' | 任意の順序 |
ó | o 揚音 | o | ' | 任意の順序 |
Ô | O 曲折 | O | ^ | 任意の順序 |
ô | o 曲折 | o | ^ | 任意の順序 |
Ò | O 抑音 | O | ` | 任意の順序 |
ò | o 抑音 | o | ` | 任意の順序 |
Ø | O スラッシュ | O | / | 任意の順序 |
ø | o スラッシュ | o | / | 任意の順序 |
Õ | O ティルド | O | ~ | 任意の順序 |
õ | o ティルド | o | ~ | 任意の順序 |
Ö | O ウムラウト | O | " | 任意の順序 |
ö | o ウムラウト | o | " | 任意の順序 |
|
OE リガチャー | O | E | 示された順序 |
|
oe リガチャー | o | e | 示された順序 |
{ | 左中括弧 | ( | - | 任意の順序 |
[ | 左大括弧 | ( | ( | 任意の順序 |
« | 左フランス式引用符 | < | < | 任意の順序 |
¶ | 段落記号 | p | ! | 任意の順序 |
± | プラスまたはマイナス記号 | + | - | 任意の順序 |
£ | ポンド記号 | l | - | 任意の順序 |
L | - | 任意の順序 | ||
l | = | 任意の順序 | ||
L | = | 任意の順序 | ||
" | 引用符 | " | スペース | 任意の順序 |
§ | セクション記号 | s | o | 任意の順序 |
S | O | 任意の順序 | ||
s | ! | 任意の順序 | ||
S | ! | 任意の順序 | ||
s | 0 | 任意の順序 | ||
S | 0 | 任意の順序 | ||
' | 単一引用符 | ' | スペース | 任意の順序 |
ß | ss ドイツ語 | s | s | 任意の順序 |
1 | スーパースクリプト 1 | 1 | ^ | 任意の順序 |
2 | スーパースクリプト 2 | 2 | ^ | 任意の順序 |
3 | スーパースクリプト 3 | 3 | ^ | 任意の順序 |
~ | ティルド | ~ | スペース | 任意の順序 |
Ú | U 揚音 | U | ' | 任意の順序 |
ú | u 揚音 | u | ' | 任意の順序 |
Û | U 曲折 | U | ^ | 任意の順序 |
û | u 曲折 | u | ^ | 任意の順序 |
Ù | U 抑音 | U | ` | 任意の順序 |
ù | u 抑音 | u | ` | 任意の順序 |
Ü | U ウムラウト | U | " | 任意の順序 |
ü | u ウムラウト | u | " | 任意の順序 |
| | 縦線 | / | ^ | 任意の順序 |
|
Y ウムラウト | Y | " | 任意の順序 |
ÿ | y ウムラウト | y | " | 任意の順序 |
¥ | 円記号 | y | - | 任意の順序 |
Y | - | 任意の順序 | ||
y | = | 任意の順序 | ||
Y | = | 任意の順序 |
表 34 は、VT エミュレーターが透過モードにある場合に、各文字および 制御コードに対して表示される記号を示したものです。AA および BA にある文字は、それぞれ女性と男性の序数詞です。1E、1F、80、および 9E にある文字は、出力した際に下線付きで表示されない場合がありますが、 下線が付きます。
0x | 1x | 2x | 3x | 4x | 5x | 6x | 7x | 8x | 9x | Ax | Bx | Cx | Dx | Ex | Fx | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
x0 | @ | P | 0 | @ | P | p | p |
|
° | À | Ð | à | ð | |||
x1 | A | Q | ! | 1 | A | Q | a | q | a | q | ¡ | ± | Á | Ñ | á | ñ |
x2 | B | R | " | 2 | B | R | b | r | b | r | ¢ | 2 | Â | Ò | â | ò |
x3 | C | S | # | 3 | C | S | c | s | c | s | £ | 3 | Ã | Ó | ã | ó |
x4 | D | T | $ | 4 | D | T | d | t | d | t | ¤ | ´ | Ä | Ô | ä | ô |
x5 | E | U | % | 5 | E | U | e | u | e | u | ¥ |
|
Å | Õ | å | õ |
x6 | F | V | & | 6 | F | V | f | v | f | v |
|
¶ | Æ | Ö | æ | ö |
x7 | G | W | ' | 7 | G | W | g | w | g | w | § |
|
Ç | × | ç | ÷ |
x8 | H | X | ( | 8 | H | X | h | x | h | x | ¨ | ¸ | È | Ø | è | ø |
x9 | I | Y | ) | 9 | I | Y | i | y | i | y | © | 1 | É | Ù | é | ù |
xA | J | Z | * | : | J | Z | j | z | j | z | a | o | Ê | Ú | ê | ú |
xB | K | [ | + | ; | K | [ | k | { | k | { | « | » | Ë | Û | ë | û |
xC | L | \ | , | < | L | \ | l | | | l | | | ¬ | ¼ | Ì | Ü | ì | ü |
xD | M | ] | - | = | M | ] | n | } | m | } | - | ½ | Í | Ý | í | ý |
xE | N | ^ | . | > | N | ^ | m | n | ¾ | Î | Þ | î | þ | |||
xF | O | _ | / | ? | O | _ | n |
|
o |
|
|
|
Ï | ß | ï | ÿ |
VT エミュレーション時には、VT 固有のメッセージが OIA 行の特定の桁に 表示されることがあります。これらの桁には VT メッセージのみが表示され、3270 または 5250 モードで現れるメッセージは 表示されません。表 35 は、それぞれの VT 特有のメッセージの意味を示したものです。 表に示されていない桁には、パーソナル・コミュニケーションズのすべてのモードに共通の メッセージが表示されます。
桁 | メッセージ | 意味 |
---|---|---|
1 ~ 7 | VT340 7 | マシン・モードが VT340、7 ビット制御である。 |
VT340 8 | マシン・モード が VT340、8 ビット制御である。 | |
VT100 | マシン・モードが VT100 である。 | |
VT52 | マシン・モードが VT52 である。 | |
VTANSI | マシン・モードが VTANSI である。 | |
9 ~ 12 | LOCK | キーボードがロックされている。 |
30 ~ 39 | OVERSTRIKE | ローカル編集モードで、 新しい文字はカーソル位置の文字を置き換える。 |
INSERT | ローカル編集モードで、 新しい文字はページ・メモリー内で文字を右に移動させる。 | |
61 ~ 64 | HOLD | 画面が保留モードである。 |
66 ~ 69 | EDIT | ローカル編集モードは使用可能。 |
71 ~ 72 | Pn (n=1 ~ 6) | 現行ページ番号。 |
Windows の スクロール・バー制御を使用して現行 VT セッションからヒストリー・データを表示することができます。 セッションを構成するときに、「ヒストリー・ログ (History Logging)」オプション を選択してログのサイズを指定してください (VT セッションの構成を参照)。
ヒストリー・ログを使用可能にすると、画面の上部マージン行から スクロールオフされたテキストが、VT ヒストリー・ウィンドウにログされます。 上部および下部のマージンは、ホスト・アプリケーションでスクロール領域を定義する ときに、DECSTBM コマンド・シーケンス ((ESC [ Pn ; Pn r)) を使用して設定されます。
ホスト・アプリケーションがエミュレーター画面の一部を消去する ために Erase in Display (ED) コマンド・シーケンスを送信するときに、 その内容を消去する前に VT ヒストリー・ウィンドウにログすることができます。 この機能を使用可能にするためには、VT セッション・パラメーターを構成するときに 「ヒストリー・ログ - 拡張 (History Logging - Enhanced)」オプション を選択してください。
ホスト・アプリケーションの ED コマンドの形式は、ESC [ Ps J です。この Ps には、 以下のいずれかの値を指定します。
ED コマンドの設定値が 0 または 1 で、 「ヒストリー・ログ - 拡張 (History Logging - Enhanced)」が 使用可能になっている場合、画面内の消去対象部分は、消去される前にヒストリー・ウィンドウにログされます。 パラメーター値が 2 の場合、拡張ヒストリー・ログが使用可能になっているかどうかに かかわらず、画面内容全体が、消去される前にヒストリー・ウィンドウにログされます。