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Pershing Technology Services Corporation + IBM
台北の空撮
ESGの調整と複雑な問題への対応

Pershing Technology Services Corporation(PTSC)は、企業の社会的責任を真摯に受け止めている企業です。長年にわたって地域社会への還元を続け、持続可能な運営を掲げてきました。大学、サマー・キャンプ、慈善団体、社会ボランティア・プログラムなどと協力して、台湾をより良い場所にするために活動しています。その一環としてPTSCは、環境・社会・ガバナンス(ESG)への取り組みの有効性を引き上げたいと考えていました。

既存の事業運営における主な問題のひとつは、ESGのメトリクスと報告フレームワークに関して統一された世界基準が欠如していることでした。この欠如のために、さまざまな地域や業種にまたがるESGパフォーマンスの評価とベンチマークにおいて、曖昧さや不一致が生じることも少なくありませんでした。

そのうえPTSCは、各種の利害関係者からのさまざまな期待に対処するという課題にも直面していました。そうした利害関係者は、投資家から顧客、規制当局に至るまで、ESGの実践に関して優先順位や嗜好が異なっていることが多く、多様な要求に効果的に対応し、優先順位を付けることは困難になっています。

複雑化の一途をたどるグローバル・サプライチェーンは、別の面でも重大な課題をもたらしました。事業は複数の国または地域にまたがり、多数のサプライヤーやパートナーが関与するため、サプライチェーン全体でESGの原則を確実に遵守するのは難しいことが判明しました。

そのうえ、進化し続ける規制と新たなトレンドを特徴とするESG環境の動きが激しいため、終わることのない課題が生じています。そうした変化に遅れずについていき、それに応じて戦略を調整するには、PTSCに絶え間ない警戒と適応力が必要でした。

うまく機能している点をAIに判断させる

IBMの戦略的パートナーであるPTSCは、 IBM® watsonx.aiテクノロジーを使用して、社内に以前からあるESGへの取り組みについての調査を実施しました。以前は、全社的に重要であるにもかかわらず、利用できる調査リソースが限られていたため、同様の取り組みであってもその深さと範囲が故意に制限されていました。しかし今では、AIの支援によって、PTSCはさらに複雑な調査もはるかに短時間で完了できるようになりました。

具体的には、高度な大規模言語モデル(LLM)アルゴリズムの見直しと訓練に、watsonx.aiのテクノロジーを使用しました。そうした取り組みの結果、PTSCは最終的に新しくESG Due Diligence Assistantを開発し、スタッフ、監査人、投資家がESGの要因に関連したデュー・ディリジェンスをもっと効率的に実施できるようにしています。

このツールは、watsonx.aiテクノロジーを使用して、ESGレポートと文書を綿密に分類して分析し、関連する詳細を抽出し、確立された検査基準に沿ってこのデータを要約します。そして、この分析から、PTSCはこうしたESGへの取り組みをより広範な企業戦略の方向性とより適切に整合させることができます。

78% 調査スケジュールの短縮 4 最小実行可能製品(MVP)を取得するまでの週数
より複雑な分析をより少ない労力で実行

全体として、新しいESG Due Diligence Assistantの作成と立ち上げは大きな成果をもたらし、利害関係者によるESG評価の負担を軽減しました。watsonx.aiテクノロジーを搭載したこの新しいツールにより、PTSC、その投資家、監査人は、徹底的なESG調査を実施するときに費やされる労力と時間を平均78%削減しました。

そしてこの効率化は、デュー・デリジェンス・プロセスを加速させるだけでなく、利害関係者がより多くの情報に基づいた意思決定を下しながら、ESGの項目をいっそう効果的にナビゲートできるようにすることにも役立ちます。そのため、PTSCは、短期的な目標と長期的な持続可能性の目標とのバランスを改善できるように、AIを活用した戦略立案と統合に取り組むことができるようになったのです。

Pershing Technology Services Corporationのロゴ
Pershing Technology Services Corporationについて

PTSC (ibm.com外部へのリンク)は、情報ソフトウェアおよびハードウェアに関連する機器のメンテナンス、トレーニング、およびプロフェッショナル・サービスに特化したB2BのITサポート・ソリューションを提供しています。IBMの戦略的パートナーである同社は1982年に設立され、台湾の台北に本社を置き、高雄と台中にもオフィスを構えている。

AIを使用してプロセスを目標に合わせる

ばらばらのビジネス標準が断片的なレポートに対応している場合でも、IBM watsonx.aiはごちゃ混ぜになったデータを理解できます。

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2024年4月

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