Java Spring Boot
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Java Spring Boot

Java Spring フレームワークによる Web アプリケーションやマイクロサービスの開発をJava Spring Boot がどのように簡素化するか紹介します。

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Java Spring Boot とは何でしょう?

Java Spring Framework(Spring フレームワーク)は人気のあるオープンソースのエンタープライズレベルのフレームワークで、Java 仮想マシン(JVM)上で動作するスタンドアローン型でプロダクショングレードのアプリケーションを作成します。

Java Spring Boot(Spring Boot)は3つのコア機能により、Spring フレームワークによるWeb アプリケーションやマイクロサービスの開発をより迅速にそして、より容易にするツールです:

  1. 自動設定
  2. 設定用のオピニオネイティド(宣言的)アプローチ
  3. スタンドアローン型アプリケーションを作成する能力

これらの機能が連動して Spring ベースのアプリケーションの構築が最小限の設定とセットアップで可能となるツールを提供します。


Spring フレームワークがとても人気なのはどうしてでしょう?

Spring フレームワークは依存性注入機能を提供することで、 Spring コンテナによる注入を可能にする依存性をオブジェクト自身に定義させます。 これにより開発者はマイクロサービスと分散ネットワーク・アプリケーションに最適となる、疎結合コンポーネントで構成されたモジュール型アプリケーションを作成できます。

Spring フレームワークはデータバインディング、型変換、検証、例外処理、リソースとイベントの管理、国際化対応など、アプリケーションが実行する必要がある数多くの典型的なタスクもビルトインでサポートします。 これはRMI(Remote Method Invocation)、AMQP(Advanced Message Queuing Protocol)、Java Web サービスなどの、さまざまなJava EE 技術と統合されています。 要約すると、 Spring フレームワークはあらゆる環境で動作する疎結合でクロスプラットフォームな Java EEアプリケーションの作成に必要なすべてのツールと機能を開発者に提供します。


Spring Boot は Spring フレームワークに何を追加するのでしょう

Spring フレームワークは高機能かつ包括的ではあるのですが、Spring アプリケーションの設定、セットアップ、デプロイにはかなりの時間と知識が必要です。 Spring Boot は3つの重要な機能でこの負担を軽減します。

自動設定


オート・コンフィギュレーションではあらかじめ設定された依存関係でアプリケーションが初期化されるので、手動で設定する必要がありません。 Java Spring Boot にはビルトインの自動設定機能があるので、基盤となるSpring フレームワークとサードパーティ製パッケージの両方をあなたのセッティングに基づいて自動的に設定します(これはまた、エラー回避の手助けをしてくれるベスト・プラクティスにも基づいています)。 初期化が完了すればこれらのデフォルトも上書きはできますが、Java Spring Boot の自動設定機能があれば Spring ベースのアプリケーションの開発を迅速に開始できるし、人的ミスの可能性も低減できます。

オピニオネイティド(宣言的)アプローチ


プロジェクトのニーズに基づいたスターターの依存関係の追加と設定のため、Spring Boot はオピニオネイティド(宣言的)アプローチを採用しています。 Spring Boot は自身で判断してインストールするパッケージや使用するデフォルト値を選択するので、自分ですべてを判断して手動でセットアップする必要はありません。

典型的なユースケースをカバーする  Spring スターターと呼ばれる複数のスターターの依存関係を選択しながら、初期化プロセスの過程でプロジェクトのニーズを定義できます。 Spring Boot Initializr は簡単なWebフォームに入力するだけで実行できるので、コーディングは全く必要ありません。

例えば、 Apache Tomcat Web サーバーなどで必要な依存性をすべてプロジェクトに追加することで、「Spring Web」スターターの依存性は Spring ベースの Web アプリケーションの構築を最小限の設定で可能にします。 「Spring Security」は認証とアクセス制御の機能をアプリケーションに自動的に追加する、もう一つの人気の高いスターターの依存性です。

Spring Boot には50以上の Spring スターターが含まれており、さらに多くのサードパーティ製スターターも利用できます。

スタンドアローン・アプリケーション


開発者は Spring Boot を使用すれば、 すぐに実行できるアプリケーションを作成できます。 具体的には、アプリの初期化時に Tomcat や Netty などの Web サーバーを組み込むことで、外部の Web サーバーに依存せずに、自身で実行するスタンドアローン型アプリケーションを作成できるようになります。 その結果、どのプラットフォームでも Run コマンドだけでアプリケーションを起動できるようになります。 (Web サーバーを組み込まないアプリケーションをビルドするために、この機能をオプトアウトにもできます。)


Spring Boot と Spring フレームワークの比較

繰り返しになりますが、Spring Framework 単体と比較した場合の Spring Boot の最大のメリットは使いやすさと開発期間の短縮です。 理論的にこれは、 Spring フレームワークを直接使用した場合に得られる高い柔軟性を犠牲にしているとも言えます。

ですが実際のところ、よほどユニークな設定が必要、あるいは実装したい場合を除けば,、Spring Booth にはトレードオフするだけの価値があります。 Spring フレームワークのとても人気のあるアノテーションシステムを使えば、アプリケーションに(Spring スターターがカバーしていない)追加の依存性を容易に注入できます。 その上でも、容易なイベント処理、検証、データバインディング、型変換、組み込みのセキュリティとテスト機能などのSpring フレームワークのすべての機能を利用できます。 結論としてプロジェクトのスコープが、 Spring スターターでカバーされていれば、それが一つだけでも Spring Boot は開発を大幅に効率化できます。


Spring Boot チュートリアル

すぐに読めて簡明なエントリーレベルの Spring Boot のインストラクションをお探しなら、ぜひこちらをご利用ください。 ウェブ上には以下の2つを含めて、Spring Boot を「始めるための」チュートリアルがたくさんあります:

その他のチュートリアルは Google で "Spring Boot Tutorial "と検索すればたくさん見つかります。


Spring Boot と IBM Cloud®

Java Spring Boot は設定に関する悩みを解消することで、 アプリケーションのモダナイゼーションなどの際に特に大きな悩みの種となる、エンタープライズ・アプリケーションの迅速な運用を支援します。 Java Spring Boot と  IBM Cloud  は共に分散クラウド・アプリケーションに最適化されています。

Java Spring Boot はアプリをモジュール化し、クラウド上で運用されているサードパーティ・サービスへの接続を手助けします。 IBM Cloud は ハイブリッドなクラウド・プラットフォーム であり、プライベートおよび パブリック・クラウド のプラットフォーム、そしてまたオンプレミスな データセンターでモジュラー・アプリをシームレスに実行できます。 IBM Cloud サービスと共に Spring スターターを使うことでアプリケーションを容易に強化できます。

より良い顧客体験、そしてまたビジネスや IT オペレーションに影響を与えるより多くのアプリケーションが求められる中、Java Spring Boot はより大規模な自動化へと向かう動きの一部となるでしょう。 理想的には、測定可能で成功を収めた小規模でプロジェクトからこのような動きを始めることで、この動きを他のプロセスや組織の他の部分へと拡大したり、最適化できます。 

IBMと協業することで、事前に構築されたワークフローを含む、 AI を活用した自動化機能を利用できるようになり、あらゆるプロセスをよりインテリジェントなものにでき、イノベーションも加速させることができます。

次のステップに進んでください。

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