RESET DATABASE CONFIGURATION コマンド (ADMIN_CMD プロシージャーを使用)
RESET DATABASE CONFIGURATION コマンドは、特定データベースの構成をシステム・デフォルトにリセットします。
範囲
このコマンドは、アプリケーションの接続先であるデータベース・パーティションにのみ影響を与えます。
許可
- SYSADM
- SYSCTRL
- SYSMAINT
必要な接続
データベース
コマンド構文
コマンド・パラメーター
- FOR database-alias
- 構成がシステム・デフォルトにリセットされるそのデータベースの別名を指定します。 データベース別名は、サーバー上のカタログの中で定義されているものでなければならず、サーバー上のローカル・データベースを指していなければなりません。
- MEMBER member-number
- データベース構成のリセットが特定のメンバーに適用される場合、このパラメーターが使用されることがあります。 このパラメーターが指定されていない場合、リセットはすべてのメンバーに対して有効です。
例
CALL SYSPROC.ADMIN_CMD( 'reset db cfg for SAMPLE' )
使用上の注意
データベース構成パラメーターのリストを表示または印刷するには、SYSIBMADM.DBCFG 管理ビューを使用してください。
構成可能パラメーターの値を変更するには、 UPDATE DATABASE CONFIGURATION コマンドを使用します。
データベース構成ファイルへの変更は、 ファイルがメモリーにロードされた後にのみ有効になります。 これを行う前にすべてのアプリケーションはデータベースから切断されている必要があります。
エラーが発生した場合、データベース構成ファイルは変更されません。
チェックサムが無効である場合には、データベースの構成ファイルは、 リセットできません。 適当なコマンドを使用しないでデータベース構成ファイルを変更するとこれが発生することがあります。 これが発生する場合、データベースをリストアしてデータベース構成ファイルをリセットする必要があります。
RESET DATABASE CONFIGURATION コマンドを実行すると、 データベース構成パラメーターが文書化されているデフォルトの構成値にリセットされ、auto_runstats は ON になります。 Self_tuning_mem は、非パーティション・データベース環境の場合は ON にリセットされ、 パーティション・データベース環境の場合は OFF にリセットされます。
コマンドの実行状況は、CALL ステートメントからの結果である SQLCA で戻されます。
ADMIN_CMD プロシージャーはサーバーでのみ実行されるため、database-alias は、サーバー上のカタログの中で定義されているローカル・データベースでなければなりません。
RESET DATABASE CONFIGURATION コマンドを実行しても、データベース構成パラメーター ENCRLIB および ENCROPTS は変更されません。 RESET DATABASE CONFIGURATION コマンドはデータベース接続を介して実行されないため、 Db2® は、ユーザーが SECADM 権限を持っているかどうかを判別できません。
互換性
- DB2_ENFORCE_MEMBER_SYNTAX レジストリー変数が ON に設定されている場合を除き、 MEMBERの代わりに DBPARTITIONNUM を使用できます。