初期分析

メモリー分析用の正確なアルゴリズムはありません。初期分析を行うには、ファイルを開いたときに生成される概要と、ヒストグラム、およびドミネーター・ツリー機能を使用します。 より詳細な分析を行う場合は、レポートと照会を使用します。

このタスクについて

ヒープ・ダンプ・ファイルを開くと、「概説」タブにヒープ・ダンプの最初の分析が表示されます。
ヒント: 以下では、「概説」タブを使用して、オブジェクトを調べ、ヒストグラム・ビューとドミネーター・ツリー・ビューを開く方法を説明します。 ヒープ・ダンプ概要レポート、ヒストグラム・ビュー、およびドミネーター・ツリー・ビューは、ツールバーから開くこともできます。

手順

  1. 概要レポートを調べます。 概要には、ダンプのサイズと、ダンプに含まれるクラス、オブジェクト、およびクラス・ローダーの数がリストされます。ダンプは、そのダンプ内で最も大きいオブジェクトを示す、円グラフで表示されます。マウス・ポインターを円グラフのセクションの上に移動すると、Memory Analyzer ウィンドウの左側の「インスペクター」ペインにオブジェクトの詳細情報が表示されます。「インスペクター」ペインの「値」タブには、nameResolver 拡張ポイントによって生成された値が表示されます。円グラフのセクションをクリックして、そのセクションのオブジェクトで実行できる照会のリストを開きます。
  2. 「概説」タブで、「ヒストグラム」リンクをクリックします。 ヒストグラム・ビューを使用してオブジェクトをグループ化し、それらのオブジェクトのサイズを検証または算出します。あるいは、それらのオブジェクトに対して照会を実行します。 詳しくは、ヒストグラム・ビューの使用を参照してください。
  3. 「概説」タブで、「ドミネーター・ツリー」リンクをクリックします。 ドミネーター・ツリー・ビューを使用して、サイズが特に大きいオブジェクトをいくつか探し、それらのオブジェクトの間の依存関係を調べます。 詳しくは、ドミネーター・ツリー・ビューを参照してください。

次のタスク

さらに詳しい分析を行うには、別のレポートを実行するか、いくつかの手動分析を行ってください。


© Copyright IBM Corporation 2011, 2015.
© Copyright 2008, 2015 SAP AG and others. 本製品では Eclipse テクノロジーが採用されています。詳しくは、http://www.eclipse.org を参照してください。