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QRadar: ヒープ・ダンプ・ファイルが原因でシステム・パッチやアップグレードのハングアップが発生しないようにする方法( APAR IJ31074 )

How To


Summary

ヒープ・ファイルは、メモリー不足の問題が発生した時に作成されます。これらのファイルは容量が大きく、貴重なディスク・スペースを占有してしまうことがあります。コアダンプ・ファイルの数が多い場合、パッチまたはアップグレード中のヒープ・ダンプの検査が長時間かかる場合があります。その結果、パッチまたはアップグレードがハングアップしているかのような症状が表れます。この事象が発生すると、次のようなメッセージが表示されます。
(patchmode) Updating: systemd-219-78.el7.x86_64

この技術情報では、この問題を解決するためのステップをご案内します。

Steps

参照事項: APAR IJ31074 QRADAR パッチ・プロセスが「 UPDATING : SYSTEMD-219-78.EL7.X86_64 」のメッセージでハングアップする可能性についての情報
  1. SSH を使用して、root ユーザーとして QRadar コンソールにログインします。
  2. 管理ホスト上でメモリー不足の問題が発生した場合は、SSH セッションを使用して、そのホストに接続します。
  3. 次のコマンドを入力します: 
    ls -lath /store/jheap/*
  4. .core、.dump、または tar.gz の拡張子で 6 kbを超えるファイルを検索します。
  5. ヒープ・ファイルが最新ではない場合は、ファイルを削除または移動することができます。以下はファイルの移動方法になります。
    1. バックアップ・フォルダーを作成します。 
      mkdir -p /store/IBM_Support
    2. すべてのヒープ・ダンプ・ファイルを /store/IBM_Support に移動します。以下は例となります。 
      ​mv /store/jheap/accumulator.accumulator/*.tar.gz /store/IBM_Support
mv /store/jheap/accumulator.accumulator/*.dmp /store/IBM_Support
mv /store/jheap/accumulator.accumulator/*.core /store/IBM_Support
結果: ヒープ・ダンプ・ファイルによるシステム・ハングの問題が発生せずに、パッチまたはアップグレードを続行できます。

Document Location

Worldwide

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Document Information

Modified date:
19 January 2022

UID

ibm16505789

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