IBMは、先進的な量子コンピューターの開発と、耐量子安全な世界の実現に取り組んでいます。
パフォーマンスの高い量子SDK「Qiskit」
量子回路の構築およびトランスパイルの際の速度と品質において、複数の量子SDKを、主要大学、国立研究所、IBMなどが用いていたテスト項目で比較したところ、Qiskitが最も高性能な量子ソフトウェア開発キットであるという結果になりました。
速度は、量子回路の作成・操作・合成や、トランスパイルなどにSDKがかける時間で測定されます。
品質は、トランスパイルされた回路における2量子ビットゲートの数で測定されます。操作数が少ないほど、ノイズが減り、結果の精度が向上します。
テストの一部に、SDKが完了できなかったものがありました。完了は、SDKが正常に完了したテストの数で測定できます。開始から1時間以上経っても完了しない場合、テストは停止したと見なされ、失敗としてマークされました。
IBMとボーイングは、航空宇宙テクノロジーにおける最大の課題の1つを解決するために最適化した量子ソリューションを開発しています。
IBMとCERNは、ヒッグス現象と宇宙の起源の探求に量子コンピューターを活用しています。