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パティシエぼう然! ワトソン提案のマヨネーズ入り手作りチョコ

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2月14日はバレンタインデー。今回は、日々仕事を頑張る日本アイ・ビー・エムの新入社員が、日頃からお世話になっている上司に、初の手作りチョコをプレゼントするまでの奮闘の物語をお届けします。

 

バレンタインデー、何をつくろう?

今回の主役は2016年4月に入社した安原美理さんです。入社から10ヵ月が経ち、徐々に仕事に慣れ充実した日々を送る。バレンタインデーも近づき、日頃お世話になっている上司の鈴木恭平さんに、感謝の気持ちを込めてチョコレートをプレゼントしようと考えます。

 

バレンタイン1

 

新卒で右も左も分からず失敗ばかりだった私(安原)だけど、鈴木さんに助けてもらったおかげで仕事がだんだんとできるようになってきたんだよなあ。そろそろバレンタインデーだし、お世話になってる鈴木さんにチョコレートを贈ろう!

 

 

 

鈴木さんどんなチョコが好きなんだろうな〜。市販のチョコだとありきたりだし、だからといって普通の手作りチョコをあげるのはなんだか照れくさいしなぁ。何か斬新なアイデアないかな〜?

 

 

 

安原:そうだ、鈴木さんマヨラーだし、マヨネーズを使って美味しいチョコレートを作ってみよう。これは安原、ナイスアイデア!

 

 

 

とは言ってみたものの、マヨネーズを使ったチョコレートのレシピなんて普通ないよね…。そもそもマヨネーズを使ったチョコなんてふざけてると思われるかもしれないし。アイデアはよかったと思うけど、もしかしてこのアイデア私には荷が重いかも?

 

 

 

クックパッドでそれっぽいチョコレシピ探してみるかぁ……んっ? IBM シェフ・ワトソンと一緒につくる新作レシピ? 今まで考えつかなかった食材の組み合わせを提案してくれる……。

 

 

 

シェフ・ワトソンってIBMのアプリがあるじゃん! 研修の時にちょっと使ったことあるし、これならマヨネーズを使ったチョコレートレシピができるかも!?

 

シェフ・ワトソンとは
IBM Watsonのテクノロジーをベースに開発されたアプリ。分子レベルで研究されている食材の栄養情報や世の中に存在するレシピなどから学習を行い、私たちが考えつかなかったような食材の組み合わせやレシピを提案してくれます。使っていくうちに日々の食事内容を学習し、食の好みや健康状態を考慮した一人一人にぴったりなレシピを提案してくれるかもしれません。

 

IBM Watsonについて詳しく知る

 

 

まず料理に「トリュフチョコ」って入力して、材料に「マヨネーズ」を追加……と!

 

 

 

わあ〜本当にマヨネーズを使ったトリュフ・チョコレートのレシピがたくさんある〜。面白いしこれにしてみよう♪

 

実際にマヨネーズ入りのトリュフ・チョコレートを作ってみた

 

 

マヨラー上司のために安原さんはシェフ・ワトソンが提案するレシピを実現するため、知人のシェフに力を借りることにします。やってきたのは御茶ノ水の老舗「山の上ホテル」。

 

山の上ホテル
開業1954年(昭和29年)。アールデコ調でアンティークな内装のクラシックなホテル。川端康成氏や三島由紀夫氏、池波正太郎氏などの「文豪が愛するホテル」として有名。客室35室に7つのレストラン&バー。水出しコーヒーで有名な「コーヒーパーラー ヒルトップ」では、ホテルパティシエがひとつひとつ丁寧に手作りで仕上げた、オリジナルの自家製ケーキが楽しめる。

 

 

 

山の上ホテルの厨房に到着した安原さん。ワトソンが提案してくれたレシピを基に、山の上ホテルの安崎正平(やすざき・しょうへい)シェフと一緒にチョコ作りに挑戦します。肝心の安原さんですが、チョコをつくるのは初めてだそう。果たしてうまくいくのでしょうか?

 

安崎正平シェフ
山の上ホテルのシェフパティシエ。都内の有名フレンチレストランで10年間修行した後、六本木ヒルズクラブでシェフ・ド・パルティエを経て現在に至る。全国大会のあめ細工コンクールで銅賞3回、銀賞2回受賞。ロールケーキで優勝して農林水産大臣賞を受賞。

 

 

安原:安崎シェフ、本日はよろしくお願いします!
安崎シェフ:よろしくお願いします。

 

 

今回の作業の分担はこのような感じ。レシピはシェフ・ワトソンが提案し、材料調達や全体の調理監督は安崎シェフ。実際の調理から上司へチョコの受け渡しを安原さんが担当します。

 

 

 

 

(実際にシェフ・ワトソンが提案したレシピ)

安原:こちらがシェフ・ワトソンの提案したレシピです。マヨラーの上司のために、マヨネーズをアクセントにしたトリュフ・チョコレートが作りたいんです……。でもマヨネーズを材料にしたトリュフなんて作れるんでしょうか。ご指導、よろしくお願いします。

 

 

 

安崎シェフ:マ、マヨ、マ、マヨネーズ?本当にマヨネーズを使うんですか? トリュフ・チョコレートのレシピに使うのはあまり聞いたことがありませんが、とりあえず材料を用意してみましょうか。

 

 

 

本日作るチョコの材料です。シェフ・ワトソンが提案するレシピは36個分でしたが、今回は24個分のレシピの分量に変更しています。

 

● チョコレート:113g
● マヨネーズ:20g
● サワークリーム:47g
● ドライクランベリー:24g
● 砕いたピスタチオ:27g
● 水あめ(コーンシロップの代用):12g
● りんごジュース:20g
● バター:14g

 

酸味が強い材料が並びます。マヨネーズなどワトソンが「お好みで!」と提案するものは、シェフがおおよその感覚で分量を決めています。

 

 

安崎シェフ:僕はもう20年以上チョコレートづくりをやっていますが、経験上このレシピは上手くいくと思いますよ。リンゴジュースやサワークリームを使うというのも面白いです。
マヨネーズが酸味系の性質を持つ調味料なので、それと上手く調和するように選んだんだと思います。いやー、シェフ・ワトソン、なかなかやりますね!

 

 

 

安崎シェフ:最初にバター、水あめ、サワークリーム、りんごジュースを鍋に入れて、火にかけます。沸騰するまで混ぜてください。材料が1つの液体になったら、チョコレートを入れましょう。

 

シェフのワンポイントアドバイス
チョコは空気が入るとポロポロとした食感になってしまいます。美味しいチョコレートをつくるためにはゴムベラを使って混ぜてください。トリュフ・チョコレートのネチッとした食感がでます。

 

 

安原:はーい。

 

 

(カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ)

安原:お、だんだん色が濃くなってきて溶けましたっ。すごーい。チョコっぽい!
安崎シェフ:はっはっは。まあチョコですから。それではいよいよマヨネーズを投入してみましょうか。

 

 

 

安原:お、ついにマヨネーズの出番ですね。

 

 

 

安原:よっと。

 

 

 

安原:チョコレートの分量に対して結構ガッツリ入れるんですね。かなりマヨネーズの匂いも強いし大丈夫ですか?
安崎シェフ:まあ見ててください。

 

 

 

(カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ)

 

 

 

安原:混ざりました〜。
安崎シェフ:いい感じですね。このままシリコンシートの型に入れましょう。

 

 

 

安原:こんな道具があるんですね〜。すごく便利!
安崎シェフ:入れ終わったら冷蔵庫で50分間冷やしましょう。

 

・・・

 

 

 

安原:ジャジャーン!! 固まりました!
安崎シェフ:うん、いい感じですね! では、このチョコを丸めていきましょう。今は固まっていますが、溶けるのは早いので素早く丸めます。

 

 

 

安原:お、匂いがちょっとマヨネーズっぽい。鈴木さん喜ぶかなあ。この時間帯は多分ミーティング中だろうなあ。
安崎シェフ:その相手への思いやりがチョコレートを美味しくするんですよね。

 

 

 

安原:いえーい! チョコが完成しました〜。すぐできちゃいましたね。それでは安崎シェフ、味見をお願いします!
安崎シェフ:まあ見た目はいい感じにチョコレートですね。味は若干心配ですが。

 

 

 

 

安崎シェフ:お、これは……

 

 

 

安崎シェフ:こう来るか!!
酸味があって美味しいですね。シェフ・ワトソン、すごい。最初マヨネーズって聞いて心配だったんですが、上手く味がまとまってて美味しいですよ。なぜ美味しくなったのかは記事の下の方で紹介しましょう!

 

安原:やったぜ。

 

 

 

 

安原:じゃあそれっぽくラッピングして、と。

 

 

 

安原:できました〜。じゃあこれを上司に届けたいと思います。安崎シェフ、本日はありがとうございました!

 

 

 

安崎シェフ:愛情を込めて作ったんできっと上司に喜んでもらえると思いますよ。

 

作ったチョコレート、さっそく上司にプレゼント

 

 

 

バレンタイン当日の2月14日。今日も鈴木さんは真剣に仕事をしています。

 

 

 

安原:鈴木さーん……

 

 

 

安原:鈴木さん! す、ず、き、さん!

 

 

 

安原:はい、日ごろの感謝の気持ちを込めてチョコレートです〜。良かったら食べてくださいっ!

 

鈴木:え、おれ?
安原:そうですよ〜。一生懸命作ったので、受け取ってください。鈴木さんの大好きなマヨネーズも入れてみました☆
鈴木:マ、マヨネーズ? お、おう。ありがとう……

 

 

 

鈴木:マヨネーズか。マヨネーズは好きだけど、チョコレートと組み合せる発想はなかった。見た目は普通のチョコっぽいけど。

 

 

鈴木:(クンクン)酸味のにおい……。あいつ結構マヨネーズ入れたな!?

 

 

鈴木:まあ食べないのも悪いし、食べてみるしかない。いただきまーす。

 

 

(……)

 

 

 

鈴木:ちょっと不思議な味だけど普通においしいぞ!! 市販のチョコとはまた違う、食べたことがあるようでない味がする。なんだか懐かしい味だなぁ。酸味が強めだし、ふわっとほのかにマヨネーズの風味がある気がするけど、クドくなくて柔らかい味わいだ!
安原のように個性的な感じのする良いチョコだな。良い後輩をもったものだ。

 

なぜマヨネーズ入りのチョコは美味しかったのか

 

 

安原:なぜマヨネーズとチョコレートの組み合わせがうまく調和したのでしょうか?
安崎シェフ:長年お菓子作りに携わってきましたが、マヨネーズをチョコレートに入れるという発想はなかったので、最初はレシピに見た時に「これは正直厳しいんじゃないか」と思いました。ただ実際に作って食べてみるとクオリティの高い味となりました。
マヨネーズは酸味とコクがある素材です。サワークリームやリンゴジュースは酸味があり、バターはコクがあります。それらの材料とマヨネーズが上手く調和して、酸味があって斬新だけれど、しっかり美味しいトリュフ・チョコレートになったんだと思います。

 

安原さん:シェフ・ワトソンの提案するレシピはどうでしたか?
安崎シェフ:これまで発想もしなかったレシピだったので、とにかく想像力がかき立てられました。もちろんマヨネーズもそうなんですが、僕らの世界だと普通はドライフルーツをそのままトリュフ・チョコレートに入れません。それをさらっとやってしまうというのも面白いですね。しかも美味しい。
あとレシピの分量もちゃんとチョコの形になるものでした。お菓子って料理と違って(粉や液体など)形のない状態から作るんです。料理だとすでに食材があって、それにどう味付けをするかなんですが、お菓子の場合、分量のバランスが合っていないと形にならないこともあります。
とは言え、シェフ・ワトソンはマヨネーズの分量までは提案せず、あくまで適量としていました。これも実は面白いところで、最終的な分量の調節はつくる人に委ねるというのもポイントでしたね。

 

 

ということで今回のバレンタインデーは無事成功! チョコレートだけでなく晩御飯のアイデアや、オーソドックスな料理から斬新な食材を使った面白い料理までをシェフ・ワトソンは提案します。

 

今回作ったマヨネーズ入りトリュフ・チョコレートのレシピはこちら

 

 

 

鈴木:エクストラ・マヨしちゃお♪

 

 

(おしまい)

 

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