ここで言及するステートメントの詳しい説明は、「z/OS Communications Server: IP 構成解説書」を参照してください。次に示す TCP/IP プロファイル・ステートメントは、OSA 管理サポート用に更新する必要があります。
SACONFIG ステートメントで、OSAENABLED を指定して OSA 管理サポートを使用可能にする 必要があります。TCP/IP の開始時に OSAENABLED を省略すると、OSA 管理サポートがなくなります。SACONFIG ステートメントは、独立したタスクとして TCP/IP アドレス・スペースで稼働しているサブエージェントの運用を 制御します。
OSASF パラメーターは、サブエージェントから OSA/SF への接続の場合、IOASNMP がどのポートを使用して listen するべきかを指定します。 複数の TCP/IP インスタンスを開始する時の、このパラメーターの使用法の説明については、複数の TCP/IP インスタンスが存在する場合の OSA/SF に対するサブエージェントの接続を参照してください。PORT ステートメントで OSASF ポートを指定することにより、OSASF ポートも予約済みにしておくことをお勧めします。
SACONFIG OSAENABLED OSASF 721
OSA/SF との通信に使用するポートを事前予約します。
PORT
721 TCP IOASNMP ; OSA/SF TCP/IP Communications
この例では、IOASNMP が z/OS® UNIX アプリケーションとして実行されているので、ポートは z/OS UNIX 用として予約できました。/etc/services ファイルを検討して、 ポートの競合がないことを確認してください。
DEVICE portname MPCIPA NONROUTER
LINK linkName IPAQENET portname