ステップ 10: シスプレックスごとに 1 つの ADNR アプリケーションの構成

ADNR は 1 つのファイルから構成データを読み取ります。このファイルは、z/OS® UNIX ファイル、PDS または PDSE メンバー、あるいは順次データ・セットとして存在させることができます。 障害時に ADNR がシスプレックス内で移動可能となるように計画する場合は、ADNR 構成ファイルまたはデータ・セットを共用 DASD に入れて、必要に応じてシスプレックス内のすべてのシステムからアクセス可能にする必要があります。 ADNR 構成ファイルは、ADNR 開始プロシージャー内の CONFIG DD ステートメントで指定されます。 SEZAINST 内の EZBADNRS に、サンプルの開始プロシージャーが提供されています。

ADNR 構成ファイルは、次の 5 つの基本的な目的に役立ちます。

サンプルの ADNR 構成ファイルが、SEZAINST 内の EZBADNRC に提供されています。

ヒント: Advisor および Agent の構成用語と一貫性を保つために、connection という語を含むステートメントまたはキーワードはすべて、ローカル・ソケットを参照します。id という語を含むステートメントはすべて、リモート・アドレスを参照し、場合によってはポートも参照します。

ADNR 構成ファイルには、他のステートメントまたはキーワードを参照するステートメントまたはキーワードが含まれます。 このような参照はすべて、ラベルを使用して行われます。