IBM i 7.4 の新機能
このトピックでは、IBM® i 7.4 のトピック集に加えられた変更点を中心に説明します。
本書で説明している主要な新機能には、以下のものが含まれます。
- MD5、SHA1、SHA-256、および SHA-512 アルゴリズムを使用した新しい HASH 関数: HASH_MD5、HASH_SHA1、 HASH_SHA256、および HASH_SHA512。 以前 HASH という名前であった関数が、HASH_VALUES に名前変更されました: HASH_VALUES
- Db2 ミラーの新しいトリガー属性: CREATE TRIGGER, ALTER TRIGGER
- デフォルト値のみを含む行の INSERT: INSERT
- SET transition-variable ステートメントが assignment-statement に併合されました: 割り当てステートメント
さらに、以下の機能拡張は、初期リリース 7.3 以降の新機能です。
- 新しい OLAP 関数: PERCENT_RANK: OLAP 指定
- IS JSON および JSON_EXISTS 述部: IS JSON 述部 および JSON_EXISTS 述部
- LISTAGG 集約関数: LISTAGG
- DECFLOAT_FORMAT スカラー関数: DECFLOAT_FORMAT
- JSON パブリッシングおよびスカラー関数: JSON_ARRAYAGG、JSON_OBJECTAGG、JSON_ARRAY、JSON_OBJECT、JSON_QUERY、および JSON_VALUE
- EXTRACT 関数のオプションが追加されました: EXTRACT
- LTRIM および RTRIM 関数が 2 番目の引数をサポートします: LTRIM および RTRIM
- NOW 関数でオプションの精度を使用できます: NOW
- REPLACE 関数の 3 番目の引数はオプションです: REPLACE
- VARCHAR_FORMAT が、マイクロ秒とミリ秒の 2 つの新しいタイム・スタンプ形式ストリング・エレメントをサポートします: VARCHAR_FORMAT
- JSON_TABLE 表関数: JSON_TABLE
- LIMIT と OFFSET の制限が除去されました: fetch-clause および offset-clause
- ネストされた表の式、表関数、JSON_TABLE、XMLTABLE、 および UNNEST の表相関名はオプションです: table-reference
- 関数を STATEMENT DETERMINISTIC として定義できます: CREATE FUNCTION (外部スカラー)、CREATE FUNCTION (外部表)、CREATE FUNCTION (SQL スカラー)、 CREATE FUNCTION (SQL 表)
- SQL プロシージャーまたは関数内の非修飾の関数、変数、およびタイプは、 SYSROUTINEDEP に CURRENT PATH の値を記録します: CREATE PROCEDURE (SQL)、CREATE FUNCTION (SQL スカラー)、 および CREATE FUNCTION (SQL 表)
- CREATE TRIGGER で動的ステートメントが 3 パートの名前を使用できます: CREATE TRIGGER
- DELETE および UPDATE で ORDER BY、FETCH、および OFFSET を使用できます: DELETE および UPDATE
- スキーマでの GRANT および REVOKE: GRANT (スキーマ特権) および REVOKE (スキーマ特権)
- INCLUDE ステートメントが SQL プロシージャー、関数、およびトリガーにサポートされました: INCLUDE ステートメント
- SYSPARTITIONSTAT が部分トランザクションに関する TEXT 値と情報を戻します: SYSPARTITIONSTAT
- SYSPROGRAMSTAT がモジュール名を戻します: SYSPROGRAMSTAT
新規情報または変更情報の見分け方
技術上の変更が加えられた場所を見分けるのに役立つように、Information Center では以下のイメージを使用しています。
- イメージにより、新規または変更された情報の開始点を示します。
- イメージにより、新規または変更された情報の終了点を示します。
今回のリリースの新規情報または変更情報に関するその他の情報は、プログラム資料説明書を参照してください。