DB2 Version 10.1 for Linux, UNIX, and Windows

APPLICATIONS 管理ビュー - 接続されているデータベース・アプリケーション情報の検索

APPLICATIONS 管理ビューは、接続されているデータベース・アプリケーションに関する情報を戻します。 ビューは LIST APPLICATIONS SHOW DETAIL CLP コマンドの SQL インターフェースです。ただし、現在接続されているデータベースに限ります。 その情報は、SNAPAPPL_INFO 管理ビューに基づきます。

スキーマは SYSIBMADM です。

許可

以下のいずれかの権限が必要です。
  • APPLICATIONS 管理ビューに対する SELECT 特権
  • APPLICATIONS 管理ビューに対する CONTROL 特権
  • DATAACCESS 権限
  • DBADM 権限
  • SQLADM 権限
さらに、スナップショット・モニター・データにアクセスするには、以下のいずれかの権限も必要です。
  • SYSMON
  • SYSCTRL
  • SYSMAINT
  • SYSADM

デフォルトの PUBLIC 特権

制限のないデータベースでは、このビューが自動的に作成されると、SELECT 特権が PUBLIC に付与されます。

例 1: 単一パーティション・データベース SAMPLE 内のすべてのアクティブ・アプリケーションに関する情報をリストします。
SELECT AGENT_ID, SUBSTR(APPL_NAME,1,10) AS APPL_NAME, AUTHID, 
   APPL_STATUS FROM SYSIBMADM.APPLICATIONS WHERE DB_NAME = 'SAMPLE'
以下はこの照会の出力例です。
AGENT_ID             APPL_NAME  AUTHID    APPL_STATUS
-------------------- ---------- ---------- ---------------------
                  23 db2bp.exe  JESSICAE   UOWEXEC

  1 record(s) selected.
例 2: 複数パーティション・データベース SAMPLE の、データベース・パーティション 0 上のアプリケーションごとのエージェントの数をリストします。
SELECT SUBSTR(APPL_NAME, 1, 10) AS APPL_NAME, COUNT(*) AS NUM 
   FROM SYSIBMADM.APPLICATIONS WHERE DBPARTITIONNUM = 0 
   AND DB_NAME = 'SAMPLE' GROUP BY APPL_NAME
以下はこの照会の出力例です。
APPL_NAME  NUM
---------- -----------
db2bp.exe            3
javaw.exe            1

  2 record(s) selected.

使用上の注意

ビューは GLOBAL 構文 (CLP で使用可能な構文) をサポートしていません。 しかし、データベース・パーティションのデータはすべてビューから戻されるので、集約は SQL 集約関数を使うことによって行えます。

戻される情報

表 1. APPLICATIONS 管理ビューによって戻される情報
列名 データ・タイプ 説明または対応するモニター・エレメント
SNAPSHOT_TIMESTAMP TIMESTAMP スナップショットがとられた日時。
CLIENT_DB_ALIAS VARCHAR(128) client_db_alias - アプリケーションで使用するデータベース別名
DB_NAME VARCHAR(128) db_name - データベース名
AGENT_ID BIGINT agent_id - アプリケーション・ハンドル (エージェント ID)
APPL_NAME VARCHAR(256) appl_name - アプリケーション名
AUTHID VARCHAR(128) auth_id - 許可 ID
APPL_ID VARCHAR(128) appl_id - アプリケーション ID
APPL_STATUS VARCHAR(22) appl_status - アプリケーション状況。このインターフェースは、sqlmon.h での定義に基づくテキスト ID を戻します。これは次のいずれかです。
  • BACKUP
  • COMMIT_ACT
  • COMP
  • CONNECTED
  • CONNECTPEND
  • CREATE_DB
  • DECOUPLED
  • DISCONNECTPEND
  • INTR
  • IOERROR_WAIT
  • LOAD
  • LOCKWAIT
  • QUIESCE_TABLESPACE
  • RECOMP
  • REMOTE_RQST
  • RESTART
  • RESTORE
  • ROLLBACK_ACT
  • ROLLBACK_TO_SAVEPOINT
  • TEND
  • THABRT
  • THCOMT
  • TPREP
  • UNLOAD
  • UOWEXEC
  • UOWWAIT
  • WAITFOR_REMOTE
STATUS_CHANGE_TIME TIMESTAMP status_change_time - アプリケーション状況変更時刻
SEQUENCE_NO VARCHAR(4) sequence_no - シーケンス番号
CLIENT_PRDID VARCHAR(128) client_prdid - クライアント製品/バージョン ID
CLIENT_PID BIGINT client_pid - クライアント・プロセス ID
CLIENT_PLATFORM VARCHAR(12) client_platform - クライアント・オペレーティング・プラットフォーム。このインターフェースは、sqlmon.h での定義に基づくテキスト ID を戻します。これは次のいずれかです。
  • AIX
  • AIX64
  • AS400_DRDA
  • DOS
  • DYNIX
  • HP
  • HP64
  • HPIA
  • HPIA64
  • LINUX
  • LINUX390
  • LINUXIA64
  • LINUXPPC
  • LINUXPPC64
  • LINUXX8664
  • LINUXZ64
  • MAC
  • MVS_DRDA
  • NT
  • NT64
  • OS2
  • OS390
  • SCO
  • SGI
  • SNI
  • SUN
  • SUN64
  • 不明 (UNKNOWN)
  • UNKNOWN_DRDA
  • VM_DRDA
  • VSE_DRDA
  • WINDOWS
  • WINDOWS95
CLIENT_PROTOCOL VARCHAR(10) client_protocol - クライアント通信プロトコル。このインターフェースは、sqlmon.h での定義に基づくテキスト ID を戻します。
  • CPIC
  • LOCAL
  • NPIPE
  • TCPIP
  • TCPIP4
  • TCPIP6
CLIENT_NNAME VARCHAR(128) client_nname - クライアント名モニター・エレメント
COORD_NODE_NUM SMALLINT coord_node - コーディネーター・ノード
COORD_AGENT_PID BIGINT coord_agent_pid - コーディネーター・エージェント
NUM_ASSOC_AGENTS BIGINT num_assoc_agents - 関連したエージェント数
TPMON_CLIENT_USERID VARCHAR(256) tpmon_client_userid - TP モニター・クライアント・ユーザー ID
TPMON_CLIENT_WKSTN VARCHAR(256) tpmon_client_wkstn - TP モニター・クライアント・ワークステーション名
TPMON_CLIENT_APP VARCHAR(256) tpmon_client_app - TP モニター・クライアント・アプリケーション名
TPMON_ACC_STR VARCHAR(200) tpmon_acc_str - TP モニター・クライアント・アカウンティング・ストリング
DBPARTITIONNUM SMALLINT dbpartitionnum - データベース・パーティション番号モニター・エレメント
MEMBER SMALLINT member - データベース・メンバー・モニター・エレメント
COORD_MEMBER SMALLINT coord_member - コーディネーター・メンバー・モニター・エレメント
COORD_DBPARTITIONNUM SMALLINT コーディネーター・データベース・パーティション番号。