IBM Z インスタント・リカバリーとは
IBM Zシステムは、業界で高い信頼を得ているインフラストラクチャーです。それでも依然として、計画的または計画外の停止時間が発生する可能性は残ります。
IBM Zインスタント・リカバリーは、新しいIBM z15でのみ利用できるシステム・リカバリー・テクノロジーを使用した機能です。停止している時間と影響を最小限に抑え、ミッション・クリティカルな業務アプリケーションのリカバリーを加速させます。これにより、MSU使用量やIBMソフトウェアのライセンス費用を増やすことなく、スぶれたサービス・レベルを実現できます。
メリットを詳しく見る
サービス中断後、SLAを迅速に実行
計画的または計画外の停止後、一時的に処理が増加した時、追加の処理容量を解放することにより(ブースト期間と呼ばれています)、障害が発生した後も、最も厳しいSLA(サービス・レベル・アグリーメント)への適合が可能になります。
2 倍
トランザクション・バックログの処理速度が最大2倍になります。
2.5倍
バッチのバックログの処理速度が最大2.5倍になります。
インスタント・リカバリーの仕組み
スピード・ブーストは、サブキャパシティー・マシン上の汎用プロセッサーを、ブースト対象のイメージで、フルキャパシティー・スピードで実行できるようにします。
zIIPブーストは、ブースト対象のイメージで使用できるzIIPプロセッサーで汎用ワークロードを実行できるようにすることで、容量と並列処理を提供します。
GDPS拡張機能により、GDPS再構成やオーケストレーションなどのハードウェア・アクションを行う速度が向上します。
アナリストの声
IBMが委託した2019年の調査で、Forrester Consulting社は、米国の大企業のIT部門責任者100人を対象に、停止時間の現実を把握するための調査を実施しました。回答者は、計画的な停止時間にかかるコストが、平均で前四半期でUSD 1,500,000、前年度でUSD 5,600,000 (PDF, 3.9MB)になると予想していました。¹
「計画的な停止時間はコストがかかるため、一部の企業は、必要なバグ修正やセキュリティー更新のための停止時間を回避しようとします...この結果、計画外の停止時間のリスクが大きくなり、停止時間サイクルが生まれます。」²
– Forrester社、2019年
お客様の声
“ IBMのZシリーズは比類なき存在です。回答者の83%が、自社の稼働時間が99.999%か99.9999%、あるいはそれ以上を達成することができたと回答しています。 ”
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「計画、計画外停止時間の実質費用」(Forrester Consulting社、2019年8月)は、Forrester社のオポチュニティー・スナップショット(IBM が委託したカスタム調査)です。