始めに

ヒープ・ダンプ・ファイルを取得して、Memory Analyzer で開き、分析を開始します。必要に応じてデータをエクスポートします。

手順

  1. Memory Analyzer でサポートされているヒープ・ダンプ・ファイルのタイプを確認してください。詳しくは、サポートされるダンプ・ファイルのタイプを参照してください。
  2. ヒープ・ダンプ・ファイルを作成します
  3. Memory Analyzer でファイルを開きます。
    1. 「ファイル」 > 「ヒープ・ダンプのオープン」をクリックして、ファイルを開きます。この製品の Web Edition では、目的のファイルを選択し、ポップアップ・メニューを使用して Memory Analyzer を起動することができます (Memory Analyzer をホストしている製品でこの方法がサポートされている場合)。 ダンプ・ファイルが単一の JVM によって生成された場合は、「始めに」ウィザードが実行されます。
    2. 複数の JVM インスタンスを含むダンプ・ファイル (例えば、z/OS オペレーティング・システムで作成されたダンプ・ファイル) を開いた場合は、「スナップショットの選択」ウィンドウが表示されます。このツールを使用して分析するスナップショットを選択し、「OK」をクリックして、「始めに」ウィザードを実行します。 選択したスナップショットについてさらに詳しい情報を表示するには、「詳細 >>」をクリックしてください。
    3. 「始めに」ウィザードには、ツールがファイルのオープンを終了したときに生成できる、いくつかの共通レポートが表示されます。生成する共通レポートを選択するか、「取り消す」をクリックします。いずれの場合も概要レポートが生成されます。
      ヒント: プリファレンスを設定することにより、今後ファイルを開いたときに「始めに」ウィザードが実行されないようにすることができます。「ファイル」 > 「設定...」 > 「IBM Monitoring and Diagnostic Tools for Java - Memory Analyzer」をクリックし、「始めに」ウィザードを非表示」チェック・ボックスを選択します。(「設定」メニューはこの製品の Web Edition ではサポートされていないため、このデフォルトの動作を変更できません。)
      概要レポートが「ヒープ・エディター」タブに表示されます。このタブの名前は、ダンプ・ファイルの名前になっています。
  4. 概要レポートを使用して、ヒープ・ダンプの初期分析に役立ててください。 詳細については、初期分析を参照してください。
  5. 必要に応じて、分析の結果をエクスポートします。 詳細については、データのエクスポートを参照してください。

タスクの結果

変更の始まり.hprof ファイルを開いているときに、HPROF パーサーでエラーが発生した場合、Memory Analyzer はファイルを開かない可能性があります。この動作は、「設定」メニューの「IBM Monitoring and Diagnostic Tools for Java - Memory Analyzer」 > 「HPROF パーサー」設定によって決定されます。 選択可能な設定は次のとおりです。
厳密
これはデフォルト設定です。ダンプ・ファイルが HPROF の指定から逸脱した場合、Memory Analyzer は例外をスローして、ファイルの処理を停止します。
警告
Memory Analyzer は、エラー・ログ内に警告を作成して、ダンプ・ファイルの処理を続行します。警告は、ダンプ・ファイル、ダンプ・ファイルを生成した JVM、または Memory Analyzer プログラムの問題を示している可能性があります。
注: この機能は、この製品の Web Edition では使用できません。
変更の終わり

次のタスク

ダンプ・ファイルを正常に開いた後、さらに多くのダンプ・ファイルを開くことができます。ファイルごとに新規の「ヒープ・エディター」タブが開きます。
注: この製品の Web Edition では、複数のダンプ・ファイルを開くことはできません。

この製品の Web Edition を使用していて、ツールの使用を終了した場合は、ブラウザー・ウィンドウを閉じる前に「ヒープ・エディター」タブを閉じてください。このアクションにより、開かれたダンプ・ファイルに関連付けられているサーバー・メモリーが解放されます。「ヒープ・エディター」タブを閉じない場合、メモリーは、セッションがタイムアウトになるまで解放されません。



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