初期化命令

初期化命令では、構造 (レコード様式、データ構造、配列、またはテーブ ル) 中のすべての要素あるいは変数 (フィールド、サブフィールド、または標 識) の実行時消去およびリセットが行われます。

初期化命令には次のものがあります。

これらの命令は、従来型の構文と自由形式構文の両方で使用可能です。

CLEAR 命令では、構造中のすべての要素または変数が、フィールドの タイプ (数値、文字、図形、UCS-2、標識、ポインター、または日付/時刻/タイム・スタンプ) に 基づいて、それぞれのデフォルトの値に設定されます。

RESET 命令では、構造中のすべての要素または変数が、それぞれの初期値 (プログラム・サイクルの初期化ステップの終わりに持っていた値) に設定さ れます。

RESET 命令は、データ構造初期化および初期化サブルーチン (*INZSR) で使用されます。 変数の初期値の設定には、データ構造初期化と *INZSR の 両方を使用することができます。 初期値が、RESET 命令の結果のフィールドに 指定されると、これが変数の設定に使用されます。

これらの命令コードがレコード様式に適用される場合には、出力されるフィ ールドだけ (演算項目 2 がブランクの場合) が影響を受けるか、またはすべて のフィールド (演算項目 2 が *ALL の場合) が影響を受けます。 演算項目 1 に *NOKEY を指定すると、キー・フィールドが消去またはリセットされるのを防ぎます。

結果のフィールドにテーブル名、あるいは複数オカレンス・データ構造またはレ コード様式が入っている場合には、演算項目 2 に *ALL を指定することができ ます。 *ALL が指定された場合には、すべての要素または繰り返しが消去またはリセットされます。 詳細については、CLEAR (消去)および RESET (リセット)を参 照してください。

詳細については、データ・タイプおよびデータ形式を参照 してください。