swap コマンド

目的

ページング・スペース管理インターフェースを提供します。

構文

swap [ -a device ] | [ -d device ] | [ -s ] | [ -l ]

説明

swap コマンドの機能は、特性の表示、ページング・スペースの追加、およびページング・ スペースの削除です。

フラグ

項目 説明
-a device ページング・スペースをアクティブにします。 swapon コマンドと 同じ機能を実行します。
-d device ページング・スペースを非アクティブにします。 swapoff コマンドと 同じ機能を実行します。
-l ページング・スペース領域の状況をリスト形式で表示します。 出力には 4 つのカラムに次の情報が表示されます。
device
ページ・スペースのパス名。
maj/min
デバイスのメジャー/マイナー番号。
total
領域の合計サイズ (メガバイト)。
free
使用可能なスペースの量。
-s ページング・スペース合計の使用率と可用性について、要約情報を出力します。 次の情報が出力に表示されます (ページング・スペースの量は 4K バイトの ブロックで表示されます)。
allocated
現在割り当て済みのページング・スペース領域合計。
used
現在使用中のページング・スペース領域合計。
available
空きページング・スペースの合計量。
以上の数値には、アクティブなページング・スペース上 で -l オプションによりリストされるのと同様に、 すべての構成済み領域のページング・スペースが含まれています。
注: デバイスごとに 64 GB のページング・スペースの制限があります。

終了状況

0
コマンドは正常に完了しました。
>0
エラーが発生しました。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー 」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

  1. ページング・スペース合計の要約情報を出力するには、次のように入力します。
    swap -s
  2. ページング・スペース領域の状況をリスト形式で表示するには、次のように入力します。
    swap -l
  3. 特定のページング・スペース・デバイス paging01 をアクティブにするには、 次のように入力します。
    swap -a /dev/paging01

ファイル

項目 説明
/usr/sbin/swap System V swap コマンドが入っています。