Insperity
プロセスモデリング・ソフトウェアからの洞察により新たなアプリケーションの市場投入にかかる時間を短縮
プロセスモデリング・ソフトウェアからの洞察

IBM® Blueworks Live™を使用すると、すべての利害関係者がビジネス・プロセスの正確な単一ビューにアクセスできるため、ビジネスアナリストは、プロセスの問題個所や、どのような機能強化が必要かを正確に把握し、効率性を高め、ソフトウェアをより迅速に提供することができます。

ビジネス上の課題

Insperityのビジネスアナリストは、ビジネス効率とソフトウェアパフォーマンスをサポートするためにすべてのプロセスが最適化されているか確認し、ビジネスプロセスをより明確に理解する必要がありました。

概要と経緯

IBM Blueworks Liveを使用すると、利害関係者はビジネスプロセス、プロセスの問題、潜在的な拡張機能に関する正確な単一ビューにアクセスできるため、開発者は試行錯誤を減らしつつ、より正確なビジネスアプリケーションを迅速に作成できます。

結果 削減
プロセス変更における市場投入までの時間
得られるもの
利害関係者がすべてのプロセスを一元的に把握できる
実現できたこと
ビジネスアナリストによるソフトウェア配信ライフサイクル全体におけるプロセスモデリングの実行
ビジネス上の課題の詳細
ビジネスプロセスの断片的な認識の克服

Gary Lawと、同僚であるLance Elstonは、Insperity社でビジネス・アナリシス・マネージャーを務め、20人のビジネス・アナリスト(BA)グループを共同管理しています。各アナリストは、Insperity社で勤務する17人の基幹業務マネージャー/プロダクト・オーナーと、同社のアプリケーション開発者チーム間の連絡役を担っています。BAの仕事は、すべての開発チームの最終製品が製品所有者のビジネス要件に確実に適合するように支援することです。

LawとElstonは、同社のBAはテクノロジーとInsperityのアジャイル開発実践に精通している一方で、ビジネスプロセスについてもより深く理解する必要があると認識していました。その結果、彼らは「Putting the Business Back in Business Analysis」というプログラムを開始しました。「私たちのチームはフットワークが軽いので、BAは週に1~2回、ビジネスオーナーと会議を行い要件を収集していました。しかし、どのビジネスプロセスが日常的に実行されているかを正確に把握していなかったため、BAは必要な洞察を得ることができず、それにより、ソフトウェアの構築がさらに困難になっていました」とLaw氏は言います。

同氏によると、Insperityの非公式なワークフロー環境では、ビジネスプロセスが断片的に認識されていることがありました。「私たちのチームは、タッチポイントやインターフェースについて、頭の中で部分的にしか理解していない、ということがよくありました。」ビジネスプロセス・モデリングは、ホワイトボード上の図面に限定されることが多く、文書化は非公式でその場限りのものでした。

私たちがビジネスプロセスをしっかり理解しているからこそ、より価値のあるソフトウェアをより迅速に提供できるのです。 Lance Elston ビジネス分析マネージャー Insperity
概要と経緯の詳細
ビジネスプロセス・モデリングによるコンセンサスの構築

BAは、事業単位全体のプロセスに対するより良い可視性と洞察を必要としていました。時には、新たなソフトウェアを開発するよりも、プロセスに手を加えることでビジネスニーズに対応できることがあります。この方法が上手くいけば、通常、はるかに資金を抑えた代替案を得ることができます。この状況に対応するため、Insperity社はビジネス・プロセス・モデリング・ソフトウェアであるIBM Blueworks Liveのサポートを得て、プロセスの変更が最適な解決策となる可能性のある箇所を特定しました。

「実際にビジネス・プロセスをマッピングすることで得られる洞察がなければ、一貫した評価を下すことはできませんでした」とElston氏。「既存のビジネスプロセスに関するプロダクト・オーナーの理解が頼りでした。」

「IBM Blueworks Liveソフトウェアは、BAがソフトウェア開発者、スクラムマスター、プロダクト・オーナーと連携して活用できる適切な構造と説明責任を提供してくれます」とLaw氏は言います。「チームはそれらのビジネスプロセスで今起こっていることを正確に把握でき、どこに問題があるのか、また今後行うべき機能強化の可能性を明確に把握できます。おかげで、プロダクト・オーナーが変更を望む理由をより明確に理解できるようになりました。」

プロダクト・オーナーから連絡を受けた際に、BAが取るべき第一歩は、IBM Blueworks Liveを使用して現状のプロセスを見直すことです。これにより、関係者全員に参考となるシングル・フレームが提供されます。Blueworks Liveで編集者ライセンスを保持しているのはBAだけです。プロセスモデルを作成する責任は各自に与えられますが、プロダクト・オーナーはアドバイザリーとしての役割も担うため、BAにビジネスプロセスに関する知識を伝えることができます。プロダクト・オーナーは、ビジネスプロセスモデリングの演習に参加することで、自社のプロセスについての洞察を得ることがよくあります。

「Blueworksは、ビジネスプロセスの知識を習得するという観点で役立つものです。プロダクト・オーナーが関与する前にBAがビジネスプロセスを理解できるよう綿密に計画し、オーナーがBAの意見を吟味できるようにします」とLaw氏は言います。「これにより、非常に迅速にチームとしての共通認識を持つことができ、より的を得た質問を投げかけ、ソフトウェア開発プロセスの後半で発見された場合、まさに遅延の原因となる可能性のある「落とし穴の多いシナリオ」を特定することができます。」

成果の詳細
アプリケーション配信の迅速化

それはすべて理由に帰着します。プロダクト・オーナーが新たなソフトウェアまたはソフトウェアの変更を要求するのはなぜでしょうか?そして今、ビジネス要件とビジネスプロセスが明確かつ詳細に統合されたビューにより、すべての利害関係者(BA、プロダクト・オーナー、開発者)は、より良い設備を備え、あらゆる要求の根本にある問題をより迅速に特定できるようになりました。

「私たち全員が望んでいるのは、当初から適切なソリューションを提供し、ソリューションの市場投入までの時間を大幅に短縮することです」とElston氏は言います。「私たちがビジネスプロセスをしっかり理解しているからこそ、より価値のあるソフトウェアをより迅速に提供できるのです。短納期を重視したアジャイル環境で作業している場合、ビジネスプロセスについて長時間議論するのではなく、ビジネスプロセスを視覚化する何らかの方法を用意することが絶対に重要です。Blueworks Liveは、そのような機能を提供してくれるのです。ですから、要件をすぐに調べ、ビジネスプロセスのどの部分に影響を与えているか正確に特定することができます。」

また、BAはソフトウェア配信ライフサイクルのどの段階でも中断を最小限に抑えながらビジネスプロセスモデリングを実行できるようになりました。「ビジネスプロセスモデルを実行するのに最適なのは、プロジェクトの開始時です。しかし、それだけではありません。現在のビジネスプロセスをマッピングせずにプロジェクトを開始すると、プロセスの一部の側面が以前考えていたほどチームにとって明確ではないことだと気づく場合があります。Blueworksを使用すると、プロセスを進める前にその部分を迅速かつ明確に計画することができます。」

「重要なのは、BA、プロダクト・オーナー、プロジェクトチームの全員が、製品およびプロセスについて前例のない現実的なビューを実際に得ているということです。」

Insperityのロゴ
Insperity

Insperity(ibm.com外部リンク)は、テキサス州ヒューストンに本社を置く、人事(HR)およびビジネス・パフォーマンス・ソリューションプロバイダーです。同社は、人的資本管理、採用サービス、退職サービス、従業員福利厚生、給与処理、政府コンプライアンス、人事管理、従業員のトレーニングおよび能力開発などを含む製品とサービスで、米国全土の100,000社以上の企業をサポートしています。

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IBMのビジネスプロセス・モデリング・ソフトウェアであるIBM Blueworks Liveの詳細については、IBMマーケティング担当者またはIBMビジネス・パートナーにお問い合わせいただくか、Webサイト(ibm.com/blueworkslive)にアクセスしてください。

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脚注

© Copyright IBM Corporation 2017. IBM Corporation, IBM Cloud, Route 100, Somers, NY 10589. 米国で製作、2017年2月IBM、IBMロゴ、ibm.comおよびBluemixは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。その他の製品名・サービス名はIBMまたは他社の商標である可能性があります。IBM の登録商標の現在のリストは、Web ページ「著作権および登録商標情報」www.ibm.com/jp-ja/legal/copytrade.shtml でご確認いただけます。本資料は最初の発行日時点における最新情報を記載しており、IBM により予告なしに変更される場合があります。IBM が事業を展開しているすべての国において、すべての製品を利用できるわけではありません。記載されているパフォーマンス・データと顧客事例は、例示する目的でのみ提供されています。実際のパフォーマンス結果は特定の構成や作動条件によって異なります。IBM製品およびプログラムを使って他社製品またはプログラムの動作を評価したり、検証する場合は、お客様の責任で行ってください。本資料の情報は「現状のまま」で提供されるものとし、明示または暗示を問わず、商品性、特定目的への適合性、および非侵害の保証または条件を含むいかなる保証もしないものとします。IBM製品は、IBM所定の契約書の条項に基づき保証されます。IBMの将来の方向性と意図に関する記述は目標や目的を表すものに過ぎず、予告なしに変更または撤回されることがあります。