オプション・ステートメントのカスタマイズ

ADNR 構成ファイル内のオプション・ステートメントをカスタマイズします。

オプションの debug_level ステートメントは、ADNR のログ・ファイル内にどれだけのログ・データが収集されるかを決定します。

制約事項: ほとんどの場合、IBM® 技術員からの指示がない限り、debug_level ステートメントをカスタマイズしないでください。トレース・データ・タイプを増やすと、大量データが収集される可能性があります。トレース・データの量をデフォルト値より少なくすると、問題の診断がさらに困難になる可能性があります。

技術的には、host_group と server_group ステートメントはオプションです。すべての ADNR 管理リソース・レコードのネーム・サーバーをフラッシュするには、これらのステートメントを省略することができます。 しかし、これらのステートメントを省略すると、ADNR は、ADNR 構成ファイルで host_group および server_group ステートメントが更新され、MODIFY REFRESH コマンドが発行されるまで、シスプレックスのネーム・サーバーを管理しません。 host_group または server_group ステートメントが構成されない場合、ipaddrlist ステートメントもオプションです。 詳しくは、ゾーンのフラッシュを参照してください。

key ステートメントは、デジタル署名の作成で使用される鍵ファイルを定義します。これは、ゾーン更新とゾーン転送にトランザクション署名 (TSIG) を指定する場合に使用されます。 鍵について詳しくは、動的更新の許可および ゾーン転送の許可を参照してください。

ガイドライン: 鍵ファイルには、ADNR がこの鍵ファイルを読み取り可能となるアクセス許可が必要です。あるいは、このファイルの所有者として、または関連グループのメンバーとしてこのファイルを読み取り可能となるアクセス許可が必要です。