RESET DATABASE CONFIGURATION コマンド
RESET DATABASE CONFIGURATION コマンドは、特定データベースの構成をシステム・デフォルトにリセットします。
範囲
このコマンドは、 MEMBER が 1 つのメンバーのみをリセットするように指定されている場合を除き、デフォルトですべてのメンバーを更新します。
許可
- SYSADM
- SYSCTRL
- SYSMAINT
必要な接続
インスタンス。 明示的なアタッチは必要ありません。 データベースがリモートとして示されている場合、 リモート・ノードへのインスタンス・アタッチはコマンドの持続期間の間、 ずっと確立されたままになります。
コマンド構文
コマンド・パラメーター
- FOR database-alias
- 構成がシステム・デフォルトにリセットされるそのデータベースの別名を指定します。
- MEMBER member-number
- データベース構成のリセットが特定のメンバーに適用される場合、このパラメーターが使用されることがあります。 このパラメーターが指定されていない場合、リセットはすべてのメンバーに対して有効です。
例
マルチパーティション・インスタンス上でのデータベース構成のリセット
10 gilera 0
20 gilera 1
30 motobi 0
40 motobi 1
ユーザーはインスタンス上で SAMPLE データベースを作成しました。 SAMPLE のカタログ・パーティションは、データベース・パーティション番号 10 にあります。 ここでは、ユーザーがシステム motobi
にログオンするとします。
db2 reset db cfg for sample
db2 reset db cfg for sample dbpartitionnum 30
export DB2NODE=30
db2 reset db cfg for sample
使用上の注意
データベース構成パラメーターのリストを表示または印刷するには、 GET DATABASE CONFIGURATION コマンドを使用します。
構成可能パラメーターの値を変更するには、 UPDATE DATABASE CONFIGURATION コマンドを使用します。
データベース構成ファイルへの変更は、 ファイルがメモリーにロードされた後にのみ有効になります。 これを行う前にすべてのアプリケーションはデータベースから切断されている必要があります。
エラーが発生した場合、データベース構成ファイルは変更されません。
チェックサムが無効である場合には、データベースの構成ファイルは、 リセットできません。 適当なコマンドを使用しないでデータベース構成ファイルを変更するとこれが発生することがあります。 これが発生する場合、データベースをリストアしてデータベース構成ファイルをリセットする必要があります。
RESET DATABASE CONFIGURATION コマンドを実行すると、 データベース構成パラメーターが文書化されているデフォルトの構成値にリセットされ、auto_runstats は ON になります。 Self_tuning_mem は、非パーティション・データベース環境の場合は ON にリセットされ、 パーティション・データベース環境の場合は OFF にリセットされます。
RESET DATABASE CONFIGURATION コマンドを実行しても、データベース構成パラメーター ENCRLIB および ENCROPTS は変更されません。 RESET DATABASE CONFIGURATION コマンドはデータベース接続を介して実行されないため、 Db2® は、ユーザーが SECADM 権限を持っているかどうかを判別できません。
互換性
- DB2_ENFORCE_MEMBER_SYNTAX レジストリー変数が ON に設定されている場合を除き、 MEMBERの代わりに DBPARTITIONNUM を使用できます。