キーの機能およびキーボードの設定

この章では、キーボードの設定およびマップされたキー機能のカスタマイズについて説明します。

デフォルトのキー機能の割り当て

このセクションでは、キーボードの各キーにデフォルトで割り当てられる機能をリストします。

各機能の詳細については、「ヘルプ」メニューの「キーボード」選択項目を参照してください。

デフォルトのキー割り当てを以下のデフォルト機能テーブルのように変更するには、 「補助機構」メニューから「キーボードの設定」を選択します。

「キーボードの設定 (Keyboard Setup)」ウィンドウが開いてから、以下のいずれかの選択項目を選択してください。

パーソナル・コミュニケーションズには、切り取り、コピー、および貼り付け用の標準 Win32 ホット・キーを マップする、2 つの .KMP キーボード・マップ・ファイルが組み込まれています。 ユーザーは、これらのキーボード・マップ・ファイルを使用することも、 既存のマップ・ファイルにこれらのキー値を追加することもできます。 詳しくは、Win32 の切り取り、コピー、および貼り付けのホット・キーを参照してください。

3270 キーボード・レイアウトのデフォルト設定

3270 キーボード・レイアウトのデフォルト設定を使用するには、以下のようにします。

  1. 編集」メニューから「設定 (Preferences)」->「キーボード」とクリックします。「キーボード」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  2. 「現在のキーボード」の隣の 「IBM® デフォルト値」 ラジオ・ボタンを選択します。
  3. OK」をクリックします。

3270 レイアウトのデフォルトのキー機能

表 11 は、PC/3270 のデフォルトのキー機能を示しています。 使用するキーは、サポートされるすべてのキーボード・タイプで同じです。

表 11. 3270 レイアウトのデフォルトのキー機能
キーの機能 キー
APL Ctrl+F8
アテンション Esc
代替カーソル Alt+F11
バックスペース <- (Backspace)
後退タブ Shift+->|
後退タブ・ワード Alt+<-
ブレーク ブレーク
形式変更 Alt+F3
画面切り替え Ctrl+PageUp
消去 Pause
カラー選択 青 Ctrl+Shift+F5
カラー選択 フィールド継承 Ctrl+Shift+F8
カラー選択 緑 Ctrl+Shift+F3
カラー選択 ピンク Ctrl+Shift+F2
カラー選択 赤 Ctrl+Shift+F1
カラー選択 青緑 Ctrl+Shift+F6
カラー選択 白 Ctrl+Shift+F7
カラー選択 黄 Ctrl+Shift+F4
カーソル明滅 Ctrl+F10
カーソル下移動 V または 2 (パッド)
カーソル左移動 <- または 4 (パッド)
カーソル右移動 -> または 6 (パッド)
カーソル選択 (Cursor Select) Ctrl+F9
カーソル上移動 ^ または 8 (パッド)
文字削除
Delete または
. (パッド)
ワード削除
Ctrl+Delete または
Ctrl+. (パッド)
ドキュメント・モード切り替え Alt+F1
コピー Shift+Insert2
編集 コピー Ctrl+Insert
編集 切り取り Shift+Delete
編集 貼り付け
Shift+PageDown または
Ctrl+Shift+Insert
編集 取り消し Alt+<- (Backspace)
フィールドの終わり パッドの End
実行/コントロール Shift+Ctrl
EOF 消去 End2
フィールド消去 (Erase Field) Shift+End2
入力消去 Alt+End2
高速カーソル下移動
Alt+V または
Alt+2 (パッド)
高速カーソル上移動
Alt+^ または
Alt+8 (パッド)
フィールド・マーク Shift+Home2
グラフィック・カーソル (Graphic Cursor) Alt+F12
拡張強調表示フィールドの継承 Alt+3 (パッド)
拡張強調表示 反転 Alt+* (パッド)
拡張強調表示 下線 Alt+6 (パッド)
ホーム Home または 7 (パッド)
挿入 Insert または 0 (パッド)
ジャンプ 次のセッション Alt+PageUp
マーク 水平線下移動 Shift+V
マーク 垂直線左移動 Shift+<-
マーク 垂直線右移動 Shift+->
マーク 水平線上移動 Shift+^
マーク 下移動
Ctrl+V または
Ctrl+2 (パッド)
マーク 左移動
Ctrl+<- または
Ctrl+4 (パッド)
マーク 右移動
Ctrl+-> または
Ctrl+6 (パッド)
マーク 上移動
Ctrl+^ または
Ctrl+8 (パッド)
PA1 Alt+Insert2
PA2 Alt+Home2
PA3 Shift+PageUp2
Pause Ctrl+F7
PF1 から PF12 F1 から F12
PF13 から PF24 Shift+F1 から F12
再生 Ctrl+F6
PS 選択フィールド継承 Ctrl+Shift+ (パッド) 0
印刷 (ローカル・コピー) 割り当てなし
中止 (Quit) (装置取り消し (DvCnl)) Alt+ 左 Ctrl
記録 Ctrl+F5
取消/コントロール 左 Ctrl
応答時間モニター Ctrl+F11
ルール Ctrl+Home
システム要求 Shift+Esc
タブ ->| または Shift+->|(パッド)
タブ・ワード Alt+->
テスト Ctrl+PageDown
透過属性選択フィールド継承 (Transparency Field Inherit) Ctrl+Shift+8 (パッド)
透過属性選択非透過 (Transparency Opaque) Ctrl+Shift+/ (パッド)
ワード・ラップ切り替え Alt+F2
2
メイン・キーボード上のキーを指します。
(パッド)
数字キーパッド上のキーを指します。
注:
拡張キーボードには重複しているキーがいくつかあります。重複しているキーの機能は、 単一のキーを指定するときを除いて同じです。たとえば、Del はすべての Delete キーを指しますが、 パッド Del は数字キーパッド上の Delete キーのみを指します。

5250 キーボード・レイアウト・デフォルトの設定

5250 キーボード・レイアウト・デフォルトを使用可能にするには、次のようにします。

  1. 編集」メニューから「設定 (Preferences)」->「キーボード」を選択します。「キーボード」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  2. 「現在のキーボード」の隣にある「IBM デフォルト値」ラジオ・ボタンを選択します。
  3. OK」をクリックします。

5250 レイアウト用のデフォルト・キー機能

表 12 は、iSeries®、eServer™ i5、または System i5® のデフォルトのキー機能を示しています。使用するキーは、サポートされるすべてのキーボード・タイプで同じです。

注:
  1. 組み合わせパッケージ から iSeries を 使用する場合は、組み合わせパッケージ用のデフォルト・キー機能を参照してください。
  2. 5250 レイアウト用のデフォルト・キー機能は、デフォルトでは使用できません。 これらの機能を使用できるようにするには、5250 キーボード・レイアウト・デフォルトの設定に示されている手順を実行します。
表 12. 5250 レイアウト用のデフォルト・キー機能
キーの機能 キー
代替カーソル Ctrl+F11
アテンション Esc
バックスペース <- (Backspace)
後退タブ Shift+->|
後退タブワード Alt+<-
ボールドの始め* Ctrl+B
行の始め* Ctrl+4 (パッド)
下線の始め* Ctrl+U
ページの終わり* Ctrl+2 (パッド)
改行 (Carrier Return)
Ctrl+Enter または
Ctrl+- (パッド) または
Ctrl++ (パッド)
テキストの中央* Ctrl+C
消去 Pause
カーソル明滅 Ctrl+F10
カーソル下移動 V または 2 (パッド)
カーソル左移動 <- または 4 (パッド)
カーソル右移動 -> または 6 (パッド)
カーソル上移動 ^ または 8 (パッド)
文字削除 Delete または . (パッド)
ワード削除
Ctrl+Delete または
Ctrl+. (パッド)
テキスト・コードの表示 Alt+Insert
コピー Shift+Insert
編集 コピー Ctrl+Insert
編集 切り取り Shift+Delete
編集 貼り付け
Shift+PageDown または
Ctrl+Shift+Insert
編集 取り消し Alt+<- (Backspace)
ボールド/下線の終わり* Ctrl+J
行の終わり* Ctrl+6 (パッド)
ページ終了* Ctrl+P
実行/コントロール 右 Ctrl
EOF 消去 End または 1 (パッド)
入力消去 Alt+End
高速カーソル下移動
Alt+V または
Alt+2 (パッド)
高速カーソル上移動
Alt+^ または
Alt+8 (パッド)
フィールド終了
Enter(パッド) または
<* (Enter)
フィールド・マーク Shift+Home
Field - - (パッド)
Field + + (パッド)
半行下げ* Ctrl+H
半行上げ* Ctrl+Y
ヘルプ Alt+F1
ホーム Home または 7 (パッド)
ホスト・プリント Ctrl+Pause
挿入
Insert または
0 (パッド)
記号の挿入* Ctrl+A
ジャンプ 次のセッション Alt+PageUp
マーク 水平線下移動 Shift+V
マーク 垂直線左移動 Shift+<-
マーク 垂直線右移動 Shift+->
マーク 水平線上移動 Shift+^
マーク 下移動 Ctrl+V
マーク 左移動 Ctrl+<-
マーク 右移動 Ctrl+->
マーク 上移動 Ctrl+^
次の桁* Ctrl+D
次の停止* Ctrl+N
Pause Ctrl+F7
PF1 から PF12 F1 から F12
PF13 から PF24 Shift+F1 から F12
再生 Ctrl+F6
終了 Alt+ 左 Ctrl
記録 Ctrl+F5
必須バックスペース Ctrl+<- (Backspace)
必須スペース* Ctrl+Space
必須タブ* Ctrl+->|
取消/コントロール 左 Ctrl
ロールダウン 9 (パッド) または PageUp
ロールアップ 3 (パッド) または PageDown
ルール Ctrl+Home
停止コード* Ctrl+S
システム要求 Shift+Esc
タブ ->|
タブ・ワード Alt+->
テスト要求 Alt+Pause
ページの始め* Ctrl+8 (パッド)
ワード下線* Ctrl+W
(パッド)
数字キーパッド上のキーを指します。
*
テキスト援助キーを示します (SBCS の場合のみ)。

組み合わせパッケージ用のデフォルト・キー機能

表 13 は、 組み合わせパッケージ用のデフォルトのキー機能を示しています。 使用するキーは、サポートされるすべてのキーボード・タイプで同じです。

3270+5250 キーボード・レイアウトを使用する場合、 3270 および 5250 レイアウト用のキー定義と、ここにリストされたキー定義とが組み合わされます。

表 13. 組み合わせパッケージ用のデフォルト・キー機能
キーの機能 キー
画面切り替え 割り当てなし
前進 Shift+BackSpace
ヘルプ 割り当てなし
ホスト・プリント 割り当てなし
PA3 割り当てなし
ロールダウン PageUp
ロールアップ PageDown
プリンター・セットアップ 割り当てなし

VT キーボード・レイアウトのデフォルトの設定

VT キーボード・レイアウトのデフォルトを選択可能にするには、次のようにします。

  1. 編集」メニューから「設定 (Preferences)」->「キーボード」とクリックします。「キーボード」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  2. 「現在のキーボード」の隣の 「IBM デフォルト値」 ラジオ・ボタンを選択します。
  3. OK」をクリックします。

VT エミュレーター・レイアウトのデフォルトのキー機能

表 14 は、VT220、VT100 および VT52 のデフォルトのキー機能を示しています。使用するキーは、サポートされるすべてのキーボード・タイプで同じです。 VT エミュレーター・キーボードは、VT コンポーネントがインストール・パスで選択されているときにだけ、 デフォルトで選択されます。

表 14. VT エミュレーター・レイアウトのデフォルトのキー機能
キーの機能 キー
バックスペース <- (Backspace)
ブレーク Ctrl+Pause
取り消し文字 Ctrl+<- (Backspace)
カーソル下移動 V または 2 (パッド)
カーソル左移動 <- または 4 (パッド)
カーソル右移動 -> または 6 (パッド)
カーソル上移動 ^ または 8 (パッド)
編集 コピー Ctrl+Insert
編集 切り取り Shift+Delete
編集 貼り付け
Shift+PageDown または
Ctrl+Shift+Insert
編集 取り消し Alt+<- (Backspace)
ESC ESC
ジャンプ 次のセッション Alt+PageUp
改行 <* (Enter)
マーク 水平線下移動 Shift+V
マーク 垂直線左移動 Shift+<-
マーク 垂直線右移動 Shift+->
マーク 水平線上移動 Shift+^
マーク 下移動
Ctrl+V または
Ctrl+2 (パッド)
マーク 左移動
Ctrl+<- または
Ctrl+4 (パッド)
マーク 右移動
Ctrl+-> または
Ctrl+6 (パッド)
マーク 上移動
Ctrl+^ または
Ctrl+8 (パッド)
PF6 から PF12 F6 から F12
PF13 から PF20 Shift+F1 から Shift+F8
ルール Ctrl+Home
タブ ->| または Shift+->|
VT 実行 Shift+Enter (パッド)
VT 検索
End2 または
1 (パッド)
VT 保留 Pause
VT 挿入 Insert または 0 (パッド)
VT 次画面
Page Down2 または
3 (パッド)
VT 数字キーパッド 0 から VT 数字キーパッド 9
Shift+0 (パッド) から
Shift+9
(パッド)
VT 数字キーパッド コンマ Shift++ (パッド)
VT 数字キーパッド マイナス - (パッド) または Shift+- (パッド)
VT 数字キーパッド ピリオド Shift+. (パッド)
VT PF1 から VT PF4 F1 から F4
VT 前画面
Page Up2 または
9 (パッド)
VT 除去
Delete または . (パッド)
VT 選択
Home2 または
7 (パッド)
VT User F6 から VT User F12 Ctrl+F6 から Ctrl+F12
VT User F13 から VT User F20 Ctrl+Shift+F1 から Ctrl+Shift+F8
2
メイン・キーボード上のキーを指します。
(パッド)
数字キーパッド上のキーを指します。
注:
拡張キーボードには重複しているキーがいくつかあります。重複しているキーの機能は、 単一のキーを指定するときを除いて同じです。たとえば、Del はすべての Delete キーを指しますが、 パッド Del は数字キーパッド上の Delete キーのみを指します。

キーボードの設定 (3270 および 5250)

「キーボードの設定 (Keyboard Setup)」を使用すると、一部の予約済みキーを除き、 キーボード上の各キーに定義された機能を変更することができます。

これらのキーに対して、以下の機能を定義することができます。

注:
3270 の場合のデフォルトでは、「実行 (Enter)」機能は Ctrl キーに割り当てられています。 この割り当てを変更する場合、または非 IBM 互換キーボードを使用していて、Enter キーが正しく働かない場合は、キーボードをカスタマイズする必要があります。 3270 セッションおよび 5250 セッションの場合、パーソナル・コミュニケーションズで提供される キーボード・マップ・ファイルを使用することができます (Win32 の切り取り、コピー、および貼り付けのホット・キーを参照)。

キーボード・ファイル

キーの指定を行う際に、新規のキーボード・レイアウトをファイル (.KMP) に保管することができます。 複数のキーボード・ファイルを作成した場合、必要に応じてそれらを切り替えることができます。

キーボード上のキーに機能を割り当てるには、次のようにします。

  1. 編集」メニューから「設定 (Preferences)」->「キーボード」をクリックします。
  2. 「キーボードの設定 (Keyboard Setup)」ウィンドウが表示されてから、「カスタマイズ (Customize)」を選択します。
    注:
    カタロニア語のサポートが必要な場合は、キーボード設定時に「言語」メニューから「スペイン」を選択します。
  3. オンライン・ヘルプで詳細な手順を参照しながら、キー機能を割り当てます。
  4. 変更内容を保管し、「キーボードのカスタマイズ (Customize Keyboard)」ウィンドウを終了します。
  5. 設定が完了してから、「OK」をクリックします。

キーボード全体をデフォルトにリセットすることも、特定のキーをデフォルトにリセットすることもできます。

注:
Alt、AltGr、Print Screen、Scroll Lock、CapsLock、NumLock、および Shift キーは再定義することができません。

Win32 の切り取り、コピー、および貼り付けのホット・キー

パーソナル・コミュニケーションズには、切り取り、コピー、および貼り付け用の標準 Win32 ホット・キーを、 それぞれ Ctrl+X、Ctrl+C、および Ctrl+V にマップする、2 つの .KMP キーボード・マップ・ファイルが組み込まれました。 ユーザーは、これらのキーボード・マップ・ファイルを使用することも、 既存のマップ・ファイルにこれらのキー値を追加することもできます。

5250 セッションの場合、付属の .KMP ファイルは pcswinkb5.kmp です。 再マップは表 15 に示されています。

表 15. 5250 レイアウト用の Win32 キーボード・マップ機能
キーの機能 キー
切り取り Ctrl+X
コピー Ctrl+C
貼り付け Ctrl+V
Enter Enter
改行 右 Ctrl

PF7 キーと PF8 キーは、それぞれロール・アップ (Roll Up) とロール・ダウン (Roll Down) にマップされたままになっています。

3270 セッションの場合、用意されている .KMP ファイルは pcswinkb3.kmp です。 再マップは表 16 に示されています。

表 16. 3270 レイアウトの Win32 キーボード・マップ機能
キーの機能 キー
編集 切り取り Ctrl+X
編集 コピー Ctrl+C
編集 貼り付け Ctrl+V
ページ・アップ PF7
ページ・ダウン PF8
Enter Enter
改行 右 Ctrl