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持続可能性のシンボルをプロセス・チャートに配置する手

公開日:2023年11月22日
寄稿者:Alice Gomstyn、Alexandra Jonker

製品開発とは何ですか

製品開発とは、お客様のニーズを満たす製品を開発し、発売することです。製品開発プロセスには、アイデア出し、マーケティング戦略、商品化などの段階が含まれます。製品開発は新製品開発(NPD)や既存製品の改良に利用されます。

製品開発プロセスに参加するのは誰ですか

製品開発は、共同で学際的な取り組みです。製品開発チームの構成は、開発する製品やそれを支援する企業によって異なるかもしれませんが、製品マーケティング、製品設計、エンジニアリングなどの各部門の専門家が製品開発プロセスを成功させる上で重要な役割を果たします。さらに、プロダクト・マネージャーは、部門横断的なチームを招集し、製品開発プロセスにおける他のさまざまな役割を果たすことがあります。1プロダクト・マネージャーはプロジェクト・マネージャーと似ているように聞こえるかもしれませんが、プロダクト・マネージャーはより戦略的なタスクに取り組む傾向があるのに対し、プロジェクト・マネージャーは物流や戦術に重点を置きます。2

製品開発には外部の利害関係者も参加しています。製品の発売後および製品のライフサイクル全体にわたるお客様からのフィードバックは、製品開発チームが新しいバージョンで製品を改良する際など、その後の製品開発サイクルで参考とされ、影響を及ぼします。

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製品開発の段階とは何ですか

製品のアイデアから市場投入への移行は、製品開発の段階で生じます。段階の数とそれを定義する方法は、参照するソースや従うテンプレートによって異なります。マーケティングの教授であるPhilip Kohler氏とKevin Lane Keller氏は、著書『Marketing Management』の中で、新製品開発プロセスの8つの段階を挙げていますが、企業によっては、少ないものでは4つ、多いものでは9つの段階があります。

製品開発チームが具体的にどのような製品開発プロセスおよび段階を踏むかは、多くの場合、製品ロードマップと呼ばれる製品開発計画で明確にされます。製品開発の一般的な段階は次のとおりです。

 

アイデア出し

お客様のニーズを満たすために既存の製品を改善したり、新しい製品を作成したりする方法を概念化することは、アイデア出しまたはアイデア生成の段階で行われます。チームは、ブレーンストーミングやストーリーボード制作など、製品のアイデアを出すためにさまざまな技法を使うことができます。

多くの場合、アイデア出しは製品開発の第1段階とみなされますが、第1段階は製品の目標を定義することと考える企業もあります。製品開発の初期段階は、一般に構造化されていない性質があることから、「ファジー・フロントエンド」またはFFEと呼ばれることがあります。

アイデア・スクリーニング

製品開発の初期段階で浮上する新製品のアイデアがすべて実行可能であるとは限りません。アイデア・スクリーニングでは、製品アイデアの重要な検証を行うことができます。チームは製品アイデアを評価するために市場調査を実施し、たとえば、それが市場のニーズを満たしているか、潜在的なお客様にアピールするかどうかを判断できます。

コンセプト開発/コンセプト・テスト

この段階では、製品アイデアが製品コンセプトへと進化します。製品コンセプトとは、企業がお客様のフィードバックを測定する目的で対象となるお客様に提示できるもののことです。このプレゼンテーションは、詳細な説明や製品ビジョンの実現可能性を示すプロトタイプの形式をとることができますが、機能はより限定的です。

マーケティング戦略

マーケティングは、製品メッセージング、ソーシャル・メディア、ターゲット市場に向けたマーケティング・キャンペーンに関連付けられることがよくあります。しかし、マーケティング戦略には、売上や市場シェアの目標、製品の価格設定や流通戦略などの側面も含まれます。3

ビジネス分析

開発中の製品はビジネスに適しているかこれはビジネス分析段階で決定され、チームは売上、コスト、利益の予測を計算します。3

テスト・マーケティング

企業は、より広範な製品発売に取り組む前に、特定の市場で限定的な方法で製品を展開することを選択する場合があります。従来のテスト・マーケティングでは、6カ月から1年かけて複数の都市で販売結果を比較します。製品開発チームがテスト・マーケティング中にユーザーのフィードバックから得た情報は、マーケティング戦略の調整につながる可能性があります。4

商品化

商品化段階には、製品の大量生産と最終製品の一般市場への導入、つまり正式で大規模な製品発売が含まれます。

従来の製品開発ライフサイクルの各段階は数カ月を要することもあるため、起業家や企業、特にスタートアップ企業の中には、製品開発戦略やマイルストーンをより圧縮したタイムラインで追求するところもあります。製品開発サイクルを繰り返し、最小実行可能製品(MVP)、つまり重要な機能のみを含む製品を作成します。企業はMVPをユーザーに紹介し、フィードバックを収集し、それを次の製品開発サイクルで活かしてMVPを改善します。5MVPは、測定可能なビジネス成果を提供するために繰り返す基盤です。

ソフトウェア開発方法論

一般的な製品開発プロセスに加えて、ソフトウェアの開発には特定の方法論がよく使用されます。これらの方法論は、チームやさまざまな部門がどのように連携するか、また特定のステップをいつどのように実行するかなど、ワークフローのフレームワークを提供します。ソフトウェア開発方法論には、アジャイル開発DevOps高速アプリケーション開発(RAD)、Scaled Agile Framework(SAFe)、ウォーターフォールなどがあります。

持続可能な製品開発

製品開発プロセスを持続可能なものにすることは、多くの企業にとって課題となります。性能が低かったり、エネルギー消費量が多すぎたりする製品コンポーネントや設計要素が可視化されていないと、環境コンプライアンス目標を達成する取り組みが妨げられ、製品の市場投入までの時間に遅れが生じる可能性があります。

幸いなことに、統合ソフトウェア・ソリューションは、製品開発チームがコンセプト・テストやプロトタイピングを含むプロセス全体のトレーサビリティーを向上させるのに役立ちます。このようなソリューションは、Product Lifecycle Management(PLM)やアプリケーション・ライフサイクル管理(ALM)(要件管理、システム設計管理、ワークフロー管理などの分野を含む)を最適化するためにチームを支援することができます。この最適化により、製品開発プロセスの早い段階で持続可能な設計を採用できるようになります。これは、企業がイノベーションを加速し、市場投入までの時間を短縮する同時に、より低コストで高品質の製品を開発するのに役立ちます。

 

製品開発の成功を評価する

企業は自社の製品開発プロセスが成功したかどうかをどのように判断できるのでしょうか。McKinseyが40社以上の企業を対象に行った調査では、製品の量、収益、単価、市場投入までの時間の主要業績評価指標(KPI)が最も広く使用されている指標であることが判明しました。

研究者たちは、これらの指標に依存している企業は、そうでない企業よりも短期的な業績が向上する傾向があることを発見しました。このような明らかな競争上の優位性はともかく、研究者たちは、長期的な成功を目指す企業は、製品開発プロセスにおいて、顧客満足度、チームの士気、サプライヤーやパートナーとの関係も評価すべきだと提言しています。6

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脚注

1Modern CPG product development calls for a new kind of product manager」(ibm.com外部へのリンク)McKinsey、2020年10月22日

2Project Manager vs. Product Manager: Similarities And Differences」(ibm.com外部へのリンク)Forbes、2022年11月8日

3Marketing Management、 第14版。Prentice Hall、2012年

4Test Marketing: A Primer」(ibm.com外部へのリンク)NM State University Business Outlook、2016年

5Why the Lean Start-Up Changes Everything」(ibm.com外部へのリンク)Harvard Business Review、2013年5月

6Taking the measure of product development」(ibm.com外部へのリンク)McKinsey、2018年10月16日