サポートされるダンプ・ファイルのタイプ

Memory Analyzer は、さまざまなプラットフォームからの .hprof バイナリー・ヒープ・ダンプ・ファイル、IBM システム・ダンプ・ファイル、および IBM ポータブル・ヒープ・ダンプ (PHD) ファイル (.phd) を処理します。

次の表に、IBM J9 Java™ 仮想マシン (JVM) から生成できる、サポートされるダンプ・ファイルのタイプをリストします。
表 1. Memory Analyzer で開くことのできる IBM ダンプ・ファイルのタイプ
ダンプのタイプ タイプのファイル (Files of Type)」リスト内のオプション 説明
Java ダンプ IBM javacore ファイル (IBM javacore files) -Xdump:java コマンド行オプションを使用して生成されます。 Java ダンプ・ファイルのデフォルトのファイル名は、javacore.date.time.process_id.sequence_number.txt です。Java ダンプ・ファイルには、クラスおよびクラス・ローダーのリストが含まれますが、オブジェクトまたはサイズの情報は含まれません。
ヒープ・ダンプ IBM SDK for Java ポータブル・ヒープ・ダンプ (IBM SDK for Java Portable Heap Dumps) これらのダンプ・ファイルではポータブル・ヒープ・ダンプ (.phd) フォーマットが使用されます。ダンプ・ファイルには、オブジェクト、クラス、およびオブジェクト間のリンクに関する情報が含まれます。 ダンプ・ファイルには、以下の項目に関する情報は含まれません。
  • クラスのフィールドの名前。
  • オブジェクトのプリミティブ・フィールドの値。
  • クラスの静的プリミティブ・フィールドの値。
  • プリミティブ配列の内容。
さらに詳しい情報が必要な場合には、代わりにシステム・ダンプを使用してください。
IBM® SDK for Java バージョン 5.0 以降からのシステム・ダンプ IBM SDK for Java (J9) システム・ダンプ (IBM SDK for Java (J9) system dumps)

システム・ダンプを処理する前に、jextract コマンドを使用してダンプ情報を準備しなければならない場合があります。詳しくは『IBM JVM からのシステム・ダンプの生成』を参照してください。

これらのダンプ・ファイルには .dmp (jextract コマンドを使用してファイルを処理した場合は .zip) のファイル拡張子が付いています。

IBM SDK for Java 1.4.2 からのシステム・ダンプ IBM 1.4.2 SDFF

システム・ダンプが z/OS® オペレーティング・システムで生成された場合を除き、そのダンプを処理する前に、jextract を使用してダンプ情報を準備してください。 詳しくは『IBM JVM からのシステム・ダンプの生成』を参照してください。

z/OS オペレーティング・システムで生成された場合を除き、これらのダンプ・ファイルには .sdff のファイル拡張子が付きます。z/OS オペレーティング・システムでダンプ・ファイルを生成した場合は、.sdff のファイル拡張子を持つようにそのファイルを名前変更してください。



© Copyright IBM Corporation 2011, 2015.
© Copyright 2008, 2015 SAP AG and others. 本製品では Eclipse テクノロジーが採用されています。詳しくは、http://www.eclipse.org を参照してください。