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インテリジェントな自動化(IA)(コグニティブオートメーションともいいます)とは、人工知能(AI)、ビジネス・プロセス管理(BPM)、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)といった自動化テクノロジーを利用して、意思決定の合理化と規模拡大を組織全体で行うことです。
インテリジェントな自動化により、さまざまなアプリケーションを通じてプロセスが簡素化され、リソースが解放され、運用効率が向上します。たとえば、自動車メーカーがIAを利用して生産をスピードアップする、あるいはヒューマンエラーのリスクを軽減する、製薬会社やライフサイエンス企業がインテリジェントな自動化を利用してコストを削減する、反復プロセスが存在するところのリソース効率を高める、保険会社がインテリジェントな自動化を利用して、支払い額の計算、料金の見積もり、コンプライアンスニーズへの対応をする、といったことです。
インテリジェントな自動化は、3つのコグニティブテクノロジーで構成されます。こうしたコンポーネントが統合されて、ビジネスとテクノロジーのトランスフォーメーションを推し進めるソリューションとなります。
この統合により、プロセスを合理化しワークフローを簡素化するというトランスフォーメーション的なソリューションが実現し、最終的には顧客体験が向上します。
インテリジェントな自動化でビジネス・オペレーションが競争上優位になる方法をご覧ください。
インテリジェントな自動化プラットフォームには、あらゆる業種・業務にとって、大量のデータの利用、高精度の計算、分析、業務実施の結果としてのメリットが多数あります。主要なメリットには次のようなものがあります。
インテリジェントな自動化により、手動タスクで構成されていたプロセスや、リソースを大量に消費しがちでコストがかかりヒューマンエラーが発生しやすいレガシーシステムに基づいていたプロセスが合理化されます。IAの応用分野はあらゆる業種・業務に及ぶものであり、ビジネスのさまざまな分野に効率性をもたらします。
今日の世界のあらゆる業界で、インテリジェントな自動化には紛れもなく価値があります。反復タスクをIAで自動化する企業は、コストを削減し、社内ワークフローの一貫性を高めることができます。コロナ禍でデジタル・トランスフォーメーションの取り組みは加速する一方であり、インフラストラクチャへの投資の中でもオートメーションのサポートに対するものがさらに増加しています。リモートワークの急増によっても、役割の進化は続きます。低レベルの作業に力を注いでいる従業員も、ここに挙げたソリューションのようなハイレベルタスクの導入や拡張に割り当て直されます。
中間管理職は、従業員のモチベーションを持続させるため、仕事の中でもより人間的な要素に焦点を移す必要があるでしょう。オートメーションにより従業員間のスキルギャップが露呈します。従業員は変化を続ける作業環境に適応する必要があります。中間管理職は、こうした移行による不安を軽減するサポートを提供することで、こうした変化の時期にあっても従業員がレジリエンスを維持できるようにするのです。インテリジェントな自動化は仕事の未来であることに疑いの余地はなく、導入を見送る企業はその市場での競争力を維持しにくくなるでしょう。
ビジネスワークフローからITオペレーションに至るまで、AIを活用したオートメーションは当社がサポートします。大手企業がどのように変革を遂げているかをご覧ください。
IBM Cloud Pak for AutomationはAI搭載によるオートメーション機能を完備したモジュール式セットで、よくあるものでも複雑なものでも、運用上の課題に対処するためのものです。
IBMコンサルティングによる高度なオートメーション・コンサルティング・サービスが企業にもたらすのは、単純なタスクの自動化にとどまりません。導入と拡張に対応できるよう設計され、顧客と接して収益を生み出す重要なプロセスを処理できるようになるのです。