VMCF コマンド

再始動可能 VMCF を使用する場合、次の VMCF コマンドを使用すると、VMCF および TNF の現行ユーザーの名前を表示することができ、また、必要に応じて名前リストから名前を削除することができます。

注: この名前リストからの名前の除去およびサブシステムの停止を不用意に行うと、望ましくない結果が生じることがあります。 REMOVE および 停止 (P) コマンドは、最後の手段としてのみ、また十分に注意して使用してください。

ユーザーを削除しても、アプリケーションは取り消されないし、接続が切断されることもありません。つまり、除去されたアプリケーションがシステム内でアクティブのままになり、その結果、異常終了 0D6/0D4/0C4 が発生したり、TCP/IP がハングする可能性があります。VMCF から 削除されたユーザーが TNF や TCP/IP のユーザーのまま残ったり、TNF から削除されたユーザーが VMCF や TCP/IP のユーザーのまま残ることがあります。

ユーザーを終了させて VMCF または TNF を正しく停止するには、以下のステップに従ってください。

  1. 次のいずれかのコマンドを使用して、サブシステムの現行ユーザーを表示します。
    F VMCF,DISPLAY,NAME=*
    F TNF,DISPLAY,NAME=*
  2. これらのユーザーを終了させます。終了が失敗した場合は、最後の手段として REMOVE コマンドを使用して、名前リストからそれらのユーザーを強制的に削除してください。
  3. 次のいずれかのコマンドを使用して、サブシステムを停止します。
    P VMCF
    P TNF
    P コマンドが失敗した場合は、次のいずれかのコマンドを使用します。
    FORCE ARM VMCF
    FORCE ARM TNF

コマンドを以下のリストで説明します。

F TNF,DISPLAY,NAME=[name│*]
TNF の指定されたユーザー [またはすべての (*) ユーザー] を、ASID 順にソートして表示します。
F TNF,REMOVE,NAME=[name│*]
指定されたユーザー [またはすべての (*) ユーザー] を、TNF 内部テーブルから削除します。
P TNF
TNF の終了を要求します。
F VMCF,DISPLAY,NAME=[name│*]
VMCF の指定されたユーザー [またはすべての (*) ユーザー] を、名前順にソートして表示します。
F VMCF,REMOVE,NAME=[name│*]
指定されたユーザー [またはすべての (*) ユーザー] を、VMCF 内部テーブルから削除します。
P VMCF
VMCF の終了を要求します。

サンプル・コマンド:

F TNF,DISPLAY,NAME=TCPV3 
F VMCF,DISPLAY,NAME=*    
F TNF,REMOVE,NAME=FTPSERV
F VMCF,REMOVE,NAME=*     
P TNF