ステップ 3: VMCF および TNF の構成

Pascal ソケット・インターフェースは、アドレス・スペース内通信フローの限定されたセットのために IUCV/VMCF サービスを使用します。したがって、Pascal ソケット API を使用するどのアプリケーション (IBM® または他社提供) を使う場合も、アプリケーションの開始前に必ず、VMCF (Virtual Machine Communication Facility) サブシステムおよび TNF (Termination Notification Facility) サブシステムをアクティブにしておく必要があります。TCP/IP では、Pascal ソケット・インターフェースを使用する以下のアプリケーションおよびコマンドが提供されています。

これらのアプリケーションまたはコマンドのいずれかを使用する場合は、VMCF および TNF をセットアップする必要があります。

VMCF および TNF は、2 つの形態で構成できます。すなわち、再始動可能なサブシステムおよび再始動不能なサブシステムとして構成できます。

VMCF および TNF を再始動可能なサブシステムとして構成し、TCP/IP の初期化中に VMCF ノード名をデフォルトのホスト名として使用したい場合 (他のホスト名を探せない場合) には、VMCF を TCP/IP よりも先に開始する必要があります。

ヒント: ホスト名の値は、通常、TCPIP.DATA HOSTNAME ステートメントに指定された値です。
ガイドライン: VMCF ノード名は、TCPIP.DATA ファイルの処理中はシステム名修飾子として使用され、SMTP サーバーでは NJE ノード名として使用されます。この理由により、VMCF ノード名の指定には MVS™ システム名を使用し、SMTP 構成データ・セットでは NJENODENAME ステートメントを使用して NJE ノード名を明示的に指定する必要があります。