IBMと連携してAIアシスタントをデプロイしたことで生産性が30%向上
ハンガリーでは企業が、減少する人材プールと労働力の高齢化に直面しています。その結果、将来の成長を促進する方法として、デジタル化と自動化を加速しようとしています。
多くの場合、請求書処理のような業務は特に労力がかかり、社内外のデータと照合する手作業に多くの時間が費やされていますが、こうした作業こそ、新テクノロジーに任せるのに最適です。
「文書管理や業務プロセス管理は、ワークフローが非常に複雑です」と、Barré Technologies社のビジネス開発リーダーであるJános Prikk氏は語ります。「Barréでは、エンドユーザーが必要なデータにたどり着くための場所を見つけるのに苦労する様子を目の当たりにしてきました。しかし、文書管理や業務プロセス管理アプリケーションと対話できるAIアシスタントがあれば、ユーザーはプロセスをより迅速に進めることができ、既存のチームの生産性も大幅に向上するはずだと気づいたのです」。
IBM® FileNet やIBM Cloud Pak for Dataなどのソリューションの専門家であるBarré社が、IBMをこのプロジェクトのテクノロジー・パートナーとして選んだのは当然の選択でした。Barré社は、AIアシスタントの基盤にIBM® watsonx製品のポートフォリオを選びました。IBM watsonxは、IBM製のみならず、他社製ソリューションともシームレスに連携できるため、Barré社のエンジニアの開発プロセスを大幅に簡素化しました。IBM® watsonx.ai AI Studioでは、MistralやLlama 3など、中東欧(CEE)地域の言語に対応した大規模言語モデル(LLM)を提供しており、オンプレミスでの導入が可能です。これにより、商業機密情報のセキュリティーを強化できます。
「私たちのターゲット市場の多くは、高度に機密性の高いデータを扱っており、厳格な政府規制の下で運用されることも少なくありません。そうしたお客様にとって、データを安全に保つことは極めて重要です」とPrikk氏は述べています。「軽量なLLM(大規模言語モデル)によって実現されるオンプレミス・モデルにより、Barré社のAIアシスタントが必要とされる高度なセキュリティー機能を備えていることに、お客様は安心感を持つことができます」。
地元のIBMチームと緊密に連携して、Barré社は、請求書の摂取と処理、規制リポジトリー・ナビゲーション、ビジネス・ナレッジベース・ナビゲーションの3つの主要なユースケースをサポートするために、AIアシスタントを設計および開発しました。このアシスタントは自然言語による問いかけに対応し、バックグラウンドでエンタープライズ・アプリケーションのデータへアクセスして適切なドキュメントを取得し、厳選された結果を迅速かつ確実に提供します。
Barré社は、ハンガリーの顧客がAIアシスタントを導入できるよう取り組んでいます。例えば、ある大手病院では現在、Barré社のAIアシスタントを使って、受領した請求書の処理をテストしています。このアシスタントは請求書を社内のERPシステムに登録し、ハンガリーの税務当局のオンラインシステムで内容を照合した上で、承認および保管までを行います。
「Barré Technologies社内で、最初のクライアントとしてこのアシスタントを導入した私たち自身の経験から、エンタープライズ・アプリケーションの操作効率が30%向上したことを実感しています」とPrikk氏は語ります。「これは、従業員50名のチームで換算すると、年間約1,380時間の時間短縮に相当します。また、平均不可コストは1時間あたり65米ドルで、年間90,000米ドルの生産性が向上しています。約100,000米ドルの実装と年間運用コストを考えると、13カ月以内に完全に投資を回収できることができるでしょう」。
「私たちは常に、ビジネス目標を探るための対話から始めます」とPrikk氏は説明します。「お客様には単なる技術的なソリューションだけでなく、財務、人事、サードパーティー・パートナーを含むビジネスのあらゆる側面を取り入れたソリューションを提供することが重要です」。
そしt,次のように結論づけています。「もちろん、AIはハンガリーで注目の話題ですが、多くの人々はいまだにその実態をよく理解していません。IBM watsonxを活用することで、既存のアプリケーションに“魔法”を加え、迅速に成果をもたらし、生産性を高め、労働力における制約を解消する現実的なソリューションを提供できます。これは、ハンガリー企業の成長を後押しする鍵となるでしょう」。
ハンガリーに拠点を置くBarré Technologies社は、エンタープライズ・コンテンツ管理およびエンタープライズ・データ資産管理向けに設計されたソフトウェア・ソリューションを開発しています。
© Copyright IBM Corporation 2025.IBM、IBMのロゴ、FileNet、Cloud Pak、watsonx、およびwatsonx.aiは、米国およびその他の国または地域におけるIBM社の商標または登録商標です。
示されている例は、説明のみを目的として提供されています。実際の結果はお客様の設定や条件により異なるため、一般的に期待される結果を提供するものではありません。