A

acc_curs_blk 受け入れられたブロック・カーソル要求 : モニター・エレメント

入出力ブロック要求が受け入れられた回数。

エレメント ID
acc_curs_blk
エレメント・タイプ
カウンター
表 1. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 基本
表 2. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
接続 event_conn 常に収集される
使用法
このエレメントと rej_curs_blk を組み合わせて使用すると、 受け入れられたブロッキング要求、リジェクトされたブロッキング要求、 またはその両方のパーセンテージを計算できます。

この情報を使用して構成パラメーターを調整する方法については、 『rej_curs_blk』を参照してください。

act_aborted_total - 異常終了したアクティビティーの合計 : モニター・エレメント

エラーで終了した、任意のネスト・レベルのコーディネーター・アクティビティーの合計数。 サービス・クラスでは、アクティビティーが異常終了前に REMAP ACTIVITY アクションで別のサービス・サブクラスに再マップされた場合、 そのアクティビティーのカウントは、異常終了時のサブクラスでの合計にのみ含められます。

表 3. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE_DETAILS 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの詳細の取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 4. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 -

使用法

このエレメントを使用して、システム上のアクティビティーが正常に完了しているかを知ることができます。アクティビティーは、 取り消し、エラー、または反応的しきい値のために異常終了することがあります。

act_completed_total - 完了したアクティビティーの合計 : モニター・エレメント

正常に完了した、任意のネスト・レベルのコーディネーター・アクティビティーの合計数。 サービス・クラスでは、アクティビティーが完了前に REMAP ACTIVITY アクションで別のサブクラスに再マップされた場合、 そのアクティビティーのカウントは、完了時のサブクラスでの合計にのみ含められます。

表 5. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE_DETAILS 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの詳細の取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_SAMPLE_SERVICE_CLASS_METRICS - サービス・クラスのメトリックのサンプルの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_SAMPLE_WORKLOAD_METRICS - サンプルの取得 REQUEST METRICS BASE
表 6. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 -

使用法

このエレメントを使用して、システム内のアクティビティーのスループットを判別します。

act_cpu_time_top - アクティビティーの CPU 時間の最上位 : モニター・エレメント

サービス・クラス、ワークロード、または作業クラスでの、すべてのネスト・レベルにおけるアクティビティーで使用されるプロセッサー時間の最高水準点。 この値はマイクロ秒単位で報告されます。

アクティビティーが実行されるサービス・クラスまたはワークロードの COLLECT AGGREGATE ACTIVITY DATA が NONE に設定されている場合、このモニター・エレメントは -1 を返します。要求メトリックが使用可能になっている場合にのみ、アクティビティーはこの最高水準点に寄与します。アクティビティー・メトリックの収集が使用可能になっていない場合には、値 0 が返されます。

サービス・クラスでは、REMAP ACTIVITY アクションを使用してサービス・サブクラス間でアクティビティーを再マップすると、新規の最高水準点に達した場合、アクティビティーが完了するサービス・サブクラスの act_cpu_time_top 最高水準点のみが更新されます。 アクティビティーがマップされるものの完了していない他のサービス・サブクラスの act_cpu_time_top 最高水準点は、影響を受けません。

表 7. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats 常に収集される
統計 event_wcstats 常に収集される
統計 event_wlstats 常に収集される

使用法

このエレメントを使用して、収集された時間間隔にサービス・クラス、ワークロード、または作業クラス用のメンバーでアクティビティーによって使用された最大プロセッサー時間を判別することができます。

act_exec_time アクティビティー実行時間 : モニター・エレメント

act_exec_time エレメントは、このメンバーで実行するために費やされた時間 (マイクロ秒単位) を格納します。 カーソルの場合、実行時間はオープン、フェッチ、およびクローズの時間を組み合わせたものです。カーソルのアイドル時間は実行時間にカウントされません。ルーチンの場合、実行時間はルーチン呼び出しの開始から終了までです。ルーチンの完了後にそのルーチンによって (結果セットを戻すために) オープンされたままになっているカーソルの存続期間は、ルーチンの実行時間にカウントされません。他のすべてのアクティビティーの場合、実行時間は開始時刻から停止時刻までの時間です。どの場合でも、実行時間には、初期化されている時間またはキューに入れられている時間は含まれません。
表 8. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity 常に収集される

使用法

このエレメントを単独で使用すると、メンバーごとに DB2® によるアクティビティーの実行に費やされた経過時間を知ることができます。このエレメントは、time_started および time_completed モニター・エレメントと一緒にコーディネーター・メンバーで使用して、カーソル・アクティビティーにおけるアイドル時間を計算することもできます。 以下の公式を使用できます。
カーソルのアイドル時間 = (time_completed - time_started) - act_exec_time

act_rejected_total - リジェクトされたアクティビティーの合計 : モニター・エレメント

実行が許可されず、リジェクトされた任意のネスト・レベルのコーディネーター・アクティビティーの合計数。

表 9. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE_DETAILS 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの詳細の取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 10. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 -

使用法

このエレメントを使用すると、 実行を阻止する予測しきい値および作業アクションが有効であるかどうか、および、それらの制限が大きすぎないかどうかを判別する助けになります。

act_remapped_in - 再マッピングするアクティビティー : モニター・エレメント

最後のリセット以降に、このサービス・サブクラスに再マッピングするアクティビティーの数。

表 11. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats -

使用法

このカウントを使用して、サービス・サブクラスへのアクティビティーの再マップが期待どおりに行われているかを判別します。

act_remapped_out - 再マッピングの際に除外されるアクティビティー : モニター・エレメント

最後のリセット以降、再マッピングの際にこのサービス・サブクラスから除外されるアクティビティーの数。

表 12. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats -

使用法

このカウントを使用して、サービス・サブクラスからのアクティビティーの再マップが期待どおりに行われているかを判別します。

act_rows_read_top - アクティビティーの読み取り行数の最上位 : モニター・エレメント

サービス・クラス、ワークロード、または作業クラスでの、すべてのネスト・レベルにおけるアクティビティーによって読み取られる行数の最高水準点。

アクティビティーが実行されるサービス・クラスまたはワークロードの COLLECT AGGREGATE ACTIVITY DATA が NONE に設定されている場合、このモニター・エレメントは -1 を返します。要求メトリックが使用可能になっている場合にのみ、アクティビティーはこの最高水準点に寄与します。アクティビティー・メトリックの収集が使用可能になっていない場合には、値 0 が返されます。

サービス・クラスでは、REMAP ACTIVITY アクションを使用してサービス・サブクラス間でアクティビティーを再マップすると、新規の最高水準点に達した場合、アクティビティーが完了するサービス・サブクラスの act_rows_read_top 最高水準点のみが更新されます。 アクティビティーがマップされるものの完了していないサービス・サブクラスの act_rows_read_top 最高水準点は、影響を受けません。

表 13. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats 常に収集される
統計 event_wcstats 常に収集される
統計 event_wlstats 常に収集される

使用法

このエレメントを使用して、収集された時間間隔にサービス・クラス、ワークロード、または作業クラス用のメンバーでアクティビティーによって読み取られる最大行数を判別することができます。

act_rqsts_total - アクティビティー要求の合計数 : モニター・エレメント

アクティビティーの一部として完了される個別のコーディネーター要求およびサブエージェント要求の数。例えば、カーソル・アクティビティーにおけるフェッチなどです。

表 14. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル:
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE_DETAILS 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの詳細の取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 15. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE

作業単位

system_metrics 文書に報告されます。

REQUEST METRICS BASE

act_throughput - アクティビティー・スループット : モニター・エレメント

任意のネスト・レベルでコーディネーター・アクティビティーが完了するレート。1 秒単位のコーディネーター・アクティビティー数で測定されます。

表 17. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます) 常に収集される
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます) 常に収集される

使用法

このモニター・エレメントが WLM_GET_SERVICE_SUBCLASS_STATS 関数または WLM_GET_WORKLOAD_STATS 関数によって戻される場合、統計を最後にリセットして以降のアクティビティー・スループットを表します。

このモニター・エレメントが MON_SAMPLE_SERVICE_CLASS_METRICS 関数または MON_SAMPLE_WORKLOAD_METRICS 関数によって戻される場合、関数が実行されて以降のアクティビティー・スループットを表します。

act_total アクティビティーの合計 : モニター・エレメント

最後にリセットしてから指定した作業クラスに対応する作業アクションが適用された、任意のネスト・レベルのアクティビティーの合計数。

表 18. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
WLM_GET_WORK_ACTION_SET_STATS 表関数 - 作業アクション・セット統計を戻す 常に収集される
表 19. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_wcstats -

使用法

作業クラスに関連付けられた 1 つ以上の作業アクションがアクティビティーに適用されるたびに、この作業クラスのカウンターが更新されます。act_total モニター・エレメントを使用すると、このカウンターが公開されます。このカウンターを使用して、作業アクション・セットの有効性 (例えば、アクションが適用されているアクティビティーの数) を判断できます。また、システム上のアクティビティーのさまざまなタイプを理解するためにも使用できます。

activate_timestamp タイム・スタンプの活動化 : モニター・エレメント

イベント・モニターがアクティブにされた時刻。

表 20. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity -
アクティビティー event_activitystmt -
アクティビティー event_activityvals -
しきい値違反 event_thresholdviolations -

使用法

このエレメントを使用すると、上記のイベント・タイプで戻された情報を関連付けることができます。

active_hash_joins - アクティブ・ハッシュ結合 : モニター・エレメント

現在実行中でメモリーを消費しているハッシュ結合の合計数

表 21. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase -

active_olap_funcs アクティブ OLAP 関数 : モニター・エレメント

現在実行中でソート・ヒープ・メモリーを消費している OLAP 関数の合計数

表 22. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase -
スナップショット・モニターの場合、このカウンターはリセットできます。

active_sorts アクティブ・ソート : モニター・エレメント

現在ソート・ヒープが割り振られているデータベース内のソート数。

表 23. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase 基本
使用法
この値と sort_heap_allocated を組み合わせて使用すると、 各ソートで使用される平均ソート・ヒープ・スペースを判別できます。 使用されている平均ソート・ヒープと比較して、 sortheap 構成パラメーターが非常に大きい場合は、 このパフォーマンス値を低くできます。

この値には、関連操作で作成された一時表のソートのヒープが含まれます。

activity_collected 収集されたアクティビティー : モニター・エレメント

このエレメントは、しきい値の違反が発生した場合にアクティビティー・イベント・モニター・レコードが収集されるかどうかを示します。

表 24. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
しきい値違反 event_thresholdviolations -

使用法

このエレメントを使用すると、しきい値を違反したアクティビティーのアクティビティー・イベントがアクティビティー・イベント・モニターに書き込まれるかどうかを判別できます。

アクティビティーが完了またはアボートし、その時点でアクティビティー・イベント・モニターがアクティブである場合、このモニター・エレメントの値が「Y」である場合には、このしきい値に違反したアクティビティーは収集されます。このモニター・エレメントの値が「N」である場合、それは収集されません。

activity_id アクティビティー ID : モニター・エレメント

特定の作業単位内のアプリケーションのアクティビティーを一意的に識別するカウンター。

表 25. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
WLM_GET_SERVICE_CLASS_AGENTS 表関数 - サービス・クラスで実行中のエージェントのリスト 常に収集される
WLM_GET_WORKLOAD_OCCURRENCE _ACTIVITIES 表関数 - アクティビティーのリストを戻す 常に収集される
表 26. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
ロッキング - 常に収集される
アクティビティー event_activity 常に収集される
アクティビティー event_activitystmt 常に収集される
アクティビティー event_activityvals 常に収集される
アクティビティー event_activitymetrics ACTIVITY METRICS BASE
しきい値違反 event_thresholdviolations 常に収集される

使用法

このエレメントを他のアクティビティー履歴エレメントと一緒に使用すると、アクティビティーの動作の分析をすることができます。

アクティビティーをその作業単位外から一意的に識別するには、activity_id および uow_id と、appl_id または agent_id のいずれかのモニター・エレメントを組み合わせて使用してください。

activity_secondary_id アクティビティー 2 次 ID : モニター・エレメント

このエレメントの値は、同じアクティビティーに関してアクティビティー・レコードが書き込まれるたびに増分されます。 例えば、アクティビティー・レコードが、WLM_CAPTURE_ACTIVITY_IN_PROGRESS プロシージャーを呼び出した結果として 1 回目に書き込まれ、アクティビティーが終了した時に 2 回目に書き込まれた場合、エレメントの値は、最初のレコードについては 0、2 番目のレコードについては 1 となります。
表 27. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity -
アクティビティー event_activitystmt -
アクティビティー event_activityvals -
アクティビティー event_activitymetrics ACTIVITY METRICS BASE

使用法

このエレメントを activity_iduow_id、および appl_id モニター・エレメントと一緒に使用すると、同一のアクティビティーに関する情報がアクティビティー・イベント・モニターに複数回書き込まれた場合にアクティビティー・レコードを一意的に識別できます。

例えば、以下の場合には、アクティビティーに関する情報がアクティビティー・イベント・モニターに 2 回送信されます。
  • WLM_CAPTURE_ACTIVITY_IN_PROGRESS ストアード・プロシージャーを使用して、実行中のアクティビティーに関する情報をキャプチャーした場合
  • アクティビティーが関連付けられているサービス・クラス上で COLLECT ACTIVITY DATA 文節を指定したために、そのアクティビティーの完了時にそのアクティビティーに関する情報を収集した場合。

activity_state - アクティビティーの状態 : モニター・エレメント

アクティビティーの現在の状態。

表 28. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集コマンドおよびレベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
WLM_GET_WORKLOAD_OCCURRENCE _ACTIVITIES 表関数 - アクティビティーのリストを戻す 常に収集される

使用法

このモニター・エレメントを使用して、アクティビティーの現在の状況を判別します (例えば、アクティビティーがキューに入れられている、あるいはクライアントからの入力を待機している、など)。可能な値は以下のとおりです。
  • CANCEL_PENDING
  • EXECUTING
  • IDLE
  • INITIALIZING
  • QP_CANCEL_PENDING
  • QP_QUEUED
  • QUEUED
  • TERMINATING
  • UNKNOWN

activity_type アクティビティー・タイプ : モニター・エレメント

アクティビティーのタイプ。

表 29. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
WLM_GET_WORKLOAD_OCCURRENCE _ACTIVITIES 表関数 - アクティビティーのリストを戻す ACTIVITY METRICS BASE
表 30. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity 常に収集される

使用法

可能な値は以下のとおりです。
  • LOAD
  • READ_DML
  • WRITE_DML
  • DDL
  • CALL
  • OTHER

SQL を実行しない SET ステートメント (SET 特殊レジスターや SET EVENT MONITOR STATE など) および LOCK TABLE ステートメント場合、値 OTHER が戻ります。

activitytotaltime_threshold_id - アクティビティー合計時間しきい値 ID : モニター・エレメント

アクティビティーに適用されていた ACTIVITYTOTALTIME しきい値の ID。

表 31. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集コマンドおよびレベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される

使用法

このエレメントを使用して、 ACTIVITYTOTALTIME しきい値がアクティビティーに適用されていた場合、どのしきい値が適用されていたかを判別します。

activitytotaltime_threshold_value - アクティビティー合計時間しきい値 : モニター・エレメント

アクティビティー・エントリー時からの ACTIVITYTOTALTIME の合計。 アクティビティーがこのタイム・スタンプに達してもまだ実行している場合、しきい値に違反したことになります。

表 32. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集コマンドおよびレベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される

使用法

このエレメントを使用して、ACTIVITYTOTALTIME しきい値がアクティビティーに適用されている場合、その値を判別します。

activitytotaltime_threshold_violated - アクティビティー合計時間しきい値の違反 : モニター・エレメント

このモニター・エレメントは、アクティビティーが ACTIVITYTOTALTIME しきい値に違反したことを示す場合に「Yes」を戻します。「No」は、そのアクティビティーがまだしきい値に違反していないことを示します。

表 33. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集コマンドおよびレベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される

使用法

このエレメントを使用して、アクティビティーに適用されていた ACTIVITYTOTALTIME しきい値にアクティビティーが違反したかどうかを判別します。

address - 接続の開始元となった IP アドレス

アクティビティー接続の開始元となった IP アドレス。

表 35. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
WLM_GET_SERVICE_CLASS_WORKLOAD _OCCURRENCES 表関数 - ワークロード・オカレンスのリスト 常に収集される
表 36. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity -

使用法

これを使用して、アクティビティー接続の開始元となった IP アドレスを識別できます。 セキュア・ドメイン名は、IP アドレスに変換されて表示されます。

agent_id アプリケーション・ハンドル (エージェント ID) : モニター・エレメント

システム全体での、アプリケーションのユニーク ID。単一メンバーのデータベース構成の場合、この ID は 16 ビット・カウンターで構成されます。複数メンバーの構成の場合には、この ID はコーディネーター・メンバー番号と 16 ビット・カウンターが連結されて構成されます。さらに、アプリケーションが 2 次接続を行う可能性のあるメンバーには、すべて同一の ID が使用されます。

表 37. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 常に収集される
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
MON_GET_LOCKS 表関数 - 現在接続されているデータベース内のすべてのロックのリスト 常に収集される
MON_GET_MEMORY_POOL - メモリー・プール情報の取得 常に収集される
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 常に収集される
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
表 38. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl_id_info 基本
ロック appl_lock_list 基本
DCS アプリケーション dcs_appl_info 基本
トランザクション event_xact -
表 39. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・エレメントの収集レベル
ロッキング - 常に収集される
作業単位 - 常に収集される
接続 event_connheader 常に収集される
ステートメント event_stmt 常に収集される
ステートメント event_subsection 常に収集される
デッドロック1 event_dlconn 常に収集される
詳細付きデッドロック1 event_detailed_dlconn 常に収集される
しきい値違反 event_thresholdviolations 常に収集される
アクティビティー event_activity 常に収集される
変更履歴 changesummary 常に収集される
1
このイベント・モニターは推奨されなくなりました。 この使用は推奨されておらず、将来のリリースではサポートされなくなる予定です。 ロック・タイムアウト、ロック待機、デッドロックなどのロック関連イベントをモニターするには、CREATE EVENT MONITOR FOR LOCKING ステートメントを使用してください。

使用法

アプリケーション・ハンドルは、エージェント ID とも呼ばれ、これを使用するとアクティブ・アプリケーションを一意的に識別できます。

注: agent_id モニター・エレメントは、 使用する DB2 のバージョンによって動作が異なります。 バージョン SQLM_DBMON_VERSION1 または SQLM_DBMON_VERSION2 の DB2 から DB2 (バージョン 5 またはそれ以上) のデータベースへスナップショットをとる時、 戻される agent_id はアプリケーション ID として使用できず、 アプリケーションを提供するエージェントの agent_pid として有効です。 このような場合、agent_id は以前のリリースとの互換性のために引き続き戻されますが、内部的には、DB2 データベース・サーバーはその値を agent_id として認識しません。

この値は、エージェント ID を必要とする GET SNAPSHOT コマンドへの入力として、またはアプリケーション・ハンドルを必要とするモニター表関数への入力として使用できます。

またイベント・トレースを読み取るとき、 イベント・レコードを指定のアプリケーションと一致させるために使用できます。

FORCE APPLICATION コマンドまたは API への入力として使用することができます。 マルチノード・システムでは、 アプリケーションが接続されているノードから、このコマンドを出すことができます。 効力範囲はグローバルです。

agent_id_holding_lock ロックを保持しているエージェント ID : モニター・エレメント

このアプリケーションが待機しているロックを保持しているエージェントのアプリケーション・ハンドル。 この情報を取得するには、ロック・モニター・グループをオンにする必要があります。

表 40. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl ロック
ロック appl_lock_list ロック
ロック lock_wait ロック
使用法
このエレメントは、リソースの競合状態にあるアプリケーションの判別に利用できます。

このエレメントが 0 (ゼロ) で、アプリケーションがロックを待機中の場合は、 ロックが未確定トランザクションによって保持されていることを示します。 appl_id_holding_lk または コマンド行プロセッサー LIST INDOUBT TRANSACTIONS コマンドのいずれかを使用して (未確定となったときにトランザクションを処理していた CICS® エージェントのアプリケーション ID を表示します)、 未確定トランザクションを識別してから、コミットまたはロールバックを行います。

このアプリケーションが待機している 1 つのオブジェクトに対して、 複数のアプリケーションが共有ロックを保有していることがあるので注意してください。 アプリケーションが保留しているロックのタイプについては、『lock_mode』を参照してください。 アプリケーションのスナップショットをとる場合は、 オブジェクトのロックを保留しているエージェント ID のうち戻されるのは 1 つだけです。 ロックのスナップショットを取れば、 オブジェクトのロックを保留しているすべてのエージェント ID を識別できます。

agent_pid エンジン・ディスパッチ可能単位 (EDU) ID : モニター・エレメント

エージェントのエンジン・ディスパッチ可能単位 (EDU) のユニーク ID。Linux® オペレーティング・システムを除いて、EDU ID はスレッド ID にマップされます。Linux オペレーティング・システムでは、EDU ID は DB2 生成のユニーク ID です。

表 41. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション agent ステートメント
表 42. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
ロッキング - -

使用法

このエレメントを使用すると、 データベース・システム・モニター情報をシステム・トレースなどの他の診断情報のソースにリンクできます。 また、このエレメントを使用すると、 データベース・アプリケーションの処理を行うエージェントがシステム・リソースをどのように使用しているのかをモニターできます。

agent_status DCS アプリケーション・エージェント : モニター・エレメント

接続コンセントレーター環境では、この値は、関連エージェントを現在持っているアプリケーションを示します。

エレメント ID
agent_status
エレメント・タイプ
情報
表 43. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
DCS アプリケーション dcs_appl_info 基本
使用法
次の値があります。
  • SQLM_AGENT_ASSOCIATED

    このアプリケーションに代わって作業中のエージェントがアプリケーションに関連付けられています。

  • SQLM_AGENT_NOT_ASSOCIATED

    このアプリケーションに代わって作業していたエージェントは、 もはやアプリケーションには関連付けられていません。 現在はほかのアプリケーションで使用されています。 この後、関連エージェントがないままこのアプリケーションの作業が行われると、 エージェントが再び関連付けられます。

agent_sys_cpu_time エージェントが使用したシステム CPU 時間 : モニター・エレメント

データベース・マネージャーのエージェント・プロセスで使用されたシステム CPU 時間の合計 (秒単位およびマイクロ秒単位)。

エレメント ID
agent_sys_cpu_time
エレメント・タイプ
time
表 44. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl タイム・スタンプ
アプリケーション・レベルでのスナップショット・モニターの場合、 このカウンターはリセットできます。 その他のレベルではこのカウンターはリセットできません。
使用法
このエレメントと CPU 時間に関連する他のエレメントを組み合わせて使用すると、 アプリケーション内のアクティビティーのレベルがわかります。 また、さらに調整するとその効果が得られる可能性があるアプリケーションを識別できます。

このエレメントには、SQL および非 SQL のステートメントの両者の CPU 時間、 およびその他の unfenced ユーザー定義関数 (UDF) の CPU 時間が含まれます。

システム CPU は、システム呼び出しに要した時間を示します。 ユーザー CPU は、データベース・マネージャーのコードを実行するのに要した時間を示します。

注: ユーザーのオペレーティング・システムでこの情報が利用できないとき、このエレメントは 0 に設定されます。

agent_tid - エージェント・スレッド ID モニター・エレメント

エージェントまたはシステム・エンティティーのスレッド ID。この ID が使用できない場合、列の値は NULL です。

表 46. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
ロッキング lock_participants  

agent_usr_cpu_time エージェントが使用したユーザー CPU 時間 : モニター・エレメント

データベース・マネージャーのエージェント・プロセスで使用された CPU 時間の合計 (秒およびマイクロ秒単位)。

エレメント ID
agent_usr_cpu_time
エレメント・タイプ
time
表 47. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl タイム・スタンプ
スナップショット・モニターの場合、このカウンターはリセットできます。
使用法
このエレメントとその他の CPU 時間関連のエレメントを組み合わせて使用すると、 CPU を大量に使用しているアプリケーションや照会を識別できます。

このカウンターには、SQL および非 SQL のステートメントに要した時間のほか、 アプリケーションが実行した unfenced ユーザー定義関数 (UDF) およびストアード・プロシージャーも含まれます。

システム CPU は、システム呼び出しに要した時間を示します。 ユーザー CPU は、データベース・マネージャーのコードを実行するのに要した時間を示します。

注: 使用しているオペレーティング・システムでこの情報を得られない場合は、 このエレメントはゼロ (0) を戻します。

agent_wait_time - エージェント待機時間 : モニター・エレメント

キューに入れられたアプリケーションが、コンセントレーター構成のもとでエージェントの待機に費やした時間。 値はミリ秒単位で示されます。

表 48. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル:
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_FORMAT_XML_TIMES_BY_ROW - フォーマット設定された行ベースの待機/処理時間の結合された階層を取得する 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_FORMAT_XML_WAIT_TIMES_BY_ROW - 待機時間に関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 49. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 常に収集される

使用法

agent_wait_time モニター・エレメントを使用すると、システムがコンセントレーター環境でどの程度効率的に稼働しているかを評価するのに役立ちます。 エージェント待機時間が total_request_time モニター・エレメントの値に対して相対的に大きい場合、 要求がエージェントの待機のためにキューに入れられて長い時間を費やしていることを示します。これは、以下のイベントの 1 つ以上の状況を示している可能性があります。
  • max_coordagents 構成パラメーターの構成が、ワークロードに対して小さすぎる。アプリケーション要求に適切なタイミングで対応するのに十分な数のコーディネーター・エージェントを使用できるようにするために、max_coordagents構成パラメーターの値を大きくするか、 max_connections 構成パラメーターに対する max_coordagents 構成パラメーターの比率を大きくする (両方のパラメーターとも AUTOMATIC に設定して実行している場合) 必要がある可能性があります。
  • ワークロードのコミットの頻度が十分でない。 コンセントレーターが効率的に処理を行うには、アプリケーションはコミットを比較的頻繁に発行して、他のアプリケーションの要求に対応するためにエージェントを解放できるようにする必要があります。 アプリケーションで頻繁にコミットを行わない場合、 コーディネーター・エージェントの数をそれに応じて多く構成し、エージェントが使用可能になるのを待機する時間を短くする必要がある可能性があります。

agent_waits_total - エージェント待機の合計 : モニター・エレメント

コンセントレーター構成において、アプリケーションが、エージェントが割り当てられるのを待機しなければならなかった回数。

表 50. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラス・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 51. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 -

使用法

このエレメントを agent_wait_time モニター・エレメントと組み合わせて使用すると、 コンセントレーター環境においてアプリケーション要求がエージェントを待機するのにかかる平均時間を判別できます。

agents_created_empty_pool - エージェント・プールが空のために作成されたエージェントのモニター・エレメント

エージェント・プールが空だったために作成されたエージェントの数。 これには、db2start のときに開始されるエージェントの数 (num_initagents) が含まれます。

表 52. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー db2 基本
使用法
agents_from_pool と組み合わせて使用すると、次の比率を計算できます。
     エージェント・プールが空のために作成されたエージェント/
プールから割り当てられたエージェント

このエレメントの使用法については、『agents_from_pool』を参照してください。

agents_from_pool - プールから割り当てられたエージェント : モニター・エレメント

エージェント・プールから割り当てられたエージェントの数。

表 53. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー db2 基本

使用法

このエレメントと agents_created_empty_pool モニター・エレメントを組み合わせて使用すると、プールが空になってエージェントの作成が必要となる頻度を判別できます。

以下の比率を使用します。

エージェント・プールが空のために作成されたエージェント/
プールから割り当てられたエージェント
この比率は num_poolagents 構成パラメーターの適切な値を設定するために利用できます。

ほとんどのユーザーの場合、デフォルト値 100 と AUTOMATIC で最適なパフォーマンスが確保されます。

この比率は、ワークロードに応じて多少変動する可能性があります。システム上のアクティビティーが少ない場合は、追加のエージェントの作成や終了が生じる可能性があります。システム上のアクティビティーが多い場合は、エージェントの再使用が増えます。比率が低い場合は、再使用されるエージェントが多いので、システム上のアクティビティーが多いと予期されることを意味します。比率が高い場合は、再使用されるエージェントより作成されるエージェントの方が多いことを示します。問題がある場合は、num_poolagents 構成パラメーターの値を大きくして、比率を低くしてください。しかし、この場合はシステム上で追加のリソースが消費されます。

agents_registered 登録済みエージェント : モニター・エレメント

モニター中のデータベース・マネージャー・インスタンスに登録されているエージェント (コーディネーター・エージェントとサブエージェント) の数。

表 54. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー db2 基本

使用法

このエレメントは、max_coordagents および max_connections 構成パラメーターの設定や、照会内並列処理の設定を評価するときに利用してください。

agents_registered_top - エージェント最大登録数 : モニター・エレメント

データベース・マネージャーが開始されてからこれまでに同時に登録されていたエージェント (コーディネーター・エージェントとサブエージェント) の最大数。

表 55. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー db2 基本

使用法

このエレメントは、max_coordagents および max_connections 構成パラメーターの設定や、照会内並列処理の設定を評価するときに利用できます。

スナップショットの実行時に登録されたエージェントの数は、agents_registered モニター・エレメントにより記録されます。

agents_stolen スチールされたエージェント : モニター・エレメント

データベース・マネージャーのスナップショットのレベルでは、このモニター・エレメントは、別のアプリケーション上で作業するよう再割り当てされているアプリケーションに関連したアイドル・エージェントの数を表します。 アプリケーションのスナップショットのレベルでは、このモニター・エレメントは、このアプリケーション上で作業するよう再割り当てされている別のアプリケーションに関連したアイドル・エージェントの数を表します。
表 56. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー db2 基本
アプリケーション appl 基本
スナップショット・モニターの場合、このカウンターはリセットできます。

使用法

デフォルトでは num_poolagents 構成パラメーターは AUTOMATIC に設定されます。この場合、DB2 により自動的にアイドル・エージェントのプールが管理され、その中には別のアプリケーションに関連したアイドル・エージェントに作業を割り当てることが含まれます。

agents_top 作成されたエージェントの数 : モニター・エレメント

アプリケーション・レベルでは、ステートメントの実行時に使用されたエージェントの最大数です。 データベース・レベルでは、 これはすべてのアプリケーション用のエージェントの最大数です。

エレメント ID
agents_top
エレメント・タイプ
水準点
表 57. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase ステートメント
アプリケーション stmt ステートメント
使用法
照会内並列処理の実現の度合いを示します。

agents_waiting_on_token - トークン待ちエージェント : モニター・エレメント

データベース・マネージャー内でトランザクションを実行するためにトークンを待機中のエージェントの数。

注: agents_waiting_on_token モニター・エレメントは、DB2 バージョン 9.5 以降では非推奨になっています。このモニター・エレメントを使用しても、エラーは生成されません。そして、有効な値も戻されません。このモニター・エレメントは推奨されておらず、将来のリリースではサポートされなくなる予定です。
表 58. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー db2 基本

使用法

このエレメントを使用すると、maxcagents 構成パラメーターの設定値を評価するのに役立ちます。

各アプリケーションには、 データベース・マネージャー内でデータベース要求を処理するための専用コーディネーター・エージェントが 1 つずつ組み込まれます。 各エージェントは、トークンを取得してから、トランザクションを実行できます。 データベース・マネージャーのトランザクションを実行できるエージェントの最大数は、 maxcagents 構成パラメーターの値によって制限されます。

agents_waiting_top - エージェント最大待機数 : モニター・エレメント

データベース・マネージャーが開始されてから、同時にトークンを待機していたエージェントの最大数。

注: agents_waiting_top モニター・エレメントは、DB2 バージョン 9.5 以降では非推奨になっています。このモニター・エレメントを使用しても、エラーは生成されません。そして、有効な値も戻されません。このモニター・エレメントは推奨されておらず、将来のリリースではサポートされなくなる予定です。
表 59. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース・マネージャー db2 基本

使用法

このエレメントは、maxcagents 構成パラメーターの設定値を評価するときに利用できます。

スナップショットの実行時にトークンを待機していたエージェントの数は、agents_waiting_on_token モニター・エレメントにより記録されます。

maxcagents パラメーターをデフォルト値 (-1) に設定すると、 トークンを待つエージェントがなくなるため、このモニター・エレメントの値はゼロになります。

agg_temp_tablespace_top 集約 TEMPORARY 表スペースの最上位 : モニター・エレメント

agg_temp_tablespace_top モニター・エレメントは、サービス・クラスでの、すべてのネスト・レベルにおける DML アクティビティーの TEMPORARY 表スペースの集約された使用量の最高水準点 (KB 単位) を格納します。 集約は、サービス・サブクラスのすべてのアクティビティーに渡る TEMPORARY 表スペースの使用量を合計して計算されます。この最高水準点は、最後のリセット以降のこの集約の最大値を表しています。 サービス・クラスの COLLECT AGGREGATE ACTIVITY DATA が NONE に設定されている場合に、このモニター・エレメントは -1 を返します。このレコードのあるサブクラスと同じスーパークラスに、AGGSQLTEMPSPACE しきい値が定義され使用可能になっているサービス・サブクラスが少なくとも 1 つ必要です。そうでない場合、0 の値が返されます。
表 60. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats 常に収集される

使用法

このエレメントを使用して、収集された時間間隔にサービス・サブクラスのメンバーで到達した DML アクティビティーの SYSTEM TEMPORARY 表スペース使用量の最大集約値を判別することができます。

aggsqltempspace_threshold_id - 集約 SQL 一時スペースしきい値 ID : モニター・エレメント

アクティビティーに適用されていた AGGSQLTEMPSPACE しきい値の数値 ID。

表 61. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される

使用法

このエレメントを使用して、 AGGSQLTEMPSPACE しきい値がアクティビティーに適用されていた場合、どのしきい値が適用されていたかを判別します。

aggsqltempspace_threshold_value - AggSQL 一時スペースしきい値 : モニター・エレメント

アクティビティーに適用されていた AGGSQLTEMPSPACE しきい値の上限。

表 62. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される

使用法

このエレメントを使用して、AGGSQLTEMPSPACE しきい値がアクティビティーに適用されている場合、その値を判別します。

aggsqltempspace_threshold_violated - AggSQL 一時スペースしきい値の違反 : モニター・エレメント

オプションのモニター・エレメント。これが「Yes」に設定された場合、アクティビティーが自身に適用されていた AGGSQLTEMPSPACE しきい値に違反したことを示します。「No」は、そのアクティビティーがまだしきい値に違反していないことを示します。

表 63. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される

使用法

このエレメントを使用して、アクティビティーに適用されていた AGGSQLTEMPSPACE しきい値にアクティビティーが違反したかどうかを判別します。

app_act_aborted_total - 失敗した外部コーディネーター・アクティビティーの合計数のモニター・エレメント

エラーで終了した、ネストなしの外部コーディネーター・アクティビティーの合計数。 サービス・クラスでは、アクティビティーが異常終了前に REMAP ACTIVITY アクションで別のサービス・サブクラスに再マップされた場合、 そのアクティビティーのカウントは、異常終了時のサブクラスでの合計にのみ含められます。

表 64. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
WLM_GET_SERVICE_SUBCLASS_STATS 表関数 - サービス・サブクラスの統計を戻す 常に収集される
WLM_GET_WORKLOAD_STATS 表関数 - ワークロード統計を戻す 常に収集される
表 65. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
作業単位 uow (metrics.xml 文書に報告されます)
uow_metrics
REQUEST METRICS BASE

app_act_completed_total - 正常実行された外部コーディネーター・アクティビティーの合計数のモニター・エレメント

正常に完了した、ネストなしの外部コーディネーター・アクティビティーの合計数。

サービス・クラスでは、アクティビティーが完了前に REMAP ACTIVITY アクションで別のサブクラスに再マップされた場合、そのアクティビティーのカウントは、完了時のサブクラスでの合計にのみ含められます。
表 66. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
WLM_GET_SERVICE_SUBCLASS_STATS 表関数 - サービス・サブクラスの統計を戻す 常に収集される
WLM_GET_WORKLOAD_STATS 表関数 - ワークロード統計を戻す 常に収集される
表 67. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
作業単位 uow (metrics.xml 文書に報告されます)
uow_metrics
REQUEST METRICS BASE

app_act_rejected_total - 拒否された外部コーディネーター・アクティビティーの合計数のモニター・エレメント

実行が許可されずに拒否された、 どのネスト・レベルでもネストされていない外部コーディネーター・アクティビティーの合計数。

表 68. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
WLM_GET_SERVICE_SUBCLASS_STATS 表関数 - サービス・サブクラスの統計を戻す 常に収集される
WLM_GET_WORKLOAD_STATS 表関数 - ワークロード統計を戻す 常に収集される
表 69. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (details_xml 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
作業単位 uow (metrics.xml 文書に報告されます)
uow_metrics
REQUEST METRICS BASE

appl_action - アプリケーション・アクションのモニター・エレメント

クライアント・アプリケーションが実行中のアクションまたは要求。

表 70. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
ロッキング lock_participants  

app_rqsts_completed_total - 完了したアプリケーション要求の合計 : モニター・エレメント

コーディネーターによって実行された外部 (アプリケーション) 要求の合計数。 サービス・サブクラスでは、このモニター・エレメントはアプリケーション要求が完了したサブクラスについてのみ更新されます。

表 71. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル:
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE_DETAILS 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの詳細の取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 72. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 REQUEST METRICS BASE

使用法

このモニター・エレメントを使用して、アプリケーションからシステムにサブミットされている要求の数を判別します。

appl_con_time 接続要求開始タイム・スタンプ : モニター・エレメント

アプリケーションが接続要求を開始した日時。

エレメント ID
appl_con_time
エレメント・タイプ
timestamp
表 73. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl タイム・スタンプ
使用法
このエレメントを使用すると、 アプリケーションがデータベースへの接続要求を開始した日時を判別できます。

appl_id - アプリケーション ID : モニター・エレメント

アプリケーションがデータベース・マネージャーのデータベースに接続したとき、または DB2 Connect が DRDA データベースへの接続要求を受け取ったときにこの ID が生成されます。

表 75. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl_id_info 基本
DCS アプリケーション dcs_appl_info 基本
ロック appl_lock_list 基本
表 76. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
ロッキング 1 lock_participants 常に収集される
作業単位 1 uow, uow_executable_list、 uow_metrics 常に収集される
接続 event_conn 常に収集される
接続 event_connheader 常に収集される
ステートメント event_stmt 常に収集される
トランザクション 2 event_xact 常に収集される
デッドロック 3 event_dlconn 常に収集される
詳細付きデッドロック 3 event_detailed_dlconn 常に収集される
アクティビティー event_activitystmt 常に収集される
アクティビティー event_activity 常に収集される
アクティビティー event_activityvals 常に収集される
アクティビティー event_activitymetrics 常に収集される
しきい値違反 event_thresholdviolations 常に収集される
変更履歴 changesummary 常に収集される
  1. このイベント・モニターでは、このモニター・エレメントは APPLICATION_ID 列に返されます。
  2. このイベント・モニターは推奨されなくなりました。このオプションの使用は推奨されておらず、将来のリリースでは除去される予定です。 トランザクション・イベントをモニターするには、 CREATE EVENT MONITOR FOR UNIT OF WORK ステートメントを使用してください。
  3. このイベント・モニターは推奨されなくなりました。このオプションの使用は推奨されておらず、将来のリリースでは除去される予定です。 ロック・タイムアウト、ロック待機、デッドロックなどのロック関連イベントをモニターするには、CREATE EVENT MONITOR FOR LOCKING ステートメントを使用してください。

使用法

この ID はクライアントとサーバーの両者により認識されるため、この ID を使用すると、 アプリケーションのクライアント部分とサーバー部分を相関させることができます。 DB2 Connect アプリケーションでアプリケーションのクライアント部分とサーバー部分を相関させるには outbound_appl_id モニター・エレメントも使用する必要があります。

この ID は、ネットワーク内でユニークな ID です。 アプリケーション ID にはさまざまな形式があり、データベース・マネージャーDB2 Connect、 またはその両方を実行中のクライアントとサーバー・マシン間の通信プロトコルにより形式が異なります。どの形式の場合もピリオドで区切られた 3 つの部分で構成されます。
  1. TCP/IP
    形式
    IPAddr.Port.Timestamp
    IPv4
    9.26.120.63.43538.090924175700
    詳細
    IPv4 では、TCP/IP の生成するアプリケーション ID は、 3 つのセクションで構成されます。 最初のセクションは IP アドレスです。a.b.c.d 形式の 4 つの 10 進数として表されます。2 番目のセクションはポート番号であり、5 桁の 10 進文字として表されます。 3 番目のセクションはです。概算のタイム・スタンプであり、 12 桁の 10 進数で表記されます。
    IPv6
    2002:91a:519:13:20d:60ff:feef:cc64.5309.090924175700
    詳細
    IPv6 では、TCP/IP の生成するアプリケーション ID は、3 つのセクションで構成されます。 最初のセクションには、a:b:c:d:e:f:g:h 形式 (a から h はそれぞれ最大 4 桁の 16 進数字) の IPv6 アドレスが入ります。 2 番目のセクションはポート番号です。3 番目のセクションはです。概算のタイム・スタンプ ID であり、 このアプリケーションのインスタンスの ID です。
  2. ローカル・アプリケーション
    形式
    *LOCAL.DB2 instance.Application instance
    *LOCAL.DB2INST1.930131235945
    詳細
    ローカル・アプリケーション用に生成されるアプリケーション ID は、*LOCAL のストリング、DB2 インスタンスの名前、およびこのアプリケーションのインスタンスのユニーク ID の連結で構成されます。

    複数データベース・パーティション・インスタンスの場合は、LOCALNx に置き換えられます。 x は、クライアントからデータベースへの接続元のパーティション番号です。 例えば、*N2.DB2INST1.0B5A12222841 となります。

client_protocol モニター・エレメントを使用すると、接続に使用している通信プロトコルを判別できるので、appl_id モニター・エレメントの形式も判別できます。

appl_id_holding_lk ロックを保持しているアプリケーション ID : モニター・エレメント

このアプリケーションが取得のために待機しているオブジェクトのロックを保留しているアプリケーションのアプリケーション ID。

エレメント ID
appl_id_holding_lk
エレメント・タイプ
情報
表 77. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl ロック
ロック appl_lock_list ロック
ロック lock_wait ロック
表 78. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
デッドロック event_dlconn 常に収集される
詳細付きデッドロック event_detailed_dlconn 常に収集される
使用法
このエレメントは、リソースの競合状態にあるアプリケーションの判別に利用できます。具体的には、 ロックを保留しているアプリケーション・ハンドル (エージェント ID) と表 ID を識別するときに利用します。 LIST APPLICATIONS コマンドを使用してアプリケーション ID をエージェントに関連付ける情報を取得することもできます。 ただし、このタイプの情報はスナップショットをとる際に収集する方が賢明です。 LIST APPLICATIONS コマンドを実行する前にアプリケーションが終了してしまうと情報を得られなくなることがあるからです。

このアプリケーションがロックの取得を待機している 1 つのオブジェクトに対して、 複数のアプリケーションが共有ロックを保留していることがあるので注意してください。 アプリケーションが保留しているロックのタイプについては、『lock_mode』を参照してください。 アプリケーションのスナップショットをとる場合は、 オブジェクトに対してロックを保留しているアプリケーション ID のうち戻されるのは 1 つだけです。 ロックのスナップショットをとる場合は、 オブジェクトに対してロックを保留しているすべてのアプリケーション ID が戻されます。

appl_id_oldest_xact 最も古いトランザクションを持つアプリケーション : モニター・エレメント

最も古いトランザクションを持つアプリケーションのアプリケーション ID (アプリケーション・スナップショットからの agent_id 値に対応)。

エレメント ID
appl_id_oldest_xact
エレメント・タイプ
情報
表 79. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase 基本
使用法
このエレメントを使用すると、 最も古いアクティブ・トランザクションを持つアプリケーションを判別できます。 このアプリケーションにログ・スペースの解放を強制することができます。ログ・スペースを大量に消費している場合は、アプリケーションを調べて、 より頻繁にコミットするよう変更できるかどうか判別してください。

ロギングを保留しているトランザクションがない場合や、 最も古いトランザクションがアプリケーション ID を持たない場合 (例えば、 未確定トランザクションまたは非アクティブ・トランザクション) もあります。 これらの場合には、このアプリケーションの ID はデータ・ストリームに返されません。

appl_idle_time アプリケーション・アイドル時間 : モニター・エレメント

アプリケーションがサーバーに対して何らかの要求を出してから経過した秒数。 これには、トランザクションを終了せずに、 例えばコミットまたはロールバックを発行していないアプリケーションが含まれます。

エレメント ID
appl_idle_time
エレメント・タイプ
情報
表 80. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl ステートメント
DCS アプリケーション dcs_appl ステートメント
使用法
この情報を使用すると、ユーザーが指定秒数の間アイドル状態になったときに、 ユーザーに強制するようなアプリケーションをインプリメントできます。

appl_name アプリケーション名 : モニター・エレメント

クライアントで実行中のアプリケーションの名前。データベースまたは DB2 Connect サーバーが識別できる名前です。

表 82. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl_id_info 基本
ロック appl_lock_list 基本
DCS アプリケーション dcs_appl_info 基本
表 83. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
ロッキング - 常に収集される
作業単位 - 常に収集される
接続 event_connheader 常に収集される
アクティビティー event_activity 常に収集される
しきい値違反 event_thresholdviolations 常に収集される
変更履歴 changesummary 常に収集される

使用法

このエレメントと appl_id を使用すると、 データ項目をアプリケーションに関連付けることができます。

クライアント/サーバー環境において、 この名前はデータベース接続を確立する際にクライアントからサーバーに送られます。 アプリケーション名に含まれている英語以外の文字はすべて除去されます。 CLI アプリケーションは、 SQLSetConnectAttr への呼び出しを使用して SQL_ATTR_INFO_PROGRAMNAME 属性を設定できます。 サーバーへの接続が確立される前に SQL_ATTR_INFO_PROGRAMNAME が設定されると、 指定された値は実際のクライアント・アプリケーション名をオーバーライドし、 appl_name モニター・エレメント中に表示されます。

クライアント・アプリケーションのコード・ページと実行中のデータベース・システム・モニターが使用しているコード・ページが異なる場合は、 appl_name を変換するときに codepage_id を利用できます。

appl_priority アプリケーション・エージェント優先順位 : モニター・エレメント

このアプリケーションのために作業するエージェントの優先順位。

エレメント ID
appl_priority
エレメント・タイプ
情報
表 84. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 基本
表 85. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
接続 event_conn 常に収集される
使用法
このエレメントを使用すると、 アプリケーションが所定の優先順位で実行されているかどうかを確認できます。 アプリケーションの優先順位は、管理者が設定できます。 優先順位は、 ガバナー・ユーティリティー (db2gov) で変更できます。

DB2 はガバナーを使用して、 データベースに使用するアプリケーションの動作のモニターおよび変更を行います。 この情報は、 アプリケーションのスケジュール処理とシステム・リソースのバランス処理に使用されます。

ガバナー・デーモンはスナップショットをとることにより、 アプリケーションの統計データを収集します。 さらに、そのデータベース上で実行されるアプリケーションを管理する規則に照らして、 この統計内容をチェックします。 ガバナーが規則違反を発見すると、適切なアクションを実行します。 このような規則やアクションの内容は、 ガバナー構成ファイル内にユーザーが指定します。

規則に関連したアクションによりアプリケーションの優先順位が変更される場合、 違反が検出されたパーティション内のエージェントの優先順位がガバナーによって変更されます。

appl_priority_type アプリケーション優先順位タイプ : モニター・エレメント

アプリケーションのために作業しているエージェントの、 オペレーティング・システムの優先順位タイプ。

エレメント ID
appl_priority_type
エレメント・タイプ
情報
表 86. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 基本
表 87. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
接続 event_conn 常に収集される
使用法
使用状況に基づいて、動的優先順位がオペレーティング・システムによって再計算されます。 静的優先順位は変更されません。

appl_section_inserts セクション挿入数 : モニター・エレメント

共有 SQL 作業スペースからのアプリケーションによる SQL セクション挿入数。

表 88. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase 基本
アプリケーション appl 基本
表 89. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース event_db 常に収集される
接続 event_conn 常に収集される

使用法

実行可能セクションの作業用コピーは、共有 SQL 作業スペースに保管されます。 このカウンターは、コピーが使用できなかったために挿入が必要だった場合のカウントです。

appl_section_lookups - セクション検索 : モニター・エレメント

共有 SQL 作業スペースからのアプリケーションによる SQL セクション検索数。

表 90. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase 基本
アプリケーション appl 基本
スナップショット・モニターの場合、このカウンターはリセットできます。
表 91. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース event_db 常に収集される
接続 event_conn 常に収集される

使用法

個々のエージェントには、実行可能セクションの作業用コピーが保持される共有 SQL 作業スペースへのアクセス権があります。 このカウンターは、 アプリケーションのエージェントにより SQL 作業域がアクセスされた回数を示します。

appl_status アプリケーション状況 : モニター・エレメント

アプリケーションの現在の状況。

表 92. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl_id_info 基本
ロック appl_lock_list 基本
表 93. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
ロッキング - 常に収集される
接続 event_conn 常に収集される

使用法

ロック・イベント・モニターのロック待機イベント、ロック・タイムアウト・イベント、またはデッドロック・イベントでは、ロック要求側は、現在のロック待機の状況ではなく、ロック待機状況になる前に有効であった appl_status 値をレポートします。

APPLICATIONS 管理ビューおよび SNAPAPPL_INFO 管理ビューに代わる方法として、appl_status モニター・エレメントから戻される情報を取得するために MON_GET_UNIT_OF_WORK インターフェースからの WORKLOAD_OCCURRENCE_STATE モニター・エレメント、および WLM_GET_SERVICE_CLASS_AGENTS インターフェースからの EVENT_STATE、EVENT_TYPE、EVENT_OBJECT モニター・エレメントを確認することもできます。 例えば、SQLM_LOCKWAIT アプリケーション状況をモニターするには、WLM_GET_SERVICE_CLASS_AGENTS インターフェースの EVENT_STATE 列、EVENT_TYPE 列、および EVENT_OBJECT 列を使用して、ロックで待機しているエージェントを判別できます。

このエレメントは、潜在的なアプリケーション問題の診断に役立ちます。 このフィールドの値は次に示す表でリストされています。

API 定数 説明
SQLM_AUTONOMOUS_WAIT 自律型待機: アプリケーションは自律型ルーチンが完了するのを待機しています。
SQLM_BACKUP データベースのバックアップ中: アプリケーションはデータベースのバックアップを実行しています。
SQLM_COMMIT_ACT コミット・アクティブ: 作業単位が、そのデータベース変更をコミットしています。
SQLM_COMP コンパイル中: データベース・マネージャーはアプリケーションに代わって SQL ステートメントのコンパイル中またはプランのプリコンパイル中です。
SQLM_CONNECTED データベース接続完了: アプリケーションがデータベース接続を開始し、要求は完了しています。
SQLM_CONNECTPEND データベース接続ペンディング: アプリケーションはデータベース接続を開始していますが、要求は完了していません。
SQLM_CREATE_DB データベース作成中: エージェントは、データベース作成の要求を開始しましたが、要求はまだ完了していません。
SQLM_DECOUPLED エージェントから分離済み: アプリケーションに現在関連付けられているエージェントはありません。 これは正常な状態です。接続コンセントレーターが使用可能なときは、専用コーディネーター・エージェントがないので、アプリケーションをコーディネーター・パーティションで分離することができます。 非コンセントレーター環境では、専用コーディネーター・エージェントが常に存在するので、アプリケーションをコーディネーター・パーティションで分離することができません。
SQLM_DISCONNECTPEND データベース切断ペンディング: アプリケーションはデータベースの切断を開始していますが、コマンドの実行は完了していません。 アプリケーションがデータベース切断コマンドを明示的に実行していない可能性があります。 切断せずにアプリケーションが終了すると、データベース・マネージャーがデータベースとの接続を切断します。
SQLM_INTR 要求が割り込みを受けました: 要求の割り込みが進行しています。
SQLM_IOERROR_WAIT 表スペースを使用不可にするための待機: アプリケーションが入出力エラーを検出し、特定の表スペースを使用不可にしようとしています。 アプリケーションは、表スペースを使用不可にする前に、 表スペース上のその他のすべてのアクティブなトランザクションが完了するまで待機する必要があります。
SQLM_LOAD データの高速ロード: アプリケーションは、データベースにデータの「高速ロード」を実行中です。
SQLM_LOCKWAIT ロック待機: 作業単位がロックを待機中です。ロックが付与されると、状況は直前の値に復帰します。
SQLM_QUIESCE_TABLESPACE 表スペースの静止中: アプリケーションが表スペース静止要求を実行中です。
SQLM_RECOMP 再コンパイル中: データベース・マネージャーがアプリケーションに代わってプランを再コンパイル (再バインド) 中です。
SQLM_REMOTE_RQST フェデレーテッド要求ペンディング: アプリケーションはフェデレーテッド・データ・ソースからの結果を待っています。
SQLM_RESTART データベース再始動中: アプリケーションは、クラッシュ・リカバリーを実行するためにデータベースを再始動しています。
SQLM_RESTORE データベースのリストア中: アプリケーションは、バックアップ・イメージをデータベースにリストアしています。
SQLM_ROLLBACK_ACT ロールバック・アクティブ: 作業単位がデータベースの変更をロールバックしています。
SQLM_ROLLBACK_TO_SAVEPOINT セーブポイントへのロールバック: アプリケーションがセーブポイントにロールバック中です。
SQLM_TEND トランザクション終了: 作業単位は、終了したグローバル・トランザクションの一部ですが、2 フェーズ・コミット・プロトコルの準備段階にはまだ入っていません。
SQLM_THABRT トランザクションをヒューリスティックにロールバック: 作業単位は、ヒューリスティックにロールバックされたグローバル・トランザクションの一部です。
SQLM_THCOMT トランザクションをヒューリスティックにコミット: 作業単位は、ヒューリスティックにコミットされたグローバル・トランザクションの一部です。
SQLM_TPREP トランザクション準備済み: 作業単位は、2 フェーズ・コミット・プロトコルの準備段階に入っているグローバル・トランザクションの一部です。
SQLM_UNLOAD データの高速アンロード: アプリケーションは、データベースからデータの「高速アンロード」を実行中です。
SQLM_UOWEXEC 作業単位実行中: データベース・マネージャー作業単位に代わって要求を実行中です。
SQLM_UOWQUEUED キューに入れられた作業単位: 作業単位はキューに入れられており、別のアクティビティーが実行を完了するのを待機しています。作業単位がキューに入れられているのは、並行実行アクティビティー数のしきい値に達しているためです。
SQLM_UOWWAIT 作業単位の待機中:  データベース・マネージャーがアプリケーション内の作業単位に代わって待機中です。通常、この状況はシステムがアプリケーションのコード内で実行中であることを示します。
SQLM_WAITFOR_REMOTE リモート要求ペンディング: アプリケーションは、パーティション・データベース・インスタンス内のリモート・パーティションからの応答を待っています。

application_handle - アプリケーション・ハンドル : モニター・エレメント

システム全体での、アプリケーションのユニーク ID。単一メンバーのデータベース構成の場合、この ID は 16 ビット・カウンターで構成されます。複数メンバーの構成の場合には、この ID はコーディネーター・メンバー番号と 16 ビット・カウンターが連結されて構成されます。さらに、アプリケーションが 2 次接続を行う可能性のあるメンバーには、すべて同一の ID が使用されます。

表 94. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 常に収集される
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
MON_GET_LOCKS 表関数 - 現在接続されているデータベース内のすべてのロックのリスト 常に収集される
MON_GET_MEMORY_POOL - メモリー・プール情報の取得 常に収集される
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 常に収集される
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) 常に収集される
表 95. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl_id_info 基本
ロック appl_lock_list 基本
DCS アプリケーション dcs_appl_info 基本
トランザクション event_xact -
表 96. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・エレメントの収集レベル
ロッキング - 常に収集される
作業単位 - 常に収集される
接続 event_connheader 常に収集される
ステートメント event_stmt 常に収集される
ステートメント event_subsection 常に収集される
デッドロック1 event_dlconn 常に収集される
詳細付きデッドロック1 event_detailed_dlconn 常に収集される
しきい値違反 event_thresholdviolations 常に収集される
アクティビティー event_activity 常に収集される
変更履歴 changesummary 常に収集される
1
このイベント・モニターは推奨されなくなりました。 この使用は推奨されておらず、将来のリリースではサポートされなくなる予定です。 ロック・タイムアウト、ロック待機、デッドロックなどのロック関連イベントをモニターするには、CREATE EVENT MONITOR FOR LOCKING ステートメントを使用してください。

使用法

このモニター・エレメントは、agent_id モニター・エレメントの別名です。

このモニター・エレメントは、MON_GET_MEMORY_POOL によって戻される場合、記述されているメモリー・プールが以下のタイプのいずれかの場合を除き、NULL になります。
  • APPLICATION
  • STATISTICS
  • STATEMENT
  • SORT_PRIVATE

appls_cur_cons - 現在接続されているアプリケーション : モニター・エレメント

現在データベースに接続されているアプリケーションの数を示します。

表 97. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase 基本
ロック db_lock_list 基本
使用法
このエレメントを使用して、 データベース内のアクティビティー・レベルおよび使用中のシステム・リソースの量を確認することができます。

maxappls および max_coordagents 構成パラメーターの設定値を調整するときに利用できます。 例えば、この値が maxappls の値と常に同じ場合は、 maxappls の値を増やすことができます。 詳しくは、 『rem_cons_in』および『local_cons』モニター・エレメントの項を参照してください。

appls_in_db2 - データベースで現在実行中のアプリケーション : モニター・エレメント

現在データベースに接続されており、データベース・マネージャーが要求を処理中のアプリケーションの数を示します。

表 98. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase 基本

arm_correlator アプリケーション応答測定相関関係子 : モニター・エレメント

アプリケーション応答測定 (ARM) 標準のトランザクションの ID。

表 99. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity -

使用法

このエレメントを使用すると、アクティビティー・イベント・モニターによって収集されるアクティビティーに関連付けられたアプリケーションもアプリケーション応答測定 (ARM) 標準をサポートする場合には、このアクティビティーをそのアプリケーションにリンクさせることができます。

associated_agents_top - 関連エージェント最大数 : モニター・エレメント

このアプリケーションに関連付けられているサブエージェントの最大数。

表 100. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 基本

async_read_time - 非同期読み取り時間のモニター・エレメント

非同期エンジン・ディスパッチ可能単位 (EDU) が バッファー・プールまたは表スペースからの読み取りに費やした合計時間。 この値はミリ秒単位で報告されます。

表 101. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_BUFFERPOOL 表関数 - バッファー・プール・メトリックの取得 DATA OBJECT METRICS BASE
MON_GET_TABLESPACE 表関数 - 表スペース・メトリックの取得 DATA OBJECT METRICS BASE

async_write_time - 非同期書き込み時間のモニター・エレメント

非同期エンジン・ディスパッチ可能単位 (EDU) が バッファー・プールまたは表スペースへの書き込みに費やした合計時間。 この値はミリ秒単位で報告されます。

表 102. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_BUFFERPOOL 表関数 - バッファー・プール・メトリックの取得 DATA OBJECT METRICS BASE
MON_GET_TABLESPACE 表関数 - 表スペース・メトリックの取得 DATA OBJECT METRICS BASE

async_runstats - 非同期 RUNSTATS 要求の合計数 : モニター・エレメント

データベース内のすべてのアプリケーションのリアルタイム統計収集により正常に実行された非同期 RUNSTATS アクティビティーの合計数。すべてのデータベース・パーティションで報告された値が集約されます。

表 104. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース dbase ステートメント
スナップショット・モニターの場合、このカウンターはリセットできます。
表 105. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
データベース event_db 常に収集される

使用法

このエレメントを使用すると、リアルタイム統計収集により正常に実行された非同期 RUNSTATS アクティビティーの数を判別できます。この値は頻繁に変わります。 システム使用量をより正確に知るには、長期にわたり特定のインターバルを設けてスナップショットを取ってください。 このエレメントを sync_runstats および stats_fabrications モニター・エレメントと組み合わせて使用すると、リアルタイム統計収集に関連した異なるタイプの統計収集アクティビティーを追跡し、それらのパフォーマンスへの影響を分析する助けになります。

audit_events_total - 監査イベントの合計 : モニター・エレメント

生成された監査イベントの合計数。

表 106. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル:
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_PKG_CACHE_STMT 表関数 - パッケージ・キャッシュ内の SQL ステートメント・アクティビティー・メトリックの取得 ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_PKG_CACHE_STMT_DETAILS 表関数 - パッケージ・キャッシュ項目の詳細メトリックの取得 ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE_DETAILS 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの詳細の取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 107. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity (details_xml 文書に報告されます) ACTIVITY METRICS BASE
アクティビティー event_activitymetrics ACTIVITY METRICS BASE
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 REQUEST METRICS BASE
パッケージ・キャッシュ activity_metrics 文書に報告されます。 ACTIVITY METRICS BASE

audit_file_write_wait_time - 監査ファイル書き込み待機時間 : モニター・エレメント

監査レコードの書き込みの待機にかかった時間。 値はミリ秒単位で示されます。

表 108. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル:
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_FORMAT_XML_TIMES_BY_ROW - フォーマット設定された行ベースの待機/処理時間の結合された階層を取得する 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_FORMAT_XML_WAIT_TIMES_BY_ROW - 待機時間に関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_PKG_CACHE_STMT 表関数 - パッケージ・キャッシュ内の SQL ステートメント・アクティビティー・メトリックの取得 ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_PKG_CACHE_STMT_DETAILS 表関数 - パッケージ・キャッシュ項目の詳細メトリックの取得 ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE_DETAILS 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの詳細の取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 109. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity (details_xml 文書に報告されます) ACTIVITY METRICS BASE
アクティビティー event_activitymetrics ACTIVITY METRICS BASE
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 REQUEST METRICS BASE
パッケージ・キャッシュ activity_metrics 文書に報告されます。 ACTIVITY METRICS BASE

使用法

このモニター・エレメントを使用して、エージェントが監査イベントをオープンし、ディスクに同期的に書き込むのを待機していた時間を判別します。

典型的なシナリオでは、監査ログ・ファイルのオープンを試行するのは一度に 1 つのエージェントのみであり、他のエージェントは監査共通サブシステムにアクセスできるようになるのを待機してから、そのファイルをオープンします。 そのため、この待機時間は通常、オペレーティング・システムがディスクへのファイルの書き込みを待機していた時間を表します。監査ユーティリティーは実行時に監査ログ・ファイルをロックすることがあります。その場合、エージェントが監査ログ・ファイルをオープンしてそれに書き込むのを待機する時間が通常より長くなります。 非同期監査が使用可能になっている場合、非同期監査バッファーより大きい監査イベントはバッファーにではなくディスクに直接書き込まれます。この時間も、待機時間に含まれます。

特別な監査ユーティリティーを使用する場合を除いて、待機時間は、ディスクの速度と、オペレーティング・システムがどれだけの速度でディスクにデータを書き込めるかに依存します。 特定のアプリケーションおよび監査構成でこの待機時間を短くするには、オペレーティング・システムをチューニングするか、より高速のディスクを使用することができます。

audit_file_writes_total - 書き込まれた監査ファイルの合計 : モニター・エレメント

監査イベントをディスクに直接書き込むためにエージェントが待機しなければならなかった回数の合計。

表 110. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル:
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_PKG_CACHE_STMT 表関数 - パッケージ・キャッシュ内の SQL ステートメント・アクティビティー・メトリックの取得 ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_PKG_CACHE_STMT_DETAILS 表関数 - パッケージ・キャッシュ項目の詳細メトリックの取得 ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE_DETAILS 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの詳細の取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 111. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity (details_xml 文書に報告されます) ACTIVITY METRICS BASE
アクティビティー event_activitymetrics ACTIVITY METRICS BASE
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 REQUEST METRICS BASE
パッケージ・キャッシュ activity_metrics 文書に報告されます。 ACTIVITY METRICS BASE

使用法

このモニター・エレメントを audit_file_write_wait_time モニター・エレメントと組み合わせて使用して、アプリケーション要求が監査イベントをオープンし、ディスクに同期的に書き込むのを待機していた平均時間を判別します。

audit_subsystem_wait_time - 監査サブシステム待機時間 : モニター・エレメント

監査バッファー内のスペースが空くのを待機した時間。待機は、監査バッファーが満杯になり、監査デーモンがバッファーをディスクに書き込むのをエージェントが待機しなければならない場合に発生します。 値はミリ秒単位で示されます。

表 112. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル:
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_FORMAT_XML_TIMES_BY_ROW - フォーマット設定された行ベースの待機/処理時間の結合された階層を取得する 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_FORMAT_XML_WAIT_TIMES_BY_ROW - 待機時間に関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_PKG_CACHE_STMT 表関数 - パッケージ・キャッシュ内の SQL ステートメント・アクティビティー・メトリックの取得 ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_PKG_CACHE_STMT_DETAILS 表関数 - パッケージ・キャッシュ項目の詳細メトリックの取得 ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE_DETAILS 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの詳細の取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 113. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity (details_xml 文書に報告されます) ACTIVITY METRICS BASE
アクティビティー event_activitymetrics ACTIVITY METRICS BASE
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 REQUEST METRICS BASE
パッケージ・キャッシュ activity_metrics 文書に報告されます。 ACTIVITY METRICS BASE

使用法

このモニター・エレメントを使用して、監査共通サブシステムが他のエージェントのイベント処理でビジー状態である間、監査共通サブシステムにアクセスするためにエージェントが待機する時間を判別します。

監査サブシステムの特定の共通部分には、一度に 1 つのエージェントしかアクセスできません。このモニター・エレメントの値は、監査共通サブシステムにアクセスするためにエージェントが待機しなければならない時間を示します。これには、現在の非同期バッファーを満たしたエージェントが、監査デーモンが前の非同期バッファーをディスクに書き出し終わるのを待機していた時間が含まれます。 監査ログ・ファイルへの書き込みの間に待機している、または監査デーモンの要求を出すのを待機している他のエージェントも、監査共通サブシステムにアクセスしており、そこでの待機時間もこの値に反映されます。

非同期監査が使用されている場合、audit_buf_sz 構成パラメーターの値を変更すると、この待機時間を短くできる場合があります。 audit_buf_sz 構成パラメーターの値を増やしていき、それ以上値を大きくしても監査共通サブシステムの待機時間が少なくならないという値を見つけることができます。 その時点では、次のバッファーが満杯になる前にデーモンが 1 つのバッファー全体をディスクに書き込むことができるほど、非同期バッファーの大きさが十分になっています。その場合、デーモンがボトルネックになることはなくなります。 audit_buf_sz 構成パラメーターをそのような値にまで増やすと、システム障害が起きた場合に失われる可能性がある監査レコードの数が多すぎるという場合には、オペレーティング・システムをチューニングするか、より高速なディスクを使用することによって、待機時間を短くすることができます。 待機時間をさらに短くする必要がある場合は、監査ポリシーを使用して、生成される監査イベントの数を減らしてください。

audit_subsystem_waits_total - 監査サブシステム待機の合計 : モニター・エレメント

監査がバッファーの書き込みを待機した回数。

表 114. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル:
MON_FORMAT_XML_METRICS_BY_ROW - すべてのメトリックに関するフォーマット設定された行ベースの出力の取得 適用外: フォーマット関数への入力として与えられた XML 文書内に含まれているエレメントをすべて報告する
MON_GET_ACTIVITY_DETAILS 表関数 - 完全なアクティビティー詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION 表関数 - 接続メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_CONNECTION_DETAILS 表関数 - 接続メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_PKG_CACHE_STMT 表関数 - パッケージ・キャッシュ内の SQL ステートメント・アクティビティー・メトリックの取得 ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_PKG_CACHE_STMT_DETAILS 表関数 - パッケージ・キャッシュ項目の詳細メトリックの取得 ACTIVITY METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_ROUTINE_DETAILS 表関数 - ルーチンの集約された実行メトリックの詳細の取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS 表関数 - サービス・サブクラスのメトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS 表 関数 - サービス・サブクラス・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK 表関数 - 作業単位メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS 表関数 - 作業単位の詳細メトリックの取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD 表関数 - ワークロード・メトリックの取得 REQUEST METRICS BASE
MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数 - ワークロード・メトリック詳細の取得 (DETAILS XML 文書に報告されます) REQUEST METRICS BASE
表 115. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アクティビティー event_activity (details_xml 文書に報告されます) ACTIVITY METRICS BASE
アクティビティー event_activitymetrics ACTIVITY METRICS BASE
統計 event_scstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
統計 event_wlstats (メトリック文書に報告されます ) REQUEST METRICS BASE
作業単位 system_metrics 文書に報告されます。 REQUEST METRICS BASE
パッケージ・キャッシュ activity_metrics 文書に報告されます。 ACTIVITY METRICS BASE

使用法

このモニター・エレメントを使用して、エージェントが監査共通サブシステムにアクセスしなければならなかった合計回数を判別します。 1 つの監査イベントを生成する場合、イベントを記録するために、監査共通サブシステムへのアクセスが必要ない場合もあれば、1 回のアクセスが必要な場合、あるいは複数回のアクセスが必要な場合もあります。 生成された監査イベントの正確な数を判別するには、audit_events_total モニター・エレメントを使用します。

auth_id 許可 ID : モニター・エレメント

モニターされているアプリケーションを呼び出したユーザーの許可 ID。 この ID は、DB2 Connect のゲートウェイ・ノード上では、 ホスト上にあるユーザーの許可 ID となります。

表 116. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
PD_GET_DIAG_HIST 表関数 - 指定された機能からレコードを戻す 常に収集される
表 117. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl_id_info 基本
ロック appl_lock_list 基本
DCS アプリケーション dcs_appl_info 基本
表 118. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
ロッキング - 常に収集される
作業単位 - 常に収集される
接続 event_connheader 常に収集される

使用法

明示的なトラステッド接続では、ユーザーを切り替えた直後に auth_id 値が変更されるわけではありません。 直後ではなく、ユーザーを切り替えてから最初にデータベースにアクセスしたときに、auth_id が更新されます。 これは、ユーザー切り替え操作には必ずその後の操作が続くためです。

このエレメントを使用すると、アプリケーションを呼び出したユーザーを判別できます。

authority_bitmap ユーザー許可レベル : モニター・エレメント

ユーザー、およびユーザーが所属するグループに付与された権限。 これには、ユーザーに付与されたロールに付与された権限、およびユーザーが所属するグループに付与されたロールに付与された権限も含まれます。 ユーザーに付与された権限、またはユーザーに付与されたロールに付与された権限は、ユーザー権限と見なされます。 ユーザーが所属するグループに付与された権限、またはユーザーが所属するグループに付与されたロールに付与された権限は、グループ権限と見なされます。
表 119. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 基本
アプリケーション appl_info 基本
表 120. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
接続 event_conn 常に収集される

使用法

authority_bitmap モニター・エレメントには、配列の形式があります。 各配列エレメントは、ユーザー ID に特定の権限が付与されているかどうか、およびユーザーがどのようにその権限を受け取ったかを示す単一文字です。

個々の配列エレメントは、sql.h ファイルで定義された索引値によって索引付けされています。 authority_bitmap 配列の索引の値は、権限索引と呼ばれています。 例えば、SQL_DBAUTH_SYSADM は、ユーザーに SYSADM 権限があるかを判別するための索引です。

権限索引で識別される authority_bitmap 配列にある 1 つのエレメントの値は、権限が許可 ID により保持されているかを示します。 許可 ID が保持される方法を判別するには、権限索引により識別される配列エレメントごとに、sql.h の以下の定義を使用してください。
SQL_AUTH_ORIGIN_USER
このビットがオンである場合、許可 ID には、ユーザーに付与された権限、またはユーザーに付与されたロールに付与された権限があります。
SQL_AUTH_ORIGIN_GROUP
このビットがオンである場合、許可 ID には、グループに付与された権限、またはグループに付与されたロールに付与された権限があります。
例えば、ユーザーが DBADM 権限を保持しているかを判別するには、以下の値を確認します。
authority_bitmap[SQL_DBAUTH_DBADM]
DBADM 権限がユーザーにより直接保持されているかを判別するには、以下を確認します。
authority_bitmap[SQL_DBAUTH_DBADM] & SQL_AUTH_ORIGIN_USER 

authority_lvl ユーザー許可レベル : モニター・エレメント

アプリケーションに対して付与されている最高権限レベル。

注: authority_lvl モニター・エレメントは、DB2 データベース・バージョン 9.5 以降では推奨されていません。その代わりに、authority_bitmap モニター・エレメントを使用してください。authority_bitmap ユーザー許可レベル : モニター・エレメントを参照してください。
表 121. スナップショット・モニター情報
スナップショット・レベル 論理データ・グループ モニター・スイッチ
アプリケーション appl 基本
アプリケーション appl_info 基本
表 122. イベント・モニター情報
イベント・タイプ 論理データ・グループ モニター・スイッチ
接続 event_conn 常に収集される
使用法
アプリケーションで許可される操作は、直接または間接的に付与されます。
sql.h の次の定義を使用して、ユーザーに明示的に付与されている許可を判別できます。
  • SQL_SYSADM
  • SQL_DBADM
  • SQL_CREATETAB
  • SQL_BINDADD
  • SQL_CONNECT
  • SQL_CREATE_EXT_RT
  • SQL_CREATE_NOT_FENC
  • SQL_SYSCTRL
  • SQL_SYSMAINT
sql.h の次の定義を使用して、グループまたは PUBLIC 権限から継承されている間接許可を判別できます。
  • SQL_SYSADM_GRP
  • SQL_DBADM_GRP
  • SQL_CREATETAB_GRP
  • SQL_BINDADD_GRP
  • SQL_CONNECT_GRP
  • SQL_CREATE_EXT_RT_GRP
  • SQL_CREATE_NOT_FENC_GRP
  • SQL_SYSCTRL_GRP
  • SQL_SYSMAINT_GRP

auto_storage_hybrid - ハイブリッド自動ストレージの表スペース標識 : モニター・エレメント

表スペースが非自動ストレージ・コンテナーを含む自動ストレージ表スペースである場合、このモニター・エレメントは値 1 を戻します。それ以外の場合は、値 0 を戻します。

表 123. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集レベル
MON_GET_TABLESPACE 表関数 - 表スペース・メトリックの取得 常に収集される

使用法

ハイブリッド自動ストレージ表スペースは、ALTER TABLESPACE コマンドを使用して自動ストレージによって管理するように変換されているものの、まだリバランスされていない表スペースです。 この表スペースには、依然として非自動ストレージ・コンテナーが含まれます。リバランスされた後、表スペースには自動ストレージ・コンテナーのみが含まれ、ハイブリッド表スペースと見なされなくなります。

automatic - バッファー・プール自動 : モニター・エレメント

特定のバッファー・プールでセルフチューニングが使用可能になっているかどうかを示します。 このエレメントは、バッファー・プールでセルフチューニングが使用可能になっている場合は 1 に、使用可能になっていない場合は 0 に設定されます。

表 124. 表関数モニター情報
表関数 モニター・エレメントの収集コマンドおよびレベル
MON_GET_BUFFERPOOL 表関数 - バッファー・プール・メトリックの取得 DATA OBJECT METRICS BASE