概要
APIトラフィックの安全な維持
IBM DataPowerに基づくAPIゲートウェイは、データやビジネス・アプリケーションを、オンプレミス、およびクラウド全体にわたって存在する場所を問わずに、安全に公開できるように設計されたエンタープライズ向けのゲートウェイです。これにより、セキュリティー、トラフィック管理、仲介、加速化、および非HTTPプロトコルのサポートに関する、包括的な一連のポリシーが実現可能になります。
ゲートウェイは、APIを呼び出しているアプリケーションへのゲートキーパーとして機能し、実行時にAPIを保護することに役立ちます。また、APIの対話をログおよび報告して分析するため、洞察を得てレポート作成することにも役立ちます。
IBM API ConnectのAPIゲートウェイ・ツールの機能
統合されたゲートウェイ・アプローチが実現する、バックエンド・データおよびシステムへの実行時のアクセスに対する保護
エンタープライズ・レベルのセキュリティー
高度に最適化され、セキュリティー機能が充実したトランスポート・レベルの接続層によって脅威と機密漏れを管理して、接続性を加速させます。OAuth 2.0、OpenID Connect、JSON Web Token(JWT)、またはサード・パーティー・サービスなどのIDアサーション標準を使用することで、APIへのアクセスの安全性が向上します。

IBM API Connectは、APIにアクセス可能な人物とその方法を管理するための、さまざまな機能を提供しています。
変換を加速
標準装備されたプロトコル変換サポート(SOAP-REST)およびペイロード変換(JSON<>XML)を使用して、新規サービスの導入を迅速化します。IBM API Connectで検出された包括的なAPIの一連のポリシーを使用して、臨時変換を簡単に行うことができます。

IBM API Connectには、ポリシーおよび論理構成を作成、構成、適用するためのさまざまな方法があります。
コストと複雑性の低減
単一のゲートウェイを使用して、オンプレミスとクラウド全体にわたる分散環境において接続形態と運用を単純化することで、コストの削減とリスクの軽減も実現できます。

IBM DataPower Gatewayを簡単に構成して、API Connect Managementサーバーへの登録に備えることができます。
トラブルシューティングの簡素化
運用の一元化によりトランザクションに対するほぼリアルタイムの可視性が得られるため、迅速な問題判別が実現します。

DataPower Gatewayには、API Connect Managementサーバーへの登録に備えるための、さまざまな構成があります。