RECORD_LOCK_INFO ビュー
RECORD_LOCK_INFO ビューは、区画のすべてのレコード・ロックに対して 1 行を返します。
このビューの列に返される値は、Retrieve Record Locks API で返される値に密接に関連しています。 詳しくは、API を参照してください。
このビューを照会する際には、システム資源の過剰使用を回避するために、WHERE 節を使用して結果セットを制限する必要があります。
次の表は、ビューの列について説明しています。 システム名は RCD_LOCK です。スキーマは QSYS2 です。
列名 | システム列名 | データ・タイプ | 説明 |
---|---|---|---|
TABLE_SCHEMA | TABSCHEMA | VARCHAR(128) | スキーマの名前。 |
TABLE_NAME | TABNAME | VARCHAR(128) | テーブルの名前。 |
TABLE_PARTITION | TABPART | VARCHAR(128) | ロックされたレコードが入っている表パーティションまたはメンバーの名前。 |
SYSTEM_TABLE_SCHEMA | SYS_DNAME | VARCHAR(10) | スキーマのシステム名 |
SYSTEM_TABLE_NAME | SYS_TNAME | VARCHAR(10) | 表のシステム名 |
SYSTEM_TABLE_MEMBER | SYS_MNAME | VARCHAR(10) | ロックされたレコードが入っているメンバーの名前。 |
RELATIVE_RECORD_NUMBER | RRN | BIGINT | ロックされたレコードの相対レコード番号 (RRN)。 |
LOCK_STATE | LOCK_STATE | VARCHAR(8) | レコードのロック条件。
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LOCK_STATUS | STATUS | VARCHAR(9) | ロックの状況。
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LOCK_SCOPE | LOCK_SCOPE | VARCHAR(10) | ロックの有効範囲。値は次の通りです。
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JOB_NAME | JOB_NAME | VARCHAR(28) | ジョブの修飾名。 |
THREAD_ID | THREAD_ID | BIGINT NULL 可能 |
ロックに関連したスレッド。
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LOCK_SPACE_ID | LOCKID | BINARY(20) NULL 可能 |
LOCK_SCOPE 列の値が LOCK SPACE で、ロックがスレッドによって待機されている場合、ロックが待機されているロック・スペース ID 値が入ります。 それ以外の場合は、NULL 値が入ります。 |
例
SALES テーブルを更新しているジョブを確認します。
SELECT JOB_NAME, COUNT(*) AS ROWS_UPDATING
FROM QSYS2.RECORD_LOCK_INFO
WHERE FILE_NAME = 'SALES' AND
LIBRARY_NAME = 'TOYSTORE' AND
LOCK_STATE = 'UPDATE'
GROUP BY JOB_NAME
ORDER BY ROWS_UPDATING DESC