H
hadr_connect_status HADR 接続状況 : モニター・エレメント
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、データベースの HADR 接続状況を判別できます。
- CONNECTED
- CONGESTED
- DISCONNECTED
- SQLM_HADR_CONN_CONNECTED
- データベースはそのパートナー・ノードに接続しています。
- SQLM_HADR_CONN_DISCONNECTED
- データベースはそのパートナー・ノードに接続していません。
- SQLM_HADR_CONN_CONGESTED
- データベースはそのパートナー・ノードに接続していますが、接続が混雑しています。1 次とスタンバイのペアの間に TCP/IP ソケット接続が依然として存在しているものの、
一方の終端が他方の終端に送信できない場合に、接続は混雑します。
例えば、受信側の終端がソケット接続から受信していないと、
TCP/IP 送信スペースが満杯になります。
ネットワーク接続が混雑する理由には、次のものがあります。
- ネットワークを共有するリソースが多すぎるか、 ネットワークが 1 次 HADR ノードのトランザクション・ボリュームにとって低速である。
- スタンバイ HADR ノードのあるサーバーが強力でないので、 必要な速度で通信サブシステムから情報を取り出せない。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_connect_status_time - HADR 接続状況時間 : モニター・エレメント
このエレメントは、HADR データベースが hadr_connect_status エレメントによって示される状態になった時刻を返します。 hadr_connect_status に応じて、接続開始時刻、輻輳開始時刻、切断時刻のいずれかの値を示します。
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
hadr_connect_time HADR 接続時刻 : モニター・エレメント
このモニター・エレメントは、 高可用性災害時回復 (HADR) 接続時刻、HADR 輻輳 (ふくそう) 時刻、または HADR 切断時刻のいずれかの値を返します。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用すると、現在の HADR 接続状況が始まった時刻を判別できます。
- hadr_connect_status エレメントの値が SQLM_HADR_CONN_CONNECTED の場合は、 このエレメントは接続時刻を示す。
- hadr_connect_status エレメントの値が SQLM_HADR_CONN_CONGESTED の場合は、 このエレメントは輻輳 (ふくそう) の開始時刻を示す。
- hadr_connect_status エレメントの値が SQLM_HADR_CONN_DISCONNECTED の場合は、 このエレメントは切断時刻を示す。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_flags - HADR フラグ : モニター・エレメント
HADR 情報のフラグ。
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
使用法
- ASSISTED_REMOTE_CATCHUP
- ストリームはリモート・キャッチアップ・アシスト状態です。
- ASSISTED_MEMBER_ACTIVE
- リモート・キャッチアップ・アシスト中には、アシストされている 1 次データベース上のメンバーがアクティブになります。アクティブ・メンバーはスタンバイ・データベースに直接接続されることが予期されるため、これは異常状態です。
- STANDBY_LOG_RETRIEVAL
- スタンバイ・データベースはログ・ファイルを取得するためにログ・アーカイブ・デバイスと相互作用中です。
- STANDBY_RECV_BLOCKED
- スタンバイ・データベースが一時的にログを受信できません。このフラグの考えられる原因は、以下の状態です。
- ログ・スプーリングが使用不可になっているときに、ログを受け取るバッファーがフル (standby_recv_buf_percent が 100%) になりました。
- ログ・スプーリングが使用可能になっているときに、スプーリングがスプール制限 (standby_spool_percent が 100%) に達しました。
- スタンバイ・ログ・デバイスがフルになりました (standby_log_device_full フラグが設定されています)。 この状態はスプーリングが使用可能であっても使用不可であっても発生します。
- STANDBY_LOG_DEVICE_FULL
- スタンバイ・ログ・デバイスがフルです。この状態になると、適用が進んでスペースが解放されるまで、ログの受信はブロックされます。
- STANDBY_REPLAY_NOT_ON_PREFERRED
- スタンバイ・データベース上の現行再生メンバーは、優先再生メンバーではありません。
hadr_heartbeat HADR ハートビート : モニター・エレメント
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、HADR 接続の正常性を判別できます。
ハートビートとは、他の HADR データベースから定期的に送信されるメッセージのことです。 このエレメントの値がゼロの場合は、ハートビートは欠落しておらず、接続は健全です。 値が大きくなるほど、接続の状態は悪くなります。
切断モードでは、欠落したハートビートは適用されないため、常に 0 として表示されます。
ハートビート間隔は、hadr_timeout や hadr_peer_window などの構成パラメーターから 得られます。最大設定値は 30 秒です。
このエレメントのデータ・タイプは整数です。
データベースの HADR 役割が標準の場合、 このエレメントは無視してください。hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_local_host - HADR ローカル・ホスト : モニター・エレメント
高可用性災害時リカバリー (HADR) ローカル・ホスト名値は、ホスト名のストリングか、 「1.2.3.4」などの IP アドレスのストリングとして表示されます。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、有効な HADR ローカル・ホスト名を判別できます。 HADR データベース構成パラメーターは静的です。 パラメーターに対する変更内容は、 データベースが停止して再始動するまでは有効になりません。 このモニター・エレメントは、データベース構成ファイル中の値ではなく、 HADR システムが実際に使用している値を報告します。
このエレメントに対する変更は、データベースを活動化すると有効になります。データベースが既にオンラインの場合は、1 次データベース上の HADR を停止して再始動すると有効になります。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_local_service HADR ローカル・サービス : モニター・エレメント
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、有効な HADR ローカル・サービス名を判別できます。
このエレメントに対する変更は、データベースを活動化すると有効になります。データベースが既にオンラインの場合は、1 次データベース上の HADR を停止して再始動すると有効になります。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_log_gap HADR ログ・ギャップ : モニター・エレメント
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_peer_window - HADR ピア・ウィンドウ : モニター・エレメント
HADR_PEER_WINDOW データベース構成パラメーターの値。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用すると、HADR_PEER_WINDOW データベース構成パラメーターの値を判別できます。
hadr_peer_window_end HADR ピア・ウィンドウ終了 : モニター・エレメント
高可用性災害時リカバリー (HADR) 1 次データベースがアクティブである限り、この 1 次データベースがピアまたは切断済みピア状態であることを保証する期間が終了する時点。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用すると、1 次データベースがピアまたは切断済みピア状態であることを保証する期間が終了する時点を特定することができます。
1 次データベースによって報告される値と、スタンバイ・データベースによって報告される値が違うことがあります。この違いが生じる理由は、1 次データベースはハートビート・メッセージを送信する際に値を更新しますが、この新しい値がスタンバイ・データベースで表示されるのはこのメッセージがスタンバイ・データベースで受け取られて処理された後に限られるからです。
データベースがピアまたは切断済みピア状態でなくなっても、このモニター・エレメントの値はリセットされません。最後に認識された値が保持され、戻されます。データベースがピア状態に達することがなかった場合は、ゼロの値が戻されます。
ピア・ウィンドウ終了時刻は、1 次データベースによって設定された後、スタンバイ・データベースに送信されます。このため、ピア・ウィンドウ終了時刻の値は 1 次データベースのクロックに基づいています。ピア・ウィンドウ終了時刻と 1 次データベースのダウン時刻を比較する際に、2 つのクロックの同期が十分取れていない場合には、オフセットを追加してタイム・スタンプを 1 次データベースのクロックに変換する必要が生じることがあります。
hadr_primary_log_file HADR 1 次ログ・ファイル : モニター・エレメント
1 次 HADR データベース上の現行ログ・ファイルの名前。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、1 次 HADR データベース上の現行ログ・ファイルを判別できます。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_primary_log_lsn HADR 1 次ログ LSN : モニター・エレメント
1 次 HADR データベースの現在のログの位置。 ログ・シーケンス番号 (LSN) とは、 データベースのログ・ストリーム中のバイト・オフセットのことです。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、1 次 HADR データベース上の現在のログの位置を判別できます。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_primary_log_page HADR 1 次ログ・ページ : モニター・エレメント
1 次 HADR データベース上の現在のログ位置を示す現行ログ・ファイルのページ番号。 ページ番号はログ・ファイルと相対的です。 例えば、ページ・ゼロはファイルの先頭です。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、1 次 HADR データベース上の現行ログ・ページを判別できます。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_remote_host HADR リモート・ホスト : モニター・エレメント
高可用性災害時リカバリー (HADR) リモート・ホスト名値は、ホスト名のストリングか、 「1.2.3.4」などの IP アドレスのストリングとして表示されます。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、有効な HADR リモート・ホスト名を判別できます。
このエレメントに対する変更は、データベースを活動化すると有効になります。データベースが既にオンラインの場合は、1 次データベース上の HADR を停止して再始動すると有効になります。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_remote_instance HADR リモート・インスタンス : モニター・エレメント
リモート HADR インスタンス名。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、有効な HADR リモート・インスタンス名を判別できます。
このエレメントに対する変更は、データベースを活動化すると有効になります。データベースが既にオンラインの場合は、1 次データベース上の HADR を停止して再始動すると有効になります。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_remote_service HADR リモート・サービス : モニター・エレメント
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、有効な HADR リモート・サービス名を判別できます。
このエレメントに対する変更は、データベースを活動化すると有効になります。データベースが既にオンラインの場合は、1 次データベース上の HADR を停止して再始動すると有効になります。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_role HADR の役割 : モニター・エレメント
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、データベースの HADR の役割を判別できます。
- PRIMARY
- STANDARD
- STANDBY
- SQLM_HADR_ROLE_STANDARD
- データベースは HADR データベースではありません。
- SQLM_HADR_ROLE_PRIMARY
- データベースは 1 次 HADR データベースです。
- SQLM_HADR_ROLE_STANDBY
- データベースはスタンバイ HADR データベースです。
hadr_standby_log_file HADR スタンバイ・ログ・ファイル : モニター・エレメント
スタンバイ HADR データベース上の現行ログ・ファイルの名前。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、スタンバイ HADR データベース上の現行ログ・ファイルを判別できます。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_standby_log_lsn HADR スタンバイ・ログ LSN : モニター・エレメント
スタンバイ HADR データベースの現在のログの位置。 ログ・シーケンス番号 (LSN) とは、 データベースのログ・ストリーム中のバイト・オフセットのことです。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、スタンバイ HADR データベース上の現在のログの位置を判別できます。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_standby_log_page HADR スタンバイ・ログ・ページ : モニター・エレメント
スタンバイ HADR データベース上の現在のログ位置を示す現行ログ・ファイルのページ番号。 ページ番号はログ・ファイルと相対的です。 例えば、ページ・ゼロはファイルの先頭です。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、スタンバイ HADR データベース上の現行ログ・ページを判別できます。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_state HADR の状態 : モニター・エレメント
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
- DISCONNECTED
- LOCAL_CATCHUP
- REMOTE_CATCHUP_PENDING
- REMOTE_CATCHUP
- PEER
- DISCONNECTED_PEER
- SQLM_HADR_STATE_DISCONNECTED
- データベースはそのパートナー・データベースに接続していません。
- SQLM_HADR_STATE_LOC_CATCHUP
- データベースはローカル・キャッチアップを行っています。
- SQLM_HADR_STATE_REM_CATCH_PEND
- データベースはそのパートナーに接続してリモート・キャッチアップを行うのを待っています。
- SQLM_HADR_STATE_REM_CATCHUP
- データベースはリモート・キャッチアップを行っています。
- SQLM_HADR_STATE_PEER
- 1 次データベースとスタンバイ・データベースが接続され、ピア状態になっています。
- SQLM_HADR_STATE_DISCONN_PEER
- 1 次データベースとスタンバイ・データベースが切断済みピア状態になっています。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_syncmode HADR 同期モード : モニター・エレメント
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、データベースの HADR 同期モードを判別できます。
- ASYNC
- NEARSYNC
- SYNC
- SUPERASYNC
- SQLM_HADR_SYNCMODE_SYNC
- SYNC モード。
- SQLM_HADR_SYNCMODE_NEARSYNC
- NEARSYNC モード。
- SQLM_HADR_SYNCMODE_ASYNC
- ASYNC モード。
- SQLM_HADR_SYNCMODE_SUPERASYNC
- SUPERASYNC モード。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hadr_timeout HADR タイムアウト : モニター・エレメント
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | hadr | 基本 |
使用法
このエレメントを使用して、有効な HADR タイムアウト値を判別できます。
このエレメントに対する変更は、データベースを活動化すると有効になります。データベースが既にオンラインの場合は、1 次データベース上の HADR を停止して再始動すると有効になります。
データベースの HADR の役割が標準の場合は、このエレメントは無視されます。 hadr_role モニター・エレメントを使用して、 データベースの HADR の役割を判別できます。
hash_join_overflows ハッシュ結合のオーバーフロー : モニター・エレメント
ハッシュ結合データが、使用可能なソート・ヒープ・スペースを超えた回数。
- エレメント ID
- hash_join_overflows
- エレメント・タイプ
- カウンター
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | dbase | 基本 |
アプリケーション | appl | 基本 |
イベント・タイプ | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | event_db | 常に収集される |
接続 | event_conn | 常に収集される |
- 使用法
- データベース・レベルでは、 hash_join_small_overflows の値がこの hash_join_overflows の 10% を超える場合は、 ソート・ヒープ・サイズを大きくすることを検討してください。 アプリケーション・レベルの値は、 個々のアプリケーションについてハッシュ結合のパフォーマンスを評価するときに使用できます。
hash_join_small_overflows ハッシュ結合の短精度オーバーフロー : モニター・エレメント
ハッシュ結合データが、使用可能なソート・ヒープ・スペースを 10% を超えない範囲で超えた回数。
- エレメント ID
- hash_join_small_overflows
- エレメント・タイプ
- カウンター
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | dbase | 基本 |
アプリケーション | appl | 基本 |
イベント・タイプ | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
データベース | event_db | 常に収集される |
接続 | event_conn | 常に収集される |
- 使用法
- この値と hash_join_overflows の値が大きい場合は、 ソート・ヒープのしきい値を大きくすることを検討してください。 この値が hash_join_overflows の 10% を超える場合は、 ソート・ヒープ・サイズを大きくすることを検討してください。
heartbeat_expected - 予期されるハートビート : モニター・エレメント
このログ・ストリームに関して予期されるハートビート・メッセージの数。
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
使用法
これらのメッセージは、ローカル・メンバー上のデータベースの始動時に累算されます。 heartbeat_missed 値を使用して、所定の時刻期間のネットワークの正常性を判別できます。
heartbeat_interval - ハートビート・インターバル : モニター・エレメント
ハートビート・インターバル。 インターバルは、hadr_timeout や peer_window などのさまざまな要素から計算されます。 このエレメントは、1 次とスタンバイがモニター情報を交換する頻度を示しています。 単位はミリ秒です。
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
heartbeat_missed - 欠落ハートビート : モニター・エレメント
このログ・ストリームに関して時間どおりに受信されなかったハートビート・メッセージの数。
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_HADR 表関数 - 高可用性災害時リカバリー (HADR) のモニター情報を戻す | 常に収集される |
使用法
これらのメッセージの累算は、ローカル・メンバー上のデータベースの始動時に開始されます。 この数は、heartbeat_expected を基準とした相対値として見る必要があります。 例えば、heartbeat_expected が 1000 の場合に 100 個の欠落ハートビートがあると、欠落率は 10% です。 この欠落率は、ネットワークに問題があることを示しています。 ただし、heartbeat_expected が 10000 の場合に 100 個の欠落ハートビートがあると、欠落率は 1% であり、ネットワークに問題があるとはあまり考えられません。 heartbeat_expected 値を評価する際には、heartbeat_interval 値を考慮します。 heartbeat_interval 値が短いと、heartbeat_missed 値が安全であっても高く見えてしまうことがあります。
histogram_type ヒストグラム・タイプ : モニター・エレメント
ヒストグラムのタイプ (ストリング形式)。
- CoordActQueueTime
- ネストなしアクティビティーがキュー (しきい値キューなど) に入れられていた時間のヒストグラム (ミリ秒単位)。コーディネーター・メンバー上で測定されます。
- CoordActExecTime
- ネストなしアクティビティーのコーディネーター・メンバー上での実行時間のヒストグラム (ミリ秒単位)。実行時間には、初期化されている時間またはキューに入れられている時間は含まれません。カーソルの場合、実行時間にはオープン、フェッチ、およびクローズ要求に要する時間のみ含まれます。アクティビティーがサービス・サブクラス間で再マップされると、実行時間ヒストグラムは、アクティビティーが実行を完了するサービス・サブクラスについてのみ更新されます。
- CoordActLifetime
- ネストなしアクティビティーがデータベース・マネージャーによって識別されてから、そのアクティビティーが実行を完了するまでの経過時間のヒストグラム (ミリ秒単位)。コーディネーター・メンバー上で測定されます。 アクティビティーをサービス・サブクラス間で再マップした場合、存続時間ヒストグラムは、アクティビティーが実行を完了するサービス・サブクラスについてのみ更新されます。
- CoordActInterArrivalTime
- ネストなしコーディネーター・アクティビティーが到着してから次が到着するまでの時間間隔のヒストグラム (ミリ秒単位)。 到着間隔時間の平均値は、アクティビティーがシステムに入るときに使用されるサービス・サブクラスを対象に計算されます。 アクティビティーをサービス・サブクラス間で再マップした場合、アクティビティーの再マップ先のサービス・サブクラスの到着間隔時間ヒストグラムは影響を受けません。
- CoordActEstCost
- ネストなし DML アクティビティーの見積コストのヒストグラム (timeron 単位)。アクティビティーの見積コストは、アクティビティーがシステムに入るときのサービス・サブクラスに関してのみカウントされます。
- ReqExecTime
- 要求の実行時間のヒストグラム (ミリ秒単位)。要求には、コーディネーター・メンバーでの要求と、コーディネーター・メンバーと非コーディネーター・メンバーの両方でのサブリクエスト (RPC 要求、SMP サブエージェント要求など) が含まれます。含まれている要求には、アクティビティーが関連付けられている場合もあれば、そうでない場合もあります。例えば、このヒストグラムには PREPARE 要求と OPEN 要求の両方が含まれていますが、OPEN 要求の方は常にカーソル・アクティビティーに関連付けられているのに対し、PREPARE 要求の方はアクティビティーの一部ではありません。再マップに関係するサービス・サブクラスの実行時間ヒストグラムでは、そのサービス・サブクラス内で部分要求が費やす実行時間部分がカウントされます。
- UowLifetime
- データベース・マネージャーによって作業単位が識別されてから、その作業単位の実行を完了 (コミットまたはロールバック) するまでの経過時間のヒストグラム (ミリ秒単位)。
イベント・タイプ | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
統計 | event_histogrambin | 常に収集される |
使用法
このエレメントを使用すると、ヒストグラムのタイプを識別できます。 複数のヒストグラムが同じ統計レコードに所属する場合がありますが、各タイプごとに 1 つずつしか所属しません。
hld_application_handle - ロックを保持しているアプリケーションの ID : モニター・エレメント
システム全体での、ロックを保持しているアプリケーションのユニーク ID。ロックを保持しているアプリケーションが不明または見つからない場合、NULL 値が戻されます。
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_APPL_LOCKWAIT 表関数 - アプリケーションが待機しているロックについての情報の取得 | 常に収集される |
hld_member - ロックを保持しているアプリケーションのデータベース・メンバー
ロックを保持しているアプリケーションのデータベース・メンバー。
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
MON_GET_APPL_LOCKWAIT 表関数 - アプリケーションが待機しているロックについての情報の取得 | 常に収集される |
使用法
ロックがリモート・メンバーで保持されている場合、hld_member の値は -2 です。ロックが保持されているメンバーを判別するには、MON_GET_LOCKS 表関数を使用して、検索引数として lock_name を指定してください。
host_ccsid ホスト・コード化文字セット ID : モニター・エレメント
ホスト・データベースのコード化文字セット ID (CCSID) です。
- エレメント ID
- host_ccsid
- エレメント・タイプ
- 情報
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
DCS アプリケーション | dcs_appl_info | 基本 |
- 使用法
- このエレメントは、DCS アプリケーションに関する問題判別に使用します。
host_db_name ホスト・データベース名 : モニター・エレメント
情報が収集されているホスト・データベースの実名、 またはアプリケーションの接続先のホスト・データベースの実名。 これは、このホスト・データベースが作成されたときに付けられた名前です。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
DCS データベース | dcs_dbase | 基本 |
DCS アプリケーション | dcs_appl_info | 基本 |
- 使用法
- このエレメントは、DCS アプリケーションに関する問題判別に使用します。
hostname - ホスト名 : モニター・エレメント
データベース・メンバーが存在するマシンのホスト名。
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
DB2_CLUSTER_HOST_STATE 管理ビューおよび DB2_GET_CLUSTER_HOST_STATE 表関数 - ホストに関する情報の取得 | 常に収集される |
MON_GET_CF_CMD 表関数 - クラスター・キャッシング・ファシリティーのコマンド処理時間の取得 | 常に収集される |
MON_GET_CF_WAIT_TIME 表関数 - クラスター・キャッシング・ファシリティーのコマンド待機時間の取得 | 常に収集される |
MON_GET_FCM - FCM メトリックの取得 | 常に収集される |
MON_GET_SERVERLIST 表関数 - メンバーの優先順位の詳細を取得 | 常に収集される |
MON_GET_SERVICE_SUBCLASS - サービス・サブクラス・メトリックの取得 | 常に収集される |
MON_GET_WORKLOAD - ワークロード・メトリックの取得 | 常に収集される |
MON_SAMPLE_SERVICE_CLASS_METRICS - サービス・サブクラスのメトリックのサンプルの取得 | 常に収集される |
MON_SAMPLE_WORKLOAD_METRICS - ワークロードのメトリックのサンプルの取得 | 常に収集される |
host_name - ホスト名 : モニター・エレメント
クラスター・キャッシング・ファシリティープロセスがあるホストの名前。
表関数 | モニター・エレメントの収集レベル |
---|---|
DB_MEMBERS 表関数 | 常に収集される |
ENV_GET_NETWORK_RESOURCES 表関数 - ネットワーク・アダプター情報を返す | 常に収集される |
ENV_GET_SYSTEM_RESOURCES 表関数 - システム情報を戻す | 常に収集される |
MON_GET_CF 表関数 - CF メトリックの取得 | 常に収集される |
MON_GET_MEMORY_POOL 表関数 - メモリー・プール情報の取得 | 常に収集される |
MON_GET_MEMORY_SET 表関数 - メモリー・セット情報の取得 | 常に収集される |
host_prdid - ホスト製品/バージョン ID モニター・エレメント
サーバー上で実行中の製品とバージョン。
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
DCS アプリケーション | dcs_appl_info | 基本 |
- 使用法
- これを使用して、DRDA ホスト・データベース製品の製品とコード・バージョンを識別できます。
PPPVVRRM の形式になっています。各部分の定義は次のとおりです。
- PPP は、次のホスト DRDA 製品を示す。
- ARI の場合 : DB2® Server for VSE & VM
- DSN の場合 : DB2 for z/OS®
- QSQ の場合 : DB2 for i
- SQL の場合 : 他の DB2 製品
- VV は 2 桁でバージョン番号を示す (バージョン番号が 1 桁の場合には、高位の桁は 0 になります)。
- RR は 2 桁でリリース番号を示す (リリース番号が 1 桁の場合には高位の桁は 0 になります)。
- M は 1 文字で修正レベルを示します (0-9 または A-Z)。
- PPP は、次のホスト DRDA 製品を示す。
host_response_time ホスト応答時間 : モニター・エレメント
スナップショット・レベル | 論理データ・グループ | モニター・スイッチ |
---|---|---|
DCS データベース | dcs_dbase | ステートメント |
DCS アプリケーション | dcs_appl | ステートメント、タイム・スタンプ |
DCS ステートメント | dcs_stmt | ステートメント、タイム・スタンプ |
データ伝送 | stmt_transmissions | ステートメント、タイム・スタンプ |
使用法
(送信されたアウトバウンド・バイト数 + 受信されたアウトバウンド・
バイト数) / ホストの応答時間
このエレメントは、秒およびマイクロ秒 (100 万分の 1 秒) の単位で消費時間を報告する 2 つのサブエレメントで構成されています。このモニター・エレメントの名前に「_s」と「_ms」を追加したものがサブエレメントの名前になります。このモニター・エレメントの消費時間の合計を取得するには、2 つのサブエレメントの値を合計する必要があります。例えば、「_s」サブエレメントの値が 3 で、「_ms」サブエレメントの値が 20 の場合、モニター・エレメントの消費時間の合計は 3.00002 秒です。