DB2® マルチシステムでのデータ分散のカスタマイズ

データの配置についてはシステムが担当するため、ユーザーはレコードの実際の所在を 知る必要はありません。ただし、特定のレコードが特定のシステムに常に 格納されるようにしたい 場合は、ノード・グループ属性の変更 (CHGNODGRPA) コマンドを使用して、これらのレコードの所在を指定することができます。

たとえば、郵便番号 55902 のレコードすべてを、Minnesota 州 Minneapolis のシステムに常駐させたい場合を想定します。 CHGNODGRPA コマンドを出す場合は、郵便番号 55902 と、Minneapolis のローカル・ノードのシステム・ノード番号を指定する必要があります。

この時点で、郵便番号 55902 はノード・グループを変更していますが、データはまだ以前と同じ場所に配布されます。 CHGNODGRPA コマンドは、既存のファイルに影響を与えません。区分化ファイルが作成されると、その区分化ファイルは、 そのときのノード・グループの情報のコピーを保持します。ノード・グループは、区分化ファイルに影響を与えずに変更、 または削除することができます。有効にするために再分配されるレコードへの変更では、新しいノード・グループを 使用して分散ファイルを再作成するか、または物理ファイルの変更 (CHGPF) コマンドを使用して、新しいあるいは 更新されたノード・グループを指定することができます。

CHGPF コマンドを使用すると、次のことができます。

注: CHGNODGRPA コマンドを使用して、すでに区分化されているファイルを 再分配する必要があります。CHGNODGRPA コマンドを CHGPF コマンドとともに任意指定で使用すると、他のいずれかのタスクを実行することができます。

『ネットワークにシステムを追加する際の再分配の問題』トピックには、ローカル・ファイルを分散ファイルに変更する方法、または分散ファイルをローカル・ファイルに変更する方法に関する情報があります。