[Solaris]

オペレーティング・システムの構成とチューニング ( Solaris )

IBM® MQが必要とするリソース制限を使用して Solaris システムを構成します。

IBM MQ はセマフォー、共用メモリー、およびファイル記述子を使用しますが、デフォルトのリソース限界が適切でない可能性があります。

maxusers、およびその他のプロセス・サイジング・パラメーターについて詳しくは、 プロセス・サイジング・パラメーターを参照してください。

mqm グループのすべてのユーザーに新しいデフォルト制限を設定するには、各ゾーンで mqm グループのプロジェクトをセットアップします。

mqm グループのプロジェクトが既にあるかどうかを調べるには、root としてログインして、次のコマンドを入力します。

projects -l
group.mqm プロジェクトをまだ定義していない場合は、次のコマンドを入力します。

projadd -c "IBM MQ default settings"
        -K "process.max-file-descriptor=(basic,10000,deny)"
        -K "project.max-shm-memory=(priv,4GB,deny)"
        -K "project.max-shm-ids=(priv,1024,deny)"
        -K "project.max-sem-ids=(priv,128,deny)" group.mqm
group.mqm というプロジェクトがリストされている場合は、そのプロジェクトの属性を確認します。 属性は次の最小値を含んでいなくてはなりません。

process.max-file-descriptor=(basic,10000,deny)
project.max-sem-ids=(priv,128,deny)
project.max-shm-ids=(priv,1024,deny)
project.max-shm-memory=(priv,4294967296,deny)
これらの値を変更する必要がある場合は、次のコマンドを入力します。

projmod -s -K "process.max-file-descriptor=(basic,10000,deny)" 
           -K "project.max-shm-memory=(priv,4GB,deny)" 
           -K "project.max-shm-ids=(priv,1024,deny)"
           -K "project.max-sem-ids=(priv,128,deny)" group.mqm
既に値が正しい属性については、このコマンドから省略できることにご注意ください。
例えば、ファイル記述子の数のみを変更するには、以下のコマンドを入力します。

projmod -s -K "process.max-file-descriptor=(basic,10000,deny)" group.mqm

(mqm ユーザーのもとでキュー・マネージャーの開始制限のみを設定するには、mqm としてログインしてコマンド projects を入力します。 最初にリストされているプロジェクトはおそらく default なので、 group.mqm の代わりに defaultprojmod コマンドと共に使用できます。)

IBM MQの実行時にプロジェクト group.mqm の属性がユーザー・セッションで使用されるようにするには、そのユーザー ID の 1 次グループが mqm であることを確認してください。 このトピックの例では、 group.mqm というプロジェクト ID を使用します。

プロジェクトがユーザー・セッションにどのように関連付けられるかについて詳しくは、 システム管理ガイド: Oracle Solaris Containers-Resource Management and Oracle Solaris Zones for your release of Solarisを参照してください。

mqconfig コマンドを使用して、システム構成を確認できます。

システムの構成について詳しくは、 How to configure UNIX and Linux® systems for IBM MQを参照してください。