MFT command.properties ファイル

command.properties ファイルには、ユーザーがコマンドを発行するときに接続先となるコマンド・キュー・マネージャーと、Managed File Transfer がそのキュー・マネージャーと情報のやり取りをするのに必要な情報を指定します。

command.properties ファイルは、インストーラーまたは fteSetupCommands コマンドにより作成されます。 fteSetupCommands コマンドを -f フラグと共に使用して、このファイルで基本コマンド・キュー・マネージャー・プロパティーを変更できます。 拡張コマンド・キュー・マネージャー・プロパティーを変更または追加するには、テキスト・エディターでファイルを編集する必要があります。

一部の Managed File Transfer コマンドは、コマンド・キュー・マネージャーではなく、エージェント・キュー・マネージャーまたは調整キュー・マネージャーに接続します。 どのコマンドがどのキュー・マネージャーに接続するかについては、 どの MFT コマンドがどのキュー・マネージャーに接続するかを参照してください。

command.properties ファイルは MQ_DATA_PATH/mqft/config/coordination_qmgr_name ディレクトリーにあります。

command.properties ファイルには以下の値が含まれます。
表 1. 基本コマンド・キュー・マネージャー・プロパティー
プロパティー名 説明 デフォルト値
connectionQMgr IBM® MQ ネットワークへの接続に使用されるキュー・マネージャーの名前。 デフォルトなし
connectionQMgrHost 接続キュー・マネージャーのホスト名または IP アドレス。 デフォルトなし
connectionQMgrPort クライアント・モードの接続キュー・マネージャーとの接続に使用されるポート番号。 1414
connectionQMgrChannel 接続キュー・マネージャーとの接続に使用される SVRCONN チャネル名。 SYSTEM.DEF.SVRCONN

connectionQMgrHost プロパティーの値を指定しない場合は、デフォルトでバインディング・モードが使用されます。

connectionQMgrHost プロパティーに値を指定し、connectionQMgrPort および connectionQMgrChannel プロパティーには値を指定しない場合、ポート番号 1414 およびチャネル SYSTEM.DEF.SVRCONN がデフォルトで使用されます。

表 2. 拡張コマンド・キュー・マネージャーのプロパティー
プロパティー名 説明 デフォルト値
コード・ページ・プロパティー:
connectionCcsid コマンドが、コマンド・キュー・マネージャーに接続するときに使用するコード・ページ。 connectionCcsid の値を指定する場合は、connectionCcsidName の値も指定する必要があります。 1208
connectionCcsidName connectionCcsid の Java 表記。 connectionCcsidName の値を指定する場合は、connectionCcsid の値も指定する必要があります。 UTF8
マルチ・インスタンス・キュー・マネージャーのプロパティー:
connectionQMgrStandby connectionQMgr プロパティーによって定義されている、複数インスタンス・コマンド・キュー・マネージャーのスタンバイ・インスタンスに対して、クライアント接続するために使用するホスト名とポート番号 ( IBM MQ CONNAME 形式)。 例えば、host_name(port_number) デフォルトなし
セキュリティー・プロパティー:
userIdForClientConnect IBM MQへのクライアント接続を介してフローされるユーザー ID。 java が指定されている場合、JVM によって報告されるユーザー名は、 IBM MQ 接続要求の一部として渡されます。 このプロパティーの値は None または java のいずれかになります。 なし
connectionQMgrAuthenticationCredentialsFile コマンド・キュー・マネージャーに接続するための MQ 接続資格情報が入ったファイルへのパス。

[z/OS]認証資格情報ファイルの作成について詳しくは、 z/OS®での MQMFTCredentials.xml の構成を参照してください。

[UNIX、Linux、Windows]このファイルの場所と許可については、 MQMFTCredentials.xmlの構成 を参照してください。

[UNIX、Linux、Windows]認証資格情報ファイルの作成について詳しくは、 MFT および IBM MQ の接続認証を参照してください。

キュー・プロパティー:
dynamicQueuePrefix エージェントからの応答を必要とするコマンドの場合、このプロパティーは、一時応答キュー名を生成するために使用する IBM MQ 接頭部を定義します。

dynamicQueuePrefixプロパティのフォーマットは、'IBM MQMQOD構造体の'DynamicQNameフィールドのフォーマットに従う。 詳しくは、 動的キューの作成を参照してください。

WMQFTE によって生成される一時キューに特定の IBM MQ 接頭部を使用する場合は、coordination.properties ファイルでこのプロパティーを定義することもできます。

WMQFTE.*
modelQueueName エージェントからの応答を必要とするコマンドの場合、このプロパティーは、一時応答キューの生成に使用する IBM MQ モデル・キューを定義します。

WMQFTE によって生成される一時キューに特定の IBM MQ モデル・キューを使用する場合は、 coordination.properties ファイルでこのプロパティーを定義することもできます。 詳しくは、 MFT coordination.properties ファイルを参照してください。

SYSTEM.DEFAULT.MODEL.QUEUE
接続プロパティー:
javaLibraryPath バインディング・モードでキュー・マネージャーに接続する場合、 Managed File TransferIBM MQ Java バインディング・ライブラリーにアクセスできなければなりません。 デフォルトでは、 Managed File Transfer は、 IBM MQによって定義されたデフォルトの場所でバインディング・ライブラリーを検索します。 バインディング・ライブラリーが別の場所にある場合は、このプロパティーを使用して、バインディング・ライブラリーの場所を指定してください。 /opt/mqm/java/lib
[z/OS]legacyXMLMessageMQMDFormat [z/OS]

Managed File Transfer コマンド XML メッセージが、ブランクの MQMD 形式フィールドとともにキューに送信されるようになりました。 以前のバージョンの製品では、MQMD 形式フィールドを MQSTR (テキスト・メッセージ・ストリング) に設定していました。 このプロパティーを true に設定すると、 Managed File Transfer コマンドの XML メッセージが、MQSTR の MQMD 形式フィールドとともにキューに送信されます。

MQMD 形式フィールドが MQSTR に設定されている場合、データ変換が有効になっている MQ ネットワーク内にチャネルが存在すると、 Managed File Transfer コマンド XML メッセージが破損する可能性があります。

[z/OS]false
エージェント・プロパティー    
failCleanAgentWithNoArguments デフォルトでは、このプロパティーの値は true に設定されているため、エージェント名のパラメーターのみが指定されている場合、fteCleanAgent コマンドの実行が失敗します。 このプロパティーを false に設定すると、エージェント名のパラメーターのみが設定されている場合に、fteCleanAgent コマンドの動作は -all パラメーターを指定したときの動作と同じになります。 true

SSL プロパティーについては、 MFT の SSL プロパティーを参照してください。

以下は、command.properties ファイルの内容の例です。
connectionQMgr=PLUTO
connectionQMgrHost=kuiper.example.com
connectionQMgrPort=1930
connectionQMgrChannel=SYSTEM.DEF.SVRCONN
この例での PLUTO は、システム kuiper.example.com にある IBM MQ キュー・マネージャーの名前です。 キュー・マネージャー PLUTO は、 Managed File Transfer コマンドが接続するキュー・マネージャーです。