MFT の SSL プロパティー

一部の MFT プロパティー・ファイルには、SSL プロパティーが含まれています。 IBM® MQ および Managed File Transfer で SSL または TLS を使用して、エージェントとキュー・マネージャーの間の無許可接続を防止したり、エージェントとキュー・マネージャーの間のメッセージ・トラフィックを暗号化したりすることができます。

以下の MFT プロパティー・ファイルには、SSL プロパティーが含まれています。

Managed File Transferで SSL または TLS を使用する方法については、 MFTの SSL または TLS 暗号化の構成を参照してください。

IBM WebSphere® MQ 7.5以降、ファイルまたはディレクトリーの場所を表す一部の Managed File Transfer プロパティーで環境変数を使用できるようになりました。 これにより、製品の一部の実行時に使用されるファイルまたはディレクトリーの場所を、環境の変更 (プロセスを実行しているユーザーなど) に合わせて変えることができます。 詳しくは、 MFT プロパティーでの環境変数の使用を参照してください。

agent.properties ファイルの SSL プロパティー

エージェントの agent.properties ファイルは、 MQ_DATA_PATH/mqft/config/coordination_qmgr_name/agents/agent_name ディレクトリーにあります。 これに含まれるプロパティーには、以下の SSL プロパティーがあります。

表 1. agent.properties ファイルの SSL プロパティー
プロパティー名 説明 デフォルト値
agentSslCipherSpec エージェントとエージェント・キュー・マネージャー間でのデータの交換時に使用されるプロトコル、ハッシュ・アルゴリズム、および暗号化アルゴリズムと、そのときに暗号鍵で使用されるビット数を指定します。

agentSslCipherSpec の値は、CipherSpec 名です。 この CipherSpec 名は、エージェント・キュー・マネージャー・チャネルで使用されている名前と同じです。 有効な CipherSpec 名の一覧は Java 向けの SSL/TLS CipherSpecs and CipherSuites in IBM MQ classes および JMS 向けの SSL/TLS CipherSpecs and CipherSuites in IBM MQ classes に記載されています。

agentSslCipherSpec は、agentSslCipherSuite とよく似ています。 agentSslCipherSuite と agentSslCipherSpec の両方を指定した場合は、agentSslCipherSpec の値が使用されます。

なし
agentSslCipherSuite エージェントとエージェント・キュー・マネージャーのデータ交換方法に関する SSL の動作を指定します。

agentSslCipherSuite の値は、CipherSuite 名です。 この CipherSuite 名は、エージェント・キュー・マネージャー・チャネルで使用される CipherSpec 名にマップされます。 詳細は、 CipherSuite と CipherSpec 名のマッピングを参照してください。

agentSslCipherSuite は、agentSslCipherSpec とよく似ています。 agentSslCipherSuite と agentSslCipherSpec の両方を指定した場合は、agentSslCipherSpec の値が使用されます。

なし
agentSslPeerName エージェント・キュー・マネージャーによって提供される名前と合致しなければならない識別名の骨組みを指定します。 その識別名に基づいて、接続時にキュー・マネージャーによって提示される識別用証明書が検査されます。 なし
agentSslTrustStore エージェントが信頼する証明書の場所を指定します。 agentSslTrustStore の値は、ファイル・パスです。 Windows のファイル・パスの場合、円記号 (¥) はエスケープ (¥¥) する必要があります。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

なし
agentSslKeyStore エージェントの秘密鍵の場所を指定します。 agentSslKeyStore の値は、ファイル・パスです。 Windows ファイル・パスの場合は、バックスラッシュ文字 (¥) をエスケープ (¥¥) してください。このプロパティーは、エージェント・キュー・マネージャーがクライアント認証を必要とする場合にのみ、必要です。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

なし
agentSslFipsRequired エージェントのレベルで FIPS サポートを使用可能にすることを指定します。 このプロパティーの値は、true または false のいずれかになります。 詳しくは、 MFT での FIPS サポートを参照してください。 false
agentSslKeyStoreType 使用する SSL 鍵ストアのタイプ。 JKS および PKCS#12 の鍵ストアがサポートされています。 このプロパティーの値は、jks または pkcs12 のいずれかになります。 jks
agentSslKeyStoreCredentialsFile agentSslKeyStore 資格情報が含まれているファイルのパス。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

このプロパティーのデフォルト値は、 Windows の場合は %USERPROFILE%\MQMFTCredentials.xml 、その他のプラットフォームの場合は $HOME/MQMFTCredentials.xml です。
agentSslTrustStoreType 使用する SSL 鍵ストアのタイプ。 JKS および PKCS#12 の鍵ストアがサポートされています。 このプロパティーの値は、jks または pkcs12 のいずれかになります。 jks
agentSslTrustStoreCredentialsFile agentSslTrustStore 資格情報が含まれているファイルのパス。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

このプロパティーのデフォルト値は、 Windows の場合は %USERPROFILE%\MQMFTCredentials.xml 、その他のプラットフォームの場合は $HOME/MQMFTCredentials.xml です。

coordination.properties ファイルの SSL プロパティー

coordination.properties ファイルは、 MQ_DATA_PATH/mqft/config/coordination_qmgr_name ディレクトリーにあります。 これに含まれるプロパティーには、以下の SSL プロパティーがあります。

表 2. coordination.properties ファイルの SSL プロパティー
プロパティー名 説明 デフォルト値
coordinationSslCipherSpec コマンドと調整キュー・マネージャー間でのデータの交換時に使用されるプロトコル、ハッシュ・アルゴリズム、および暗号化アルゴリズムと、そのときに暗号鍵で使用されるビット数を指定します。

coordinationSslCipherSpec の値は、CipherSpec 名です。 この CipherSpec 名は、調整キュー・マネージャー・チャネルで使用されている CipherSpec 名と同じです。 有効な CipherSpec 名の一覧は Java 向けの SSL/TLS CipherSpecs and CipherSuites in IBM MQ classes および JMS 向けの SSL/TLS CipherSpecs and CipherSuites in IBM MQ classes に記載されています。

coordinationSslCipherSpec は、coordinationSslCipherSuite とよく似ています。 coordinationSslCipherSuite と coordinationSslCipherSpec の両方を指定した場合は、coordinationSslCipherSpec の値が使用されます。

なし
coordinationSslCipherSuite コマンドと調整キュー・マネージャーのデータ交換方法に関する SSL の動作を指定します。

coordinationSslCipherSuite の値は、CipherSuite 名です。 この CipherSuite 名は、エージェント・キュー・マネージャー・チャネルで使用される CipherSpec 名にマップされます。 詳細は、 CipherSuite と CipherSpec 名のマッピングを参照してください。

coordinationSslCipherSuite は、coordinationSslCipherSpec とよく似ています。 coordinationSslCipherSuite と coordinationSslCipherSpec の両方を指定した場合は、coordinationSslCipherSpec の値が使用されます。

なし
coordinationSslPeerName 調整キュー・マネージャーによって提供される名前と合致しなければならない識別名の骨組みを指定します。 その識別名に基づいて、接続時に調整キュー・マネージャーによって提示される識別用証明書が検査されます。 なし
coordinationSslTrustStore コマンドが信頼する証明書の場所を指定します。 coordinationSslTrustStore の値は、ファイル・パスです。 Windows のファイル・パスの場合、円記号 (¥) はエスケープ (¥¥) する必要があります。

IBM WebSphere MQ 7.5 以降では、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

なし
coordinationSslTrustStoreType 使用する SSL 鍵ストアのタイプ。 JKS および PKCS#12 の鍵ストアがサポートされています。 このプロパティーの値は、jks または pkcs12 のいずれかになります。 jks
coordinationSslTrustStoreCredentialsFile coordinationSslTrustStore 資格情報が含まれているファイルのパス。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

このプロパティーのデフォルト値は、 Windows の場合は %USERPROFILE%\MQMFTCredentials.xml 、その他のプラットフォームの場合は $HOME/MQMFTCredentials.xml です。
coordinationSslKeyStore コマンドの秘密鍵の場所を指定します。 coordinationSslKeyStore の値は、ファイル・パスです。 Windows ファイル・パスの場合は、バックスラッシュ (¥) をエスケープ (¥¥) してください。このプロパティーは、調整キュー・マネージャーがクライアント認証を必要とする場合にのみ、必要です。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

なし
coordinationSslKeyStoreType 使用する SSL 鍵ストアのタイプ。 JKS および PKCS#12 の鍵ストアがサポートされています。 このプロパティーの値は、jks または pkcs12 のいずれかになります。 jks
coordinationSslKeyStoreCredentialsFile coordinationSslKeyStore 資格情報が含まれているファイルのパス。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

このプロパティーのデフォルト値は、 Windows の場合は %USERPROFILE%\MQMFTCredentials.xml 、その他のプラットフォームの場合は $HOME/MQMFTCredentials.xml です。
coordinationSslFipsRequired 調整キュー・マネージャーのレベルで FIPS サポートを使用可能にすることを指定します。 このプロパティーの値は、true または false のいずれかになります。 詳しくは、 MFT での FIPS サポートを参照してください。 false

command.properties ファイルの SSL プロパティー

command.properties ファイルは、 MQ_DATA_PATH/mqft/config/coordination_qmgr_name ディレクトリーにあります。 これに含まれるプロパティーには、以下の SSL プロパティーがあります。

表 3. command.properties ファイルの SSL プロパティー
プロパティー名 説明 デフォルト値
connectionSslCipherSpec コマンドとコマンド・キュー・マネージャー間でのデータの交換時に使用されるプロトコル、ハッシュ・アルゴリズム、および暗号化アルゴリズムと、そのときに暗号鍵で使用されるビット数を指定します。

connectionSslCipherSpec の値は、CipherSpec 名です。 この CipherSpec 名は、コマンド・キュー・マネージャー・チャネルで使用されている名前と同じです。 有効な CipherSpec 名の一覧は Java 向けの SSL/TLS CipherSpecs and CipherSuites in IBM MQ classes および JMS 向けの SSL/TLS CipherSpecs and CipherSuites in IBM MQ classes に記載されています。

connectionSslCipherSpec は、connectionSslCipherSuite とよく似ています。 connectionSslCipherSuite と connectionSslCipherSpec の両方を指定した場合は、connectionSslCipherSpec の値が使用されます。

なし
connectionSslCipherSuite コマンドとコマンド・キュー・マネージャーのデータ交換方法に関する SSL の動作を指定します。

connectionSslCipherSuite の値は、CipherSuite 名です。 この CipherSuite 名は、エージェント・キュー・マネージャー・チャネルで使用される CipherSpec 名にマップされます。 詳細は、 CipherSuite と CipherSpec 名のマッピングを参照してください。

connectionSslCipherSuite は、connectionSslCipherSpec とよく似ています。 connectionSslCipherSuite と connectionSslCipherSpec の両方を指定した場合は、connectionSslCipherSpec の値が使用されます。

なし
connectionSslPeerName コマンド・キュー・マネージャーによって提供される名前と合致しなければならない識別名の骨組みを指定します。 その識別名に基づいて、接続時にコマンド・キュー・マネージャーによって提示される識別用証明書が検査されます。 なし
connectionSslTrustStore コマンドが信頼する証明書の場所を指定します。 connectionSslTrustStore の値は、ファイル・パスです。 Windows のファイル・パスの場合、円記号 (¥) はエスケープ (¥¥) する必要があります。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

なし
connectionSslTrustStoreType 使用する SSL トラストストアのタイプ。 JKS および PKCS#12 の鍵ストアがサポートされています。 このプロパティーの値は、jks または pkcs12 のいずれかになります。 jks
connectionSslTrustStoreCredentialsFile connectionSslTrustStore 資格情報が含まれているファイルのパス。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

このプロパティーのデフォルト値は、 Windows の場合は %USERPROFILE%\MQMFTCredentials.xml 、その他のプラットフォームの場合は $HOME/MQMFTCredentials.xml です。
connectionSslKeyStore コマンドの秘密鍵の場所を指定します。 connectionSslKeyStore の値は、ファイル・パスです。 Windows ファイル・パスの場合は、バックスラッシュ文字 (¥) をエスケープ (¥¥) してください。このプロパティーは、コマンド・キュー・マネージャーがクライアント認証を必要とする場合にのみ、必要です。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

なし
connectionSslKeyStoreType 使用する SSL 鍵ストアのタイプ。 JKS および PKCS#12 の鍵ストアがサポートされています。 このプロパティーの値は、jks または pkcs12 のいずれかになります。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

jks
connectionSslKeyStoreCredentialsFile connectionSslKeyStore 資格情報が含まれているファイルのパス。

IBM WebSphere MQ 7.5以降、このプロパティーの値に環境変数を含めることができます。

このプロパティーのデフォルト値は、 Windows の場合は %USERPROFILE%\MQMFTCredentials.xml 、その他のプラットフォームの場合は $HOME/MQMFTCredentials.xml です。
connectionSslFipsRequired コマンド・キュー・マネージャーのレベルで FIPS サポートを使用可能にすることを指定します。 このプロパティーの値は、true または false のいずれかになります。 詳しくは、 MFT での FIPS サポートを参照してください。 false
[V9.1.0 2018 年 7 月]

logger.properties ファイルの SSL プロパティー

logger.properties ファイルは、 MQ_DATA_PATH/mqft/config/coordination_qmgr_name/loggers/logger_name ディレクトリーにあります。 ロガー・キュー・マネージャーへのクライアント・モード接続をサポートするために必要なプロパティーには、以下の SSL プロパティーが含まれます。
表 4。 logger.properties ファイルの SSL プロパティー
プロパティー名 説明 デフォルト値
wmqfte.queue.manager.host ロガー・キュー・マネージャーのホスト名または IP アドレス。 デフォルト値なし
wmqfte.queue.manager.port ロガー・キュー・マネージャーが listen するポート。 1414
wmqfte.queue.manager.channel ロガー・キュー・マネージャーのサーバー接続チャネルの名前。 SYSTEM.DEF.SVRCONN
wmqfte.Ssl.CipherSuite

ロガーとロガー・キュー・マネージャーのデータ交換方法に関する TLS の動作を指定します。

wmqfte.Ssl.CipherSuite の値は CipherSuite 名です。 この CipherSuite 名は、ロガー・キュー・マネージャー・チャネルで使用される CipherSpec 名にマップされます。

詳細は、 CipherSuite と CipherSpec 名のマッピングを参照してください。

デフォルト値なし
wmqfte.Ssl.PeerName ロガー・キュー・マネージャーによって提供される名前と合致しなければならない識別名の骨組みを指定します。 その識別名に基づいて、接続時にキュー・マネージャーによって提示される識別用証明書が検査されます。 デフォルト値なし
wmqfte.Ssl.TrustStore ロガーが信頼する証明書の場所を指定します。 wmqfte.Ssl.TrustStore の値はファイル・パスです。

[Windows]If the file path is a Windows file path the backslash character (\) must be escaped with a further backslash character (\\).

このプロパティーの値には環境変数を含めることができる点にご注意ください。

デフォルト値なし
wmqfte.Ssl.TrustStoreCredentialsFile wmqfte.Ssl.TrustStore 資格情報が含まれているファイルのパス。

このプロパティーの値には環境変数を含めることができる点にご注意ください。

デフォルト値なし
wmqfte.Ssl.TrustStoreType 使用する SSL 鍵ストアのタイプ。 JKS および PKCS#12 の鍵ストアがサポートされています。 このプロパティーの値は、jks または pkcs12 のいずれかになります。 jks
wmqfte.Ssl.KeyStore ロガーの秘密鍵の場所を指定します。 wmqfte.Ssl.KeyStore の値はファイル・パスです。

[Windows]If the file path is a Windows file path the backslash character (\) must be escaped with a further backslash character (\\).

このプロパティーの値には環境変数を含めることができる点にご注意ください。

デフォルト値なし
wmqfte.Ssl.KeyStore.CredentialsFile wmqfte.Ssl.KeyStore 資格情報が含まれているファイルのパス。

このプロパティーの値には環境変数を含めることができる点にご注意ください。

デフォルト値なし
wmqfte.Ssl.KeyStoreType 使用する SSL 鍵ストアのタイプ。 JKS および PKCS#12 の鍵ストアがサポートされています。 このプロパティーの値は、jks または pkcs12 のいずれかになります。 jks
wmqfte.Ssl.FipsRequired ロガーのレベルで FIPS サポートを使用可能にすることを指定します。 このプロパティーの値は、true または false のいずれかになります。 詳しくは、 MFT での FIPS サポートを参照してください。 false