OSA/SF 前提条件

z/OS® Communications Server によって提供される TCP/IP サブエージェントは、管理データを入手するために OSA/SF に接続します。サブエージェントが OSA/SF への接続を確立するには、次の 2 つの OSA/SF コンポーネントが開始されている必要があります。

これらのサンプル・プロシージャー、およびそれらが呼び出すすべてのエンティティーは、OSA/SF とともに提供されます。 MVS™ システム上で、OSA/SF をセットアップする方法の詳しい説明については、「zEnterprise System and System z10 OSA-Express お客様ガイドおよび解説書」を参照してください。 OSA/SF の基本的な目的は、OSA アダプターを管理することです。SNMP を通じた OSA 管理のサポートは拡張されています。 IOAOSASF のインスタンス、IOASNMP、TCP/IP スタック、TCP/IP サブエージェント、 および SNMP エージェントは、OSA 管理サポートが必要とされている MVS イメージごとに開始する必要があります。

推奨される始動順序は次のとおりです。

  1. IOAOSASF を開始し、完全に初期化されるまで待ちます。IOAOSASF は、IOASNMP の前に開始しておく必要があります。
  2. TCP/IP スタック用に、AUTOLOG プロファイル・ステートメントに OSNMPD (CS SNMP エージェント) および IOASNMP を含めます。これにより、 TCP/IP の開始時にオートログ処理によってそれらが開始されます。追加のプロファイル・ ステートメント要件については、必要となる TCP/IP プロファイル・ステートメント を参照してください。TCP/IP スタックを開始します。

1 つの MVS イメージ上では、IOAOSASF か IOASNMP かいずれかただ 1 つのインスタンスだけが開始できます (またはそうする必要があります)。IOAOSASF の複数のコピーを開始しようとしてもリジェクトされます。IOASNMP の複数のコピーを開始すると、予測不可能な結果となります。

OSA/SF がバージョン 2 リリース 1 かそれ以上のレベルであり、OSA/SF APAR OW45237 が適用されていることを確認してください。