ホーム ケーススタディ Novolex社 Novolex社が販売・生産計画のギャップを解消した方法とは
激動する変化の中で、より速く、より良い計画
産業用機械製造コンテナ

Novolex社にとって、レストラン、食品店、食材メーカーによる突然の計画変更への対応は必要不可欠です。

ところが、Novolex®社のサプライチェーン担当ディレクターであるVioleta Nedelcu氏は、社内の複数の場所や多様なシステムの調整にかかる時間に悪戦苦闘していました。「当社の販売計画と生産計画には大きな隔たりがありました」と同氏は語ります。

Novolex社では年次計画立案サイクルに従って、営業・運用チームが次年度の最終的な営業予測、予算、および需要を確定していました。工場地とERPシステムが複数あり、予測の見直しの実施頻度は四半期の拠点もあれば、1年に2度の拠点もありました。また、全体的にこのプロセスには長い時間が必要でした。

「所要時間は拠点ごとに異なるため、6週間か3カ月か、正確な時期を絞り込むことは非常に困難でした。拠点が余剰在庫を発生させずに、十分な量を生産していることを確認するための最新情報がありませんでした」とNedelcu氏は語ります。最新データの欠如の影響は、原材料計画、生産現場の日程づくり、機械キャパシティー、工場間の物流業務にも及んでいました。

予測が迅速に

 

サプライチェーンの予測所要時間は83%短縮

在庫を合理化

 

余剰在庫が16%縮小

販売計画と生産計画には大きな隔たりがありました
Violeta Nedelcu Supply Chain Director Novolex
プロセスの最適化

Novolex社ではこうした課題に対処するため、まず多彩な予測プロセスを1つの戦略にまとめて、このモデルを基盤に、レビュー、予測、および更新プロセスを一貫させました。このように予測を統一させることで、同社は在庫予測や、自社ビジネスとそのサプライヤー向けの他の活動プランを策定して、月次ベースで生産計画一式を完成できるようになりました。次に同社が必要としたのが、プロセスを支援するソフトウェア・ソリューションとこのソリューションの適切な実装を支援するパートナーでした。

Novolex社はソリューション候補を比較検討したうえで、IBM® Planning Analytics powered by TM1®ソリューションを選択しました。決め手となったのが、同社の多様なシステムを単一プラットフォームにすぐ接続できる点です。さらに、IBM Cognos® Analyticsも選択しました。このソフトウェアは、Simple Network Management Protocol(SNMP)方式を通じて、エンジニアリング、マーケティング、営業、およびオペレーションに関する月次および週次レポートを拠点レベルで策定します。

Novolex社がソリューションを効果的に実装するには、技術とビジネスの両面を理解しているパートナーが必要でした。「ビジネスと効果的に連携するには、開発者が製造とビジネス全般を理解していることが非常に重要になります。理解すれば、ビジネスが順応する必要のあるシステムでなく、ビジネスに順応するシステム、つまりユーザーの意に適うシステムが入手可能になります」とNedelcu氏は説明します。

Novolex社はIBM Business Partner Converge Technology Solutions Corp.にこのビジョンの実現を支援するよう依頼しました。「開発中に浮上する疑問の調査と対処を担当する人材を、Converge社を通じてIBMから確保することで、解決策のない問題やハードルを確実に解消していきました」とNedelcu氏は語ります。

Converge社のアカウント・エグゼクティブであるJeff Wong氏は次のように振り返ります。「課題となったのが、予算編成プロセス用のプラットフォームやツールが統一されていないため、全員が同じ情報を共有していないことでした。異なるバージョンの表計算シートが提出され、数値の取り込みは手動で行われていました。次年度の予算と計画が完成するまで、複数のプロセスが反復されていました」

Novolex社はConverge社と協力して、プロセスの隘路を解消し、メトリックを標準化して、デプロイメント・導入用システム設計の最適化に取り組みました。ソリューションを導入することで、そのメリットは着実に増大していきました。

私は根っからのプランナーです—このようなツールを実装できたことを誇りに思います Violeta Nedelcu Supply Chain Director Novolex
俊敏性を実現

新ソリューションのデプロイ・導入を全社で開始すると、変更中にもかかわらず6週間かかっていた予測策定プロセスは、1週間未満と83%短縮しました。

「キャパシティーの改善は当初からの目標の1つでした。今年、在庫ポジションは約16%の改善を達成しています」とNedelcu氏は具体的な数字を挙げます。つまり、同社は1年前より16%少ない在庫でビジネスを支えることができるようになっています。この1年間に食品サービス業界は不安定な状態にあり、食品セクターは好調で外食セクターは不調という両面を経験したことを踏まえると、特に目覚ましい結果と言えます。

「このツールがあるおかげで、利用可能なキャパシティーがある場所の見極めと市場の現行ニーズに対応するスピードが格段に上がっています」(Nedelcu氏)。同社はこれまで数週間かかっていたデータ処理を数時間でできるようになりました。その結果、分析、議論、検討に2日かけ、新製品プロジェクトの進行や現在の市場をサポートするために利用できるキャパシティーを明確に把握できるようになっています。

「しかも各拠点が、同じ方法で情報を取得し、構築内容を正確に把握しているため、適切な製品を構築し、現場が適切な在庫を確保するという側面が効率的になっています」とNedelcu氏は言い、次のように続けます。「可視性が得られれば、ビジネス上の意思決定を下し、設備投資で必要な要素を理解できるようになります。当社のお客様はそうした可視性、つまり利用可能なアイテム、当社がサポートできるまたはできないアイテムを把握できるようになっています」

同氏はさらに次のように説明を続けます。「フェーズ別に実装しやすい点はユーザーのエンゲージメント獲得に役立ちました。手軽に使用できますから。Converge社のサービス導入は実装プロセスの簡素化に確実に貢献しており、必要なあらゆるサポートを提供いただいています」

「私は根っからのプランナーです。キャリアを通じてずっとプランを立ててきました。今回の実装、そしてこのジャーニーを続行するためにビジネス内の担当者全員が必要な承認を与えてくれたことを大変誇りに思います」とNedelcu氏は語ります。

この分析ジャーニーに乗り出すことで、食品包装分野のリーダーである同社は浮き沈みの激しい時期を容易に乗り切ることができました。Novolex社では現在、IBM Cognosの記述的分析ケイパビリティーを通じて、特定時点での現状を正確かつタイミング良く把握できるようになっています。IBM Cognosでは明確な処方的分析を生成して、需要が変動したときに取るべき行動を推奨します。

Novolex社は現在、実装の最終段階に入っています。Nedelcu率いるサプライチェーン・チームは、メトリックの予測に関して社内から高い信頼を得ているため、システムの拡張計画を立てています。次のフェーズでは予測分析を追加することで、検討要因の幅を広げて予測をさらに詳細にし、同社が将来に備えるために必要な方策を明確にするのに役立てる予定です。

「周知のとおり、変化は毎日起きています。ただ、昨今のパンデミック環境では、起きた変化に対応する新しいプロセスとシステムを用意しておかなかったならば、状況はもっと厳しくなっていたことでしょう」(Nedelcu氏)。

Novolex社のロゴ
Novolex社について

Novolex社(ibm.com外部のリンク)は包装および食品サービス製品の開発・製造企業です。顧客基盤は、食品、食品用包装、外食、小売店から医療用途、建築資材まで幅広い業界にわたります。従業員数は1万人を超え、北米と欧州に構える61カ所の製造拠点と事務所で事業活動を行っており、2つの世界クラスのプラスチック・フィルム・リサイクル施設はその代表格です。

Converge Technology Solutions Corp.について

IBM Business Partner Converge(ibm.com外部のリンク)はハイブリッドITソリューションのプロバイダー企業として、高度な分析、クラウド、サイバーセキュリティ、マネージド・サービスを多様な業界にわたるクライアントに提供しています。2016年に創業した同社はオンタリオ州トロントに本社を構え、年間売上は6億8,800万米ドルに達しており、北アメリカにある拠点の従業員数は800人を超えます。

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2021年3月、米国で作成。

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