chcons コマンド

注: コンソール・ログが表示されるのは、//usr/var または /tmp ディレクトリーのみです。

目的

システム・コンソールを、システムの次回の始動時に有効になる、指定デバイスまたは指定ファイルにリダイレクトします。

構文

chcons [ -a login=disable =enable} ] [  -a console_logname=file ] [  -a console_logsize=size ] [  -a console_logverb=number ] [  -a console_tagverb=number ] PathName

説明

chcons コマンドは、次のシステム始動時に有効なシステム・コンソールを変更します。システム・コンソールの現在の動作は影響を受けません。

PathName パラメーターは、システム・コンソールになるデバイスまたはファイルに対する完全修飾パス名にする必要があります。

PathName パラメーターで存在していないファイルを指定すると、chcons コマンドは、次のシステム始動時にそのファイルを作成します。ファイルが存在しているときは、chcons コマンドは、すべてのコンソール・メッセージ出力をそのファイルに送信します。正規ファイルの場合は、システムは、ログイン・プログラムを開始しません。

コンソール・パス名がキャラクター型デバイスのときは、システムは、ログイン・プログラムをそのデバイス上で開始します。ログインは、コンソール上ですべての実行レベルで使用可能になります。ログインが不要なときは、-a login=disable フラグを使用してください。

注意: コンソールがシステム上の唯一のログイン端末であるときは、次のシステム始動時に -a login=disable フラグを使用してログインすることはできません。

追加情報

chcons コマンドは、次のシステム始動時にコンソール構成メソッドで使用されるように、指定した情報をデータベースに保管します。このメソッドは、指定したデバイス・パス名を検査して、それがキャラクター・スペシャル・ファイルであるかどうか判別します。それがキャラクター・スペシャル・ファイルではないか、または存在しないときは、デバイス・パス名はファイルであると見なされ、それに従ってコンソールが設定されます。デバイス・パス名がキャラクター・スペシャル・ファイルのときは、コンソール構成メソッドは、ベース名を論理名として使用し、デバイス・データベース内のデバイス名を調べようとします。デバイスが見つかってそれが使用可能になっていると、コンソールは、そのデバイスに設定されます。

デバイスが見つからないか、または見つかっても使用可能でないときは、新しいシステム・コンソール・デバイスの選択を要求するプロンプトを表示するコンソール検索ルーチンが実行されます。デフォルトでは、S1 ポートの tty とすべてのグラフィック・ディスプレイがプロンプトを表示します。S2 またはその他のポートでプロンプトを表示するには、/etc/consdef ファイルを変更する必要があります。

デバイスについて、inittab ファイル内のコンソール ID のエントリーは、コンソール・ログインが enable パラメーターで指定されたときはコンソールにログインできるよう、再生成アクションに設定されます。これにより、ログインがすべての実行レベルで可能になります。コンソール・ログインが disable パラメーターで指定されたとき、またはファイルがコンソールとして指定されるときは、inittab ファイル内のコンソール・エントリーは OFF アクションに設定され、ログインは、コンソール上ですべての実行レベルについて不可になります。

フラグ

項目 説明
-a login= [ disable | enable ] 次のシステム始動時に、すべての実行レベルについてコンソールへのログインを可能または不可にします。
-a console_logname=file コンソール出力ログ・ファイルで使用する、絶対パス名を指定します。
-a console_logsize=size コンソール出力ログ・ファイルのサイズを、バイト数で指定します。
-a console_logverb=number コンソール出力ログの詳細レベルを指定します。 ゼロはログを使用不可にします。1 から 9 はログを使用可能にします。
-a console_tagverb=number コンソール出力のタグ付けの詳細レベルを指定します。 ゼロはタグ付けを使用不可にし、1 から 9 はタグ付けを使用可能にします。

  1. /tmp ディレクトリーの console.out というファイルにシステム・コンソールを変更するには、次のように入力します。
    chcons /tmp/console.out
  2. 論理名が tty3 の端末にシステム・コンソールを変更するには、 次のように入力します。
    
    chcons /dev/tty3
  3. /dev/tty3 デバイスに関連付けした端末にシステム・コンソールを変更し、コンソールに確実にログインできるようにするには、次のように入力します。
    chcons -a login=enable /dev/tty3
  4. 論理名が tty0 の端末にシステム・コンソールを変更し、 コンソールへのログインを不可にするには、次のように入力します。
    chcons -a login=disable /dev/tty0
  5. デフォルトの物理 LFT ディスプレイにコンソールを変更するには、 次のように入力します。
    
    chcons /dev/lft0

ファイル

項目 説明
/dev/console システム・コンソールのアクセス用のスペシャル・ファイルを指定します。
/etc/consdef 非デフォルト端末をコンソール・デバイスとして選択できるようにします。
/usr/sbin/chcons コマンド・ファイルを指定します。