すばらしい仕事をする人は称賛に値する。これはO.C. Tanner社の従業員表彰ソリューションの指針となる理念です。同社のソリューションは、世界中で数万件の著名企業と組織に利用されています。
O.C. Tannerは、極めて有意義で魅力的なエクスペリエンスを作るために継続的にサービスを開発しています。しかし、開発者が独自の優れた仕事を行うには、ペースの速いアジャイル環境内で適切なリソースに適切なタイミングでアクセスする必要があります。これは同社にとって重大な課題でしたが、ハイブリッド・クラウドのコスト最適化ソフトウェアIBM® Turbonomic®を使用し始めることで状況が一変しました。
OC Tanner社ではIBM Turbonomicを使用して1,500を超えるリソースを自動的に最適化しています
O.C. Tanner社でクラウド・エンジニアを務めるSam Beckett氏は、Akkeris(ibm.com外部にリンク)と呼ばれる同社の開発者向けサービスとしてのプラットフォーム(PaaS)のオープンソース・ソリューションの開発活動を統率しています。Kubernetesを構築基盤とするAkkerisは、開発者が実働環境にコードをデプロイするのを簡単にすると同時に、コンプライアンス、許可、監査、およびデータベースなどのアドオンサービスにも配慮します。
Akkerisプラットフォームには1,500を超えるデプロイメントがあり、リソースの管理は一筋縄ではいきませんでした。開発者はコンテナ・サイズの決定方法(せいぜい経験に基づく推測)を決断する必要があり、この作業のために収益源となる機能を構築する時間が奪われていました。開発者の意向は新しい機能とサービスの作成に集中することにあったため、リソースを決定する際、必要量を過大に見積もる傾向があったとしても無理からぬことでした。
Beckett氏は次のように振り返ります。「Turbonomicなしでは、非常に困難になっています。過去には、ネットワーク・トラフィック、CPU使用率、メモリー使用率などに関する基本的なメトリックを提供して、開発者に推奨事項を提示しようとしたこともありますが、これらの情報をユーザー向けの推奨事項にまとめあげる作業はかなり大量のリソースが必要で一貫性にも欠けます。文字どおり、チャレンジです」
OC Tanner社がIBM Turbonomicを実装すると、Beckett氏率いるチームと同社の開発者は、リソース割り当てを決定するために数値を計算する必要がなくなりました。IBM Turbonomicソフトウェアは、アプリケーションが必要なリソースを読み取り、実行が必要なアイテムがアプリケーションに確実に取り込まれるようにアクションを継続的に決定します。スタックのすべてのレイヤーが分析され、リアルタイムの需要に基づいてポッドやサービスからコンテナ、ノード、基盤となるAmazon Web Services(AWS)クラウド・インフラストラクチャーへとリソースが提供されます。IBM Turbonomicがコンテナの規模を継続的に決定する間、Beckett氏らチームは自社の開発者にその情報を提示し、そのリソースの最適化方法についてデータを参考に議論することができます。
同様にBeckett氏は、開発者がアプリケーションの構築に使用するAkkerisで実行されるプラットフォーム・サービスを管理するためにIBM Turbonomicを活用し始めました。「我がチームのKubernetesコンポーネントはAkkerisプラットフォームで実行します」とBeckett氏は説明します。「当社では開発者に多数のサービスを提供していますが、Turbonomicはそれらのサービスを最適化する方法を理解するのに役立っています」
次に、Beckett氏らチームは、IBM TurbonomicのAPIを活用して、サイズ変更アクションをPaaS内の「Tシャツサイズ」にマッピングすることを目指しています。開発者はKubernetesを操作する必要なしに、セルフサービス式デプロイメントの一環として推奨されるTシャツのサイズを選択できるようになります。「TurbonomicのAPIは、その推奨事項をPaaSに実装するために必要なデータをすべて提供してくれます。パフォーマンス向上とコスト削減は実に心強い成果です」と Beckett氏は語ります。
O.C. Tanner社(ibm.com外にリンク)は創業約1世紀の歴史の長い組織であり、ビジネスをデジタルで変革しています。1927年に高校と大学の卒業生にクラス・リングとピンを販売することで事業をスタートしました。現在同社では従業員表彰戦略と報奨プログラムを策定し、優れた仕事をする従業員に企業が感謝するのに貢献しています。米国最大級の小売りおよび法人向けアワードの制作者として、O.C. Tanner社は慈善活動を通じて自社従業員に有意義な環境、芸術、教育、児童、組織を支援しています。
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2022年3月、米国で作成。
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