複数の TCP/IP インスタンスが存在する場合の OSA/SF に対するサブエージェントの接続

複数の z/OS® Communications Server インスタンスが同一の MVS™ イメージの中でアクティブである時には、TCP/IP インスタンスのうちのただ 1 つだけが IOASNMP に接続されます。TCP/IP インスタンスを IOASNMP に 接続するためには、SACONFIG プロファイル・ステートメントに OSASF パラメーターを指定する必要があります。

IOASNMP は TCP/IP インスタンスに接続してサーバーとして動作し、SACONFIG プロファイル・ステートメントに OSAENABLED が 指定された TCP/IP サブエージェントからの接続を受信します。その結果、これらのすべてのサブエージェントが、OSA/SF から OSA 情報を検索するために同一の TCP/IP を通じて IOASNMP に接続することになります。このプロセスの説明については、図 1を参照してください。

図 1. OSA/SF に対するサブエージェントの接続
OSA/SF に対するサブエージェントの接続

IOASNMP が TCP/IP との接続を失った場合は、IOASNMP は終了し、再始動する必要があります。

現在接続されている TCP/IP が終了すると、IOASNMP は、OSASF パラメーターに指定されているポート番号を使用して、SACONFIG プロファイル・ステートメントに指定された OSASF パラメーターの別の TCP/IP インスタンスとの接続を試みます。 サブエージェントも、この同じ OSASF ポート番号を使用し、IOASNMP を通じて OSA/SF に再接続を試みます。 この理由により、OSASF パラメーターが指定される各 TCP/IP インスタンスの SACONFIG ステートメントで、同じ OSASF ポート番号を使用することをお勧めします。

OSA/SF ソケットでソケット・エラーが発生するときは必ず、接続されているサブエージェントは次のメッセージを出します。

EZZ3219I SNMP SUBAGENT: DISCONNECTED FROM OSA/SF 

サブエージェント接続が再度確立されると、次のメッセージが出されます。

EZZ3218I SNMP SUBAGENT: CONNECTED TO OSA/SF