refresh コマンド

目的

単一またはグループのサブシステムのリフレッシュを要求します。

構文

refresh [ -h Host] { -g Group| -p SubsystemPID| -s Subsystem}

説明

refresh コマンドは、サブシステムに送られるサブシステム・リフレッシュ要求をシステム・リソース・コントローラーに送信します。リフレッシュ・アクションは、サブシステムによって異なります。

注: サブシステムの通信手法がシグナルの場合は、refresh コマンドは成功しません。

フラグ

項目 説明
-gGroup リフレッシュの対象となるサブシステム・グループを指定します。Group 名がサブシステムのオブジェクト・クラス内に入っていなければ、refresh コマンドは失敗に終わります。
-h Host このリフレッシュ・アクションの要求先となる外部の Host コンピューターを指定します。 ローカル・ユーザーは "root" として実行中でなければなりません。リモート・システムは、リモート・システム・リソース・コントローラー要求を受け入れるように構成する必要があります。すなわち、srcmstr デーモン (/etc/inittab を参照) が -r フラグで始動され、/etc/hosts.equiv または .rhosts ファイルがリモート要求が行えるように構成される必要があります。
-p SubsystemPID リフレッシュの対象となるサブシステムの特定のインスタンスを指定します。
-s Subsystem リフレッシュの対象となるサブシステムを指定します。Subsystem 名には、実際のサブシステム名、またはサブシステムの同義語名が使えます。 Subsystem 名がサブシステムのオブジェクト・クラスに入っていないと、refresh コマンドは失敗に終わります。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX® ユーザーへの注意: このコマンドは特権操作を実行できます。特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権について詳しくは、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

  1. tcpip などのグループをリフレッシュするには、以下のように入力します。
    refresh  -g tcpip
  2. xntpd などのサブシステムをリフレッシュするには、 以下のように入力します。
    refresh  -s xntpd

ファイル

項目 説明
/etc/objrepos/SRCsubsys SRC サブシステム構成オブジェクト・クラスを指定します。
/etc/services インターネット・サービスに使われるソケットとプロトコルを定義します。
/dev/SRC AF_UNIX ソケット・ファイルを指定します。
/dev/.SRC-unix 一時ソケット・ファイルの位置を指定します。