概要
Parallel Sysplexとは
IBM® Parallel Sysplexを利用すれば、z/OSの複数のコピーを単一のイメージとして実行できるため、複数のシステムとリソースを単一の管理ポイントから管理できます。Parallel Sysplexでは、多数のz/OSイメージの容量全体でスケールアウトを行うために、オペレーティング・システムは複数のシステムに拡大して、それらのアプリケーションとデータを共有できます。
メリット
アプリケーションの可用性
アプリケーションの可用性は99.99999%¹であり、単一障害点は取り除かれています。
リソースの共有
データ共有の設定を変更することなく、すべてのサーバーの資産に対してビジネス・アプリケーションが許可されます。
複数のワークロード・バランシング
アプリケーション共有システムのリソースにより、お客様はご自身で定義したビジネス目標を達成できるようになります。
動的なワークロード・バランシング
システム・パフォーマンスを最大化し、空白部分を調整します。
生産性の向上
単一の管理ポイントや1単一のサーバー上で、複数のシステムを単一のシステムとしてスマートに処理します。
ソフトウェア・ライセンス交付のコスト削減
Parallel Sysplex License Chargingを使用して、マシン・サービス単位を追加することで、ソフトウェアのコストを削減します。
主要な機能
物理的リソースの共有
リソース共有機能により、ファイル、テープ・ドライブ、コンソール、カタログなどの物理的リソースの共有が可能になります。
お客様事例
IBM Zへの移行以来、SAPアプリケーションのパフォーマンスが最大で2倍増加しました。お客様からもご好評をいただいております。
Axel Herzberg氏
Manager
脚注
¹内部測定および予測データベースで計算される期待値。IBM ZサーバーはParallel Sysplexで構成されるものとします。その際、z/OS 2.3以降、あるいは、複数のメトロ長距離システムおよびストレージにわたるGDPSのデータ管理およびミドルウェア・リカバリー、IBM HyperSwapを搭載したDS888Xを使用します。他のレジリエンシーのテクノロジーと構成が必要な場合もあります。