ノード・グループ属性の変更コマンド

ノード・グループ属性の変更 (CHGNODGRPA) コマンドは、ノード・グループのデータ区分化属性を変更します。

ノード・グループに は、1024 の区画を持つ表が含まれます。各区画には ノード番号があります。ノード番号は、ノード・グループの作成時に 割り当てられ、ノード・グループの作成 (CRTNODGRP) コマンドの RDB パラメーターに指定されたリレーショナル・データベースに 対応します。有効なノード番号値と、ノード番号とリレーショナル・データベース名の相関を見るには、ノード・グループの表示 (DSPNODGRP) コマンドを使用します。

CHGNODGRPA コマンドは、指定のノード・グループを使用して作成された既存の分散ファイルに影響を与えません。変更されるノード・グループを使用するには、その変更されるノード・グループを、新しいファイルの作成時、または物理ファイルの変更 (CHGPF) コマンドに指定する必要が あります。Information Center のトピック「制御言語 (CL)」に、CHGNODGRPA コマンドの詳細情報があります。

この最初の例には、ライブラリー LIB1 の GROUP1 というノード・グループ の区分化属性を変更する方法が示されています。
CHGNODGRPA NODGRP(LIB1/GROUP1) PTNNBR(1019)
           NODNBR(2)

この例では、区画番号 1019 が指定され、1019 にハッシュされるレコードは すべて、ノード番号 2 に書き込まれます。これにより、特定の区画番号をノード・グループ内の特定のノードに 指定することができます。

2 番目の例では、GROUP2 という名前のノード・グループの区分化属性 が変更されています。(GROUP2 は、ライブラリー探索リスト *LIBL を 使用して検出されます。) 比較データ値 (CMPDTA) パラメーターに指定された値がハッシュされて、 その結果の区画番号は、既存のノード番号からノード番号 3 に変更されます。(ハッシュと区分化については、『DB2® マルチシステムでの区分化』に説明があります。)
CHGNODGRPA NODGRP(GROUP2) CMPDTA('CHICAGO')
           NODNBR(3)

このノード・グループを使用して作成されたファイルと、 文字フィールドからなる区分化キーを持つファイルはすべて 、'CHICAGO' を含むレコードをノード番号 3 の区分化キーに格納します。区分化キーに複数のフィールドを持つファイルを可能にするために、 最大 300 の値をデータ比較 (CMPDTA) パラメーターに指定することができます。

CMPDTA パラメーターに値を入力する場合は、文字データの大文字小文字 を区別するように注意が必要です。すなわち、'Chicago' と 'CHICAGO' では 同じ区画番号になりません。数値データは、単なる数字として入力する 必要があります。小数点、先行ゼロ 、または後続ゼロは使用しないでください。

すべての値は、区画番号を獲得するためにハッシュされます。これらは 次に、ノード番号 (NODNBR) パラメーターに指定されたノード番号に 対応付けられます。完了メッセージ CPC3207 のテキストは、変更された区画番号 を示します。CHGNODGRPA コマンドを何度も、異なる多数の値に対して出すと、同じ区画番号を 2 回変更する確率が高くなることに注意してください。このことが起こると、最新の変更において指定された ノード番号が、ノード・グループに対して有効になります。