戦略的連携とエグゼキューション・エクセレンスを解放
FactSet社は、IBM Targetprocessを使用して俊敏性と顧客満足度を向上させます
チャートやグラフが映し出される大型スクリーンの前に立つ2人
優先順位の不整合から戦略的な調整まで

ペースの速い投資の領域では、迅速さと洞察力が成功の鍵です。このことは、財務データ分析において傑出したプロバイダーであるFactSet社に特に当てはまります。成長を維持し、優れた顧客サービスを維持するために、同社は顧客中心のアプローチを強化し、ソフトウェア開発を加速する必要性を認識しました。アジャイル手法への進化は有益ではありましたが、大規模なトランスフォーメーションを促進するには、より堅牢で包括的なツールセットが必要であることが明らかになりました。

FactSet社のプロジェクトおよびポートフォリオ管理テクノロジーの責任者であるSanjeev Acharya氏は、この課題を次のように説明しています。彼は「進行中のすべての活動について、一貫性のあるビューと明確さが欠けていました」と述べています。「各チームがそれぞれ独自のスプレッドシートを利用していたため、誰が何を処理しているのか分からなくなっていました。」

Acharya氏はさらに、可視性の欠如について次のように語っています。「優先順位が常に合わず、プロジェクトが戦略的目標から逸脱し、組織は人的資源の最適な配分に苦労していました。」

本質的には、FactSet社にとっての挑戦は、より顧客志向の考え方を採用することだけではありませんでした。プロジェクトやチーム全体の整合性、透明性、効率的なリソースの配分を確保するために、適切なツールやプロセスを導入することも重要でした。この認識に至ったことは、FactSet社がよりアジャイルで顧客重視の企業になるための取り組みにおいて、極めて重要な転換点となりました。

IBM Targetprocessは可視性を向上させ、(加えて)意図しない作業の重複を大幅に削減し、コラボレーションと生産性の両方を向上させました。 Sanjeev Acharya氏 プロジェクトおよびポートフォリオ管理テクノロジー責任者 FactSet社
戦略的な連携とオペレーショナル・エクセレンスの推進

FactSet社は、さまざまなプロジェクトおよびポートフォリオ管理ツールを評価して課題に取り組み、最終的にIBM Targetprocessを選択しました。アジャイルな拡張性を促進しながら、チーム、製品、ポートフォリオをより広範なビジネス目標に結び付けるというソリューションの強みは、その選択において重要な要因でした。導入後、FactSet社のリーダーシップは、Targetprocess上で戦略的プロジェクトを定義し、チームにワークロードに関する明確な視点とビジネス目標との整合性を提供しました。

以前FactSet社は、チームレベルのタスク管理をJiraに依存していましたが、TargetprocessとJiraの統合機能が非常に重要であることに気付きました。Acharya氏は次のように述べています。「私たちはJiraとリアルタイムで統合を行っており、多くの情報をやり取りしています。」

また、Targetprocessはプログラムとプロジェクト管理のレポートを簡素化し、スプレッドシートやその他の異種ソースを置き換え、情報とレポート・データの一元的なソースとなりました。「私たちの目標は、情報とレポート作成要件の最終的なソースとしてTargetprocessを確立することです」とAcharya氏は言います。

さらに、Targetprocessはチームの活動の可視性を高めることで、作業の冗長性を軽減しました。Acharya氏は「可視性の向上により、意図しない作業の重複が大幅に減り、コラボレーションと生産性の両方が向上しました」と説明しています。

また、このソリューションにより、FactSet社は戦略的連携を促進し、レポートを合理化し、冗長な作業を防止し、最終的に効率の向上と顧客中心の成果を推進できるようになりました。

FactSet社のトランスフォーメーション:IBM Targetprocessが戦略的連携とエグゼキューション・エクセレンスを実現

FactSet社は、IBMとのパートナーシップを通じて、戦略的連携およびプロジェクトにおけるエグゼキューション・エクセレンスの大幅な向上を達成しました。

Targetprocessを実装することで、FactSet社は進行中のプロジェクトをリアルタイムで可視化し、それによりチームが常に情報を入手し、集中し、会社の顧客志向の成果を共有できるようになりました。同社はまた、スプレッドシートやその他の情報ソースの必要性を排除することで、レポート作成も簡素化しました。その結果は、FactSet社は重複作業を削減し、コラボレーションと生産性を向上させ、エグゼキューション・エクセレンスを向上させました。

Acharya氏は、次のように述べています。「それらの情報をすべて保存し、全員が同じ認識を持てるようにし、透明性を高め、可視化し、それを当社の戦略テーマやストラテジーに結び付けることで、それぞれの業むが、会社の成功に対してどのように貢献しているのかを理解してもらうことができました。」

FactSet社は今後もTargetprocessの利用を継続し、資金の投資先や優先プロジェクトの決定などの戦略的な意思決定を行っていく予定です。「最終的には、Targetprocessのおかげで、どのプロジェクトに資金を投入し、どのプロジェクトに資金を投入しないのかについて、より適切な決定が可能になるはずです。そして、それは当社のすべての戦略分野で役立つでしょう」とAcharya氏は言います。

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FactSet社について

FactSet社は、コネチカット州ノーウォークに本社を置く、金融データとソフトウェアを提供する会社です。1978年に創業した同社は、投資プロフェッショナル向けに特化したソリューションを提供しています。金融データや分析ツールの提供を通じて、投資プロフェッショナルによるビジネス上のクリティカルな意思決定をサポートしています。20カ国37拠点で、12,000人を超える従業員を抱えるFactSet社は、8,200の組織と21万8,000人を超える投資プロフェッショナルにサービスを提供しています。

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