QAQQINI 照会オプション・ファイルの作成

各システムは、スキーマ QSYS 内に QAQQINI テンプレート・ファイルを付けて出荷されます。 QSYS 内の QAQQINI ファイルは、すべてのユーザー指定 QAQQINI ファイルの作成時にテンプレートとして使用されます。

ユーザー独自の QAQQINI ファイルを作成するには、オブジェクト複製 (CRTDUPOBJ) コマンドを使用します。QAQQINI ファイルのコピーを QUERY 属性変更 (CHGQRYA) QRYOPTLIB パラメーターに指定するスキーマに作成します。ファイル名は、QAQQINI のままでなければなりません。 例えば、次のとおりです。

CRTDUPOBJ OBJ(QAQQINI) 
          FROMLIB(QSYS) 
          OBJTYPE(*FILE) 
          TOLIB(MYLIB) 
          DATA(*YES) 

システムで提供するトリガーが QSYS 内の QAQQINI ファイルに付加されるため、 QAQQINI ファイルをコピーする唯一の手段は、必然的に CRTDUPOBJ CL コマンドになります。 CPYF などの他の手段が使用されると、トリガーが破壊されます。オプション・ファイルを検索できない、またはオプション・ファイルを更新できないというエラーが出されます。

QAQQINI ファイルにトリガー・プログラムが添付されているため、以下の CPI321A 通知メッセージは、ファイルを作成するために CRTDUPOBJ CL を使用する際に、ジョブ・ログに 6 回表示されます。これらのメッセージはエラーではありません。 これらは単に、通知メッセージです。

CPI321A 情報メッセージ・ライブラリー &1 のトリガー QSYS_TRIG_&1_QAQQINI_00000&N がライブラリー &1 のファイル QAQQINI に追加された。 アンパーサンド変数 (&1, &N) は、ライブラリー名または数値変数のいずれかを含む置き換え変数です。

注: QSYS 内のファイル QAQQINI は、変更しないことを推奨します。 このファイルはオリジナルのテンプレートで、使用するために、QUSRSYS またはユーザー指定ライブラリーに複写されます。